電話帳からご相談

 今はインターネットを使って色々な情報を収集できますが、インターネットを使えない方もいらっしゃいます。
 
 今日、今はまだ元気ですが、ご両親の将来の葬儀について調べているという方からお電話をいただきました。
 話を伺うと、電話帳で何社も問い合わせているとのこと。
 その中にセンターの名前があり、センターはどういうところなのか、葬儀社を紹介するというのはどういうことなのか、など色々とご質問をいただき、色々と話をしたうえで、葬儀社をご紹介させていただきました。

 センターの存在をネットでお知りになった方は、ホームページに目を通して下さっている方が多いので、センターがどのような活動をしているのかを分かったうえでご相談を頂くことが多いので、すぐに葬儀のご相談に入ることができるのですが、葬儀社を紹介する、という事自体もよくわからないという方へ、まず、センターのことをわかりやすく手短かに説明する、ということが意外と難しいと改めて感じました。

 どのような状態の方であっても、まずは安心して相談していい所だと分かって頂けるように、もう少し頭の中を整理しなくては、と少し初心に戻った気持ちになりました。
 

今週は5社の葬儀社さんへ訪問してきました。

 今週、2日間で5社の賛同葬儀社のところへ訪問し、色々とお話を伺ってきました。
 一社一社の距離が離れていたり、葬儀社の都合もあるので、一日で何社もまわれないのが残念です。

 各社、また、担当者ごとに、それぞれ個性があり、「このようなご希望の方にはこんな社を紹介したい」などが思い浮かび、とても有意義な時間を過ごすことができました。
 
 ご相談者の要望やそのときの状況は様々で、センターではご相談のやりとりを経て、ご要望に合いそうな葬儀社をご紹介させていただいていますので、担当者がどのような人なのか、また、会社はどんな感じなのか、ということを把握しておく必要があります。

 ご相談者によっては、小回りが利く若いスタッフがいる所がいいと感じる方もいらっしゃいますし、逆にベテランの担当者にすべてを任せたいと考える方もいらっしゃいますので、簡単に『安心な葬儀社』、『いい担当者』という一括りでご紹介できるものではないな、と思います。

 これからも、少しでも良いご紹介ができるように、葬儀社さんの所にお邪魔させて頂きます。

お元気なうちに。

 先日、お元気だった友人のお母様が脳出血で倒れて入院し、万が一のことが身近になってきた、と相談がありました。
 友人は万が一の時に慌てないように、という事だけではなく、今のうちに出来ることはやっておきたいとのこと。
 お父様はすでに他界されていて、お母様の葬儀は離れて暮らす長女である友人がすべて取り仕切らなくてはならない状況で、普段は仕事もあり、平日はなかなかお母様の所に行けない状態のため、何もわからず不安になっているとの事でした。

 休みの日には、お元気だったころに聞いた話を頼りに、実家に帰って生命保険の証券や印鑑、預金通帳などを探したりなどはやっているそうですがなかなか見つけられず、キャッシュカードは当のお母様が暗証番号を覚えていないそうで、医療でかかる費用や万が一の時の葬儀代もおろせない!と困っていました。
 また、お母様の交友関係もわからず、お母様のことはすべて任されていて決定権がある立場であっても、判断に迷い、聞いておけばよかったと思うことがいろいろ出てきたと言っていました。、

 最近では終活ということでご自身の将来について考える方も多くなっているようですが、気になりつつもなかなか行動に移せない方もたくさんいらっしゃると思います。
 また、友人のお母様のように、急に倒れ、何も聞けない状況になることも・・。

 子供が親と葬儀の話しをすることに抵抗がある方も多いと思いますが、他のご相談では「元気な時にここの斎場はいいな、と言っていたので、そこで葬儀をやってあげたい」とおっしゃるご相談者もいました。
 普段の何気ない会話の中にも残された家族が判断に迷わないで済むヒントがある事もあるようです。

 私はこのような仕事をしているので今まで親と葬儀のことは色々話してきたつもりでしたが、先のことを考えるとまだ判断に迷う事もあり、聞きたいこともあるのですが、両親も高齢になり、病気を患っている今、葬儀の話しはしづらくなってきました。

 お元気なうちに、気になることは何気なく聞いておくと、残された家族は選択肢が狭まって判断がしやすくなるかもしれません。
 

喪主の立場じゃなくても・・。

 「本当に葬儀社の担当者にはよくやっていただきました。〇〇さんの良かった点は一日あっても話しきれないくらいです!」
 以前、事前相談でセンターへご連絡いただいた方から、ご葬儀後にご報告いただいた感想です。

