センターをお知りになった経緯

 センターがお願いしているアンケートの項目に、「センターをどのようにしてお知りになりましたか」という質問があります。
 ほとんどの方は、インターネットで葬儀の事を調べていたときに見つけた、というご回答を頂きますが、少数ですが、電話帳で見つけたという方もいらっしゃいます。

 また、「お知り合いの方などにあさがお紹介センターを勧めたいと思いますか」という質問では、機会があれば勧めたい、ぜひ勧めたい、とご回答いただくことがおおく、大変有難く思っています。

 センターは、チラシをまいたり雑誌などに広告を入れたりなどをしていません。
 チラシを配ってネットを見ない方々にも知って頂ければ、と思う事はありますが今はもう少し考えてから・・・・と。

 今はなんでもネットで調べる時代で、葬儀社を探すのもまずネットから、という方はとても多い思いますが、パソコンが苦手、ネットはほとんど見ない、という方もまだまだたくさんいらっしゃる中でも、万が一の時の葬儀は安心できる葬儀社に頼みたいと思っている方も多いのでは、と推測すると、やはり、ネット以外のものでもセンターの事を知って頂くことをしなくては、と感じています。

 実際にセンターをご利用いただいた方のお力もお借りできれば、と、色々考えています。

 まだまだ、葬儀で不満が残ってしまったという声も聴かれる中で、一人でも多くの方が安心して葬儀を行えるようになれば、と思って活動しています。

祭壇はどちらをお選びになりますか

 白木祭壇と生花祭壇を比較すると、最近では生花祭壇がよく選ばれているようです。
 生花祭壇は高いのでは?と思っていらっしゃる方も時々いらっしゃいますが、価格は一昔前よりも抑えられ、葬儀社によっては生花祭壇のほうがリーズナブルな価格で対応しているところも多くなってきました。

 センターではご相談の際にどのような祭壇をお望みか伺っていますが、最初白木祭壇を希望されていた方でも、やり取りの中で生花祭壇に決める方は多いです。
 生花祭壇はその故人様のためだけに作られる祭壇というところも決め手になる一因のようです。

 一方で、以前対応したご相談では、「主人のイメージは白木祭壇のほうが合っているので」とあえて白木祭壇をお選びになられた方がいらっしゃいました。
 ご葬儀後に拝見させて頂いた写真には、多くのご供花に囲まれた中央に厳粛なイメージの白木祭壇が飾られ、故人様がどのような方だったのかが伝わってくるようでした。

 葬儀社の自社会館など、昔は斎場に備え付けられていた白木祭壇も、今では使う人が少なくなり、持て余してしまっているところもあるようだと聞いたことがありますが、昔ながらの日本のお葬式の雰囲気がある白木祭壇もいいものだな、と思うことがあります。
 
 
 
 

 

友人たちにも紹介してあげたい担当者

 先日、お父様のご葬儀を終えたご相談者から、「友人たちも高齢の親をかかえ私と似たような状況にいる人も多くなり、近い将来もし葬儀社選びで迷っているようでしたら、(この度のご紹介葬儀社を)ご紹介したいと思います。」とのご報告をいただきました。
 ご相談者がお一人ですべてを判断しなくてはならないという状況の中、担当者の人柄がご相談者の癒しになられたそうで、安心してご葬儀を迎えられたとのことです。

 センターでは、ご相談者とのやり取りの中で、このご相談者にはこのような担当者が合うかもしれない、など、地域だけでなく担当者の人柄やどんな話し方をする人なのか、なども考えながらご紹介させて頂いています。

 ご葬儀を終えたあと、このようなご報告を頂くと、私どもも安心すると同時に、次への励みになります。
 
 ご相談者のご要望、心配点などをもっと深く汲み取り、ご相談者が安心して葬儀を迎えられるよう、良いご紹介をしていきたいと思っています。

事前相談でのご面談

 2年ほど前に叔父様の葬儀のご相談をされた方から、今度はお父様が心配な状況になり、再度のご相談をいただきました。

 叔父様のご葬儀の後に、「事前面談にて印象が良く、事前見積りでも、此方の相談に対して現実的で的確なアドバイスして頂き、150パーセントの感激・癒しのある式ができたと思っています。」、「面談をした方が良いとお勧めいただき、結果良い葬儀社さんに巡り逢い、心のこもった、また、癒しのある葬儀ができました。感謝しています。」とアンケートにご回答くださった方です。
 できればその担当者にまたお願いしたいけれど、今回はその葬儀社が対応するには遠いので、ご自宅付近の葬儀社を紹介してほしいということで、再度センターへご相談されたとのことでした。

