葬儀のオプションて何?

 何年か前、葬儀の口コミサイトができれば、参考にしたい人が多いだろうなと思ったことがあります。ちょうどそのころ、違う分野の口コミサイトを構築している人と話す機会があって、「葬儀の口コミはどうですかね」、と意見をもとめたら、難しいのでは、ということでした。
 たしか、理由は、積極的に発言したいと思うような分野ではないので盛り上がらないのでは、というようなことだったと記憶しています。
 現状を見ても、葬儀の口コミサイトで、参考になるような情報を提供しているところはないようです。

 当センターのサイトは口コミサイトではないですが、われわれが、より適切なアドバイスができるように、口コミを求めているページを作っています。
 ご相談者の状況も相談内容も様々で、たとえば、○○葬儀社で葬儀を考えているが、○○葬儀社はどうですか? という相談もあります。こうしたことにより適切にお答えするためには、葬儀や葬儀社、斎場の口コミなどをできうる限り広く多くの方々の協力のもと、情報を収集していく必要があると思っているからです。
 悪いことばかりでなく、もちろん、良い口コミもです。

 ただ、現状、後悔したという口コミが大半を占めています。数日前も、次のような口コミが届きました。

======== 以前、○○○○にある○○○○という葬儀屋を利用したことがあるが、かなり印象が悪かったです!!
料金に関して、最初の見積もりでは安かったのに、その後いろんなオプション料金を付けられてかなり上乗せされました。
ご遺体の扱いもかなりぞんざいで、死化粧もとてもプロの方がやっているとは思えないほど酷かったです。
火葬場に行く際も、途中で車がエンストしてしまい、かなり時間を待たされました。
なのに、支払いはまったくサービスもなかった。 ==========

 このオプションの話を、昨日会った葬儀社の人と話していたら、「そんなにオプションをつけるものがあるのですかね〜」と笑ってました。

お別れの時間をゆっくりと。

 ご相談では、火葬のみの直葬を望まれる方が年々増えているように感じますが、同じ直葬での葬儀でも選ぶ理由は各ご家族により様々で、いろいろな想いがあるようです。

 直葬での葬儀は、お葬式の中で一番低価格で行なえる葬儀ですので、直葬を選ぶ理由としては、とにかく費用を抑えたいという方が多いというのはもちろんですが、最近ではお身内の方が皆様ご高齢で、葬儀に来ていただく負担を減らすためであったり、ご対象の方が残されたご家族のご負担を軽くするために望まれたりなど、周りの方のために直葬を選ぶ方も増えているように感じます。

 ご家族としては、大切なご家族を火葬のみで送るのは忍びないと思われている方もいらっしゃいます。せめてお別れの時間だけでもゆっくり取ってもらいたいというご要望もお聞きします。

 ご自宅にご安置できる場合はご火葬の日までゆっくりお過ごしいただくことが出来るのですが、安置所にご安置している状況の場合、安置所からご出棺をしてそのまま火葬場へ行き、火葬場で10分少々のお別れをしてすぐご火葬という流れが多く、読経なども火葬炉の前で行なっていただくので、ゆっくりお別れをする場所がないというのが現状のようです。

 そのような中、最近、式場の中の一番小さな一室を安置所にして、ご出棺前にそこでゆっくりお別れをしたいただき、火葬後にまたそこへ戻り、皆様で精進落しの食事がとれるようなサービスを始めた貸式場がありました。
 火葬のみでは忍びないと思われているご家族にとってはとてもありがたいサービスではないかと思います。
 ただ、このようなサービスができる式場はまだ少なく、地域によっては、まだこのようなお別れが出来ないところもあるのが現状で、これから先、もう少し増えてくれるといいなと思っています。

 葬儀の式場も、自宅で葬儀を行なうことが当たり前だった時代から、その後、会館・葬儀場を使用して葬儀を行なうことが主流になり、家族葬が増えてきたので、広かった式場を区切って小規模な葬儀に合うような式場に改装したりなど、多くの使用者が望むかたちに変化してきているところで、これからは「火葬のみでもゆっくりお別れが出来る場所」が多くできるといいなと期待しています。