 ご相談者は次女様のご主人でご自分には決定権はありませんが、という話から始まったご相談でした。
 あまり口は出せない立場ですが、とおっしゃっていましたが、話を伺うと、葬儀を出すのは皆さま初めての事だそうです。
 一人でも詳しい方がいらっしゃれば、皆様にとっても心強いかと思いますし、ご長女様のご意向も踏まえて、皆様でご検討して頂くことをお勧めし、ご葬儀の際はご家族皆様で心のこもったご葬儀で義母様をお見送りになりました。

 その時に対応した葬儀社の担当者は、それまでにも、親切で話をよく聞いてくれると評判がよく、このご相談でも事前相談の段階から丁寧に対応して頂いたとの事。
 ご葬儀の際、ご家族の何気ない雑談の中に「桃が大好きだったから用意してあげたかったけど、桃の季節は終わっちゃったから・・」という話が耳に入ったそうで、ご葬儀の日に担当者が桃を用意してくださったとのことです。
 ご家族は、用意して頂いた桃に大喜びだったそうで、ご葬儀後にご相談者からいただいたご報告では、家族の葬儀という事だけでなく、感動して涙がでました、とおっしゃっていました。

 後日、センターから担当者へ報告の連絡を入れた際、担当者は「たまたま桃が好き、と聞こえたので、少し探したらすぐに見つかったので用意できたんですす」と控えめにおっしゃっていました。

 小さなことでも、ご家族にとってはとてもうれしいサプライズだったようです。
 ご家族の要望を少しでもくみ取ろうという気持ちがないとなかなかできないことかもしれません。

 「良かった点は一日あっても話しきれない」という感想は、最初、ご自身の立場で葬儀について調べることを心配されていたご相談者にとっても、無事に良い葬儀を行えたことで安心された気持ちも含まれているな、と感じました。

やり残していること・・

 今年も残りあと1か月になってしまいました。
 これから気ぜわしい1か月が始まりますが、やり残していることが沢山・・・。
 
 一番気になっている「やり残していること」は、思った以上にサイトの勉強に時間がかかってしまっていることから、行きたかった葬儀社さんや斎場への訪問が後回しになっていることです。
 一度出かけると一日仕事になってしまうため、なかなか予定を組めずにいたのですが、そうも言っていられません。
 今日も、以前お伺いしたいことを伝えていた葬儀社さんから、「いつでもいいのでお越しください、会館の案内もしますよ」、とご連絡を頂きました。せっかくなので、是非お邪魔させて頂こうと思います。

 12月は、葬儀社さんも忙しくされている時期ですが、合間の時間をいただいてお会いできればと思います。
 
 葬儀社の担当者のお話を聞いたり、斎場に訪問させて頂いて、自分の眼で見ることは、ご相談者に良いご紹介をさせていただくためにとても大切な事だと思っています。
 
 暑いよりも寒いくらいの方が出かけやすい私としては、今が動きやすい季節、暖かい部屋での内勤で体もかなりなまってきているので、身体を動かすいいきっかけにもなります。
 
 

事前相談のタイミングは?

 葬儀の事前相談は余命を知らされてからするのが普通ですか?というお問い合わせがありました。
 ご家族のどなたかがご入院され、万が一のことを考え始めたという方からのご相談です。
 ネットで葬儀社のことを調べ始め、色々見ていくうちに、葬儀社をネットで決めてしまっていいものなのか、と心配になってしまったとのこと。
 調べれば調べるほど、その葬儀社の実態などが分からなくなってしまったそうです。
 まだ余命を宣告されたわけではなく、すぐに葬儀社を決めなくてはならないという状況ではない場合、事前相談はやはり余命を宣告されてからするものですか?というご質問をいただきました。
 
 事前相談はどの時期から始められても大丈夫です。
 ・今は元気だが、親が高齢なので
 ・ご自身の将来のためのご相談
 ・身内の者が入院し、いざという時に慌てたくなくて
 ・余命を宣告された
 ・危篤の連絡を受けた
 など、事前相談をする理由やタイミングはそれぞれで、ご葬儀の事が心配になったタイミングでご相談されることが多いようです。

 また、事前相談でも、具体的に葬儀社を決めてしまいたいと考える方もいらっしゃれば、まだ葬儀社を決めることには抵抗がある、葬儀のことを進めていく気持ちになれない、という方もいらっしゃいます。
 ご対象の方が頑張っているのに葬儀社の担当者と直接やり取りする気持ちになれなくて・・と、センターとのやり取りだけで事前に葬儀社をお決めになる方もいらっしゃいます。

 小さな不安を取り除くだけでも気持ちが少し軽くなることもあると思います。
 センターではそれぞれのご相談者のお気持ちに合わせて対応していますので、葬儀についての心配事や不安なことがありましたらいつでもご相談いただければと思います。

