ご冥福をお祈り申し上げます

昨日は朝の海老蔵さんのブログを見て「まさか・・・?」という胸騒ぎから始まり、その後公表された小林麻央さんの訃報に、本当に多くの方が悲しい気持の一日を過ごされたのではないでしょうか。

最愛の奥様を亡くされたばかりの海老蔵さんは「なるべくいつもどおりに過ごします」と、朝の水やりなどの日課をこなし、二回公演の舞台、公園の合間に記者会見などをきっちりこなされ、ものすごく深い悲しみや苦しさや悔しさを抱えていらっしゃるであろうにもかかわらず、本当にすごい方だと思いました。

このような状況でもストイックな心で日常をこなすのは、なかなか真似ができることではないと思いますが、役者さんではなくても、立場、状況によってはこのように過ごさなくてはならない方も多くいらっしゃることと思います。

葬儀の準備、ご葬儀となり、ご葬儀を終えた直後には、張り詰めた緊張がゆるみ、大きな脱力感のようなものに襲われるかもしれません。
どうか、ご家族皆様、ご自身のお身体をご自愛いただければと思います。

小林麻央さんのご冥福をお祈り申し上げます。

まだ先の事ですが・・・というご相談

 「今は病気でもなく、元気な母ですが、母に何かあった時は自分ひとりでがんばらなくてはならないので・・・」というご相談をいただきました。
 お父様はすでに他界されていて、お母様が万一の時には一人娘であるご相談者がすべて行わなくてはならないとのこと。
 まだ先のことだと思いますが、頼る親戚も近くにいないので、急に不安になってしまったそうです。

 このような状況の場合、まずは万が一の時に自分が何をすればいいのかということと、葬儀社のことを知っておくと、少し不安が軽減できると思います。

 ただ、何年も先のこと、という場合には、葬儀社についてはまだ決めなくてもいい段階だと思います。
 今は、ご自身の要望に合うような葬儀社を何社か候補として考えておくだけでご安心いただけるのではないでしょうか。
 お迎えから安置場所への搬送、式場・火葬場についての説明・予約から、葬儀の準備、進行、葬儀後の手続きの相談などはすべて葬儀社さんが対応してくれます。
 費用については、今とその時では状況が色々と変わっているかもしれませんが、必要であれば現段階での目安にする見積もりも作ってくれます。

 信頼できる葬儀社なのかどうかを判断するのは、普段葬儀についてあまり考えることのない方にとっては難しいことかもしれませんし、その後の環境が変わることもありますが、センターでは引き続き対応しますので、その時の状況に合わせて新たなご紹介などの案内なども可能です。
 

楽しい勉強をしてきました。

 ご葬儀ごとではないのですが、先日、ウェブ関連のセミナーに行ってきました。
 場所は大手町、平日の夕方にオフィス街に行ったのなんて、何年ぶりでしょうか・・。
 ちょうど外出先からオフィスに戻る人や仕事帰りの人が入り混じる時間帯で、本当にたくさんの人が歩いていました。

 クリエイティブ関連のセミナーだったので、参加されている方々は若い方ばかりかな、と思っていたのですが、もちろん若い方は多かったですが、私と同年代くらいのかたもチラホラ・・・。安心しました。

 セミナーの内容は興味があることばかりでかなり集中していたようで、2時間があっという間に過ぎていました。
 クリエイティブな雰囲気の中に身を置いたのは本当に久しぶりで、とても楽しい時間を過ごし、刺激もたくさんもらってきました。

 センターのサイト作りの、少しでも手助けができればと、これからもまた引き続き勉強です。
 

ご相談当初の希望から状況が変わってしまうことも。

 事前のご相談では、ご相談のやりとりをしているうちにご相談者側の状況が変わり、条件の変更などによる再見積もりの提出やご紹介葬儀社の追加、変更をすることがあります。

 ご相談を進めていく中で、ご納骨先のことについて伺うと、田舎のお寺にお墓があるのでそこに一旦納骨しようと考えている、とのことでしたが、その後、そのお墓には納骨しないという状況になり、新たにお墓を購入しなくてはならなくなったため、最初に考えていた予算での葬儀は行えないかもしれないという状況に。
 ご相談当初は、きれいな祭壇を飾り、故人様と深いお付き合いをされていた方にも来ていただいて、一緒にお別れをしてもらう、というご希望から、それに伴った葬儀社のご紹介、見積もりの提出をいたしましたが、状況の変更により、ご家族だけでの一日葬というかたちで、新たに葬儀社のご紹介、見積もりの再提出となりました。

 最初に思い描いていた葬儀のかたちが、ご相談のやりとりで具体的な状況が明確になっていくことによって、内容を変更せざるを得ない状態になることもありますが、そのような状況の中においても、できる限りご満足のいくご葬儀を行っていただきたいと思います。

 このご相談者からは、ご葬儀を終えてすぐ、「参列、弔電、香典辞退の、家族3人だけのちょっと寂しい式でしたが、その分ゆっくりお別れできた気がします。お通夜はなくても、故人の好きだった音楽を流し、一晩付き添うことができました。
 いろいろと相談にのって頂き、数々のアドバイスを頂き、本当にありがとうございました。アドバイスなしには乗り越えられなかった気がします。
心から感謝の思いでいっぱいです。」とのメールを頂きました。
 
