宮型の霊柩車

つい先日のこと、ご相談者と電話でお話をしていた時にふとご相談者が、「そういえば、最近霊柩車を見かけませんね・・。」と。
私たち以前の世代の方にとって、霊柩車は宮型のもの、後部にお神輿が装飾された車と考えている方も多いと思います。

最近の霊柩車は一見霊柩車とは思わない、バン型の黒い車を使っていることが多く、葬儀に携わっている人にはすぐわかると思いますが、一般の方は道を走っていても、霊柩車だとは気が付かないかもしれません。

式場や火葬場の近隣の住民の方への配慮から、宮型の霊柩車の乗り入れを禁止している地域もあるようですし、使用料もバン型の霊柩車より高くなる、という点も、最近見かけなくなった原因のようです。

ずいぶん前のことですが、子供がまだ小学生の低学年だったころ、休みの日に、戸田葬祭場の近くの河川敷によく遊びに行っていました。
河川敷から斎場がある側の道路を眺めていると、火葬の時間に合わせて、何台もの霊柩車が斎場に入っていきます。
その中に数台、宮型の霊柩車も走っていました。
その霊柩車を初めて見た娘は、「どこでお祭りをやってるの?」と。同じ方向に走っていく霊柩車を見て、この先でお祭りをやっていると思ったようです。
宮型の霊柩車を見ることもほとんどなくなってきましたが、今の立場で改めて見るととても厳かな気持になります。

事前相談の意味は・・。

以前、事前相談に対応していたご相談者から、「父が亡くなり、紹介して頂いた葬儀社に連絡して、対応して頂いてます。」とのご連絡を頂き、その際に「事前に依頼する葬儀社が決まっていたことは安心できることだったと、その時に改めて感じました」と、実際にご経験された方にしかわからない実感としてのお気持ちをお伝えいただきました。

このご相談は、お父様がご危篤で大変ご心配な時のご長女の方からの事前相談で、早速に見積もりを取り寄せ、お送りしていたご相談でしたが、お父様がお亡くなりになり、葬儀社に対応して頂いている旨のご報告を頂いたのは、それから3か月後のことでした。
見積が届いていることをセンターに連絡しなければ、と思いつつ、一時、大変ご心配な状況になられたお父様のご容態が安定したことで、安心してしまって・・と、センターへのお返事が出来なかったことを気にされていらっしゃいましたが、ご安心されている状況でしたらセンターへのお気遣いは気にされなくても大丈夫です。

事前相談は、『万が一の時に慌てたくない』、という気持ちからのご相談ですが、センターでは、葬儀についての不安を少しでも軽減できるよう、できる限りの対応をさせていただいており、ご自身がどのような葬儀を希望されているのかを整理し、葬儀についてわからない事を減らしていくことで葬儀の不安が軽減していただき、その後はご看病などに専念していただきたい、という思いもあります。

ご対象の方が頑張ているときに、葬儀のことを決めていくことに抵抗がある方も多いと思いますが、事前相談は「決めなくてはならない」というものではありません。
よくわからない葬儀のことを少し理解し、数多くある葬儀社の中から万が一の時に連絡する社の候補を考えておくだけでも気持が落ち着けることがあるように思います。