引継ぎ

当センターの賛同葬儀社さんの担当者の方とは、いつも見積りをお願いするところから始まり、見積りの作成、ご相談者との面談の報告、ご逝
去された後の本見積り作成へと、逐一報告を頂いておりますが、常に緊迫した状況の中での連絡が多い中、ベテラン担当者も人の子、時として話し
の流れの中で、ふとそろそろ引き際も考えていると、弱音を思わず漏らす方もいらっしゃるようです。

 担当者と実際にお会いする機会は少ないのですが、立会いにお伺いした折、傍から見ていても、体力・気力が十分に備わっていることが第1条件
のようなこのお仕事は、どちらかのバランスが崩れると、先のような迷いが一気に出てくるのでは、と思わせるところがあります。

 長年ご葬儀に携わった担当者には、それぞれ独自の仕切り方があり、そのやり方が個性となって発揮され、強いてはそれがご喪家に、大きな信
頼を得られるきっかけになっていることも、しばしば耳にいたします。

 あるベテラン担当者に伺うと、いかに初めてお会いした方と短期間に打ち解け、相手の懐に入っていかれるかが勝負とのこと。
 そのためには資料をいっぱい持って行き、相手を迷わせない。
 いかにこの人は大丈夫だという安心感を持たせるかが大切、と力説されていらっしゃいました。
 長年の経験からくる細やかな気配りや適切なアドバイスは、若手の担当者になんとか肌で感じてほしいものです。

 一方で、若い担当者の頑張りを見たご依頼者から、高い評価のアンケートを頂いたことがありました。
 それは期待と励ましの意を込めて10点満点中12点という高得点で、実際は9点といったところですが、若いスタッフの前向きな仕事ぶりと、暖か
い心遣いに触れ、感激されてとのこと。
 経験を積むことで、将来はより素晴らしいサービスを提供してくれる、と期待を込めた評価でした。

 フットワークのよい、若い担当者への引継ぎをよろしくお願いいたします。

その方のためだけの生花祭壇

 生花で作った祭壇が飾ってある式場に入ると、まず、花の香りが式場の中いっぱいに香っています。普通に生活をしている我々は、あれだけ沢山の花を見るのは、生花祭壇くらいなのではないかと思いますが、あのような綺麗な祭壇を数時間で飾る花屋さんの準備は本当に大変だと思います。
 限られた時間内で完成させなくてはならないわけですから、事前の準備もさぞ大変なことと思います。
左右のバランスのチェックやなど、細かな微調整を行なって造られた祭壇は大きい、小さいに関わらず、いつもとても綺麗にできあがっています。

 祭壇と共に念入りに位置を確認しているのは供花です。左右対称の位置に飾られた供花は、祭壇と共に配置のバランスを念入りに調整し、祭壇を更に大きく見える手伝いも担っているかのようです。
 供花は、白い菊をメインにしたものや洋花で造られたものが多いかと思いますが、以前立ち合いで伺ったご葬儀では、祭壇に使っている花と同じ花を使用した供花を飾っていました。まるで一つの大きな祭壇のように見えるほどとても綺麗だったのを覚えています。

 センターでは、立会いに伺えなかったご葬儀は、葬儀社さんにご協力いただき、祭壇やご葬儀の様子の写真を拝見させていただいています。
 祭壇は各社それぞれのデザインがあり、また、故人様のためだけに作るものということから、ご家族の希望で個性的な祭壇になる場合もあります。実際の立会いや施行写真を拝見し、多くの祭壇を見てきましたが、みな同じではないというところが、生花ならではのいいところだといつも思います。

 最近では、白木祭壇よりも生花祭壇の方が費用を抑えられるプランを用意している葬儀社さんも多く、最期に故人様のお棺に沢山のお花を入れてあげることができる生花祭壇は、これからもますます希望される方が増えていくのではないでしょうか。

20年前の合同葬

 センターのホームページに掲載している社葬のページをもう少し詳しくてわかりやすいものにしようと、改めて勉強しています。
 今手をつけているのが、「中小企業の社葬」のページです。
 社葬というと大手の企業が行なうもののように思う人も多いと思いますが、中小企業でも創立者や役員などの葬儀を社葬で行うことは珍しくありません。

