来年の目標

 12月に入り、大掃除が気になる時期になりました。
 毎年11月の始め頃から、少しずつ大掃除を意識した掃除を始めていたのですが、今年はいまだに全く手をつけていません。
 粗大ごみもそろそろ申し込まないと、年内の処分に間に合わなくなりそうです。
 いつもは最後の最後にやっている、キッチン周りや換気扇の大掃除ですが、今年はやっかいなところから先に片付けてしまおうか…。

 毎日の生活の中でも手抜きをせずに少しずつでもやっていれば、そうでなくても気ぜわしいこの時期に大変な思いをしなくてもいいのに…。
 毎年、同じことを思う主婦は多いはず。

 来年こそは、年末に苦しまないように、日々すこしずつ。
 少し早いですが、来年の目標のひとつにしたいと思います。

何親等までですか?

 年賀欠礼のはがきが届く時期になりました。
 我が家にも先日、一通届いたのですが、普段、よく話しをする友人からでした。
 月一ペースほどの頻度で話しをしていたのですが、今年、お身内が亡くなったという話しは聞かなかったように思ったのですが…。
 今日、たまたま他の用事で連絡をした際に聞いてみると、少し遠い親戚がお亡くなりになったとのことでした。普通なら年賀欠礼のはがきを出す範囲ではないのですが、血縁的には遠くても、近所に住んでいてとてもお世話になった親戚だったので、親が亡くなったのと同じ気持ちだからとのこと。
 自身の年賀状だけは、今回は失礼しますということで、勝手だとは思ったんだけど、と言っていました。

 年賀欠礼は、今は一般的には一年以内に2親等までのご親族に不幸があった場合に出すとされているようですが、友人のように、自身の気持ちの問題ではあるけれど、と欠礼状を出したのは私の中では「あり」だなと思いました。

 この話を聞いて、以前、葬儀や法事に出席するのは何親等の親族までなのですかというご質問があったことを思い出しました。
 法事に出席できないことを伝えたら、ご親族から怒られたとか。
 地域性や、各ご家庭のお考え方なども関係してくることなので、どこまでの人が絶対に行かなくてはいけないというのは一概にはお答えできないことではないでしょうかとお話しをすると、それでは親族を説得できないので、○親等までは絶対に行かなくてはいけないがそれより離れていれば行かなくていいというような線引きをしてほしいと。
 行けない理由はお聞かせいただけませんでしたが、その後のご親族との関係もあることでしょうから、もし、どうしても行けないという理由がおありでしたら、それをきちんとお話しして納得していただくしかないように思いますが、とお伝えしました。

 ご葬儀やご法事の出欠については、今後のお付き合いなども関係してくることでしょうから、自身の気持ちだけでは決められないこともありますので、「線引きをしてほしい」と思われたご相談者のお気もちもわかるような気がしました。

発熱

 寒くなって、空気も乾いてきました。いよいよ風邪の季節到来です。
 我が家でも風邪が一巡しました。いつも最後に移ってしまうのが私のようで、家族の風邪症状の集大成です。数年前のインフルエンザ以来の発熱でした。お腹にきてしまったのが辛かったです。病院に行きたくてもいけない…。病院に行く往復にトイレが無いのが怖いのです。幸い、熱は2日ですっかりさがりましたが、お腹の調子はまだもう少しかかりそう。2日間、プチ断食状態で過ごしています。

 家族が寝込んでいると、やれプリンだ、ゼリーだ、アイスだと色々買いこんでくる私ですが、いざ私が寝込んだら、お願いしないと買ってきてくれません。お願いする気力もなかったので、プチ断食になるハメになったのですが…。
 
 結局、病院には行かなかったのですが、発熱中、色々なことを考えました。
 本当に風邪なのだろうか…とか、違う病気だったら、買い薬の感冒薬じゃダメなんじゃないかとか…。
 しかし、げんきんなもので、熱が下がると、「体力あるな、自分。」と感心。

