今年の目標は・・・。

  新年明けましておめでとうございます。

  本年もどうぞよろしくお願いいたします。

  「また、お隣と間違えられたかな」時計はすでに午前11時。
  いつも朝1番に届いていたはずなのに・・・。
  思わず受話器を手にしたが、思い直してもう1度郵便受けに手を入れると、今度はありました年賀状が・・・。
 
  元旦の朝、年賀状を受け取るわくわく感は格別です。
  と言っても当方が書くのはこれからです。
  頂くのは元旦、書くのも元旦、それもこれからといささか矛盾を抱えておりますが、年賀状は年1回の近況報告とばかりに、元旦1日を費やして書く習性を一方的にお許し願ってのこと。

  頂いた年賀状も、皆様それぞれの近況報告が綴られておりました。
  女性の先駆者の近況報告は今年3月で85歳になられるが、全国を飛び回っているようなお忙しい中、趣味の陶芸展でアイデア賞を頂いたとのこと。1日7千歩のウォーキングは欠かさず、皆様のお世話するのは無理ですが、お誘いには喜んで参加しておりますのでとのこと。

  元気な賀状に小さな悩み事や疲れも一気に吹き飛んだ感じです。
  この気分を持続して昨年喪中はがきを頂いた友人にも、寒中見舞いで元気な近況報告をと、今年は年頭から元気印を掲げていく目標ができました。
  まずは永年の懸案だった足腰を鍛えることから始めます。

旅立ちのお手伝いは密度の濃い打合せで。

 「奥様もお子様達もお忙しくて、皆様がお集まりになれる日はあとご葬儀当日になってしまうので、ご逝去でお集まりいただいた当日、ご安置の後、すぐオフィスにお越しになり、打合せをさせていただき、この日だけでご葬儀の手はずを整えました」。

 本見積りを作成されたいきさつを伺った折、担当者の方がおっしゃった言葉に、一抹の寂しさを感じたのはこちらの思い過しでしょうか。

 お身内だけのご葬儀ですが、お忙しいからとさっさと葬儀社さんが提示した家族葬の定番の中から選択され、特にご注文もなく、後は担当者にお任せします的なニュアンスにも受け取れる打合せ内容には思わずためいきをついてしまいました。

 以前、葬儀社の担当者の方から見積りは1回では決まらない、ご葬儀ぎりぎりまで何回も打合せをしますと伺っておりましたので、お父様の旅立ちに際し、奥様やお子様達がもっとお一人おひとりのお気持をぶつけて、ご葬儀当日までの間により密度の濃い打合せが出来るのを期待したかったのですが・・・。

 ご喪家の一つひとつのご注文に正面から取り組んで、少しでもご満足していただけるように常に協力を惜しまない担当者も、そのあたりの空気を察して、こぢんまりした定番の生花祭壇の周りに、頂いた供花の札を外し、供花のお花を華麗にアレンジして差し上げましたが、ご喪家の方々は淡々と受け止めていらっしゃったご様子とのこと。
 それでもご葬儀は粛々と進行し、お父様は無事旅立たれましたが、やはり表は同じようでも、中身の濃い旅立ちをご家族皆様の手作りで応援して差し上げたいものです。

 すみません。つい今年最後の愚痴をこぼしてしまいました。
 今年も早いもので後10日を残すのみとなってしまい、私の担当も今年最後になりました。
 拙いブログにお目を通していただき、ありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 では、よいお年を。

担当者との面談

 ご葬儀についてお身内で幾度か経験された方は別としても、大方はあまり身近なこととして捉えていらっしゃらないのではないでしょうか。
 しかしながら、「死」はいつどなたに突然降りかかってくるか、予測がつかない代物でもあります。

 後悔しない、ご納得のいくご葬儀にするためには、見積りをお取りするのは勿論のこと、お時間がありましたら担当者と再度の面談をされることをお勧めいたします。

 どこから手をつけてよいのか迷われていらっしゃる方も、担当者との最初の面談で具体的な説明を受けて、ご葬儀についての概略を掴むことができるようになると、ご葬儀の青写真をご自身の中で自由に描くことができ、どのようにされたいのか、一つひとつのご要望もはっきりしてくるようです。
 
