不安を小さくするために・・・。

 葬儀の事前相談は、積極的に行ないたいと考える方と、亡くなってもいないのに葬儀について具体的に考えるのは気が引けるのですが、とためらいがある中でご相談される方がいらっしゃいます。

 先日、お身内の病状が急に悪化し、医師から葬儀を考えておいた方がいいと告げられたという方からご相談をいただきました。
 急なことだっただけに、ご相談者は何から考えたらいいのかわからず、まず、センターへご相談されたとのこと。
まず最初に「まだ亡くなっていないのですが、葬儀のことを聞いてもいいんでしょうか」とお話しがはじまりました。
 事前相談をした場合のメリットをお伝えしたあと、ご質問に一つ一つお答えしながら対応させていただいていたのですが、漠然としていた葬儀の流れがつかめてくると、少し声が明るくなり、「一番分からなかったことが理解できました」と、大きな不安が少し解消できたようでした。
 一通りの話しが終わり、最後に、「聞いていなければ、なにも分からないまま、不安がっている間にお葬式が終わってしまっているような事になっていたかもしれませんでした、どうもありがとうございました、相談して良かったです」とおっしゃっていただきました。

 また他のご相談では、本人の要望だからと、ご相談者が簡単に考えられていたことが実はわりと重要な問題で、そのまま知らずに葬儀を行なっていたら親戚との関係が悪くなってしまう可能性があったかもしれないようなことが、事前にご相談をしていただいたおかげで、うまく調整する方向で考えていただく時間を作っていただくことができました。
 幸い、このケースでは、ご対象の方もお元気で、ご自身の葬儀について積極的に話しが出来る状況であったため、よく話し合っていただくようにお伝えさせていただきました。

 葬儀の事前相談は、あらかじめ知っておくことで想定できるトラブルを事前に回避することにつながる可能性があります。
 特に初めて葬儀を出さなければならない状況にある方は、お気持ちのうえで、少しでも心配なことや疑問などがある場合には、それをクリアーにするだけでも肩の荷が少し軽くなるかもしれません。

リピーターの方のお気持ちは・・・。

  最近では、インターネット上でのご葬儀の情報も、一段と喧しくなってきましたが、情報は集まっても、いざどちらの葬儀社さんがこれから執り行うべくご葬儀にふさわしいか、戸惑われる方も多いかと思います。
 
 当センターに寄せられる口コミの中にも、どのような経路で葬儀社さんをお決めになられたのか、思わずこちらが問いただしたくなるような苦情も、時に舞い込んできます。
 ご葬儀に関する調査報告書等でも、施行後半数近くの方から、再度同じ葬儀社さんに依頼したくないという結果が出されているとのこと。

 そんな中で、リピーターの方から「また、お願いします」との、お申し出を受けると、ほっとすると同時に、気を引き締めて行こうと新たなファイトも湧いてきます。

 夏の初め、リピーターの方のご依頼が続く中、6年程前、お父様のご葬儀で賛同葬儀社さんをご紹介以来、今回で5回目のご相談をご希望される方から、メールをいただきました。

 今回のご相談は、奥様のお母様のことで、過去4回とも同じ葬儀社さんの同じ担当者さんにお願いしており、万が一の時は又よろしくとのことでした。
 しかし、ここで困ったことが起きました。
 実はほんの一ヶ月ほど前、当の葬儀社さんはご事情で廃業され、担当者の方も地方にお戻りになられたばかりです。

 事情をお話申し上げ、当の担当者とは何回も立会いでお目にかかり、お仕事ぶりを拝見しておりますので、新たにご紹介する葬儀社の担当者の方も、前の方に匹敵すると思われる方をご紹介できる旨申し上げたところ、「担当者の人となりをご存知でしたら、私共の葬儀社選びの基準も、おおよそご理解いただけるものと思い、安心しております」とのご回答をいただきました。

 ご相談者は新たな葬儀社さんより見積りをお取りになり、ご夫婦でご面談された後、約1ヶ月後にお義母様のご逝去をお迎えになられました。

 通夜前日には、これまで無事滞りなく進行していることのご報告を、さらに葬儀翌日には、お忙しい中、葬儀社のみならず、ご葬儀関係のスタッフ、お一人お一人をねぎらうお言葉と、感謝のお気持ちが綴られたメールをいただきました。
 
 5回目のご葬儀も新たな担当者の手により、無事執り行うことができました。

 後に、前の方を引き継ぐプレッシャーを担当者にお伺いしたところ、それに打ち勝つには、まず全て正面から向かい合うしかありませんと、穏かな中にも毅然とお話になりました。
 一つひとつのお話をきちんと聞いて、言われたことは忘れないように。
 一つでも聞き漏らしたら、それがクレームになってしまう場合もありますので、いかに集中するかを心掛けているとのこと。