 風邪は万病の元といわれるくらい、本当は馬鹿にできないものなので、過信は禁物です。病院嫌いな私は、予防が一番大切だと実感しました。

事前相談

 店内に「メガネ、一式全て込みで一万○円」と書いてあるポップを見た友人が、店員さんに「全部込みで一万○千円ですか?」と確認したところ、「そうです」言われ、元々メガネを新調するつもりだったので、買うことに。
 安いから、ご主人にも買ってあげようと思い、メガネ屋さんに来るように連絡をし、ご主人が到着するまでの間、自分の検眼やフレーム選びをしていたそうです。
一通り終わり、いざ、お会計の段階になったとき、別の店員さんが現れ、「レンズを薄くするのに○千円、レンズにキズがつきにくくなる加工○千円が追加料金になりますので、合計で○万○千円です。」と。
 受付票をよく見ると、たしかに「オプション」と小さくか書かれていたけれど、金額表記はなく、希望項目にチェックを入れる際にも、店員さんに「レンズは薄くしますか?」と普通に言われ、分厚いよりは薄い方がいいからと「薄くする」にチェックを入れたそうです。
 さも、「オプションも全て込みですよ〜」と言う風に見せかけて、会計の段階で金額が変わる。
金額がどうこうよりも、そのやりかたに怒った友人は、結局メガネは買わずにキャンセルし、後から到着したご主人も、せっかく行ったのにメガネを買ってもらえなかったそうです。

 私は、まだまだ、このような売り方をしているお店があるんだなと思いながら聞いていました。
 その友人はハッキリした性格なので、その場で怒ってキャンセルしてきましたが、なんとなく、不満を抱えたまま購入してしまう人も多いのではないでしょうか。

 売っているものを買うという場合には、キャンセルや返品をすることもできますが、オーダーメイドや特注品など、別の手が加わる物に関しては、動き出してしまった後にキャンセルをすることは難しく、たいていの場合はキャンセルが出来ないことの方が多いでしょう。
 ただ、売る側、買う側の両者で、内容や費用をきちんと理解していれば、後からのトラブルは起こりにくく、気持ちよく事が進むはずです。

 ご葬儀は、ご依頼者の環境や状況、時期なども関わって、様々な形に組み立てられる、まさにオーダーメイドの要素が詰まったものになるのではないでしょうか。
 また、ご葬儀の請求は、全てが終了してから(使用してしまってから)になりますので、返品や変更がききません。

 ご葬儀を滞りなく終えて安心していたら、請求金額を見て驚いたということがないように、何にどのくらいの費用がかかるのか、特に変動する可能性のある項目を理解しておくことは、ご自身を守るためにも大切なことだと思います。
 出来ることなら、万が一の時が来て判断があやふやになってしまうというような状況になる前の時点で、事前のご相談をされることをお勧めいたします。

一日のみのご葬儀

 最近、一日葬をご希望されているというご相談を立て続けに受けました。
 
 ご本人が、「自分に万が一のことがあったら、葬儀は火葬だけにしてほしい」と話されていたそうなのですが、ご家族としては、父の葬儀なので、火葬のみというわけにはいかないだろうということで、告別式のみの一日葬をご希望されるケース、また、「母は高齢なので、兄弟ももう亡くなっていて、見送るのは子供たちとその家族だけ、しかも、皆仕事が忙しく、なかなか休みもとれないので、一日葬を考えているのですが」とおっしゃるケースなど、一日葬をご希望される方の事情は様々です。

 一日葬は、通夜振舞いの必要がなく、斎場についても、一日の使用料のみで利用できる式場を選べば費用が抑えられるほか、お仕事などでなかなかお休みの都合が付けづらい方などが利用するにはとてもよいかたちだと思うのですが、一方で、特に菩提寺様がいらっしゃる場合については難しくなることもあるようです。

 仏式のご葬儀で菩提寺様がいらっしゃる場合には、まず、菩提寺のご僧侶に来ていただくことになりますが、本来、お通夜にも意味があることから、一日のみのご葬儀をされないご僧侶もいらっしゃいますので、まずは菩提寺にご相談をしなくてはいけません。
 
 先日のご相談では、一日葬を希望していて、葬儀には菩提寺のご僧侶に来ていただくことになるとのこと。お寺のご住職は、以前身内の葬儀の時に来ていただいて以来、代も変わってしまい、その後はほとんどお話しをする機会がなく、疎遠になっていて、まだ一日葬を希望していることはお話ししていないとのことでした。
 ただ、一日葬の場合には、まずは菩提寺のご住職に相談していただいてからでないと、お話しを進められませんので、まずは菩提寺様にご確認してみてくださいとお話しをさせていただきました。