 さらにご要望が明確になったところで再度面談をされ、それについて話し合われることで、完成度の高いご葬儀をめざすことが可能かと思われます。

 先日も、ご高齢のお父様が突然倒れられ、意識不明のままの状態が続き、お医者様からはもはや時間の問題とも言われ、万が一を考慮して、ご葬儀の準備をされたいとのご相談を受けました。

 かつて、会社の企業戦士として、その後役員として活躍をされた方ですので、ご連絡をされた場合かなりの会葬者数が見込まれますが、ご家族と身近なご親族だけでお見送りされたいとのご要望で、取り急ぎ概算のお見積りをセンターの複数の賛同葬儀社さんからお取りになり、当方からの勧めもあり、まずはそれぞれの担当者とご面談をされました。

 担当者は見積りの祭壇やお食事、返礼品、想定された二つの斎場の違い等をパンフレットや写真でご説明をし、ご相談者からのご質問に丁寧に回答され、さらなるご検討していただくことになりました。

 お尋ねした情報をもとに、ご相談者はよりご希望に近づくために、斎場や火葬場に足を運び、下見をされ、ご兄弟と意見の交換を図った後、1社に絞り、再び担当者とご兄弟も交えての面談をされて、それぞれの意見を取り入れた綿密な見積りが作成されました。

 まずは、下見をされた斎場の中からご要望に適した斎場を指定され、火葬場は一番良い特別殯館でと兄弟の意見が一致したところから新たな出発がなされ、ご喪家皆様のご要望が詰まったお見積りとなりました。

 ご逝去前に綿密な見積りと打合せができましたので、いざと言う時も慌てることなく、納得の行くご葬儀ができたことをご報告いただいたのは言うまでもありません。

決めた理由

 センターでは、皆様から事前、事後のご相談をメールやお電話でいただいております。

 「病院で命が危ないと言われた日に、縁起でもないと思いつつ、深夜葬儀関連をホームページで検索をし、ほぼ泣きながら途方にくれていたところ、中立的な立場で胡散臭くない感じを、第1印象で感じました。心配ごとなどメールしたところ、お返事も迅速にいただくことができ、直感的にお任せしようと決心しました」。
 以前センターをご利用された方のアンケートです。
 
 インターネットで検索をされ、ご連絡をいただき、センターを信頼して一任される方、またセンターがご相談者からお話を伺い、推選した賛同葬儀社さんの中から決められる方等、お決めになられるタイミングはそれぞれですが、事後のアンケートや立会いで直接ご当人様からお話をお伺いすると、お決めになられた決意の程が読み取れます。

 ご逝去された後にご連絡をいただき、ご紹介した複数社の中から1社を選ばれた方は、各社の担当者とお電話でお話され、一番遺族のことを気遣い、暖かい対応をしていただいた方に決められたと、立会いしたご葬儀で伺いました。 
 インターネットで当センターを見つけ、当初「正直どうしようか」と不安な気持ちでいらっしゃいましたが、複数社の中から他社の担当者がプランの説明を急ぐ中、ひたすら相手の立場に立ってお話を聞いてくださった1社に決められたとの由。
 
 また、先日ご葬儀を執り行なったご相談者は、ご紹介した複数の葬儀社の担当者と面談されましたが、皆さん甲乙つけがたく、悩んだあげく、担当者の人柄を直感で選ばれたとのご報告いただきました。

 「ご葬儀に関してなんの知識も経験もツテもない状況で、葬儀社さんとやりとりすることは正直言って恐怖でした。ホームページを拝見してここにかけてみようと思いました。もっと正直に言ってしまえば・・・担当者の方のお名前が、苗字が父の故郷の地名&名前が母と同じ。この人が悪い人であるわけがない!私はこの人を信じる。そんな気持で委ねました」。
 4年前にいただいたアンケートの一文は当方宛のものでした。ありがとうございます。

