アンケートと寄付はわれわれのサービスの質を図るバロメーターです。

 当センターでは、紹介葬儀社のサービスに満足し、なおかつ紹介センターの運営の趣旨にご賛同くださる方には、センター運営資金充当のため、センターの運営主体であるNPO法人マイエリアへ強制ではありませんが1口3000円の寄付をお願いしております。

 大雑把にいいますと、いま紹介葬儀社で施行した依頼者の三分の一強の方が寄付してくださいます。この割合が多いか少ないかはわかりませんが、以前よりも少しずつ増える方向ではあります。
 
 寄付をすることが一般的になっていない中で、寄付をしてくださるわけで、満足度がかなり高い場合だと推測しています。われわれの対応と紹介葬儀社の対応がよかったときにいただけるものだと思います。

 そうしますと、センターができて3年余りになるのですが、寄付がよくいただける紹介葬儀社がわかってきます。面白いことに、こうした社はアンケートの返信率も高いのです。内容もさることながら、この率には非常に注目しています。たしかに、時間をかけてアンケートを書いたり、寄付を出すのには少なからず心理的障壁があるでしょう。
 (もちろん、センターは寄付をいただくことだけが目的ではありません。念のため)

斎場の間口と祭壇との関係

 概算の見積りを取る段階でおおよその予算から祭壇が提示されますが、見積りの費用を大きく左右するのがこの祭壇です。
 葬儀社の担当者は色々な価格帯の白木祭壇、生花祭壇の写真を用意し、依頼者にお見せします。
 生花祭壇の写真の場合は色や形は分かりやすいのですが、特に大きさが掴みにくく折角のお花が生きてこない場合が間々あるようです。
 斎場も間口の広さと式場の大きさに必ずしも一致せず、どちらかといえば家族葬向きの斎場でも間口3間以上もあることもあります。
 その斎場に精通している担当者でも特に依頼者のご要望でシンプルな祭壇をご希望され両サイドの供花の並べ方でバランスをとるのに苦労したケースもあるようです。
 勿論横長な生花祭壇をご用意している葬儀社もあります。

 以前立会いに伺った斎場では担当者に会うなり「市営斎場ではこれと同じ生花祭壇が大きく見栄えがよかったのですが」と言われ、依頼者も「もう少し大きな祭壇にしておけばよかったかも」と少し浮ぬ顔の様子でした。
 この場合ご家族ご親族のみ10数名の会葬者でしたが、交通に便利な所と日程が最優先されたため社葬もできるくらいの大きな斎場で執り行うことになり、式場も間口が広くなんとなく、ポツンとした印象を受けました。
  
 同じような間口の広い斎場での印象的な生花祭壇の場合は、横長の花祭壇に緩やかなカーブのラインを入れ、それが鮮やかなアクセントになっていました。生花祭壇に供花を組み込み式にして華やかさを出し、このライン創りは華やかな割りにはお花もそんなにいらないというメリットがあるようです。
 せっかくのお花を生かすも殺すも祭壇と式場とのバランスが大きく影響されるようです。
 

 
 

キリスト教での葬儀

 日本でのキリスト教の宗派は主にカトリックとプロテスタントに別れますが、ご葬儀の流れとしては大きな差はありません。
 但し、カトリックの場合は教会で生前に洗礼を受けた方のみになりますので、故人が属した教会にて執り行われ 、一方のプロテスタントの場合は教会での他に一般の斎場に牧師さんをお呼びして執り行われる場合もあります。

 日本でのキリスト教のご葬儀は日本式にアレンジされており、通夜にあたるものはカトリックで通夜の集い、プロテスタントでは前夜式と呼ばれ、聖書の朗読、聖歌、死者のための祈り、柩への献香と会葬者の献花、ご遺族のご挨拶等が行われています。

通夜の後の通夜ぶるまいにあたる茶話会では紅茶にサンドイッチ等の軽食が出され、故人の思い出を語り合います。お酒の類は控えます。

 カトリックの葬儀・告別式ではまず神父さんによるミサの儀式があります。ミサ終了後、神父さんは故人の略歴を紹介し、柩に聖水をそそぎ、香をたきながら退場します。その後は弔辞、弔電が読まれ会葬者の献花へと続きます。