 ご葬儀の良し悪しは葬儀社選びにかかっています。

当センターのお勧め度合いは

 当センターを利用した理由について、最新のアンケートで、「何件かの口コミ、あるいは個人ブログなどで御社が優れた紹介サイトであるという評判を知ったためです」という記載がありました。

 当センターは安心なところですよ、お任せください、と自らいかに強弁してみたところで、疑いもなくすんなりとそれを信じてくれるものでもありません。利害関係を持たない第三者の人が、勧めてくれるのにはかないません。ありがたいことです。

 そのポイントを少しでも活かそうと、アンケートの中にも、「お知り合いの方などにあさがお葬儀社紹介センターを勧めたいと思いますか」という質問も入れています。
 「機会があれば勧めたい」「ぜひ勧めたい」が多いので、それをホームページ上に載せていると、そうしたものを選んで載せているというふうに思っている方も中にはいます。しかし、掲載許可を得ているものすべてを載せているのが現状です。

 もっとも、過去には、一度だけ、当センターを「勧めたくない」というものがありました。「具体的な葬儀社を紹介するにあたっての基本質問事項に住所地があったのにもかかわらず、別の地域の葬儀社を第一に紹介され、二番目に今回利用した会社が紹介されたこと。紹介順位は利用者にとって大切な決定時の要素で、公平に紹介してほしいと感じた」という感想がありました。
 そのように受け取られてしまった、やり取りのまずさは反省すべき点でした。

 不満がある人は、よほどのことでもない限り、書く手間さえかけてくれないのだと思います。少しぐらいの不満なら書かないということになるかもしれません。1通の不満の背後には、相当数の同じようなことが起こっている可能性があると思わなくてはなりません。

 第三者の人に安心して、さらに当センターを勧めてもらえるように、改善すべき余地はたくさんあると思っています。

お墓参り

 お盆の時期です。お盆休みを利用してお墓参りに行かれている方も多いかと思いますが、我が家でもやっとお墓参りに出かける日が決まりました。
 結局、家族の日程が合わず、お盆の時期は外れてしまいますが、主人の父母が眠っている方のお墓参りには行くことになりました。
 都内にあるので、電車で行っても1時間足らずで行けるという気軽さのせいか、いつでも行けるからとなかなか日程の調整をしてくれず・・。結局はお盆とお彼岸くらいしかお参りに行けません。
 
 先週の日曜日からお盆休みに入った友人は、早々に東京を離れ、実家がある秋田県へ帰省。途中、「新幹線に乗ってます〜!お墓参り行ってくるよ〜!」と連絡が入りました。
 つい先日、そんな話しをしていたからでしょう。今年は普段会えない親戚にも会えるから、一緒にお墓参りに行ってくるとのことでした。

 明日・明後日あたりのニュースはどの番組でも恒例のUターンラッシュ情報でしょう。

 田舎から帰ってくる方、田舎へ帰る方は事故などに気をつけて無事にご自宅へお帰りになってください。

信頼していただけて。

 「具体的な準備をする気持ちにはなれませんが、万一の時には紹介していただいた葬儀社さんに連絡させていただきます。」

 お身内の方がとても心配な状況であった時点でのご相談でした。
 葬儀社をご紹介させていただいた後、センターでは、お気持ちが許すのであれば、できれば社の担当者と直接お会いしていただき、担当者の対応面などを見て頂くようにお勧めしているのですが、こちらのご相談者の方は、「具体的な準備までしてしまうのは気が引けるので」と、葬儀社とは事前に直接コンタクトをとらず、携帯に電話番号を登録しておいて、万一の時がきたらその社へ連絡するということだけをお決めになり、その数カ月後、ご紹介した社より、ご葬儀の依頼を承った旨の連絡をいただきました。

 どんなに良いとされる葬儀社でも、合う・合わないという相性などがある中で、ご紹介だけで葬儀社をお決めになるということは、センターを信頼していただいているという自信につながります。

 ご葬儀を終えた後にご協力いただいたアンケートで、「お知り合いの方などにあさがお葬儀社紹介センターを勧めたいと思いますか」との問いに『葬儀のことはなかなか他人が口出ししにくいものですが、不安を抱いている人がいれば勧めます。自分の子どもたちにはいまから伝えておきます。』とお書きいただき、無事に良いご葬儀を行うことが出来たこと安心致しました。