 私も以前勤めていた会社で社長が亡くなり、社葬(合同葬)での葬儀を経験したことがあります。
もう20年も前のことで、お葬式に参列した経験もあまりないような頃、葬儀についてなにもわからず、受付に立って、指示されたことをただただ慌ただしくこなしていた記憶しかありませんが。
 ただ、今思うと、役員を含めても総勢10人に満たない会社でしたが、なぜ社葬にしたのかの意味がよくわかります。
 役員は皆、親族という、同族会社でしたが、社長だけはオーナーがお願いして引き受けてもらった、いわゆる雇われ社長でした。
社長が亡くなり、葬儀には会社関係の方もたくさん会葬に来るので、規模の大きな葬儀になることが予測され、ご遺族の費用面での負担を抑えるために、会社と遺族の合同葬という形にしたということ、また、新社長は20代とまだ若かったのですが、若くても会社のトップとして活躍できるというお披露目の意味もあったと思います。

もう20年も前のことですし、その当時は葬儀の事に何の興味もなかったため、何人の会葬者が来たのかとか、葬儀にいくらかかったのか、どんな祭壇だったのかなど、全く覚えていませんが、「葬儀社を選ぶ」など考えもしなかった時代のことなので、けっこうな費用がかかったということは明らかです。

今は、葬儀社を比較して選べる時代です。また、これから色々なことが変わってくるかもしれません。社葬や合同葬を考える企業からの相談にも新しい情報をきちんと案内が出来るよう、更に勉強をしていこうと思います。

なぜ、この商品を選んでしまったのか

 「値決めは経営」「値決めはトップの仕事」と言われほど大事な値決めは、業績が伸びたり沈んだりする大事な要因になります。なので、葬儀社さんから「当社の価格帯はどうですか?」と聞かれても、「会社のスタンスですからね」としか答えようがありません。

 ネットで低価格を打ち出しているのが目立つので気になるのも仕方ないことです。それにひきづられるのもわかるところです。参考にするべきところは参考にしたほうがいいかもしれません。

 もっとも、参考にしたいのは、表示される低価格だけであってはなりません。ネットで便利なのは、利用したことのある人(自作自演ではないもの)や業界の人の声もあふれていることです。それを踏まえれば、そうした会社の実態、そして今後の成長についても推量できる気もします。総合的に見たうえで、値決めに活かしていったほうが賢明でしょう。

 さて、競合だけ見ていればいいというものではありません。もっとも大事で洞察しないといけなのは、購入者(消費者)です。自社、競合、購入者、この3者、3者は同じですが、その内容、状況は変わり続けるのでやっかいです。

 そして、変わり身の早さでは、購入者が第一です。
 先日読んだ、『予測どおりに不合理〜行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』には面白い例が満載です。提示される商品の種類や価格・組合せ・見せ方等によって、消費者は、選ぶ商品が変わる可能性が高いことが明らかにされています。要するに状況に関係なく、一貫して同じ商品を選び続けるのは難しいということです(商品の種類によって強弱がありますが)。

 逆に、商品を提供する側からしますと、状況を変えれば、選ばせる商品を変えさせることが出来るということです。

 一昔前の葬儀情報が調べられなかったときのこと、
1、A祭壇15万円、B祭壇30万円で、どちらにしますか? 
2、A祭壇15万円、B祭壇30万円、C祭壇50万円で、どれにしますか?

 では、B祭壇を選ぶ人は、1よりも2のほうが多いのが予想されます。

 祭壇の例はあまりに単純ですが、われわれが何気なく選んでいるものは、企業の思惑にうまく乗せられている場合が少なからずありそうです。
 需要不足の状況では、マーケティング力がものをいいます。最も売りたい商品を決めておいて、それを売るために、他の商品を配置する・組み合わせるとか、いう手法も色々なところで見られる感じがします。こうしたところにも、参考にすべきところがあるのかもしれません。

