満足度が高い葬儀を行った人が感じたところは・・

 日本では約8割ほどの葬儀が仏式で行われているそうです。それに伴って、仏式の葬儀に参列した経験がある方も多いと思います。

 参列者として仏式の葬儀をみた場合、葬儀の流れなどはどれも同じように感じるかもしれませんし、どこの葬儀社でも同じような対応をしているように見えるかもしれませんが、ご喪家の立場からみた場合、葬儀社はどこも同じではありません。

 ご喪家にとって葬儀社との関りは大切な人を亡くされた直後からはじまります。

 センターからのアンケートにご回答くださった方の多くは「分からないことも、聞くときちんと答えてくれるので安心してお願いすることができました」、「遺族の立場にたった対応をしてくれました」、「どんな質問にも明確な答えが返ってくるので安心できた」など、葬儀社の担当者の対応面で満足を感じられているようです。

 葬儀社の担当者と合う・合わないということは葬儀の満足度に大きくかかわるところですので、どこの葬儀社でも対応が可能な仏式の葬儀であっても葬儀社を選ぶことは大切です。

大先輩達に励まされ、今年も始まりました。

 新年あけましておめでとうございます。

 穏やかな日和に恵まれたお正月三が日も無事過ぎ、早くも街には活気溢れる日常生活が戻って参りました。
 
 毎年頂いている大先輩からの年賀状には、陶芸教室での自作の作品と共に「せいめいを奏でし銀盤春の夢」の句が添えられていました。
 躍動感溢れる大ファンの羽生結弦選手の姿が描かれた花瓶の脇には、「健康にはご留意を」の達筆な文字が記されていました。
 人生100歳を目指せと、あおられている昨今ですが、90歳を間近に控えた大先輩に向かって健康状態を愚痴ってばかりいる若輩のこちらは恐縮するばかりです。

 一方、昨年暮れには数十年ぶりにシャンソン歌手・田中朗さんのライブに伺いました。
 銀座7丁目の角を曲がってすぐの所にあったシャンソン喫茶「銀巴里」詣では、青春の1ページでもありました。
 出演直前病を患い、一時は出演も危ぶまれたとのことですが、いつしか時空を超えて落語家・立川談志も生前絶賛された弾き語りの世界へと・・・。
 ステージに立たれた、最初の言葉I shall return が今でもリフレインしています。

 80代後半を謳歌している大先輩達に後を押していただきながら、今年も頑張らねばと昨日近所の神社に詣でてきました。
 おみくじは大吉でした。

 今年もどうぞよろしくお願い致します。

年賀状

 本年もどうぞよろしくお願い致します。 

ここ数年、新年のご挨拶をメールで送らせて頂いていました。
 個人的にもメールやSNSでのご挨拶が多くなり、お正月にポストに入っている年賀状の数はぐっと少なくなり、なんだか淋しいな、と思う事も。
 
 そこで、今年はセンターから送る新年のご挨拶で年賀状を復活させてみました。
 数年前まで使っていた宛名ソフトを削除してしまっていたので、宛名は手書きで書いたのですが、書いていて、自分の字が恐ろしくが劣化していることに気が付きました。

 そういえば、このところほとんど文字を書いていない。
 メモすらスマホの音声入力に任せてしまっています。

 そういえば、昔はよく字を書いていな〜、漢字練習とか、大好きだったし・・・、と思いだしたので、今年はなるべく字を書くようにしてみようと思います。
 
 これから先、字が上手に書けてもあまり意味がない時代になっていくのだろうと思いますが、自己満足のために練習しようと思います。

年末年始も24時間対応しています。

 年も残すところあと一日、当ブログも今年最後の回となりました。。
 都内、年末らしい寒さになってきましたので、皆様ご自愛ください。

 今年も事前・事後共に、葬儀の事で心配されている方のご相談に対応してきました。
 多くの方は普段からお葬式のことなど考えることはないことでしょう。
 そのような方々が、いざご自身の身近な方が心配にな状況になられたときに、少しでもお葬式についての心配を軽減していただければと思って活動しています。
 
 センターも、葬儀社さんと同様に、24時間年中無休でご相談に対応しています。
 もちろん、年末年始も通常通り対応していますので、何かご心配なことがありましたらいつでもご相談ください。