 ご相談当初の思いとは違うかたちでのご葬儀になりましたが、ご家族がご満足のいく形で送って頂けたことがなによりです。

オーダーメイド

 以前、「いくつかの葬儀社のHP等見ましたが、どれくらいの費用になるのかよくわかりません。」というご相談がありました。
 これは、多くの方が感じられている疑問でもあると思います。

 葬儀社が独自のプラン価格をサイト上で提示し、このプランには何が入っているのか、というところまで説明しているところも多いですが、プランの中に何を入れるかは、各葬儀社が決めていることです。
 細かく言えば、安置料が入っているといっても、1日分なのか日3日分なのか・・・、搬送は何回分が入っているのか・・。
 祭壇にしても、同じ20万円のものでも内容はそれぞれ異なっています。

 また、お葬式は、各ご家族によって要望や状況が異なるため、Aさんのご葬儀では〇プランでよかったけれど、Aさんと似ている状況でも、Bさんの場合は〇プラン+αのほうがいいのでは、など、プラン内容だけでは決められないこともあります。

 これを、今まで葬儀を出した経験がない方がホームページをぱっとみただけで「あと何が必要か、どうすれば節約できるのか、うちの場合は?」などを判断するのは、数を多く見れば見るほど非常に困難になると思います。

 センターでは、事前相談で葬儀社から見積もりを取り寄せる際に、ご相談者がどのようなことを希望されているような葬儀をするためにはどのようにしたらいいか、などを担当者と相談をして見積もりを作って頂いています。
、お葬式は各ご家族によって異なる、オーダーメイドのようなものだという気持ちでご相談に対応しています。

葬儀社さんと話をすること・。

 先日、センターの賛同葬儀社になる申し込みをいただいた葬儀社さんと面談を行いました。
 センターでは、新規で申し込みをされた葬儀社さんには、必ず一度事務局へお越しいただき、面談をさせていただいています。

 面談では、まずセンターの説明から始まりますが、その後は葬儀社さん側の話しを聞かせて頂き、ご相談者へ紹介させていただく際の参考にさせていただけるように、また、センターとの今後のコミュニケーションがうまくいくようにという流れで進めています。

 センターでは、担当者の方がどんな方なのか、会社はどのような対応をするところなのかなどを考えながら話をお聞きしています。
 それは、ご相談者の要望が様々である、ということに対して、各葬儀社さんがそれぞれにどのように対応して頂くのかを、紹介する立場として把握していなくてはならない為です。

 先日ご来社いただいた葬儀社さんの担当者は、介護の仕事を経て葬儀社に転職された方でした。
 介護の仕事を通して、お世話をしていた方が亡くなってしまった時の葬儀に参列できないことが度重なり、最期を気持ちよく送ってあげたいという気持ちになり、葬儀社に入りましたとおっしゃっていました。

 雑談のような小さな話でも、実際に葬儀に対応し、ご依頼者の気持ちと合うことができるようなことになるかもしれません。
 葬儀社さんと直接話しをするのは、私にとっても勉強になりますし、良いご紹介をするためにも大切なことだなと思います。

ご自身の葬儀について調べている方は。

 以前、「今は元気なのですが、両親が自分たちの葬儀にこだわりを持っているので、それができる葬儀社を紹介してほしい」というご相談をいただきました。
 音楽家のご家族で、ご自宅で教室をされているとのこと、ご要望は、宗教色が一切ない無宗教での葬儀で、自宅を使い、家族の演奏で送ってもらいたい、というもので、温かみのある葬儀を希望され、ご両親の希望をお子様たちがかなえてあげたいとのことでした。
 葬儀社のご紹介から、社の担当者との面談に進み、担当者との面談にはご両親も同席され、詳しいご相談をされたそうです。
 しばらくして、お父様がお亡くなりになり、ご要望のとおり、ご自宅での音楽葬となりました。

 終活などでご自身の葬儀について調べている方も多いと思いますが、このご相談のように、葬儀について、送られる側のご両親と送る側のお子様たちでコミュニケーションが取れていればいいのですが、ご自身が調べて決めたことを送る側の人に伝えていなかったり、時間が経って状況がかわっても見直しをせずにそのままになっていたりすると、せっかく調べたことが無駄になってしまうことにもなりかねません。

 葬儀が終わってから、故人様が取り寄せていた見積書が出てきたという話しも耳にしたことがあります。

 特に長期的なご自身の葬儀についての事前相談は、送る側の人と共有していただければと思います。
 
 