一度きりのご葬儀で後悔されませんよう・・

当ブログでも度々書かれていますが、センターのサイトには「葬儀の体験談の投稿フォーム」から一般の方が経験された葬儀についての体験談を掲載しているページがあります。

実際の葬儀でご経験された悔しい想いや、後悔されたことなどが綴られていて、ご投稿を読ませて頂くと、本当に言葉にならない気持ちになります。

ただ、ご投稿くださった方のほとんどが「他の方に同じような想いをしてほしくない」という気持ちから、広く伝えてほしいという想いでご投稿されているように思います。

「他の方が嫌な思いをしないように、誰かに伝えたく、ここに書かせていただきました。」
「これを読んで、葬儀社を選ぶ時はぜひ参考にしてください。」
「二度と、他の方にこのような思いは、させたくありませんので、広く伝えてもらえればと思います。」
「とにかく経験談や過去の話というこちらから裏がとれない内容の話で金額を提示しないで誘導してくる常套手段に要注意です。」
「一度しかない葬儀をここですることになってしまったこと、大変悔しく思います。私みたいな思いをする方がいらっしゃらないよう祈るばかりです。」
「こちらから裏がとれない内容の話で金額を提示しないで誘導してくる常套手段に要注意です。」
「この短時間でここまでやらかすこの葬儀社。絶対使わない事をお勧めします。」

このように具体的な言葉でお書きくださっているだけでなく、「同じ想いをしないように」というお気持ちで、葬儀のことがよくわからない方に伝えてほしいという想いが伝わる投稿もあります。

また、匿名の方が多い中、ご投稿者のフルネームやメールアドレスを記載していただいているものもあります。(掲載については葬儀社名やご投稿者について全て匿名で掲載させて頂いていますし、当センター外に個人情報が洩れることはありません)

悔しい気持ちややるせない気持ちであるにも関わらず、これから葬儀を考える方に同じ思いをしないようにという優しい気持ちでご投稿いただけることに感謝すると同時に、気持ちが引き締まります。

センターでも、ご相談いただいた方が後悔しない葬儀が行えるよう、できる限りのお手伝いをさせていただきます。

ネットでは見つけられない葬儀社さん

先日、ご高齢のお母様の万が一に備えて葬儀社について調べ始めた、という方からのご相談がありました。
ネットで目立つ葬儀社に問い合わせをしてみたが、説明してくれる話しがよくわからなくて・・・、ちょっと心配なので、とりあえず資料も請求していないのですが・・・とのこと。
一時間ほどお話をして、ご要望の整理、お知りになりたいことの説明をしてご納得されました。

最近、このようなご相談、お問い合わせが増えているように感じます。

ちょっと前にも、一括見積もり請求をしたところ、大量の資料が送られてきたり、翌日から複数の葬儀社からの電話が来て対応に追われ、どこの葬儀社と何を話したのか、資料もどれを見たのかさえ分からなくなってしまったので、改めて葬儀社を紹介してもらいたいというご相談をいただきました。

また、直葬の葬儀を希望していると言ったのに、会社の立派なパンフレットや、式場、お料理のパンフレットなどが宅急便で送られてきて、ほとんどいらないものなんですけど・・、とおっしゃっていたご相談者もいらっしゃいます。

初めて葬儀の事を考える人にとって、ネットで得られる大量の情報や、送られてきた沢山の資料は参考になるかもしれないと思われるかもしれませんが、反面、ご自身に必要なものだけを取捨選択するのは簡単な事ではないように思うのですが・・。

お葬式の流れは、例えば仏式だと、読経、お身内の御焼香、一般会葬者の御焼香・・・と、どのご葬儀も同じように感じるところもあるかもしれませんが、それに至るまでの、お亡くなりになってから葬儀を行うまでの状況はそれぞれのご遺族の状況によって異なります。
そこが一番大切なところだと思うのですが、その部分は実際に葬儀を行う立場にならないとわからないことでもあります。

センターからご紹介させて頂く葬儀社は、ネットの上位にあがってくることがない葬儀社もたくさんありますし、立派なパンフレットの用意が出来ない葬儀社もあります。 見積もアナログ、手書きで対応しているところだってあります。

宣伝や資料に多額の費用をかけることが悪い事ではありませんし、センターの賛同葬儀社さんでも、ネットの広告に力を入れている社もありますが、そこに費用をかけることができなくても、信頼と対応力で頑張っている葬儀社さんもたくさんあります。

センターからのご紹介で葬儀を行ったご相談者から、「ご紹介いただいた葬儀社は、自分ではネットで見つけられませんでした。本当に良い葬儀社を紹介していただき、ありがとうございました。」とメールを頂くことがあります。