葬儀の話題に花が咲く。

 先日、プライベートで、多くの初対面の人達に合うという機会がありました。そこから引き続いて会場を別の場所に移し、偶然同じテーブルについたのは7人。
 みんな初対面です。はじめましてのご挨拶ではじまり、それぞれがお互いのことを知ろうと質問がはじまります。
 雑談に交じりながら、それぞれがなんとなく自己紹介のような流れになり、仕事の事を聞かれたので、「葬儀社の紹介」の仕事をしているということを少し詳しく話してみると、「そんなことをしてくれるところがあるのか!」という反応。(大げさではないです、本当に語尾に「!」がついているような・・)

 このような場面で、この仕事のことを話すとたいてい同じような答えが返ってきます。そして、知りたいこと、疑問に思っていたこと、過去に行なった身内の葬儀の経験など、葬儀の話題になってしまうのですが、それだけみんな「お葬式」について興味があるけれど、聞くところがわからない、聞くきっかけが無いということなんだろうなと思います。
 たしかに、葬儀について調べなければならない状況にならないと、自分からはなかなか積極的に行動を始めるようなことでもないので、このようなきっかけが少しでも多くの人に伝わればと思っています。

 この会で私を外した6人の人に話しをしましたが、過去に経験したご葬儀で、よく聞くトラブルの中の「よくわからないうちに色々と勧められて、いざ請求書を見たらびっくりした」という経験をした人がいました。話しの途中で「耳が痛い〜」と耳をふさいでいましたが、今までにもそのような経験をした事がある友人などを含めると、けっこう多くの人が知らず知らずのうちに経験しているトラブルなんだと改めて気づかされたりします。

 その後はまた場所を移して、二次会です。みんなで連絡先を交換したりと、楽しい会になりました。

 その時の人達を介して、お友達のお友達・・・などに広まって、少しでも多くの人が葬儀のトラブルに巻き込まれないようになればと思います。

ご相談でお知らせいただく情報

 最近名簿流出でニュースにもなった企業から「お詫び」の手紙が届きました。
 我が家では子どもが小学校に入る前から中学生の途中まで利用していましたが、全くやらなくなってしまったので退会し、退会後にもダイレクトメールが延々と届き続けるので、それも止めてもらったのですが、この度の件でお手紙が届いたということは、名簿からの削除はしてもらっていなかったようで。(辞めれば削除してもらえると思っていたのですが、ちゃんと言わないとだめだったようですね。)
 今のところ、我が家では特に被害はないようなのでそんなに心配はしていないのですが、やはり個人情報がどこに漏れているかわからないとなると、気持ちのいいものではありません。

 センターでは、葬儀社をご紹介させていただくうえで、地域やお名前、連絡先などをお知らせいただいているのですが、まだ葬儀社さんとの直接のやりとりを望まれないような場合、センターから先の葬儀社さんへ情報が伝わってしまうのではないかと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 事前相談でセンターへご相談される方の中には、葬儀について調べていることをご家族に知られたくないという方もいらっしゃいます。
 センターにお知らせいただいた情報については、まず見積りを作成するために必要な事項のみを葬儀社さんにお伝えしていますが、ご相談者が直接コンタクトをおとりになる段階になるまでは、葬儀社さんから直接連絡ができるような情報はお伝えしていません。
 また、センターからご紹介させていただく葬儀社さんにおきましては、たとえ連絡先をお伝えしたとしても、後からしつこい営業等の連絡をするようなことはありませんのでご安心ください。

3回も故人の名前を間違えられた

 アンケートのお願いで、記載用紙に名前の漢字を間違えて書き入れてしまいました。返ってきたアンケートの余白に、
「正しくは『○○』です。名前ですので、適当な当て字はちょっとどうかと・・・不明ならカタカナにしていただければよいと思います」
 こちらの不手際で、返す言葉もありません。

 自分のことは棚においたとして、名前の間違いが、どれほど大きな結果を招くか、ビジネスの世界に長くいた人であれば、そういう場面に何回かは出くわしたことはあるのではないでしょうか。
 