 
 センターを信用していただき、皆様の決意の程を伺って、改めて襟を正して参りたいと存じます。

ご縁を感じる時

 「そういえば、2年ほど前にもこの近くのお宅でご葬儀を依頼されたのでは・・・」

 賛同葬儀社の担当者の方はあたりの景色を見ながら何気なく思われたそうです。
 「担当者から直接ご葬儀のことを色々お聞きしたい」とのご相談者からの要請を受けて、担当者がご自宅にお伺いした折のことでした。

 ご相談者宅でご面談の途中、近くの嫁ぎ先から加わったお嬢さんに見覚えがあり、ここで初めて2年前ご葬儀を執り行なったお宅との繋がりが判明し、それからのご相談は双方打ち解けて、お話がスムースに運んだようです。
 ご相談者はお嬢さんから良い葬儀社さんがあるとのお話は以前からお聞きになっていらっしゃいましたが、当方がご紹介した葬儀社さんと同一だったとはと、その偶然にびっくりされたとのこと。

 当方はご葬儀後そのことを知り、そう言われてみれば、ご相談者に担当者がお伺いした後のご様子をお尋ねした折、ご葬儀前なのに開口一番いきなり「よいところをご紹介していただきまして、ありがとうございました」とたいへん喜ばれたことにも合点が行き、不思議なご縁を感じました。

 また、先日執り行なわれた横浜でのご葬儀では、ご相談当初市営の北部斎場をご希望でしたが、ご相談者のお義父様の住民票が東京都内にあることが判明し、市外の方の式場使用は実質上難しい状況でしたので、急遽ご相談者のご自宅近くにございます、当センターの賛同葬儀社さん所有の式場に変更となりました。

 ご葬儀当日、立会いにお伺いしご挨拶の折、ご相談者から偶然にも東京下町のご実家でのお祖父様のご葬儀も、同じ葬儀社さんで執り行なっていただいたとのお話を伺いました。
 生前、お祖父様は町の商店街の役員をされ、地域貢献活動に力を入れている賛同葬儀社さんとは交流があり、地元でのお祖父様のご葬儀の節は色々とお世話になりましたが、今回もお世話になって何かとてもご縁が感じられますとご安心してお任せしているご様子が伺え、ご紹介した当方もほっと安堵いたしました。

 ご喪家とご紹介した賛同葬儀社さんとの間には見えない糸で結ばれたご縁があるのではと、ご縁についてあれこれと思い巡らしています。

不安をなくすには・・・。

 ご葬儀に直接自身が関わることは一生を通じてもそう頻繁にあるものではありません。

 それゆえに未経験の方が大多数を占め、ご葬儀中は内心ドキドキの中、表面の冷静さをかろうじて保ちながらも、ひたすら無事に何事もなく終ることを祈り、一方で永久に出会うことのない肉親との最後の別れを意識せざるを得ない、二律背反の世界を綱渡りしているようなものでもあります。

 ひと昔前のように、周りの先輩達が手取り足取りしながらも、後輩達を指導するという気運が薄れてきた昨今、この綱渡りを少しでも安定感のあるものにするためには、ご自身の手で不安を取り除き、余裕を持って当日をお迎えすることも大切です。

 先日メールでのやりとりをしていた事前相談のご相談者に、ご要望に合った賛同葬儀社さん3社をご紹介し、3社から見積りをお取りし、センターの見積説明書と共にお送りして、できましたら3社の担当者と面談をされることをお勧めしたところ、早速にご自宅にお呼びになられ、それぞれの担当者に様々なご葬儀に関する質問をされ、その内の1社にお決めになられたとの由。

 それぞれの担当者に質問をされたご相談者は、「分かりやすくご説明いただき、各社価格もほぼ同じで大差なく、できれば3社それぞれにお願いしたいくらいです」と、悩んだ末お1人に絞られました。