 数日後、ご相談者様より、「菩提寺のご住職とお話しをしたところ、一日葬でのご葬儀はやっていただけないとのことでした。ただ、葬儀の式場はお寺の本堂を使わせていただけるとのこと、また、このことで、お寺との意思疎通ができました」と、ご安心されたご様子のご報告をいただきました。
 
 直葬や一日葬は、宗教的な面や、家族・親族などの考え方によって思うように進められないこともありますので、ご希望されている場合には、一度ご相談いただければと思います。

生花祭壇

 先日、熱帯植物館に行ってきました。ヤシやシダなどの植物が所狭しと展示されていて、気分転換にはぴったりのスポットでした。

 残念ながら時期がずれていたのか、花をつけている植物はあまりなかったのですが、思ったとおり、南国ではいつでも咲いているという、プルメリアの花は咲いていました。

 プルメリアといえばハワイを連想する方も少なくないと思います。ハワイアングッズのモチーフにもよくつかわれていますし、レイにも使用されています。
 
 ハワイでは、プルメリアの花はお葬式の花ともされています。 お亡くなりになったその日のうちにお葬式をするという風習があったハワイでは、お棺に入れたり、故人を飾る花として、プルメリアの花を使ったそうです。
 プルメリアの花は、一年中、どこにでも咲いているので、急なお葬式でも大量の花を用意できたからだとされています。
 私も大好きな花なのですが、日本では急に大量の花を用意するのは難しいので、プルメリアの甘い香りに囲まれて送ってもらえるハワイの方をうらやましく思うのですが…。

 日本のお葬式では白い菊の花が代表的ですが、今では色とりどりの花を使った生花祭壇や装飾も多くなってきました。
 仏式のご葬儀においても、故人様の好きだった花、好きな色、また、遺されたご遺族が故人様に対して抱いているイメージを伝えて作ってもらう生花祭壇は、派手な色遣いの花が施されていても違和感はありません。

 生花祭壇をお考えの方は、是非、ご要望を伝えてください。生花ですので、お花の時期なども関係してくることですが、出来る限りのご要望は応えていただけます。

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知っておくだけでも違ってきます。

 2年前の夏、友人の義母様がお亡くなりになりました。義母様の病気がわかってからは、義母様のご看病に、また、入院の準備から手続きなどの一切合財を、忙しい仕事の合間を縫って頑張っていました。
 そんな友人から、葬儀の話が出たのは、義母様がお亡くなりになる2カ月くらい前だったでしょうか。
 ご長男であるご主人は仕事が忙しいので、お嫁さんである友人に全てを任せるということになったようです。
 「できれば、家族だけで直葬にしたい」というのが友人の一番の要望でした。
 生きているうちにいい思い出を作りたいから、そちらに費用をまわしたいというのが理由だったようです。
 
 一時的に退院の許可をもらい、義母様の思い出の地に、家族全員で旅行に行きました。

 義母様はとても喜んでおられたそうです。

 友人には、葬儀社さんからは必ず見積を作ってもらうことや、疑問に思ったことはすぐに説明をしてもらうようにとアドバイスをし、それからほどなくして、義母様はお亡くなりになりました。

 ご葬儀は、事前に決めたとおり、直葬で執り行いましたが、だからと言って決して寂しいご葬儀ではなく、とても良い葬儀だったと言っていました。
 
 事前にいろいろと知識を得たおかげで、当日に慌てることなく思う通りにことが進み、また、友人自身、やれることは全部やったという満足もあったそうです。

 今年の夏は3回忌でしたが、家族みんなとても忙しい。お墓参りはこれからも必ず毎月行くから、法要は勘弁してねと、お墓に手を合わせたそうです。

 事前にご葬儀のことをある程度理解しているだけでも、その後はご看病に専念できたり、やってあげるべきこと、やってあげたいことなどが見えてきたりすることもあります。

 ご葬儀の事で、疑問に思うことや、知りたいことなどがありましたら、お気軽にお電話をいただければと思います。

遺された身内のために

 久しぶりにエンディングノートを開きました。
 今はまだ何も書いていないので、書き始めようかと思ったのですが、いろいろと調べなければならないこともあり、書き始めるとけっこう大変かも…。と、結局何も書かず、また閉じてしまったのですが。