プロテスタントではミサがなく牧師さんによる聖書朗読や説教、お祈りの言葉、故人の略歴紹介、オルガン演奏による賛美歌合唱が行われます。その後はカトリック同様に弔辞、弔電、献花へと続きます。
 通常は通われている教会の牧師さんの手で行われますが、故人がしばらく教会を離れていらっしゃってお知り合いの牧師さんがいない等の場合は葬儀社の方で牧師さんをご紹介いたします。

 ●キリスト教の葬儀
  ↑↑↑ 当センターのホームページではキリスト教におけるご葬儀の注意点、起こしやすい問題点、神父さんや牧師さんへの相談が大事な点等を説明しています。

 

樹木葬は、散骨に近いように感じれらますが、法的な扱いは違います。

 葬儀が終わった後に、ご遺骨をどうするかについて、お墓に納骨するほか選択肢はないように思われています。しかし実は、ご遺骨はお墓に入れなくてはならないという法律はありません。

 それゆえ、以前書いたように散骨もじょじょに行われるようになってきています。今回は、樹木葬について触れてみます。

 樹木葬は、遺骨を埋蔵し墓石の代わりに樹木を墓標にしています。感覚的には、墓石を使っていないので、散骨のほうに近いように感じられます。
 しかし、法的には、遺骨を埋蔵するため、「墓地埋葬等に関する法律」が適用されますので、その場所は墓地としての許可が必要になります。お墓以外で、もっともお墓にもっとも近いのが樹木葬と言えます。

 これに対して、散骨場所は遺骨を埋蔵しないので、墓地の許可がいりません。現行法では、遺骨を埋蔵するかどうかが大きな分かれ道になっています。
 要するに、他人の土地に無許可で勝手に散骨をしない限り法的には問題がないが、樹木葬は墓地でなければならないということです。
 もっとも、散骨した上に、植樹するということも行われだしてきたので、これは遺骨を埋蔵しないので、法的には散骨と同じ扱いになります。
 
 ところで、樹木葬墓地が日本で初めて誕生したのは、岩手県一関市にある祥雲寺という臨済宗のお寺で1999年のことです。墓石の代わりとなる花木は、ヤマツツジ、エゾアジサイ、バイカツツジ、ウメモドキ、ナツハゼ、ガマズミなど環境に合った低木類から選びます。

 以後、徐々にではありますが、各地に樹木葬墓地が誕生してきています。樹木葬が注目されてきたのは、自然に還りたいという志向に加え、お墓の継承者がいない人が増えていることが背景にあるようです。

散骨は節度を持って行えば、法的には問題ありません

 当センターは、その名の通り、葬儀社を紹介する所であるのですが、適切に紹介するために、どのような葬儀にするのかをはじめとして、その延長線で、菩提寺の事やら、納骨の事やらまでお話をする機会が多々あります。

 中でも、最近、散骨に関心を示す人が少しではありますが、増えて来たように感じています。今日は散骨について、書いてみます。

 1997年に石原慎太郎さんが、弟の石原裕次郎さんの遺骨の一部を湘南の海に散骨したいと希望しましたが、当時は法的に問題があると思われていたため断念しています。散骨を法律違反ではないかと思っている人が結構います。

 しかし、散骨は、現行の法律では規制対象外です。遺骨・焼骨の埋蔵については、「墓地埋葬等に関する法律」というものがありますが、散骨は想定外です。厚生省や法務省も法律違反ではないとの見解を示しています。石原裕次郎さんの例では、後年、散骨したそうです。

 もう少し噛み砕いて、散骨をしたい人の側に引き寄せて言いますと、規制対象外というのはこういうことです。他人の土地に無許可で勝手に散骨をしない限り、法的には、誰の許可を得る必要もなく散骨をしていいということです。散骨業者に依頼する必要もありません。

 ただ、法律的に問題がなくても、慎重に散骨をしないとトラブルが生じる恐れがあります。個人的なレベルでさえ、近所の人が気持ち悪がるかもしれませんし(近所の人に散骨をすることを知らせる義務はないので、知らせないで散骨をすることもできますが)、これが、事業として土地を確保し散骨をするような場合、地域住民との間でトラブルになることが起こりえますし、実際に起こっています。こうしたトラブルを受けて、条例によって散骨を規制するというところも出てきています。