ご相談者が求めている状況によって、合うであろう葬儀社をご紹介させて頂くことがセンターの役割だと思って活動しています。

ケアマネさんからのご相談

先日、担当している方が急逝され、ご家族からどこか葬儀社を紹介してほしいというご相談を受けられたケアマネージャーさんからご連絡をいただき、葬儀社をご紹介させていただきました。
以前にもセンターにご相談いただいた経緯があった方で、その時もご家族が良い葬儀が行えたと喜ばれていたとのことで、リピートでのご相談です。
この度のご紹介でも、ご家族がとても満足されていたとお聞きし、安心いたしました。

先週、そのケアマネージャーさんとお会いする機会を頂き、直接話しを聞かせて頂きに行ってきました。

介護、ケアマネージャーというお仕事も、ご病気をされている方やご高齢の方に接するするお仕事ですので、数は多くはないけれど、ご家族からの葬儀についてのご相談をされることがあるそうです。
ただ、葬儀の事や葬儀社のことについては分からないことも多く、急なご逝去で相談を受けられた際にお困りになられるケアマネージャーさんも多いようだ、とのことで、『このような活動をしている団体があるということを、相談されたときに案内できるように、うちのスタッフや他のケアマネ仲間の方にもお話しします、とても心強いです。』とおっしゃっていただきました。

介護施設などでは葬儀社が入っているところもあるようですが、同じ施設に入居されている方でも、そのご家族によって状況や要望は異なりますので、ひとつの葬儀社ですべての人がご満足されるか、という点では少し難しいものがあるかもしれません。

センターの活動は、事が事だけに、なかなか積極的にアピールすることは難しく、少しでも困っている方のお役に立てればと思っていても、センターのことを知る環境にない方もいらっしゃいますので、このような連携はとてもありがたく、また、ご相談される方もより安心していただけるのでは、と思っています。

説明の大切さ

先日、ご両親が互助会の会員になっていて、積み立ても終わっているのでそこに葬儀を頼んだのですが、、、という問い合わせを頂きました。
もうすでに葬儀依頼の契約をしているので、今から葬儀社を変えたいという事ではないが、契約した内容は一般的なものなのかを知りたいとのこと。
湯灌のこと、葬儀社から紹介されたご僧侶へのお布施のこと、心づけのことなどの細かい部分に対して担当者から聞いた説明がよくわからかったことが不安を大きくしているご様子でした。

詳しいお話を伺っていても、内容については一般的とされていることから大きくずれているとは感じませんでしたが、ご依頼者が担当者から受けた説明を伺うと、説明の仕方とその対応に問題があるような。たしかに、その様な伝えられ方をしたら、なんかおかしいんじゃないか?と誤解が生じ、いらぬ心配まで生まれてきそうです。

その葬儀社さんはセンターの賛同葬儀社ではありませんでしたので、どのように対応されていたのかを担当者に直接訪ねることはできませんし、センターが間に入ってその状況を調整することもできません。

センターからは、葬儀の項目については、一般的な事で説明させていただき、ご納得下さり、落ち着いていただきましたが、本来ならば葬儀社の担当者が、きちんと納得がいくまで説明をするところです。

センターからご紹介した葬儀社で実際に葬儀を行った方からご協力いただいたアンケートでは、葬儀社の担当者に対して
「説明がわかりやすい」
「分からないこと、疑問に思う事は適切に教えてくれて信頼出来た」
「分からない事が沢山あったのですが、気持よく説明していただけました」
「こちらの話がとかく脱線しがちなのを辛抱強く聞いて下さり、私ども知識が全く無い者に大変わかりやすくアドバイスをしてくれました。」
「どんな細かいことでも聞けばきちんと答えて下さり、私たちは聞きやすく、とても甘えられました」
「葬儀そのもの以外の質問などにもいやな顔ひとつせず可能な限り答えてくれ、大変ありがたく心強かった」
など、『説明がわかりやすい』という内容のご回答いただくことがとても多く、『きちんと説明してもらったこと』がご依頼者の大きな安心につながっているように思います。