信頼できる担当者に・・。

 「私、おせっかいすぎるんですよね、求められてもいないのに勝手に体が動いちゃって」、
 以前、女性の担当者の方からこんな話をお聞きしました。
 たしかに、ご葬儀の立ち合いに伺った時も、「足元寒くないですか?」と言いながらご高齢の方にひざ掛けを差し出したり、ストッキングが伝線しているのを見つけ、そっと替えのストッキングをお渡ししていたり、など、ずっと動いていました。
 
 センターが立会いで行っているからというわけではなく、どうやら誰も見ていないところでもその一生懸命な想いがあるようで、ご葬儀の前日に故人様のお名前を想いながら折り紙で馬を折り、「明日のご葬儀も無事に終えることができますように」とお祈りして、ご家族の許可を得られると、その馬をお棺の隅の方に入れさせていただいているとのこと。周りからは「そこまでしなくてもいいのに」と言われることがあるそうすが、自分がやりたくてやっていることなので、とおっしゃっていました。

 葬儀社にとっては慣れている葬儀でも、各ご喪家の方にとっては一度きりの大切なお別れの場です。
 信頼できる担当者に対応して頂くことは、ご満足につながる一番大切な所なのかもしれません。

昼夜の寒暖差が激しいので・・・

 寒暖差のせいで体調が思わしくなくなっている方も多い季節ではないでしょうか。
 暖かい日の翌日は急に気温が低下、部屋と外の温度差も大きく(部屋の方が寒かったりするときがありますね)、何を着たらいいか分からなくなってしまいます。
 今日も東京もそんな感じの気温でしたね。

 葬儀に参列される際、特に女性の方は上着をどうしようか、足元はタイツ?ストッキング?、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 以前、丁度この時期に葬儀の立ち合いに伺ったとき、日中は日が当たり、汗ばむくらいの暖かさでしたが、お通夜の時間には日も暮れて冷え込んできました。外にいると膝ががくがく震えるほどに・・・。
 式場内は暖房が入っていて暖かくて良かったのですが、ご葬儀が終わって式場をでると寒すぎるくらいに気温が下がっていて、駅までの距離も長く、電車でお帰りになるご高齢の方が心配になりました。

 夜は冷え込みますので、お通夜でご参列される際には、暖かさを優先していただければと思います。

迷われている方には・・・

 ご相談者の方がおかれている状況や立場、ご要望も様々で、一遍通りのアナウンスでは不安を解消できない部分も出てくるのではないでしょうか。

 センターに御相談いただく方の中には、センターに御相談される前の段階にご自身で問い合わせをしてみたけれどよくわからなくなってしまってて・・とおっしゃる方も多いです。

 資料見積もり一括請求などで送られてきた資料は自分の希望するもの以外のたくさんの資料が届き、混乱してしまう、また、何社もの葬儀社から電話がかかってきて、どこと何を話したのかわからなくなってしまって・・とおっしゃる方もいらっしゃいました。
 送られてくる資料に目を遠し、複数の葬儀社からかかってくる電話に対応できて、ご自身で選択できる方はそれでいいのかもしれませんが、忙しい方や事前相談をためらっている方、迷っている方などにとってはもやもやが増えてしまう事もあるかもしれません。

 センターでは、ご相談者一人一人の状況に合わせてご相談の対応をさせていただいていますので、そのご相談者が欲しいと思う情報以外は混乱の元になってしまうような情報は除いています。

 例えば、直葬を希望されている方に通夜料理の資料は不要だと思いますし、逆に一般葬を希望されている方に直葬の資料はいらないと思います。
 ご相談のやり取りの中で、家族葬にするか、一日葬にするか、やっぱり直葬になってしまうかも・・・と迷われている方には、ご相談のやり取りの中で、ご相談者が一番に優先したいご要望を踏まえ、やり取りの中でアドバイスをさせていただきながら、出来るだけご相談者の状況、ご要望にピンポイントで進めて行こうと思い、対応させて頂いています。

 

安心していただくために

 事前相談では、初めての葬儀ということで、殆どの方がモヤモヤと漠然とした不安をお持ちです。
 不安の具体的なものは何なのかご本人もよくわからないという事も多く、やり取りの中で一つ一つが明確になり、不安に思っていたことが少しずつ解消されてくると、ご安心いただいた雰囲気が伝わってきて、こちらも安心いたします。

 小さなこと、こんなこと聞いていいのか、常識から外れてる?など、不安の要素がどのようなものなのかはそれぞれですし、ご葬儀ごとは個人的な内容も伴いますので、やりとりでは、お話を伺いながら何が不安なのかを見つけて、少しでも解消していただければと思います。
 
 具体的に何が不安なのかわからなくても、よくわからないことが不安になっていることも多いように思います。
 
 ご相談者の方が、より安心できるよう、更に勉強していく必要があるな、とご相談の度に感じます。