どこの安置所に安置するのか・・

 ご自宅で安置ができる環境であれば、ご葬儀までの間ゆっくりご家族で過ごすこともできますが、今は自宅に安置ができない方も多く、安置所をご利用になる方はとても多いです。

 安置所は故人様が葬儀の日までお過ごしになる所ですが、ご安置中にご家族やご親戚などが面会をしたい場合、面会が出来るかどうかをあらかじめ確認できると安心かと思います。

 特に火葬のみでの葬儀の場合、面会が出来ない安置所に安置してしまうと、火葬の日まで故人様のお顔を見る事もできない場合があり、最期のお別れも火葬前の10分前後、火葬場によってはそのお別れもできないという所もあるので、可能であれば事前に調べておいた方がいい場合があります。

 通夜・告別式を行う葬儀をされる方でも、ご安置されている時間も大切にしたいと、少しでも環境のいい安置所を求めている方もいらっしゃいます。
 以前、何もわからない状態で、病院に入っている葬儀社に依頼し、病院から安置所に搬送してもらったのですが、とても親戚に面会に行ってもらえるような施設ではない、依頼した葬儀社にもう少しきれいな所に移動してほしいと伝えても、「安置所はみんなこんな感じだから」と断られてしまった、どこかきれいな安置所に安置だけしてもらう事はできないか、というご相談がありました。

 安置所は葬儀社が自社で保有しているか、提携しているところか、または対応可能な火葬場のいずれかになってしまうため、依頼する葬儀社によっては、このご相談のように思っていたたようなところに安置が出来ない場合があります。
 
 ご葬儀までの数日間ではありますが、場所や時季によっては一週間以上安置をしなくてはならないこともあります。
 故人様と過ごす最期の時間を大切にしたい、と思われている方は、事前に相談しておくと安心かと思います。

ご葬儀だけは、やり直しがききません。

 先日、数名の家族葬でしたが、予想以上の請求金額にビックリされ、揚げ句にお支払い後、領収書も出してもらえず、税理士の方にも問い合わせをしていただいたが、未だに領収書が届いていない状況との口コミを頂きました。

 御家族の方が病院で亡くなられ、病院付きの葬儀社さんにお任せになられた揚げ句、予想以上の金額になり、説明をお伺いしたが、脅迫まがいの言葉になすすべがなかったご様子です。

 急なこととは言え、もう少し早く準備をしておくべきでしたと自戒の念を込めて投稿されたとのことですが、ご葬儀だけはやり直しがききません。

 双方それぞれの言い分があったとしても、それを客観的に見ることは難しい場合もありますが、当センターでは第三者機関としてその都度最後までチェック致しますので、お蔭様で設立以来このようなトラブルはございません。

 ご葬儀後のアンケートでも率直なご意見をお伺いしておりますが、ご紹介した担当者の采配ぶり、ご納得のいく説明ぶりをご評価いただくことが多く、事あるごとにお話申し上げております。

 「ボーとしていたら(葬儀社に)いいようにされてしまった」とはよく聞くが、「ボーとしていたら(依頼者の私共の)いいようにして下さった」と感じました。
 追加オプションを勝手に付けられたとはよく聞くが、「これは不要ですね」と削って下さった。
 ご葬儀当日だけでなく、後日もお世話になり、申し訳なくなる程手厚く助けて下さった。
 どんな小さな疑問にも相談にも丁寧に答えてくださり、お願いしてよかったです。

  センターでは地元の賛同葬儀社さんをご紹介しておりますので、ご相談いただければと存じます。

組織は頭から腐る

 昨日お会いした、20人ほどの規模の葬儀社に在籍している担当者に、会社の雰囲気を聞いていた時のことです。
「社員は社長の仕事ぶりと人柄で集まっている」と断言しました。

 ご相談者の希望内容に合うかどうかはありますが、この言葉を聞けただけでも、率直に言って、こうした社はお勧めしたいところです。

 社長の日常の仕事への取組みがしっかりしていなければ、こうした言葉が社員から出てくることはないでしょう。

「組織は頭から腐る」

 頭が腐っていて、社員がしっかりしている組織はありません。しっかりした社員はさっさと見切りをつけて出ていくだけですから。

 われわれと葬儀社さんとの付き合いは長期的です。正確に言えば、長期的に付き合えるところを紹介したいと思っています。その第一は、何と言っても社長がしっかりしていることです。

 一般的には、ひとつの喪家では、葬儀社の担当者との付き合いは、数日なので運よく(喪家から見て喪家には)馬脚を現さずにすんでいるように見えることも多いでしょうし、社長がしっかりしているかどうかは関係ないように見えますが、われわれは、非常に大事なことだと思っています。

葬儀社を比較して選びたい

 先日、センターにご相談いただき、無事に葬儀を終えたご相談者からアンケートのご回答がとどきました。
 センターをなぜ利用しようと思われましたか、という質問に、「葬儀社はたくさんありすぎて、自分たちにはどんな会社か判断できなかったので」と書かれていました。
 