 友人知人の連絡先や保険、年金の証券番号、色々と調べなくてはならないことが多いので、つい後回しになってしまいますが、やはり遺された者にとってはとても助かる一冊であることは間違いありません。
 本人でも、こうなったらどうしようかと迷う選択を、自身で選択できなくなった状態の時に身内に判断を任せるのは酷なことでもあります。

 実家の両親にも一冊ずつ渡しているのですが、はたして書いてくれているのでしょうか。
 きっと書いてくれてはいないと思うので、エンディングノートに書いておいてもらいたいことを、さりげなく聞いてしまおうかとも思っています。

 葬儀のことは私に任せるから大丈夫だと身内の者は考えています。もちろん、それはそうなのですが……。では、私に万が一のことがあったときは?

 いつ、なにが起こるかわかりません。家族のために、一番、書いておかなくてはならないのは私なのかもしれないということに気がつきました。

お彼岸のお墓参り

 先日のお彼岸に、主人の両親のお墓にお墓参りに行ってきました。そのお寺には、親戚のお墓もあります。お参りに行く時はいつも両方をお参りするのですが、ずいぶん前に一度、同じくお参りに来ていた人に「ついで参りはよくないのよ」と言われたことがありました。
 両親のお墓参りの「ついで」に親戚のお墓参りをしていると思われたのかもしれません。

 「ついで参り」と言う言葉は子供の頃にも聞いたことがあります。実家の霊園の近所には遊園地があり、お墓参りに行くと帰りには必ずその遊園地に連れて行ってもらっていました。子供にしてみれば、遊園地に行くついでにお墓参りに行くという感覚だったわけで、遊びのついでにお墓参りに行くというのが良くないという意味で言われていたのですが。

 少し気になったので、ご住職に伺ってみたところ、良くないとは言うけれど、ついでではなく、一緒にお参りに来たということでいいんじゃないでしょうか?普段、なかなかお参りに来れない人も、お盆やお彼岸は時間を作ってお参りに来るのですし、両親のお墓だけお参りして、親戚は素通りなんてできませんよね。とおっしゃっていました。

 今回のお墓参りでも、私たちが行った時には既にお花がさしてありました。おそらく、親戚がお参りに来た時に、うちのお墓にもお花をさしてくださったのだと思います。
 私が持って行ったお花より立派なお花でしたが、せっかく持って行ったお花なので、花立の隙間にさして、両方のお墓にお参りをしてきました。

 このところ、私がブログを書くときにはお墓の話題が多いような気がします。気持ちのどこかで、「お墓」のことで何か気になっているのかもしれません。

祖父母孝行

 17日の敬老の日を前に、今日は娘と一緒に実家の両親のところへ行ってきました。

 といっても、実家は近いので日常的に顔は出しているのですが。

 つい2年ほど前までは「敬老の日」というと少し顔をしかめていた両親でしたが、70歳を過ぎてやっと受け入れたようです。
 「孫の手」と言いながら、娘に背中をかいてもらう姿は本当におじいちゃんぽい。そして、おじいちゃんと握手をすると、その手には毎回500円玉が握られているので、娘にとってはお小遣い稼ぎにもなっているようです。

 私が子供のころ、おじいちゃんと握手したときに握らされたのはアオガエルだったのに…と、今は亡き、私のおじいちゃんのことを思い出しました。
 とても離れた所に住んでいたので、実際には恐らく数回しか会えなかったと思います。ただ、一度田舎に行くと、長期滞在していたので、よく遊んでもらったのは覚えています。うちの父と同じ「孫の手」ネタもありました。
 私が幼いころに亡くなってしまったので、祖父にとっては私が最初で最後の孫でした。もう少し長生きしてくれれば、そのあとに生まれた孫たちにも会えたのに…。
 
 私の両親にとって、うちの娘はたった一人の孫にあたります。元気な今のうちに、存分におじいちゃん、おばあちゃん孝行をしてもらいたいものです。