 散骨は法的に問題がないとはいえ、節度をもって慎重に進めないとトラブルのもとになり、民事的問題に発展する可能性さえあるのです。この節度について、遺灰を海や山に還す自然葬を自由に行うための社会的合意の形成と実践を目指している「葬送の自由をすすめる会」は、自主ルールとして次のような項目を挙げています。
 海の場合は、1遺灰の粉末化、2海岸ではなく沖に、3養魚場・養殖場を避ける、4水溶性の紙に遺灰を包む、5セロハンで巻いた花束を禁じ花びらだけにする
 山の場合は、1自然環境を生かし山林全体を使う、2遺灰を粉末化する、3人家・施設から離れる、4水源を避ける

 このように、現状、散骨にあたっての基準はなく、散骨する人のモラルにかかっているという状況です。

 

 

埼玉県での葬儀

 あさがお葬儀社紹介センターでは、ご依頼者のご要望の地域や斎場に精通し、葬儀実績のある賛同社が複数ある地域しか葬儀サポート地域にしていません。これにより、地域事情をよく把握していない遠くの葬儀社を紹介することを防ぐと同時に、葬儀社間の健全な競争による葬儀費用の低下とサービスの質の向上が行われます。つまり、責任を持って紹介できる地域を明確に示し、それ以外の地域では葬儀社紹介はしておりません。
 下記が埼玉県におけるサポート地域および斎場詳細です。リンクをクリックしますと、当センターの本体のホームページの該当ページに飛ぶことができます。

上尾市 朝霞市 川口市 越谷市 さいたま市(浦和区 大宮区 北区 桜区 中央区 西区 緑区 南区 見沼区) 志木市 草加市 所沢市 戸田市 新座市 鳩ヶ谷市 富士見市 三郷市 八潮市 吉川市

代表的斎場実例 埼玉県 上尾市妙厳寺会館 上尾寝台サービス 朝霞市朝霞市斎場 越谷市越谷市斎場 宝性寺越谷別院 さいたま市浦和斎場 思い出の里会館 ひかり会館 遠照寺浦和分院 志木市宗岡セレモニーホール 草加市谷塚斎場 西往寺光明殿 三郷市三郷市斎場 所沢市所沢市斎場 遠照寺阿弥陀堂斎場 広源寺斎場 新座市新座市営墓園

あさがお葬儀社紹介センターとは

 これまで葬儀社の紹介に先立って、ご依頼者のお話を伺っていて、ご依頼者がお尋ねになることで多いのは、費用に関することと、流れに関するものです。

 費用については、「だいたいどれくらいかかるものでしょうか?」というようなものから、「総額で○○万円を考えていますが、これですべてまかなえますでしょうか」「費用をあまりかけたくないのですが、どうすればいいのでしょうか?」

 また、「流れ」については、「万が一のときは、どのようにすればいいのでしょうか?」「事前に準備しておくことは、何かあるのでしょうか?」

 こうしたことを当センターにご質問になる根底にあるものは、葬儀社に直接話を聞いたり交渉することへの不安、もっと言えば、葬儀社への不信感があるのではないかと、思っています。

 世間で問題が起こっているように、「何の準備もしていず、病院で紹介された社に任せたらとてつもなく高かった」や「見積書もなく、いざ請求の時に請求書を見たらビックリした」、「見積りが安いと思って依頼したら、追加とかオプションとかで請求金額が膨れ上がって結局高いものについた」・・・、マスコミなどが取り上げる情報が背後にあることもまた確かです。

 ともあれ、ご依頼者の側にしてみれば、「自分の無知につけ込まれて足元を見られるのではないか、葬儀社の都合のいいようにされるのではないか」というところでしょう。

 あさがお葬儀社紹介センターは、 こうした不安や問題がおこっていることに対する一つの解決方法として、非営利第三者機関として設立されました。

 センターが、依頼者と葬儀社の間に入ることにより、たとえ、ご依頼者が葬儀に関する情報を持たない中で葬儀社とやり取りをしても足元を見られることのないような仕組みにしています。さらに、各葬儀社の特徴を調査・把握していますので、それを踏まえて、ご依頼者の要望・予算に合った適切な葬儀社で納得のいく葬儀をあげられるようにしています。

あさがお葬儀社紹介センター

 ↑↑↑ あさがお葬儀社紹介センターの本体のホームページになります。

NPO法人による非営利第三者機関とは

 NPO法人は特定非営利活動法人とも言います。「非営利」は、その名が示すとおりNPO(Non Profit Organization)法人の本質をなすものです。市民活動などの社会貢献活動を行う主体として公益の増進に寄与することが目的です。