一番の心配ごとは・・

 以前、両親や兄弟もない一人暮らしの親戚が亡くなり、警察にご安置されているという状況の中、他県に住む叔父様から葬儀社を紹介してほしいというご相談がありました。
 遠方のため、故人様が住んでいる地域の情報を全く知らない状態でどこの葬儀社に依頼したらいいのか分からず、センターへご相談されたとのことです。

 ご葬儀は故人様のお身体のことを考えて、叔父様がお住まいになっている地域へ搬送することよりも、故人様が住んでいた地元で火葬をしてから菩提寺のお寺で骨葬をすることを選ばれたので、火葬場のある地域に詳しい葬儀社さんをご紹介させていただきました。

 ご相談者は、故人様の地元に知る人も無く、交友関係もわからないということで、全ての手続きを引き受けることになったのですが、遠方ということもあり、なかなか思うように動くことが難しい状況だったことから、葬儀社の担当者が検案書の引き取りや警察からの搬送を全て代行してやってくれることになりました。

 そのことをご相談者へお伝えすると、一番心配されていた事だったそうで、「やっていただけるのは本当に助かります」とおっしゃっていました。

 ご葬儀は、ご相談者やご本人の様々な状況により、心配していること、困っていることも様々ですが、その部分をフォローしてくれる葬儀社さんや担当者に出会えることが一番の安心につながるのではないかと思います。
 ご相談者の状況を把握したうえで、かゆいところに手が届くような対応ができる葬儀社さんは、やはり、葬儀後のアンケートでも高い評価をいただいています。

 私たちも、更にその上を行くような対応を心がけたいと思っています。

ご葬儀での出来事

  ご葬儀の立会いにお伺いしたり、ご葬儀後にお願いしておりますアンケートでは、ご相談者からお褒めのお言葉をいただき、恐縮しております
が、時にアクシデントが起きたり、ご注意をいただく場面もございます。
  
 急なことで、途方に暮れている時、親身になってご相談に乗ってくれ助かりましたとのご報告に思わず胸を撫で下ろしますが、時に葬儀社の担
当者として良かれとしたことが、思わぬ方向にいってしまうこともあり、ご紹介した当方も最後まで気が抜けません。

 以前、横浜での大型のご葬儀の際、着々と祭壇が設営され、数多くの供花が整然と並べられ、しめやかに通夜の読経が始まって間もなく、静寂
の中ガタッという音と共に屏風の端が突然傾き、前の供花にあたり、お花が少し傾いたことがありました。
 
 一瞬の出来事に葬儀関係者は青ざめましたが、それ以上のことはなく、式はそのまま続行し、終了後元通りに直されましたが、ご喪家始め、関
係者の皆様には多大なご迷惑をお掛けしたことには間違いございません。

 さらに、傾いた供花はお身内に不幸が続いた方からのものとご相談者から伺い、翌朝担当者は祭壇製作者と共に、供花をいただいたお宅にお詫
びにお伺いして、ご理解をいただき、無事ご葬儀を終えることができました。

 当初、大変ご立腹のご様子だったご相談者も、担当者の率直なお詫びと迅速な対応に動かされ、後日、故郷でのご葬儀も手伝ってほしいとのご
連絡をいただく程に、お互いの信頼を回復されたとのこと。
 担当者がお花を持って馳せ参じたことはいうまでもありません。

 どんなに素晴らしいご葬儀であっても、一瞬の気のゆるみで、全てが覆されてしまうことを実感した出来事でした。

 また、最初のご相談から何年かぶりにご連絡をいただいたご葬儀では、ご相談者から担当者の適切なアドバイスや細やかな気配りに感謝のお言
葉をいただきましたが、一つだけ遠慮がちにお話されたことがございました。

 100歳を越すご長寿の方でしたが、ご逝去4日後にラストメイクがほどこされたお顔はご相談者のお母様のイメージとは大分かけ離れてしま
い、大変戸惑われたご様子をお話いただきました。
 
 担当者に伺うと、ご逝去後少し時間が経ち、お顔が黒ずんできたのでメイキャップアーチストにラストメイクをお願いされたとのこと。
 「よりきれいに」を意識されたメイクよりも、いつものお母様のお顔でお別れがしたかった。
 たかがメイク、されどメイクです。
 小さなことのようですが、大きな問題だと思います。
 ご遺族の心情を察して、より心のこもった対応の必要性を感じたご葬儀でした。

お盆が近づいてくると・・。

 近年、お彼岸とお盆だけしか行かなくなってしまったお墓参り、しかも、自分の実家のお墓にはここ何年も顔を出していません。
 個人的に行くには少し遠すぎるので、できれば家族みんなでと思っているのですが、仕事の休みも時間もバラバラなので調整が難しく、結局いつも父母のみでお参りに行ってもらっている状況です。高齢なので、父の運転もそろそろ心配になってきているのですが・・・。

