写真

 数年前のことですが、一人暮らしで亡くなった義父の遺品整理の現場に立ち会ったことがあります。

 部屋にあった大きな仏壇の処分に困ったことが業者さんに頼むきっかけでした。
 仏壇屋さんに相談したところ、中の御位牌をきちんとしたかたちで移動しているのなら、空の仏壇はただの箱。解体して普通にゴミにだしても大丈夫。と言われたのですが、気持ちの上で整理がつかず、専門の業者さんにお願いして、きちんとお焚きあげで供養してもらおうということになったのでした。

 業者さんが来る前に、一通り必要なものを持ち帰り、後は全て処分してもらうことになっていたので、作業の途中は少し席をはずしていたのですが、引越し屋さんのように手際よく中の荷物をトラックに積み込み、大きな仏壇は丁寧に扱ってくれました。

 最後に業者さんが処分していいかどうか迷ったものが部屋の片隅においてありました。カメラと袋に入った写真の束でした。

 とても古い、年代物のカメラと、写っているのが誰なのかわからない写真。
 他の荷物と一緒に処分してもらってもよかったのかもしれませんが、私はなんとなく手放せず、そのまま持ち帰りました。
 
 義父の交友関係は息子たちにもわからなかったようです。
 今、その写真とカメラは兄の家にある仏壇の近くに保管されています。

肩こり

 ここ数日の寒さはかなりなものです。
 暖房を入れていても、体のどこかが冷えている状態で。

 今、一番つらいのは「肩こり」。
 肩こりというより、背中全体がこっています。

 ずっとパソコンに向かっていることと、趣味の針仕事のせいだとは思うのですが、やはり寒さも影響しているかと。
 寒いと、意外なところに力が入っているようで、しかもたくさん着込むと重い上着がさらに肩こりを悪化させるのでしょう。

 ゆっくり湯船につかってリラックスしていると一時的にこりがほぐれるというか、楽になります。

 少なくともあと一カ月はこの寒さが続くでしょうから、すでに遅すぎるるとは思いますが、何か対策をねらなければ。

 節電・省エネ…を考えると、やはり体の中から温めるのが一番です。
 しばらく、「生姜紅茶」が夜のお供になりそうです。

積雪

 昨晩、天気予報で夜は雪になることを承知の上で出かけたところ、予報で知らせていた時間より少し遅れた頃から雪が降り始めました。
 そんなに積もらないだろうと、気を抜いていたのですが、気がつくとみるみるうちに積もっていく…。
 電車に影響が出ないうちに帰らないと…と、あわてて帰って来ました。
 駅から自宅まで10分ほど歩いたのですが、すぐに傘が雪で重くなり、何度も雪を払いながら、「明日の朝はアイスバーンになってるんだろうな…」と思い、サクサクと新雪の上を歩きました。

 案の定、朝には家の周りの雪はカチカチのアイスバーンになっていました。小学生は家の前を楽しそうに歩いているのですが、交通に障害がでて、困った人も大勢いたことでしょう。

 夕方近く、「スカイツリーから30cmの雪の塊が地上100mから落下」というニュースを見ました。
 30cmの雪の塊といっても、サクサクの雪ではなく、氷に近いのでは?!それが地上100mのところから落ちてきたとしたら…。想像しただけでも恐ろしい。
 以前、道を歩いていたときに、木の上から頭上に雪が落ちてきたことがありました。多分4〜5mくらいの木だったと思うのですが、それでもけっこうな衝撃があったのですから。

 足元が悪く、道の様子を見ながら下を向いて歩き、頭上も注意しなくてはならず、雪が積もった翌日は本当に大変です。

 東京に雪が積もるのは年に数回あるかないか…。慣れるというのも難しい話です。たった一年前の経験もなかなか思い出せないくらいですから。

 この冬に、また雪が積もることがあるかもしれません。皆様、上も下も、十分にお気を付けください。

インフルエンザ

 我が家の家族が一人、風邪で寝込んでいます。
 基本的な手洗い・うがいはちゃんとやっていても、やはり疲れていたりすると抵抗力が弱まるのでしょう。
 インフルエンザの流行もそろそろでしょうか。
 私はなぜかインフルエンザにかかりやすいタイプのようで、2年に一度はタミフルのお世話になっています。
 予防注射を摂取しているにも関わらず違う型のインフルエンザにかかったこともありました。
 去年はかからなかったので、今年はキケンかもしれない。しかも、今年は受験生が家にいるのでなるべく、外には出ずに過ごそうと思っています。
 しばらくの間、外出の時のマスクは必需品になりそうです。
 