 さてその次の「第三者」とは、取引や契約の当事者でない主体のことを意味しています。葬儀依頼者と葬儀社がそれぞれ第一者か第二者のどちらかになります。

 非営利の第三者機関の必要性が出てくるのは以下のような事情によると思われます。これまで葬儀において、その特殊性から依頼者と葬儀社との間のコミュニケーションがスムーズに行われにくく、どうしても情報格差が生じてしまい、依頼者側からすると葬儀社選択が難しいだけではなく、不利になることが多々ありました。この問題の解決の一つの方法が、依頼者と葬儀社の間に第三者機関が入って、依頼者を適切にサポートするというやり方です。

 適切にサポートするために第三者機関は、依頼者に対しては、その意をよくくみとり、葬儀社に対してはその能力を把握する能力をもっていなければなりません。

 だからといって、葬儀社側の利益を代表する人が含まれている機関は第三者機関とは呼べません。 単独では集客できない葬儀社が集まって、何らかの機関を作って、第三者機関と謳っている場合がありますが、結局は集客のために利用するというだけなので、これは第三者ではありません。
 
 要するに、第三者機関は非営利として運営されるべきだと思うのです。

密葬

もともとの意味合いは本葬があり、その前にご家族・ご親族・ごく親しい方々だけで内々のご葬儀を執り行うことを密葬と呼んでいましたが、昨今は家族葬と同義語のようにも使われています。

例えば新聞等の著名人の死亡欄で度々「葬儀は近親者のみで行った。後日お別れの会を開く予定」という文面が見られますが、これらが従来から言われている密葬になります。

また、同じ少人数でも家族葬が家庭的なイメージに対し、密葬はひっそりと執り行いたいという願望が強くでているようにも思えます。

本来の密葬は後日に行われる社葬やお別れ会が会社・学校等の組織中心に行われるためにそれに先立ち内々で御家族・ご親族の手でもお見送りがしたいというお気持からきています。
それゆえに、会葬者も少人数ではありますが、家族葬よりも少し人数に巾があるようです。

その他は家族葬同様にどの方までをお呼びするかが重要ポイントとなり、後々失礼のないように気をつけることが大切になってきます。

 ●密葬
  ↑↑↑ 当センターのホームページにて密葬についての特徴・注意点等を説明をしています。

葬儀の準備と段取り

 葬儀を前に、以後にやらなければならいと思う葬儀の段取りや手配のことを考えただけで不安になるかもしれません。

 しかしながら、現状の葬儀においては、葬儀社の担当者が斎場選びからご喪家がしなければならないことまで適切にアドバイスしてくれますので、葬儀の流れや葬儀の段取りについて把握したり心配する必要はありません。

 裏をかえせば、ご相談者にとって「よい葬儀」にすることができるかどうかは葬儀社選びにかかっているといっても過言ではありません。

 問題はどうすれば、よい葬儀社選びができるかです。

 「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉があります。適切な葬儀社を選び、よい葬儀にためにもこの考え方が参考になると思っています。

 彼 ⇒ それぞれの葬儀社の特徴
 己 ⇒ どのような葬儀にするのか、したいのか

 おおかたの葬儀社(彼)は、「家族葬から社葬まで何でも施行できます」や「どのような宗教宗派にも対応できます」、「一都三県ならどこででも施行できます」、「低価格でサービスの質は最高」「具体的な葬儀の準備より前の段階での抽象的な事前相談でも快く相談に応じます」などとPRしますが、価格・場所・サービスに照らし合わせて、やはり一長一短があります。

 たとえば、「駅前に立派な斎場を持っているが、価格は安くない、スタッフの対応は機械的」などです。

 一方、どのような葬儀(己)とは、たとえば、「会葬者が300人ぐらい予想されるので、交通の便がよくて、駐車場があり、設備がととのっている斎場で、地域の習俗もきっちり踏まえた仏式」などです。

 それぞれの葬儀社の特徴・得意分野をよく見極め把握し(彼を知り)、どのような葬儀にしたいのかを整理できれば(己を知れば)、よい葬儀になります(百戦殆うからず)。

 ●葬儀の準備
  ↑↑↑ 当センターのホームページにおいて、葬儀社の特徴(彼)と、どのような葬儀(己)の具体的な実例について取り上げています。
 ●葬儀の流れと段取り では、一般的な葬儀の流れと段取りについて説明しています。