あさがお葬儀社紹介センターとは

 これまで葬儀社の紹介に先立って、ご依頼者のお話を伺っていて、ご依頼者がお尋ねになることで多いのは、費用に関することと、流れに関するものです。

 費用については、「だいたいどれくらいかかるものでしょうか?」というようなものから、「総額で○○万円を考えていますが、これですべてまかなえますでしょうか」「費用をあまりかけたくないのですが、どうすればいいのでしょうか?」

 また、「流れ」については、「万が一のときは、どのようにすればいいのでしょうか?」「事前に準備しておくことは、何かあるのでしょうか?」

 こうしたことを当センターにご質問になる根底にあるものは、葬儀社に直接話を聞いたり交渉することへの不安、もっと言えば、葬儀社への不信感があるのではないかと、思っています。

 世間で問題が起こっているように、「何の準備もしていず、病院で紹介された社に任せたらとてつもなく高かった」や「見積書もなく、いざ請求の時に請求書を見たらビックリした」、「見積りが安いと思って依頼したら、追加とかオプションとかで請求金額が膨れ上がって結局高いものについた」・・・、マスコミなどが取り上げる情報が背後にあることもまた確かです。

 ともあれ、ご依頼者の側にしてみれば、「自分の無知につけ込まれて足元を見られるのではないか、葬儀社の都合のいいようにされるのではないか」というところでしょう。

 あさがお葬儀社紹介センターは、 こうした不安や問題がおこっていることに対する一つの解決方法として、非営利第三者機関として設立されました。

 センターが、依頼者と葬儀社の間に入ることにより、たとえ、ご依頼者が葬儀に関する情報を持たない中で葬儀社とやり取りをしても足元を見られることのないような仕組みにしています。さらに、各葬儀社の特徴を調査・把握していますので、それを踏まえて、ご依頼者の要望・予算に合った適切な葬儀社で納得のいく葬儀をあげられるようにしています。

あさがお葬儀社紹介センター

 ↑↑↑ あさがお葬儀社紹介センターの本体のホームページになります。

ご夫婦で事前相談

 年が明けてまもなく、「自分達夫婦のお葬式のことで」というご相談を電話で頂きました。
 今は2人とも健康ですが、高齢ですので、子供達のためにも準備をしておきたいとのことでした。
 以前、お母様を見送った時、駅から斎場までが遠くてお断りした経緯があるので、交通の便利な小田急線沿線の駅近くの式場がご希望とのこと。
 20年前に霊園墓地を購入済みなので本当は無宗教でも良い位。お墓もありがとうの文字で本名でやりたい位なんですとおっしゃっていました。
 他のことは質素に、ただ葬儀に来ていただいた方には、お料理だけは十分堪能してもらいたい。お返しも会葬者は身内だけですので、礼状とお清めのお塩で十分ですとのご要望でした。

 早速、家族葬を得意とする地元の賛同社に連絡して、見積りをお願いしてみました。
 ところがこの地域にはあいにく駅近くに民営の小規模貸斎場が見当りません。その旨で依頼者とのやり取りの後、結局火葬場併設の大和斎場での見積りをお出ししました。
 大和斎場は小田急線南林間駅からタクシーで10分余り。以前立会いで伺った時は1000円前後でした。
 依頼者の奥様から、早速ご主人の車で斎場を見に行きますとの連絡が入りました。
 その後、葬儀社の担当者と連絡をとり、先日大和斎場の下見に行かれたそうです。
 式場を見学され、見積りでは小ホールでしたが、「実際の時は2万円の差だから空いている式場何処でもいいわね」ということになったようです。
 式場が綺麗なのが気に入られ、骨壷も好みの青磁のものに変更され、大食漢のお孫さんのためにお食事をワンセット追加されました。
 ご自分達の目で確かめ、より具体的なことを一つ一つ決められ、これで安心しましたとお2人共とても晴れ晴れとした表情でしたと担当者は話していました。
 「こんなことがお話しになれるのも、お元気な証拠ですね」と思わず担当者が問いかけると「何しろ前に亡くなった母は100歳まで生きましたから」とお2人の笑顔が返ってきましたとの由。
 
 

家族葬で行われた葬儀の具体的な相談からの流れ

 「今、病院で母が息を引き取りました。前にインターネットで調べてそちらを知ったので、電話をしていますが、葬儀社を紹介してくれますか」と連絡がセンターに入りました。

  松戸市在住のお母様がお亡くなりになり、転勤で広島在住のご長男からのご相談です。
 「病院から何時ごろ、お引取りにいらっしゃいますかと言われている」と慌てていましたので、まず、あわてる必要はないので落ち着くことが大事だとお伝えし、その場でご要望を整理していきました。
 その結果、1、会葬者は近親者だけで多くて20名位にし内々だけの家族葬でやりたい。2、二年前父が亡くなった時、大手葬儀社に頼み、かなり費用が掛かったので、できるだけ費用がかからないようにしたい。3、松戸の近辺の斎場。4、自宅には安置ができないので葬儀社で安置ができるところ。5、仕事の都合上、できるだけ葬儀を急ぎたい。というようになりました。

 ご要望に合う葬儀社を、すぐ紹介し、直接、お話をしてもらい、その社に依頼することになりました。すぐに病院へお迎えにあがり、自社の安置所に搬送しました。斎場は、しの田会館で翌日には通夜、翌々日には松戸市斎場において火葬の運びとなりました。

 センターの価値がより発揮されるのは、こうした緊急の場合だと思っています。こうした場合、当センターの担当者が、どんなに当事者の方に慌てないで下さい、といっても、冷静になってもらうのはとても難しいものです。これが、病院という特殊な状況の中で頼る人がいないような場合には、なおさら、どうすればいいのかということで慌ててしまうでしょう。

 慌てて冷静でない中、そして不安な状況の中、葬儀社選びを状況の流れの中で運任せにして最悪の事態になったということもよく見聞きするところです。成り行き任せで後悔するよりも、センターはそういう状況の中でも適切な葬儀社を紹介するための仕組みをつくっていますので、費用面も含めてはるかに良い葬儀に結びつきます。