 たしかにネットで検索しても多くの葬儀社が表示されますし、ご友人や近隣の方からの情報、チラシ、広告などを含めると、本当にたくさんの中から1社をえらばなくてはなりませんし、その中のどの社がご自身に合う葬儀社なのかを表面的な情報だけで見極めるのはとても難しいと思います。

 一般的な葬儀を希望しているので、どこに頼んでも同じ、と思っている方もいらっしゃると思いますし、葬儀社はどこも同じ対応をしてくれると思っている方もいらっしゃると思いますが、対応の面に関しては、『葬儀社によって違う』だけでなく、同じ葬儀社内でも『担当者によって違う』こともあるので、担当者がどのような方なのかを知って頂くのが満足につながる葬儀を行えるのではないかと思っています。

 このアンケートのご回答をくださった方のご相談では、最初のご相談から数日間やり取りをおこない、ご要望を把握したうえで複数の葬儀社をご紹介をさせていただき、ご家族皆様が3社の担当者と直接面談をしたうえで1社をお選びになりました。

 特に複数の葬儀社を比較して選びたいと思っている方はそれぞれの社の担当者がどのような方なのか、どのような提案をしてくれるのか、など、比較検討する材料としてはとても影響があることで、比較できる材料は多い方が選択しやすくなると思います。

 葬儀社を選ぶ際、表面的な情報だけでなく、もう少し踏み込んで頂くといいかもしれません。
 
 

ワンクッション欲しい最後のお別れ

 葬儀・告別式を省いた直葬の場合、最後のお別れは多くの場合、炉前での5分~10分程度になります。
 お気持の中では心の準備をしてきたつもりでも、火葬場という雰囲気の中で、いきなり目の前に柩が置かれ、蓋が開き、係りの方の言われるままに柩にお花を手向け、やがて「最後のお別れとなりますが、よろしいでしょうか」との問いに、お気持も揺らぎ、ご返事をためらう向きも多いかと存じます。

 そんな戸惑いの中、ご喪家それぞれのご事情で葬儀・告別式は難しいが、お別れだけはゆっくりされたい。
 炉前でいきなりではなく、どこかでワンクッション置いたお別れがしたい、と思われる方も年々増えて来ています。
 最近ではそれに呼応するかのように、葬儀社さんの方でもできるだけご要望にお答えできるようにと、臨機応変な対応がとられ、様々な工夫がされつつあるようです。

 「丁度その日は霊安室で他家のご面会がなかったものでしたので、皆さん日長1日いらっしゃいましたね」
自社安置所を開放された担当者の弁でした。
 定員5~6人でいっぱいの安置室でしたが、火葬前日20名近くのご家族ご親族がお見えになり、2階の休憩室でお待ちになりながら、交代でご面会されていらっしゃったとのこと。
 後日頂いたアンケートでは、感謝のお言葉が綴られていたのは言うまでもありません。

 また、直葬の場合、安置所にて火葬前日に2時間程ゆっくりとお別れができる場を提供している社もございます。
 こちらではご安置中ご家族の方が毎日お見えになられ、火葬前日にはご親族の方も含めて、お食事持参で最後のお別れをされた方もいらっしゃったとの由。

 一方、自社斎場を所有している葬儀社さんの中には、御出棺前、空いている式場に柩を運び、そちらでゆっくり柩へのお花入れをされ、最後のお別れが可能な社もございます。
 
 最後のお別れに理解を深める葬儀社さんの中には、火葬のみにもかかわらず、ご自宅の和室にご安置されているように、火葬前日「付き添い安置」という形をとり、お線香をあげて1晩中付き添い、最後の夜を自由にお別れができるところもございます。

 まだまだ地域により様々な条件がありますが、少しでも悔いのないお別れができることを望みます。

葬儀社によって考え方は様々です

 センターでは、新規でご賛同を申し込みいただいた葬儀社の担当者の方と、最初に必ず面談をさせていただいています。
 先日も、1社お申込みをいただき、面談をさせていただきました。

 センターは、ご相談者の状況やご要望をお聞きし、出来る限りそれに合うような葬儀社をご紹介し、ご満足のいく葬儀を行って頂くことを目的に活動しています。そのため、葬儀社側の考え方や担当者がどのような方なのか、どのような対応をする社なのかなどを知っている必要があります。

 今まで、何社もの葬儀社の担当者とお会いさせていただきましたが、各葬儀社によって本当に様々だな、と思うのですが、おそらく普段葬儀社と関わらない方にとっては、その違いなどはよくわからないかもしれません。
 そして、葬儀社においても、自社以外の葬儀社がどのような所なのか、ということも分からないと思います。もちろん、中には色々な葬儀社で経験を積んで独立された方や、派遣スタッフとして色々な葬儀社のお手伝いをしている方もいらっしゃるので、みんなそうというわけではありませんが、なん十社もの葬儀社について知ることは、葬儀社の方自身でもなかなか難しいかと思います。