 来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

直葬の葬儀でも葬儀社選びは大切です

 以前、お母様の葬儀を直葬で行った方からご相談がありました。
 親族もみんな高齢で、見送るのはご相談者とご相談者のご主人だけなのでということで直葬での葬儀を選んだとのことでした。
 火葬だけなので、安いに越したことはないし、どこも良さそうなので、ネットで見た一番安い所に依頼したところ、あまりにもの対応のずさんさに次の葬儀ではちゃんと葬儀社を選ばなくてはいけないと思ったとのことです。
 
 直葬での葬儀は葬儀式を行わず、火葬だけで送る葬儀です。
 たしかに一番シンプルな葬儀のかたちですが、ご家族にとっては大切な方を送る儀式ですから、その中でも満足のいくかたちで送りたいと思っているのは当然です。

 その方が経験された葬儀では、担当者が火葬日の集合時間に遅れてきた、若い担当者で、着ているスーツはシワシワ、お棺に入れるために持ってきてくれた花は半分しおれているような残念なものだったとのこと。
 将来自分達で送ることになる親がまだいるので、同じ思いはしたくないとおっしゃっていました。

 ネットの上では、どの葬儀社も同じようにきちんと対応してくれるように見えると思いますが、現実にはそうでないこともあるようです。

 直葬の葬儀だからといって、手を抜いていいわけではありません。
 小規模な葬儀でも、きちんと対応してくれる葬儀社はありますので、火葬だけの葬儀だとしても、葬儀社を選ぶことは大切なのだということを気にして頂ければ、と思います。

ご葬儀とネットの関係は・・・。

 ネットをご覧になりながらお問い合わせを頂くことが多い昨今ですが、メンタルな面も含め、ネット上の説明だけでは伝わりにくいのもご葬儀の特徴かとも思われます。

 ご喪家のご要望も夫々に違いがあり、通り一遍の説明だけでは難しい状況も多々出ることがございますので、当センターでは葬儀社さんのご紹介にあたり、ご相談者お1人お1人のご希望等をお伺いし、ご要望を整理し、それに見合った地元賛同社さんのご紹介をさせて頂いております。
 また、お見積りをお取りした後は、できるだけ担当者と面談され、担当者からも具体的な詳しい説明等をお聞きいただくようお勧めしております。

 お身内の方がご逝去されたので、葬儀社さんのご紹介をとのご相談をお受けし、早速にリーズナブルな価格の、ご要望に見合った賛同社さんをご紹介いたしましたが、ご相談者から間もなくお断りの電話を頂いたことがございました。
 お断りの理由はネットで見つけた他社さんの方が低料金であるとのこと。

 ところが、ご相談者が実際に他社さんの担当者の方と打ち合わせに入ったところ、基本料金の他にご葬儀には必要とのことで、様々なオプションが加わり、葬儀総費用はかなりの高額になってしまわれた御様子です。
 当初ネットに記載されていた金額との差に不信感を持たれたご相談者から、再度センターがご紹介した社に変更されたいとのご連絡を頂きました。
 更に、費用の他にも他社さんの担当者の方で最短のご葬儀日程を決められたが、当日は友引にあたり、それについての説明もなく、ご親族からはクレーム続出とのこと。

 事情をお伺いした当方ご紹介の担当者から、早速に他の葬儀場への日程変更、ご葬儀に最低限必要なもの、ご希望で必要なものの説明をしてご納得いただき、無事ご葬儀を終えることができました。
 センターではご葬儀終了まで、間に入り費用等全てをチェックいたしますので、ご安心してご葬儀に臨んで頂けることと存じます。

 今年も残すところ、あと僅かになって参りましたが、当方の担当も本年最後になりました。
 この1年、拙いプログにお目を通していただき有難うございました。
 来年も引き続きどうぞよろしくお願い致します。
 少し早めではございますが、皆さまもよいお年を。

ご安置場所は?