葬儀社の担当者を前にしたとき、なんとなく聞きづらい、こんなこと聞いてもいいのだろうか、気を悪くされないだろうか、、、など、いろいろな気持が出てきて結局そのまま葬儀を迎えてしまわれる方も多いと思いますが、小さな疑問や不安をそのままにしていると、そのことに気を取られてしまい、一度きりのご葬儀なのに、気持ちにわだかまりを持ったままその日を迎えることになるかもしれません。

また、ご葬儀を終えて落ち着いたとき、大きな不満になって葬儀社に訴えても、言った・言わない、の水掛け論になってしまったり、うやむやにされてしまったりすることもあるでしょう。
何より、後からどんなに騒いでも、もうそのご葬儀のやり直しはできませんので・・・・・・・。

情報の提供

調べたいことがあるとき、ネットはとても便利なので、あれ?これはどうしたらいいんだっけ?と疑問をもったらすぐにPCやスマホで検索、知りたい情報がすぐに取り出せて本当にありがたいといつも思います。
が、他にはどんな見解があるのかと深く掘り下げたくなったとき、たくさんのページを見てしまうと、文章まるごとコピペのサイトがいくつもあって、「あ〜これ信じていいのか?」と逆に不安になって、結局何を信じたらいいのか分からなくなってしまう、最近、よくこのような状況になるな〜と感じます。

少し前までは、同じようなことが書いてあると、ああ、これでいいんだな、と安心して自分の中に納めていたように思いますが、さすがに、これだけまるっとコピーされたサイトを見ると、「同じことが書いてあるからこれが正解。」と納めることができなくて、混乱してしまうんだな、と思います。

便利なインターネットで、誰でも簡単に検索できることができるようになった一方で、調べる側は「なにを信用するか」の判断をするのが必要になってくるのですが、提供する側は「調べる人が信用してくれる本当のこと」をわかりやすく伝えられるようにしなければ、ということなのですね。

最近調べ物をしていて、なにがなんだか分からなくなってしまったことがあり、情報を提供する側にいる立場を改めて実感しました。

式場を選ぶには

ご相談で、使いたい斎場をお伺いした際、〇〇会館、など具体的にお知らせいただくことがあります。

以前のご相談で、最初の段階で「〇〇会館(お寺の会館)がいいかな、と父が言っている」とお答えいただいたので、なぜその会館を選ばれたのか、理由を伺うと、「引っ越してきたばかりで近隣のことはよくわからないが、自宅から近くて、よくそこで葬儀をやっているのを見るので」とおっしゃっていました
葬儀についてのご要望は15名ほどの家族葬、費用を抑えたい、とのこと。
お考えになられていた葬儀会館は、規模の大きな葬儀でも対応ができるくらいの大きな会館で、式場使用料もお考えになられていた以上の金額でした。

家から近いことを第一優先にし、広さや費用のことをご承知されている場合には、そこで行うことが一番ご満足かと思いますが、ご希望する葬儀に適した式場をお選びいただける状況の場合には、選択範囲を少し広げたりなどで、式場の規模や費用のバランスをとることが可能になることがあります。

またほかにも、式場を選ぶ際は葬儀の規模や費用だけでなく、例えばご高齢の会葬者がいる場合はバリアフリーに対応しているところにしたほうがご負担は少なくなりますし、遠方から来る方がいらっしゃる場合には、通夜の夜に宿泊できるところが便利だったすることもあります。

ご葬儀を行う場所については、「何を優先事項にしたいか」をお考えいただくと、適した式場を選ぶことができるかと思います。

白木祭壇と生花祭壇

センターのご相談フォームには、どのような祭壇を希望されるかチェックを入れていただく項目があります。
まずは、白木祭壇、花祭壇、その他 の3つのうちからお選びいただいているのですが、最初のご相談の段階では白木祭壇にチェックを入れている方の方が花祭壇を選ぶ方よりも多く、「その他」は直葬など、祭壇を必要としない方がチェックを入れています。