 ただ、どのような対応か、どのような考え方か、など、細かいことはそれぞれですが、どの社も故人様やご家族に安心していただきたいという思いは同じのようです。

 以前、センターの賛同葬儀社になることについて問い合わせをされてきた葬儀社さんへ、センターからのご紹介は基本的に複数の葬儀社で比較ご検討いただいて、どの社に依頼されるかはご相談者に決めていただいていることをお伝えしたところ、「一人でやっているので、見積りだけつくって終わりになることがあるのは合わないので」ということで、申し込みにも至らなかったことがあります。

 ご相談の際には、ご相談者の状況やご要望をお聞きするだけでなく、どのような葬儀社(担当者)が合いそうかそいうことも考えるために、ご相談者とのやりとりを大切にしています。

担当者との面談

 先日、センターの賛同葬儀社のお申込みを頂いた社の担当者の方とお会いしました。
 
 センターでは、ご賛同いただく前の段階に、必ず「面談」というかたちで直接担当者とお会いして、話をさせていただいています。

 面談の目的は、センターが紹介葬儀社についてご相談者に説明をする際に一番頼りにしているところです。
 葬儀についての考えや価格帯の話しだけでなく、たわいのない雑談も大切です。

 担当者の特徴もそれぞれで、葬儀社の考え方もそれぞれ、対応の仕方もそれぞれです。
 それを出来る限り把握し、ご相談者のご要望につなげていければと思います。

 

リストに載っているからといって・・

 「葬儀社のリストをもらったんですが、たくさんあってどこを選んでいいかわからなくて・・」とご相談を頂くことがあります。
 市民葬や区民葬で対応できる葬儀社のリストや、葬儀社が入っていない病院でも、ご参考にとリストを渡しているところがあるようですが、社名と連絡先だけのリストで、どのような葬儀社かわからないので、というご相談です。

 たしかに、ホームページを見ても、その社がどのような社かもわからないのに、社名だけ見ても判断するのは難しく、また、どこにたのんでも同じと思われることも多い区民葬、市民葬でも、葬儀社によって担当者の対応の仕方も違いますし、葬儀にかかる『総合計』も違ってきますので、リストに載っているからどこも安心、と考えるのは少し危ない気がします。

 また、今ではリストに入っていない葬儀社でも、同様の価格や熱心なサービスで対応しているところもあります。

 リストに載っているから安心とは限りませんので、できれば候補に挙げた葬儀社がどのような社なのか、ということも併せて調べてみるといいかもしれません。

今週は5社の葬儀社さんへ訪問してきました。

 今週、2日間で5社の賛同葬儀社のところへ訪問し、色々とお話を伺ってきました。
 一社一社の距離が離れていたり、葬儀社の都合もあるので、一日で何社もまわれないのが残念です。

 各社、また、担当者ごとに、それぞれ個性があり、「このようなご希望の方にはこんな社を紹介したい」などが思い浮かび、とても有意義な時間を過ごすことができました。
 
 ご相談者の要望やそのときの状況は様々で、センターではご相談のやりとりを経て、ご要望に合いそうな葬儀社をご紹介させていただいていますので、担当者がどのような人なのか、また、会社はどんな感じなのか、ということを把握しておく必要があります。

 ご相談者によっては、小回りが利く若いスタッフがいる所がいいと感じる方もいらっしゃいますし、逆にベテランの担当者にすべてを任せたいと考える方もいらっしゃいますので、簡単に『安心な葬儀社』、『いい担当者』という一括りでご紹介できるものではないな、と思います。

 これからも、少しでも良いご紹介ができるように、葬儀社さんの所にお邪魔させて頂きます。

ご縁

 今週、2件の賛同葬儀社さんの会社に訪問させて頂きました。
 一軒は都内の葬儀社で、もう一軒は埼玉県の葬儀社です。
 
 今まで何社もの葬儀社さんへ訪問させて頂きましたが、各担当者は本当に様々なタイプがいらっしゃるな、というのが実感です。
 ただ、皆さんに共通する点は、男性、女性にかかわらず、『気が利いていて、お世話好き』のようです。
 担当者の話しを伺っていると、ご依頼者のご要望、疑問点などに向き合って、一つ一つ丁寧に対応している姿が思い浮かぶようでした。
 ベテランの担当者は貫禄があり、何があっても対応してもらえる、というような安心感を受けます。また、若い担当者はバイタリティーがあって、新しいことをどんどん取り入れていく社風を作ったりなど、どこの社もそれぞれに特徴があります。

 今週伺った2社から出たワードは『ご縁』でした。

 一社は独立して数年の若い葬儀社ですが、多種の業者さんとご縁をつなげて、よりご依頼者に満足して頂ける設備を展開していこうとしています。
 もう一社は30年以上、地元密着で葬儀社を営んでいるところで、地元のご縁をとても大切にしていらっしゃいました。

 センターも、ご依頼者と葬儀社との良いご縁をつなげられるよう、これからも葬儀社さんとのご縁を大切にしていきたいと思います。