資料がたくさんあっても・・。

 事前相談でご相談いただく方の中には、センターへご相談される前に、ご自身でも色々とお調べになっている方も少なくありません。

 先日、「まず、見積もりを」と思い、ネットで一括見積をお願いしたところ、「たくさんの葬儀社から大量の資料が届き、あちらこちらから電話がかかってきて、どこの葬儀社とどんな話しをしたのかもわからなくなってしまって…」と、混乱された状態でお電話をくださったご相談者がいらっしゃいました。
 葬儀社は、飛び込みなどで個人に向けて積極的な営業をすることが難しい業種ですので、依頼があった時にはできる限り自社のアピールをさせてもらいたい、というのも理解はできます。
ただ、受け取る側は一度に複数の葬儀社から届く大量の資料に目を通したり、連続でかかってくる電話に対応していると、知らないうちにご自身には不必要な情報までが入ってきてしまって、混乱する要因にもなるのでは、と思うのです。

 また、以前、ご自身で葬儀社に問い合わせをして資料を送ってもらったが、直葬と伝えてあったのに、式場の案内やお料理のパンフレットなど不要なものが大量に入っていて、「直葬で」という要望がちゃんと伝わっているのか心配になった、とおっしゃっていたご相談者がいらっしゃいました。

 センターでは、ご相談者が葬儀社と直接コンタクトをとる段階になるまで、ご相談者のフルネームや連絡先、詳細な住所などをご紹介葬儀社には伝えませんので、葬儀社から直接ご相談者へ連絡することができないようになっています。
 見積もりなども、ご相談者から「直接葬儀社から送ってほしい」と希望されない限り、センターを経由しますので、センターでチェックしたうえでご相談者のお手元に届くという流れになっています。
 
葬儀のことは、各ご家族によって状況や要望が異なります。
センターでは、ご相談者の状況・要望などを踏まえて、その方に向けた対応をしています。

ホームぺージだけではわからないこと

 過去に経験された葬儀で葬儀社に対しての不満が残り、次に葬儀を出すときには同じ思いをしたくないので、とご相談を頂きました。

 その時のご葬儀は直葬だったとのこと。
費用を抑えたいという理由からではなく、故人様のご兄弟も皆様高齢で葬儀に参列するのが難しく、ご相談者ご夫妻のみで送ることにしたため、直葬というかたちを選ばれたそうです。
 初めての葬儀で、葬儀社はインターネットで探して依頼したとのこと。
 「同じ直葬での葬儀ならば、高いよりは安い方がいいと思い、価格を比較して低価格を謳っている葬儀社に依頼してしまったことが失敗でした」とおっしゃっていました。
 詳しい説明もなく、火葬日当日、葬儀社の担当者はヨレヨレのスーツを着て時間ギリギリにやってきた。お盆に入っている花はしおれているし、対応に雑さを感じたとのこと。
 直葬の葬儀とはこんなものなのでしょうか・・と聞かれたので、直葬でも丁寧に対応してもらい、ご要望にも可能な限り対応してもらって、とてもご満足されている方もいらっしゃいますよとお話しすると、「将来、また葬儀を出すことになるので、また相談させてください、その時は、何もわからないからと全部葬儀社任せにしないで、ちゃんと要望は伝えようと思います」とおっしゃっていました。
 値段だけで選んでしまったことだけでなく、何もわからない状態で葬儀社にまるごと任せてしまったことも後悔につながっていたご様子です。

 不慣れで不安な状況の中、その道のプロに全てお任せしたいと思うことは自然な事だと思いますが、お任せするには『ご依頼者が信頼できる葬儀社』という大前提があります。
 しかし、信頼できる葬儀社なのかどうかは、ホームページを見ただけではわかりません。

就活などの長期的なことでしたら、折を見ての見直しされることをお勧めします。

 ご自身の葬儀について、ご生前からいろいろと考えられている方は多いと思います。

 4年ほど前、子供がいないご夫婦が、ご自身たちの万一の際に安心して任せられる葬儀社を紹介してほしいとのご相談がありました。
 最初のご相談のご要望から3社をご紹介させて頂き、その際に、「長期間のご相談ですので、1年ほどを目安にいつでもけっこうですので見直しなど、再度ご相談ください」と案内させて頂きました。
 この段階で、ご検討され、1社に絞られていたのですが、その後、一年半程経った頃、再度ご相談いただいた際には、ご要望も少し変わり、最初に考えていらした斎場ではなく、違う斎場を検討したいということになり、新たにほかの葬儀社も追加でご紹介させて頂き、それからまた1年半ほど経ち、奥様からご主人が心配な状況になられたとのご連絡を頂きました。

 万が一の時には2回目のご相談の際に新たにご紹介させて頂いた社にお願いしたいとのこと。

 最初のご相談でお伺いしたご要望と変わったところは、使いたい斎場が変わった事だけで、そのほかは同じ条件でしたが、ご自身の状況が変わり、それに伴ってご紹介させていただく葬儀社を追加し、その社にご依頼になられました。

 本人が〇〇〇(葬儀社)からパンフレットを取り寄せていたみたいなんですが・・、と、ご相談の際にお聞きすることがありますが、時間が経てば、ご家族の状況やご要望、また、葬儀社に至っても状況が変わることがあります。

 ご本人のご要望は一番叶えて差し上げたいところだと思いますが、世の中の状況変化が速い今の時代、ご本人のご要望を踏まえ、ご家族の状況なども加味して、見直しをされることをお勧め致します。