白木祭壇を希望されている方にその理由を伺うと、「祭壇のことはよくわからないので、とりあえず白木祭壇にチェックしました」、「花祭壇は高いと思ったので」、など、積極的に白木祭壇を選んだというという感じではありません。
映画やドラマ、以前参列した葬儀など、日本のお葬式を思い浮かべると白木祭壇での葬儀の様子が目に浮かぶからなのでしょうか。

ただ、実際のご葬儀では、最初白木祭壇を選ばれた方でも、斎場に常設されている白木祭壇をご利用になる以外の方は、生花祭壇を飾ってのご葬儀にされることが多いようです。

生花祭壇にされた理由としては、その故人様のためだけにその都度作る祭壇であることや、祭壇に使用した花はお別れの際にお棺に入れてあげることができるので、たくさんのお花に囲まれた状態でご出棺できること、また、花の数の増減やデザインによって、葬儀の規模や予算に比較的柔軟に対応できるところなどのメリットが挙げられます。
また、自社会館を持たない葬儀社さんは、白木祭壇のセットを保管しておく倉庫を準備することや手入れなど、維持していくことが難しい状況にあることも、生花祭壇を勧めする理由の一つです。

以前、白木祭壇にチェックを入れられていたご相談で、理由を伺った際、「主人のイメージからすると、白木祭壇の方が合うような気がするので」と、奥様がご主人を想う気持ちから選んだというお返事をいただきました。
ご相談から程なくして執り行われたご葬儀では、大きな白木の祭壇の周りに皆様から頂いた多くの白い菊の供花が並び、故人様とはもちろんお会いしたことがありませんが、どのような方だったのかの想像ができました。

式場に入ると一番最初に目につくであろう、正面に飾られた祭壇はご家族の想いが込められています。
白木祭壇でも、生花祭壇でも・・。

何もせずに、静かに見送りたい。

以前、参列者は家族だけで、ゆっくり見送りができる葬儀にしたい、という事前のご相談を頂きました。
ご対象者はお父様で、菩提寺もなく、宗教の信仰もないとのことで、できれば宗教色のない葬儀というかたちを希望されていましたが、最初のご相談時点では、無宗教葬というものがどういうものなのか、いまひとつわか
らないとおっしゃっていました。

無宗教での葬儀を希望される場合、大きく分けると、例えば音楽葬にしたい、懐かしい映像・画像を見ながら故人様を偲ぶような式にしたい、など、どのような進行で行いたいか具体的な希望がある場合と、特に進行する宗教がないので、宗教色のないものにしたいので、と漠然と考えられている場合がありす。

このご相談でのご希望は、無宗教葬で、できれば何もせず、家族でいられる最期の時間をゆっくり過ごしたいというご希望がありましたが、実際にはどのような葬儀になるのかを心配されていました。
そこで、事前の段階で、ご紹介葬儀社の担当者と面談し、具体的なご相談をされたのちに、直接会館の見学も行い、ご納得された状態で葬儀社をお決めになりました。

その後、事前にご相談された通りのかたちで、葬儀が執り行われ、通夜・告別式の時間を特に何もせず、ご家族がただただ故人様とゆっくりお過ごしになる時間に使い、通夜の夜は会館にお泊りになられたとのこと。
ご葬儀後には、「家族だけで静かに送りたい、という希望通りの納得がいく葬儀ができました」とご報告いただきました。

近年、家族だけでの葬儀なので、と、直葬をお選びになる方も多いですが、一方で、火葬のみでは忍びないので、と、一日葬などでゆっくりお別れができるようなかたちを希望される方も、このところ増えてきたように感
じます。

葬儀(特に無宗教葬)というと、何かしなくては、という気持ちにとらわれることもあるかと思いますが、儀式や進行にとらわれず、なにもしないで静かにお送りすることがご家族のご満足につながることもあるのだな、
と思いました。