 理由はひとえにその担当者のお人柄だったそうです。
 直接担当者にお会いになりお話をお聞きすると、ご自身が常に不安に思っていることをいろいろ聞くことができ、とても助かったとのこと。
 おかげさまで、ご自身の中でご葬儀に関する不安がなくなり、お母様との残りの時間をゆっくりと過ごす余裕ができたとのご報告をいただきました。

 一方、5年ほど前、メールでのやりとりをしていた事前相談のご相談者は病院で闘病中のお母様が大きな山場を越えてくれていましたが、限界が近づき「もしかしたら」が頭をよぎり、しかし「そのときどうすればよいのか」具体的なことが分からずインターネットで検索して当センターに知り、メールを送ったが、一方で病院に日参しているその裏腹な行動に罪悪感を覚え、最初にメールを送った時には自分は冷たい人間だと感じ、裏切った思いすらされたとのこと。その後当センターのホームページを読み込み、メールでのやりとりで、あらかじめ知っておくことが、ひいてはきちんと送ってあげることに繋がるのだと思えるようになったとの由。

 余裕の持ち方も、5年間では大分様変わりしてきました。

人生最後とお花の関係は・・・。

 先日、何気なくテレビを観ていると、オランダの若いご夫婦から友人の赤ちゃん誕生祝いのブーケを注文された店主が、お花は人生と共に有り、この国では誕生から最後のお別れまでお花のプレゼントは常に欠かせないものだと、力説されていました。

 1ヶ月近く前のご葬儀で、近親者だけをお呼びして、お母様を綺麗な生花祭壇でお送りし、お越しいただいた方にはおいしいお料理のおもてなしをされたいとのご要望をご相談者からいただいておりましたが、ご葬儀後のお忙しい中、早速にご満足されたご様子のご報告をいただいた矢先のことでしたので、思わず画面に見入って頷いてしまいました。

 そう言えば、私達もいつの間にか人生最後とお花は切っても切れない関係になってしまったようです。
 ご逝去された後、お布団にご安置された枕元には枕花が置かれ、枕飾りにもお花が生けられ、ご葬儀では生花祭壇を、祭壇の両脇にはご供養のための供花が飾られ、仏式、神式以外ではご焼香の代わりに献花が祭壇に手向けられます。
 祭壇や供花のお花は最後のお別れの「お花入れの儀式」で柩へと、故人様はまさにお花に囲まれての旅立ちとなります。

 少し前までは白木祭壇に比べお花の祭壇は高価なものでしたが、いつの間にかリーズナブルなお値段へ取って代わってしまった観があり、担当者の方も既成の祭壇だけではなく、こだわりを持ってご相談者のご要望に応じた生花祭壇も提供されていらっしゃるようです。

 近年、立会いでお伺いしたご葬儀の中でも、生前故人様が臨死体験の際見られたという、お花畑をイメージされた祭壇は印象的でした。
 お別れにお見えになられた方々が、色取り取りのお花畑をたどると、故人様とご対面できる造りは式場の様式と相まって、ドラマチックな雰囲気をかもし出していました。

 また、永年スキー愛好者だった方の雪山をイメージした生花祭壇では、それまで心労で担当者に愚痴をこぼし続けていらした奥様がご覧になられて、思わず歓声をあげられ、大変なお喜び様だったと伺っています。

 生前お花のお師匠だった方のご葬儀にお伺いした時は、後を継いだお嬢さんとお弟子さん達とのたっての願いで、プロの花屋さんが大方造った祭壇の、最後の仕上げを完成させ、関係者一同感無量の面持ちだったとの報告もいただきました。

 もの言わぬお花は人の心を読み取り、人生最後の伴走者を引き受けてくれているようです。

搬送先のご事情も様々です。

事前・事後のご相談で、ご逝去された後、病院からの搬送先をご心配される方が少なくありません。

 ひと昔前でしたら、まずはご自宅にお連れするのが当然のように思われていましたが、昨今の都会を中心とする住宅事情を考えると、ご自宅にお連れしたくても不可能な場合も多々出てきます。