 皆様も、くれぐれもお気をつけください。

寒中見舞い

 今日は「寒の入り」です。冬の寒さが一番厳しい時期となります。
 喪中の方は今日から節分までの間(寒の内)に寒中見舞いでご挨拶をします。
 年賀状は松の内に出すとのことですが、毎年ぎりぎりこの時期に届いた年賀状の返事をどうするか迷います。
 もうお正月気分ではない時期ですし、届くころには松の内は過ぎてしまう。やっぱり寒中見舞いでお返事するべきでしょうか…。

 ここ数年、我が家に届く年賀状は元旦に届いた数よりも、数日遅れた日に届く数の方が多くなっています。やはり年末はみんな忙しいからでしょうか。私も人のことは言えず、私が出した年賀状も恐らく3日あたりに届いたのではないかと思われます。
 
 年賀状は必要なのか?と考えた時期もありましたが、やはり新年のご挨拶。無くなってしまうと物足りないのだと思います。

 今では25年以上、年賀状だけのお付き合いの遠方の友人もいますが、毎年きちんと元気な報告をしてくれるので、いつかその友人の住む地へ行くことがあったら是非再会するために、連絡先はしっかり保管しておきます。

 これから2枚、寒中見舞いのはがきを書いて、明日ポストに投函します。

いつもの年末。

 今年も残すところあと一週間になりました。
 毎年12月に入る頃からなんとなく気忙しくなり、年内にやらなくてはならないことに追い詰められている気がします。
 年賀状や大掃除、もっと早くからはじめておけばよかったと毎年後悔するのですが、今年も後悔の真っ只中です。

 そして、今日はクリスマスイブ。
 この日になると毎年思い出すことがあります。
 5年ほど前のことですが、子供が小学校高学年になったころ、サンタクロースのことで質問攻めにあいました。
 最終的には本当のことを言わざるを得ない状況にさせられ、こちらも、ま、いっか。もう高学年だしねと思って白状したのでその翌年から我が家にはサンタクロースが来なくなりました。

 毎年、クリスマスが近づくと、「あのとき、なんでママにあんなに詰め寄ってしまったんだろう…、やっちゃったな~」と後悔しているのがおもしろい。
 友人の子供は今がちょうどそんな年頃なのですが、要領よくやっているそうです。そこのお宅には今年もサンタクロースはやってきますから。

 クリスマスが終わればすぐにお正月が来てしまいます。
 この一週間、本当に忙しくなりそうなので、体調を万全に整えて挑みます。

 来年こそは、「今年はゆったりお正月を迎えられる」と余裕で言ってみたいと思っているのですが…。

地図での場所確認と親近感

 われわれは相談を受けますと、まず、お話を伺いながら内容を整理することが第一ですが、次に地図で場所(近い斎場等)を確認していきます。拡大・縮小、ドラッグで移動できるグーグルマップは本当に便利だと思います。
 ただ、私はこれまでの慣れで地図帳を見ることが多いですが、最近のお気に入りは、「街の達人コンパクト・でっか字便利情報地図」です。机上で調べるのでもよいし、街中を歩くときに携帯するのにも便利だからです。
 相談を受けて地図を眺めるとき、一度でも歩いた土地だと親近感が出てくる感じがします。

 さて、街中を歩く番組は数多くあると思いますが、欠かさず見るのが、NHKで放映している「ブラタモリ」です。過去と現在を重ねて街や土地を描くので重層的で内容が濃いです。録画した番組を見ないで消去してしまうのも多いのですが、1回見るだけではもったいないので、2回は見たいと思わせられます。荒川を取り上げた放送も2回見てしまいました。