 ご自宅でご安置出来ないという方のご相談では、たまにご安置中も付き添いたいと希望される方がいらっしゃいます。
 葬儀の日まで自宅で一緒に過ごしたいと思っていても、住宅事情やご家族の状況などからご自宅には安置できず、やむを得ず安置所を利用しなくてはならない方にとって、付き添いができる安置所はとても有難い施設ですが、それに対応できる安置施設は数がとても少ないのが現状です。
 使用する斎場や自宅の近くにあれば利用できますが、わざわざ遠いところまでは行けないと、あきらめる方もいらっしゃいます。

 以前、葬儀社の担当者と安置についての話しをしました。
 その葬儀社さんは自社に会館があり、安置所もあるのですが、やはり夜間の付き添いには対応していません。
 複数名のご遺体を安置する安置所ではやはりずっと付き添うということには無理があり、対応はなかなか難しいとのことでした。
 また、他の葬儀社さんでも、自社の安置所を付き添い対応にするのは難しいとのことです。
 
 以前、事前のご相談で付き添いを希望され、たまたま近隣に付き添いが出来る安置所がある環境だったのでそちらにご安置したのですが、結局お付き添いはせずに、夜間はご自宅にお帰りになられたと報告があったことがありました。
 
 実際、ご家族は葬儀の準備もいろいろあります。ゆっくりお付き添いをするというのは現実的にはなかなか難しいことなのかもしれません。

 事前相談の時点では、故人様が一人になってしまうのが可哀そう、本人が寂しがり屋なので、など、大切な身内の方への強い想いがあっても、実際その時になると葬儀の準備の慌ただしさで、安置所でゆっくりお過ごしになるのが難しくなる場合もあるのかもしれません。

 葬儀式をやらない直葬など、故人様とゆっくりお別れができる場所や時間がない葬儀のかたちが選ばれることも多くなってきたことで、安置中にゆっくり面会ができる安置所などは増えてきたように思います。
 ご相談の際に、そのような安置所を利用することが強い希望があれば、それに対応できるような葬儀社をご紹介いたします。

直葬にも様々な顔がございます。

 一瞬「おう・・・」という声にならないどよめきが、辺りに響き渡りました。
 暗闇の中、無数のライトが一斉に輝き、ブルー一色の幻想的な世界が一瞬にして目の前に現れ、あの世もかくやと思わせる不思議な体験をして参りました。
 
代々木公園並木通りの日常が、非日常に変わる瞬間でもあります。
 並木道一面に敷かれたリノリュウムのシートが青色のライトに反射し、舞台効果をより際立たせた中を、大勢の観客が荘厳な気持ちに浸りながら右往左往している風景は、昨今のイルミネーションブームの中でも特異な存在感を示しているようです。

 平成最後の年末も、あと僅かになって参りました。
 ご葬儀の世界も、今年に入り大分様変わりを見せてきております。
 お式を省いた直葬が、ごく一般的に語られ、ご相談頂くようになってきたのも一つの特徴かと存じます。
 それに伴い、直葬にも様々な取り組みがなされ、御家族に出来るだけ負担を掛けないようにと、ご本人様からのご要望も増え、また少数ですが、菩提寺のご協力も増えつつあるようです。

 菩提寺にせっぱ詰まった家庭の事情を思い切ってお話しされたところ、ご住職から火葬が終った段階で戒名のことも含めご相談しましょう、とおっしゃっていただけた方もいらっしゃいました。

 又、お式はできないが最後のお別れだけはゆっくりされたい方も増えてきております。
 ご葬儀の担当者サイドも、ご要望にあった見送り方をあれこれと検討されてきつつあるのが特徴です。

 その一つとして、火葬前日に自社安置所にてゆっくりとご面会できる場を提供している社もございます。
 前日、安置所にて妹様とご一緒にお母様と最後のお別れをされたご相談者の場合は、当日火葬場に急遽お見えになられた叔父様ご夫妻にお別れの時間をご提供出来、ほっとされた状況をアンケートで頂きました。
 