 何年か前から、近所の霊園に移そうという計画がたっているのですが、なかなか実現するまでに至りません。菩提寺はないので、自分達で勝手に決めてしまうことができる環境ではあるのですが、こまかい手続きや費用の面など、話しがなかなか進まない状況で、きっと、まだそのタイミングではないのだろうとも思うのですが。

 実家のお墓は、郊外の霊園にあり、私が子どもの頃に父が購入しました。
 先日、なぜその場所に買ったのかを聞くと、「山も川もあって、家族でレジャーに行く感覚でお墓参りができると思ってそこにしたが、この歳になるとさすがにきついな〜。近ければもっと頻繁に行けるのに」と。
 やはり、なかなかお参りに行けないことを気にしているようなので、そろそろ話しを進め始めないと・・と思いました。

 ご相談でも時々お墓を近くに引っ越したいとおっしゃる方がいらっしゃいます。菩提寺や、先祖代々のお墓等の場合には、なかなか自由にできず、分骨してもらい、ご自宅でご供養されることを選択される方もいらっしゃるようです。
 
 今年のお盆はお墓参りにいけるのでしょうか・・。実家から都合を聞かれる時期が近づいてきました。

夏バテしませんように。

 近所の小学校も夏休みに入り、朝からプールに向かう小学生のにぎやかな声が聞こえてきます。
 もう7月も残すところ一週間。暑いわけです。
 昨年までの今ごろは、省エネすると言いながらも、すっかりエアコンのお世話になっていたように思うのですが、今年はまだ扇風機でしのいでいます。ただ、朝起きると体がとてもだるいので、しっかりと眠れるように、そろそろエアコンにお世話になった方がいいのかもしれません。

 これからの時期は、病院等へお見舞いに行くご家族なども大変なことと思います。病院内は過ごしやすい温度に設定されていますが、ご家族は行ったり来りの往復だけでもお疲れになることと思います。
 また、特にお身内に心配な方がいらっしゃる場合には、ご心労も加わって体調を崩されやすくなっているかと思いますので、どうかご自身のお身体をご自愛ください。

 少し涼しくなるまであと1カ月半くらいでしょうか、私も夏バテしないように乗り切りたいと思います。

ネットだけでは難しい、ご葬儀の現実

最近のネットでは、ご葬儀に関する情報が、一見氾濫しているようにも見受けられますが、初めてアクセスされた方は、調べれば調べるほど、戸惑われる方も多いと伺います。
 料金設定の基準が一定でない為に比較が出来ず、情報ばかりが飛び交い、実際のご葬儀の中身がかえって見えづらく、不安を感じる向きもいらっしゃるようです。

 実際のご葬儀に立ち会うと、現場は最もメンタルな面で構成されており、それぞれのお見送りの仕方があるにもかかわらず、ネット上では金額のみが一人歩きしたり、一律にハウツー式のご葬儀が相変わらず強いインパクトを持って迫ってきます。
 
 ご希望のご葬儀を執り行うために、ネットで情報を得ることも大切ですが、ネットの誘いに対抗するには、それ以上にご自身の足で直接たしかめた情報が、重要な要素となり、満足度の高いご葬儀に結びつくことと思います。

 1ヶ月程前に執り行われたご葬儀では、ご葬儀までに少しお時間の余裕がありましたので、初めに複数の賛同葬儀社さんから、ご相談者のご要望に合う地元の斎場をそれぞれ提案していただき、先ずは概算の見積りをお取りいたしました。

 ご相談者は早速に週末を利用して、ご家族とご一緒に各斎場を見学され、その中から2斎場を選択し、先に提案していただいた葬儀社さん2社にそれぞれ1日葬と2日間でのご葬儀の再見積りをお願いされました。
 ご自身の目で確かめて、メリット・デメリットを考慮し、最終的に一番条件の合う斎場を選ばれましたが、甲乙付け難かったのは再見積りをお願いした両葬儀社さんでした。
 
 それでも1社をお決めになられたのは、訪れた斎場で伺った葬儀社さんの評判の良さからだったとのこと。
 葬儀社さんの担当者が気の回る方で、ご喪家の方々が安心してご相談されているご様子を、現場の斎場スタッフの率直なご意見としてお話され、それが決定打に繋がった模様です。
 ご葬儀の際には担当者の力が十二分に発揮され、ご満足のいくご葬儀になられたことは、言うまでもありません。
 
 ご相談者からは次回もお願いしたいとのメッセージまでいただいております。