忙しくされている方にとって・・・。

 ご葬儀という大事を終え、ほっと一息つきたいところではあると思いますが、ご家族にはご葬儀後の様々な手続きが控えています。
 ご葬儀後の手続きには期限が短いものもありますので、早いうちに行なって頂いた方が良いことではあるのですが、多くの項目があり整理されるのも大変かと思います。
 葬儀社では、ご葬儀後の手続きについての説明もしてくれますので、わからないことなどはその都度、葬儀を担当された葬儀社さんにお聞きいただくと分かりやすいかもしれません。

 先日、事前相談で対応させていただいているご相談者より、事後の手続きについての一覧表はないですかとのご質問をいただきました。
 ご相談者は普段からお忙しくされていらっしゃる方で、弔事とはいえ、会社もそんなに休むことができないため、事前にできることは時間がある時に出来る限り済ませておきたいとのこと。
 ご相談者ご自身でも、インターネットや書籍などでお調べになられたそうですが、手続きだけではなくご葬儀後のしきたりなどに触れているため、手続きしなくてはならない事だけが一覧になっていてわかりやすいものがあるといいと思われたそうです。
 結果、ご紹介させていただいた葬儀社の担当者が用意してくださり、受け取りましたとのご報告をいただきました。
 これから少しずつ、用意できるものは用意し、記入できるところは記入して備えておきたいとおっしゃっていました。

 近年、お香典返しをご葬儀の日に済ませてしまう「即日返し」というやり方を選ばれる方が増えています。
 お香典返しは、名簿を作り、品物を選んで注文・・・・など、特に数が多い場合にはとても手間のかかる作業になりますが、ご葬儀の日に済ませてしまう事でその手間がなくなるということから、ご葬儀を終えた後にも手続きなどで忙しくなるご家族にとってはありがたい方法であると思います。

 葬儀のあとの手続きなんだから、そんなに急がなくても・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはひとそれぞれで、普段からとても忙しくされている方にとっては大切な事なのだと思いました。

デリケートな質問・・。

初めてセンターへ電話でご相談をされる方は、まず、なにから話したらいいのか、どうやって相談をしたらいいのかなど、最初の切り出しで迷われてしまう方がいらっしゃいます。
 まず、センターがどのような対応をしてくれるところなのか、どうやって葬儀社を紹介してくれるのか、など、大きな心配を抱えている状態のなか、葬儀の不安について、知らない人に初めて相談するわけですからそれも当然なことで、センターでは出来る限りご相談者が話しをしやすくなるような対応ができるよう心がけています。

 ご相談のやりとりでは、ご相談者のご要望をお聞きすると同時に、センターからも質問をさせていただくのですが、事前のご相談で葬儀社を紹介してほしいとご相談される方の中には、『ご対象の方が頑張っている時に葬儀のことを相談するなんて・・・でも、万一の時にはきちんと送ってあげたいし・・・』という、とても複雑なお気持ちの状態でいらっしゃることも多く、また、葬儀のご相談にはデリケートな内容も含むため、私の場合、デリケートな内容であるがゆえに、質問の内容をオブラートに包み過ぎてしまい、ご相談者に伝わりづらくしてしまったことがありました。

 センターへご相談される方は、『葬儀社を紹介してほしい、葬儀について分からない事を知りたい』という気持ちでセンターへ相談しているということをまず意識しなくては・・と、反省です。

対応できない地域の方からのご相談・・。

 当センターは、主に首都圏を中心に活動しておりますが、時々対応地域外の方からご相談を頂くことがあります。

 何カ月か前、近畿地方の方からお母様の状態が心配なのでとのご相談がありました。

 以前お父様のご葬儀の際に残念な思いをされた事、また、その際にお願いした寺院とのしがらみで今も悩んでいる、母の葬儀の時には来る人も少ないので簡素に行ないたいので、小さな葬儀でも親切に対応してくれる葬儀社を紹介してほしいとのこと。
 対応地域外でしたので、具体的なご紹介はできないことをお伝えしたうえで、どこの地域でも共通であろうと思う、ご自身で葬儀社を探すために、葬儀社を選ぶことが大切だということ、葬儀社を選ぶにあたって、気をつけて頂きたい事などの話しをさせていただきました。

 お葬式は地域によって風習やしきたりがあり、少し離れている地域というだけでやり方が全く違うという事もあります。
 心配な状況にある方からのご相談に、具体的なご紹介という対応が出来ないことはとてももどかしい思いもあるのですが、センターではスタッフがわからない地域や対応面での確認ができないようなところにおいて無責任な対応はできないと思っているため、広範囲の対応ではなく、地域を絞った深い情報を持って対応させていただいています。