 また、ご安置中はご家族の方が日参され、さらに火葬前日にはご親族の方々も含め、お弁当持参で最後のお別れをされたご喪家もいらっしゃいました。

 一方火葬当日の朝、火葬場にご出発前に空いている自社斎場を開放し、ゆっくりと最後のお別れの場を提供されている賛同社もいらっしゃいます。
 
 今後さらに直葬へのご要望に合わせて、より一層最後のお別れへの取り組み方に期待できるのではと想像されますが・・・。
 ブルーのライトに期待を込めて・・・。

一日葬で気を付けたいこと

 一日葬、お通夜を行わず、告別式と火葬で終えるお葬式で、最近ではこの形の葬儀を選ぶ方が増えてきました。
 高齢の親戚が二日間葬儀に参列するのが難しい、費用が少しでも抑えられるのなら・・・、本人から火葬してくれればいいと言われているが、家族としては火葬だけでの葬儀では寂しすぎるのでゆっくり故人を偲びたい、など理由は色々あります。
 
 以前、菩提寺がある方からのご相談で、ご相談当初より一日葬での葬儀を希望されていました。
 この方の状況は、ご本人の兄弟の方が高齢のため、二日間の葬儀で参列するのが難しく、また、費用を出来る限り抑えたい、ということだったのですが、ご相談の中で菩提寺があるという話しを伺ったため、菩提寺のご住職に葬儀は一日葬にしたいとお伝えいただくようにお願いしました。
 後日、ご相談者から再度ご連絡があり、菩提寺のご住職と話をしたとのこと。ご住職からは、通夜を省いてはいけない、通夜も行ってください、と言われたそうです。

 このような場合、例えば、ご家族だけで通夜を行い、翌日の告別式にご親戚の方々にご参列いただく、というやりかたもあると思います。
 葬儀式場は、公営の斎場などはほとんどが二日間を1回の葬儀としていますので、一日葬でも二日間の使用料がかかります。そのような式場を利用した場合、一日葬であっても通夜にあたる日には祭壇が飾られ、葬儀の準備が整っているますので、菩提寺のご僧侶にお越し頂き、ご家族だけで通夜を行うこともできます。

 他のご相談で、菩提寺のご住職に相談したところ、枕経をあげさせてもらえれば、通夜は行わなくても大丈夫と言われたという方がいらっしゃいました。
 枕経をあげていただくには、安置の場所を選ばなくてはなりません。安置所を利用する場合には、お経をあげてもいい安置所に安置する必要があります。
 このご相談では、センターからご紹介した葬儀社が自社に安置所を保有し、ご安置中にお経をあげても大丈夫なところだったため、無事に一日葬での葬儀を執り行う事ができました。

 一日葬というと、費用や時間、身体的な負担が軽減できる、と安易に選ぶ方もいらっしゃいますが、このような例のほかにもスムーズに運ばないケースがあります。
 センターではそれぞれの状況を伺いながら、アドバイスをさせていただきます。

家族葬でのお知らせの仕方

 家族葬をするのに、どうやってお知らせをしたらいいかというご相談をうけることがあります。

 最近では「家族葬」という言葉もずいぶん浸透してきていますので、ご逝去の連絡をする際、葬儀前の段階でしたら、『葬儀は近親者のみで行う』ということと『一般の方のご参列はご遠慮いただきたい』ということをお知らせをすれば理解して頂けることも多くなったようです。

 葬儀を終えてからご逝去のお知らせをする場合には、例えば、「故人の遺志を尊重し、近親者のみで葬儀を行いました」というかたちの書面を郵送します。お知らせはできるだけ早い段階でお送りするとよいでしょう。

 葬儀前に連絡か、葬儀後に連絡か、どちらが正解ということはありません。実際の状況を見ながら、故人の交友関係の深さと広さを踏まえ、関係者の反応を予想しながら判断するほかありません。

 葬儀前に連絡すれば、家族葬と伝えたとしても、関係が深かった人などは、知ったからには会葬に行かなければ、と思う人が出てくる可能性があります。しかし、葬儀後の報告のように、「なぜ知らせてくれなかった」という非難はなくなるでしょう。

 身内でゆっくりお別れ、混乱させないことを優先し、葬儀後に報告するという選択肢もあります。

 それでも、「なぜ知らせてくれなかった」と非難され、その後の関係がうまくいきづらくなってしまうことが予想されるような、ごく親しい人にだけは、葬儀前に電話などで直接伝えるという方法も有効かもしれません(他の人には葬儀後に伝えると含みを持たせて) 。

 人間関係の基本的な事も忘れないように気を付けることも大切です。