 また、ご葬儀もご家族ご親族のみの家族葬をご希望の場合は、なるべくご近所に知られないように執り行い、ご葬儀後皆様にお知らせするにはご自宅以外に搬送し、公営・民営の安置所のお世話にならざるを得ない状況もございます。

 ご自宅以外の安置所になりますと、ご面会のお時間も制限され、時には通夜当日までお会いできない場合もでてきます。
 そのために、最初の関門でもある搬送先の事情により、ご葬儀の満足度も大きく変わってくるようです。

 以前、ご家族だけでお見送りをされたいが、長患いをされ、ご自宅に戻れる日を1日千秋の思いで待っていらっしゃったお父様を、なんとしてもご近所に知られないように、ご自宅にお連れすることを第1条件にされたご喪家から、感謝のご報告をいただいたことがございました。

 ご主人の1年9ヶ月に及ぶ入院生活の間、病院近くのウイークリーマンション生活で支えられた奥様が、ご自宅に戻られ最初にされたことは、長い間閉めっぱなしになっていた雨戸を開け、ご主人のご自慢だったお庭を見せて差し上げたことでした。

 担当者の細心の配慮で無事第1関門を突破され、受けた当方も思わず安堵したことを思い出すようなできごとが最近もございました。

 お独りでお住まいのお母様がご逝去され、最寄りの警察で検視を受けた時点でのご相談となり、ご紹介した賛同葬儀社さんが警察に出向きましたが、医務院での解剖が施され、処置された後での搬送と決まり、搬送業務は医務院扱いになりました。

 当初、都内のご相談者のご自宅への搬送をご希望でしたが、集合住宅のエレベーターに柩が入りきれなく、解剖処置後のご遺体を狭い階段で持ち運ぶことも無理なことが判明し、ご喪家でのご相談の結果、血縁者ではないご相談者の奥様の都下のご実家への搬送に変更されるとのご報告受け、葬儀社さんの担当者も思わず、念を押してしまったとのこと。

 その夜、お母様サイドのご親族の方々は、奥様のご実家を初めてご訪問される方がほとんどでした。
 急な成り行きにも、ご実家の皆様は当然のように受け止められたご様子だったとのこと。
 困った時はお互い様ではありませんが、関係者一同、お別れの場を提供されたご実家の計らいに感謝され、最後のお別れの日はご葬儀・告別式はなく、火葬のみとなりましたが、ご焼香とお花入れのお時間を十分にとられてのご出発となられた、との報告を担当者から伺いました。

 担当者もご実家でのご安置の間、いつどなたがいらっしゃってもご焼香ができるように準備されておいたとの由。
 ご葬儀に不謹慎かと存じますが、なぜかほっといたしました。

Posted at 17:01 by (松) Comments/TrackBack(0) Permalink

会葬者数の予測

昨日、今日と観測史上最も遅い真夏日を更新し、街中では半そでのTシャツ姿が目立つ中、駅前の文房具屋さんの「喪中はがき承ります」の張り紙が目に飛び込んできました。

気がつけば今年も後2ヶ月半を残すのみとなってしまいました。
年賀の季節の前に欠礼のはがきで皆様にお知らせするのも、思いやりの心からでしょうか・・・。

最近の季節の変動が何時となく目まぐるしいからでしょうか。
余裕を持って事前のご相談をされていらっしゃった方から、数日来訃報のご報告が相次いでおります。
突然の訃報にご心配事もご相談途中で、一気に現実味を帯びてきますが、そこは見事な手綱さばき見せてくれます、センターの賛同葬儀社さんのベテラン担当者にお任せしています。
ハウ・ツーではなく、各人の長年の経験の積み重ねから推し量り、ご相談者が予測できずに悩まれるご会葬者数の割り出しも、様々な角度からお話をお伺いしていく中で推測し、お料理をどの段階で如何程追加をすれば間に合うかもはじき出していただけます。