 こういう事がありました。
 事前相談を受け、3社の葬儀社さんから見積りを取ることにしました。それを当センターでまとめて説明を付けて送ります。ご相談者の名前の漢字が間違いやすい漢字だったのは確かなのですが(漢字に詳しくないと、こんな似たような漢字があるのかというぐらい)、正しく記載してきたのは1社だけで、2社は間違っていました。そのうち1社はこちらで気づいてすべて間違いを訂正しました。しかし、もう1社のものは間違いを見逃してた部分があったのですが、そのまま相談者へ送付してしまいました。
 見積もり送付後、ご相談者は、間違いのあった社を、漢字の間違いをするような社だからと、候補からすぐに外しました。
(そういうようなことがあって以来、デジタルでのやり取りの場合は、相手の名前は簡単な漢字でもコピペするクセになりました。)

 つい先日には、後悔した葬儀談の口コミ投稿に、3回も故人の名前を間違えられた、という内容の投稿がありました。
―――― 千葉市○○○にある○○○○。葬儀の際、3回も故人の名前を間違えました。1回目・2回目の間違いの時に指摘したにもかかわらず3回目も。それに対する抗議への対応にも怒り心頭。数ヶ月後に火葬許可書が手元にない事に気付き連絡したところ、「骨壺の中に入ってます。火葬場で説明した筈です」の1言。実際に説明も受けていませんし、実物を見てもいませんでした。お客様相談室に電話したにもかかわらず、感情を逆撫でするような対応。こんな会社、葬儀を請け負う資格はないと思います。―――

 本当に名前の間違いは恐ろしい。
 逆に、わたしも、同じ人に、有賀「あるが(と読みます)」を、「ありが」と何回も言われると意気消沈です。

「お勧め」と「押しつけ」の違い?

 今日、切手を買いにいった時のことです。
 センターをご利用頂いた方へアンケートのお願いをお送りするための切手を購入しに行ったのですが、窓口の方から「シールになっている切手はいかがですか?便利ですよ」と勧められ、絵柄を見せてもらうと全部キャラクターもの。
 う〜ん・・確かにシールタイプの切手は便利だけれど、さすがにキャラクターものは・・。
 「仕事で使うので、普通のタイプのほうでいいです」とこちらが言うと、「お仕事でもこちらを使われる方が多いですよ」と、引き下がっていただけない。
 仕事もいろいろあるわけで、仕事で使う切手でもキャラクターのものが喜ばれることもあるでしょう。ただ、やはりご葬儀を終えたばかりの方へ送る郵便物です。風景やお花の絵の切手ならそれを選んでいたかもしれませんが、やはり無難なものの方がいいと思うのですが、この場で葬儀という言葉を使わないと納得していただけない?
 きっと、記念切手やデザイン切手を買ってもらう方が都合がいいのでしょう。
 『協力出来なくてすみませんが・・』という気持ちにさせられたのが少し残念でしたが、無事に普通の切手を買って帰ってきました。

 良かれと思って勧めてくださることはとてもありがたいと思いますが、少しでも度が過ぎると押しつけになり、しかも、それが勧める側の利益にしかならないことならなおさらいい気持ちにはなれないのでは・・。

 ご葬儀では、ご喪家の方が選ばなくてはならないものがたくさんあります。
 担当者が「少し高くなりますがこちらはいかがですか?」などと勧めてくるものもあるかもしれません。
 それは担当者がご遺族や故人様のことを想って勧めてくれているのか、ただ、高いものや不要なものを自分の利益のために勧めているのかを見極めるのはとても難しいかもしれませんが、担当者との信頼関係が出来ていれば、不要なものは不要と言えるし、ご喪家のことを一番に考えてくれる担当者ならそれ以上に勧めてくることは無いでしょう。

 先日、ご葬儀を終えたばかりのご依頼者の方から、「●●さん(担当者)には一つ一つ細かい要望を聞いていただき、思う通りの葬儀ができて母(喪主様)が大変喜んでいました。●●社を紹介していただいて、本当にありがたかったです」と、葬儀後のお忙しい中、わざわざお電話をいただきました。
 事前相談でご紹介した担当者と、直接面談等をしていただき、担当者の人となりを見ていただいた上でお選び頂いた葬儀社でした。
 
 多くの人が、ご葬儀準備の短い時間でも、ご依頼者との信頼関係が築ける担当者と出逢っていただけるよう、これからも益々活動に力を入れていこうと思います。