 荒川は、開放感があって散歩するには気分がいいところなので時折歩くのですが、その歩いているところ、赤羽の岩淵水門より下流は、人工の川だというのは、恥ずかしながら初めて知りました。知って歩くと見え方もまた違ってきます。

 昔の名残が地名で残っているとか道路の曲がり具合、川もないのに橋の標識あるなど、「土地の記憶」をタモリさんが様々取り上げてくれると面白いだけでなく勉強になります。

 ところで、荒川のような大きな川だと、橋の間隔はキロ単位ですが、昨日歩いた善福寺川~神田川などは、100メートルおきぐらいに、橋がある感じでした。おそらく全部の橋に名前がついているので、だいたいどのあたりを歩いているのかは、この橋の名前と地図を見比べるのが一番すぐにわかりました。
 橋の名前も変わったものがあって、石神井川の道楽橋や神田川の長者橋など、ブラタモリで取り上げてくれたら、面白い話がきけそうだ、と思いながら帰ってきました。

川崎事務所の看板

 川崎事務所の看板ができあがり、本日施工が完了しました。

 約2ヶ月ほど前から準備をはじめ、何度もデータの修正を重ね、やっと完成。

 本当は看板を貼っているところから見学したかったのですが、私達が到着したときはもうほぼ出来上がっていました。最悪の状態を前提に準備をして行ってくれたおかげで、思ったよりもすんなり作業が進んだそうです。

施工中.jpg

 想像通りの出来上がりに大満足です。

 お近くを通った際には、ぜひご覧になってください。

完成.jpg

看板ができました。

 この数週間ほど、川崎市に新設した事務所の看板のデータ作りをしていました。
 何年も前のことですが、私は看板屋で仕事をしていた経験があり、今回その経験が生かされました。

 当センター代表が案を練り、私がそれをデータで形にしていったのですが、案を搾り出すのにも、作るのにもけっこうなエネルギーを使いました。
 何度も何度も変更を重ね、一番最初に出た案とは全く違う印象のものに仕上がりましたが、この看板には『存在を知ってもらい、何をしているのかをわかってもらい、葬儀において後悔する人が少しでも減ってほしい』という、当センターの思いがこめられています
 今はやっとデータが出来上がったばかりの状態で、これから看板屋さんに実際に作ってもらい、取り付けられるのはもう少し先になります。

 お近くを通った際には、少しだけ、足を止めて見ていただけたらな、と思います。

先を見通すのは難しい

 「密葬が広く一般的に行われるようになったきっかけは、渥美清さんが密葬にしてからではないでしょうか」
 と、先日お会いした葬儀社さんの人が話していました。誰かの受け売りか、オリジナルな解釈かはわかりません。どれくらい本当らしいかもわかりません。
 ただ、そういう仮説で物事を見るのは、聞いていて実に気持ちが良いものです。
 
 そして、同時に、事業的には、取るに足らない仮説をほんの少し立て、その中のほんの少しだけ実行するという体たらくぶりを省み、そして同時に、最近のニュースを見るにつけ、仮説実行できる人や組織でないと、ますます厳しい社会になってくるのではないかと思えます。

 かつてに安定した社会があったかどうかはともかく、現代のようにグローバル化による不安定さは、自らの立ち位置とは関係なく、世界の様々な影響を受け、先行きを非常に見通しにくくさせています。(わずか数か月前、日本の円が80円を上回っていたとき、10人中9人のエコノミストは、徐々に円安になっていくだろうと言ってました!)

 この見通しにくさの中において、求められる人や組織は、どちらかと言えば、いまある決まりごとを踏まえ無難にやりすごすというよりも、よく言うPDCAを早く回せる人や組織であると思われます(仮説・計画 → 実行 →検証・評価 → 改善)。たとえ仮説が間違っていて時には失敗したとしても、何も実行しないところよりも、生き延びられる可能性は高いのではないでしょうか。

 個人にしても、仮に現在どんなに強い組織の中にいようとも、小さい失敗を繰り返して仮説実行するクセをつけておかないと、その後ろ盾がなくなったときに、本当は何もできなかったと嘆いてみても遅くなってしまいます。