立会いでご葬儀に伺った折、会葬者が予測以上に増えた場合もありましたが、早い段階でお料理を追加し、ご焼香が終った一般のご会葬者は順にお清め所へとご案内され、ご家族ご親族様の分も先に召し上がっていただきました。
一方のご家族ご親族の皆様は読経が終った後、ご導師からのお説教を伺っている間に追加分のお料理も到着し、ご導師のお話にお気持ちも和み、和気あいあいの中、ゆっくりと召し上がっていらっしゃいました。

また、直前のお問い合わせの殺到ぶりや、前日に続々と集まる供花を目の当たりにし、通夜のお料理がお見積では足りないことを申し上げたが、ご喪家の御意向で、追加は無しとのご回答をいただいた担当者の場合は、ご会葬の方々に少しでもご満足いただこうと、出来るだけお食事に行かせない作戦を取られたとのこと。
当初内々での無宗教葬をご希望されていらっしゃいましたが、故人様が50歳の現役のマスコミ関係の方でしたので、見る見るうちに情報が伝わり、通夜当日は式場に入りきれないほどのご会葬者でごった返してしまいました。
ご焼香の後、喪主のお話を長めにお願いし、その間沢山いただいた供花の一部を切花にして、柩の蓋を開け、お清めのお時間の半分以上を割いて、最後のお別れと献花をしていただき、結果お食事に向かわれる方が少なく済むことができ、しかも皆様のお気持ちの中でのご満足は十分いただけたようでした。

ご葬儀には必要かつ適切な情報が求められる。

当センターではご相談者からのメールと電話でのやりとりで、ご要望に合ったセンターの賛同葬儀社さんのご紹介をしております。
  同じご葬儀のご相談でも電話とメールでは時として大分おもむきが異なってきます。

  電話ではご紹介の他に、ご葬儀全般よろず承りの感が無きにしも有らずというところです。

  先日も、ご葬儀を明日に控え、契約も済ませてしまったが、どうしても納得がいかず、まずはお話を聞いてくれないかと喪主に代わってご親戚の方から電話いただきました。
  サジェスションしてさしあげるタイミングも掴みにくい程、葬儀社の担当者への不満が一気にヒートアップし、お話は延々と続きます。

  お尋ねした見積りの合計額は飛びぬけて高いわけではないようですが、お話をお伺いしていると、担当者のバックマージンの問題が随所に頭をもたげているようです。

  実際は担当者から紹介されたご導師ですが、会社にはご喪家が探してきたことにして、お布施を幾いくら払ってくださいと指定され、白木祭壇も見積りの価格と異なったものだが、他との調整を計るからと言い含められ、ご自宅にご安置されていた故人様は湯灌よりもエンバーミングを勧められて、1日早く斎場に搬送され、斎場でのお布団代を請求されたとの由。

  ご相談者が担当者に問いただすと、脅迫まがいの言葉が返ってくるので、ひたすら穏便にご葬儀が終ることを祈るばかりとのこと。
  お話はまだしばらく続きましたが、ふと我に返られご様子で、明日の通夜の準備もありますので・・・と電話は切れました。

  また別なお電話では、開口一番「ご葬儀ができる斎場を紹介してくれないか」との問い合わせをいただきました。
  いきなりの葬儀斎場のご相談でしたので、ご事情をお伺いしたところ、お身内の方が先程病院でなくなられたので、斎場を探していらっしゃるとのこと。
  斎場がご葬儀まで全て執り行ってくれると思われていたご様子です。
  もちろん、自社斎場をお持ちの葬儀社さんはいらっしゃいますが、多くの葬儀社さんは公営、民営の貸し斎場をご利用されており、搬送から火葬までご葬儀を執り行うのは葬儀社さんの受け持ちです。

  最近はご葬儀に関する情報が、インターネット上では一見氾濫しているように見えますが、現実はまだまだ、発展途上が現状のようです。

  これからご葬儀をされる方の判断材料になるよう、必要かつ適切な情報を当センターもご葬儀の事例を通してお送りしておりますので、お目を通していただければと存じます。