担当者との話し。

 先日、横浜に行ってきました。 賛同葬儀社さんのところへのご挨拶と、葬儀会館の見学です。
 
 出かける前の段階で、せっかく行くのだからと、できるだけ無駄がないように計画を立てるのですが、その段階で、どこから行っても今回はかなり歩くことになりそう・・・。

 案の定、まともにたどり着いたとしても時間がかかるうえに、迷ってしまったため、更に時間がかかってしまい、おかげさまで、普段デスクワークでなまりきっている身体に、そうとうな運動をさせていただきました。

 ご相談の際に葬儀社さんと話しをする際、ほとんどの場合は用件のみとなりますが、実際にお邪魔して話しを聞くと、普段とはまた違った話しが聞けるので勉強になります。
 対外的には出来ないとしていることでも、ご事情によっては・・・・など、担当者の「なんとかしてあげたい」という気持ちを直接聞くことで、改めて気持ちの深さに気がついたり、自社斎場の説明でも「ちょっと不便かな・・」と思うようなところへの対処を実際にその場所で感じることが出来るのも、実際に行くことの大きなメリットだと思います。

 そして、数年前に出来たばかりの新しい葬儀会館も見学させていただきました。
 会館のスタッフの方が丁寧に全ての部屋を案内してくださり、会館の方ならではのお話しもお聞きしました。

 せっかく見たり聞いたりした経験ですから、ご相談に活かせるようきちんと整理しなくては。
 まだまだ行く所がたくさんあります。

無事に終えられた事が満足と・・・。

 昨日は趣味で通っているキルト教室に行ってきました。
 2週間前のレッスンの日、義弟さんのご葬儀でお休みしていた先輩が来ていて、チクチク針を刺しながら、お葬式の話しが続きました。

 その先輩、「うちのおばあちゃん(義母)のお葬式の時は家族だけでやったから○○○万円くらいでできたけど、義弟はまだ60代で若かったし、田舎だからいろいろ大変だったみたいよ。お料理もずいぶんいいのが出てたから結構かかったんじゃないかな。」と言っていました。

 おばあちゃんのご葬儀のことは数年前に話しを聞いていましたが、その時はご葬儀後すぐの時期だったので、あまり詳しい話しは遠慮していたのですが、改めて聞いてみると、「うちの家族と義姉の家族だけだったから全部で9人、菩提寺もないし、お経は納骨の時でいいと思ったからお坊さんには来てもらわなかったのよ。ちょこっと花をかざってもらって、お返しなんかは家族だけだからいらないし、食事も9人ばっかじゃ頼むのも悪いと思って葬儀屋さんには頼まないで、終わってからみんなで近くのレストランに食べに行ったのよ。」と。

 おばあちゃんが亡くなってすぐ、「葬儀屋さん、どうしようか!」ということになり、たまに買い物で通るところにある葬儀屋さんを思いだしてお願いしたとのことでした。
 「打ち合わせの時は、聞いてもよくわからなかったけど、まあ、みんなそうしているのなら・・と、今思えば勧められるがままだったかもね~・・」と。

 家族だけ9名で食事もお返し物もなく、お経もないご葬儀にしてはちょっと費用がかかりすぎかも・・と思いましたが、ご葬儀自体に不満はないようで、無事に葬儀を終えられたことに満足されている様子でした。

 お葬式において、どこの部分が満たされれば満足と感じるのかは、人によってそれぞれだと思います。
 センターへご相談される方のご要望もまたそれぞれです。

防寒対策

 暖冬と言われていたとおり、いつもの冬に比べてヒーターも半分くらいの使用量で過ごせていましたが、ここ1週間ほどの寒さで暖房全開になりました。
 乾燥もひどく、のどがガラガラしています。

 冬のご葬儀では、ご会葬に行かれる方もかなりの寒さ対策が必要になると思います。

 最近の斎場では、受付が室内でできるような所も増えていますが、ご会葬者が多い葬儀などでは、外に並んでお焼香の順番をお待ちにならなくてはならないこともあります。
 大型ストーブを置いている事もありますが、この寒さの屋外ですから、温かいのもストーブの周りだけだったりしますので、各自で寒さ対策をしていかなくてはなりません。

 ご葬儀に行かれる際には、どのような状況でも対応できるような防寒対策をしてお出かけください。

比較したほうがよいと言われても・・・。

 先日、事前相談のお電話を下さったご相談者が、「インターネットで葬儀社のサイトをいくつも見て、資料などを頂いたりしたのですが、結局どうやって選んだらいいのか分からなくなってしまって・・」とおっしゃっていました。
 また、他のご相談者は、「近所の葬儀社から見積りはとってみましたが、その金額が適正なのかわからなくて」など、いざ、ご葬儀のことを考えなくてはならない状況になり、調べ始めたところ、その判断をどうしたらいいのか迷われているご相談が多くなってきたように思います。

 複数の葬儀社で比較したほうが良いという情報はあちらこちらから耳にすると思いますが、実際にたくさんの葬儀社から多くの資料を取り寄せしても、どのように比較したらいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
 
 たくさんの情報を一度に手にしても、逆に混乱してしまう方もいらっしゃると思います。また、たくさんの情報を仕入れたくても難しい状況にある方もいらっしゃると思います。

 センターでは、事前のご相談でも、ご相談者と詳しいやり取りをさせて頂いたうえで、1社だけをご紹介させていただくことがあります。
 もちろん、ご相談者が複数の葬儀社で比較したいというご希望であれば、それを第一に優先させて話しを進めますが、ご相談者と詳細なやりとりのなかで、その方がどのような紹介方法が合っているのだろうかと言うことも考えながら対応しています。

今更の大掃除。

 少し遅れた(お正月?)休みをいただいています。
 年中無休の仕事ということで、長期のお休みは交代でいただくので、私の今年のお休みはお正月が明けてからの時期になりました。
 そのお休みもあと一日。
 年末から風邪を悪化させてしまい、年末年始の電話対応ではお話し中に咳こんでしまって、ご相談者に「大丈夫ですか?」と心配されてしまったりしましたが、そんな風邪もやっと治って調子が戻ってきました。

 このお休みは、年末にできなかった大掃除を今更ですが少しずつやり始めました。「年内に終わらせなくてはならない」という焦りや縛りがないので、気持ちが楽です。

 残りの1日、まだまだ掃除をするところが残っていますが、そんなところは見ない事にしてゆっくり休んでみようかと思っています。

今年の年賀状も・・。

 年が明けて1週間が経ちました。もう、お正月気分も抜けてすっかり元の日常に戻った方も多いと思います。
 
 松の内が明け、寒中見舞いのはがきを出す時期になりました。 そこで困るのが、こちらから出さなかった方から昨日届いた年賀状のお返事です。
 昨日届いた一枚の年賀状、お返事は寒中見舞いというかたちで送らせていただきました。

 年々少なくなる年賀状、ここ数年はメールやSNSで済ませてしまう・・。
 年末前には、「今年こそ年賀状を書こう」と思っていても、気がつくと年が明けてしまうという始末で、私自身、今年もSNSに頼ってしまいました。

 今までご葬儀の会葬者人数の予測をたてるのによく使われていた年賀状ですが、今ではスマートフォンや携帯電話に入っている連絡先や履歴なども合わせて確認することが多いようです。

 ただ・・、最近思うのですが、年賀状を書くよりもメールやSNSを送る方が時間がかかっている気がします。元旦が忙しくなってしまうのですね。
 今年の年末こそは、年賀状を復活させようか、気忙しくなる前に・・。

年末のご挨拶

 今年も残すところあと2日となりました。
 今年一年も、事前・事後を問わず多くのご相談に対応させていただきました。
 初めてご相談されたときには「何も分からなくて不安で一杯です」とおっしゃっていた方がやりとりの中で安心されていくのを感じて、こちらも安心する・・。
電話で話をさせて頂いた時に「癒されました」と言われることもありました。

特に事前相談をされる方は、まだご存命のうちに葬儀の話しをしなくてはならないというとても複雑な心境でいることも多いと思いますが、大切な方の万一の時に「葬儀はどこに頼んだらいいのか」とあたふたするよりも、頼むところを考えておくだけで、連絡すれば信頼できる葬儀社がすぐに迎えに来てくれるという安心感で、最期のときをきちんとお看取りすることができるのではないかと思います。

今年は昨年よりも少し多くの方のご相談に対応させていただきました。
お葬式の事で不安に思っている方はもっともっとたくさんいらっしゃると思いますが、少しでもお役にはたてたかなと思っています。

 ご葬儀はあまり経験したくないことではありますし、考えたくない事でもあるかと思いますが、それをやらなくてはならない事になった方が少しでも安心できるよう、来年も頑張っていこうと思います。

 少し早いですが、当センターの今年のブログはこれで最後です。
 センターのホームページご訪問頂いた方々、ブログを覗きに来て下さった方々、また当センターにご賛同頂いている葬儀社各社様、今年一年、どうもありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 ※ご相談は年末年始も24時間対応しています。