 以前のご紹介の際、センターでは、ご紹介葬儀社の担当者と面談をして頂くことをお勧めし、2社と面談されたうえで1社をお選びになったという経緯があったため、事前に直接担当者に会ったことが、結果、ご満足のいく葬儀につながったというご経験をされたことで、この度のご紹介でも担当者と会って話を聞いてみます、とおっしゃっていました。

 葬儀社の担当者も色々なタイプの方がいらっしゃいますし、ご相談者も色々なタイプの方がいらっしゃいます。
 感じ方は人それぞれで、例えば、ぐいぐい引っ張ってくれるような対応をする担当者に対して、「強引な感じ」と受け取る方もいれば、「頼もしい」と感じる方もいらっしゃいます。
 穏やかなタイプの担当者に、「優しい感じがして安心」と感じる方もいれば、「頼りなく感じる」と思われる方もいらっしゃるため、やはり、直接会ってみたほうが、選択しやすくなるように思います。

 ただ、ご対象者の方が頑張っている中での事前相談の場合、その段階で葬儀社と直接会うことをためらう方もいらっしゃいます。
 そのような場合には、ご紹介葬儀社の担当者がどのようなタイプの方なのかを、できるだけ想像しやすいようにお伝えできるよう、努力いたします。

 

直接お会いしてのご相談

 年末年始、この一週間はとても短く、あっという間に過ぎてしまいました。

 お正月といえど、ご家族に心配な方がいらっしゃる方にとっては普段と違う気持ちで過ごされたことと思います。

 年末からご相談いただいていた方から、先日ご連絡があり、とても心配な状態になられたとのことで、直接会って話を詰めたいということになり、ご家族とお会いしての対応となりました。

 センターでは、ほとんどが電話やメールでのやりとりで、ご相談者とセンターの担当者の一対一でお話を進めることが多いのですが、ご家族皆様とお会いして、直接それぞれのお気持ちや考えを伺うと、それぞれのお気持ちを聞くことができるので、話の流れも変わってくることがあります。
 メールや電話では伝わりにくい気持ちの部分も、直接お会いして話をすると、お互いに理解しやすくなるように感じました。

 センターでは、事前相談の場合、直接担当者とお会いしていただいたうえでご検討されることをお勧めしていますが、これにも同じような意味があります。
 より、具体的なご要望を伝え、より適した提案をして頂くことがスムーズになるのでは、と思います。
 
 
 

電話帳からご相談

 今はインターネットを使って色々な情報を収集できますが、インターネットを使えない方もいらっしゃいます。
 
 今日、今はまだ元気ですが、ご両親の将来の葬儀について調べているという方からお電話をいただきました。
 話を伺うと、電話帳で何社も問い合わせているとのこと。
 その中にセンターの名前があり、センターはどういうところなのか、葬儀社を紹介するというのはどういうことなのか、など色々とご質問をいただき、色々と話をしたうえで、葬儀社をご紹介させていただきました。

 センターの存在をネットでお知りになった方は、ホームページに目を通して下さっている方が多いので、センターがどのような活動をしているのかを分かったうえでご相談を頂くことが多いので、すぐに葬儀のご相談に入ることができるのですが、葬儀社を紹介する、という事自体もよくわからないという方へ、まず、センターのことをわかりやすく手短かに説明する、ということが意外と難しいと改めて感じました。

 どのような状態の方であっても、まずは安心して相談していい所だと分かって頂けるように、もう少し頭の中を整理しなくては、と少し初心に戻った気持ちになりました。
 

生きる・・・。

 ここ数日、自殺願望の若者をターゲットにしたショッキングな殺人事件の報道で溢れています。
 事の成り行きは、厳正な捜査を待つしかございませんが、人の生死を言葉に出してお話申し上げている者にとって、「辛い」の一言です。
 途中で命を絶つことだけは押し止めていただきたい。

 当方が電話のご相談に関わり始めて2~3ヶ月の頃でした。
 電話口から「自殺」の二文字を伺い、思わず絶句してしまい、ご連絡を頂いた友人の方共々、おろおろするばかりでした。
 それまで第3者的に漠然と捉えていたことと違い、電話口の声は生々しく、まるで身内の惨事の様に聞こえ、しばらくは言葉だけがリフレインしていたさまが昨日のことのように思い出されます。
 
 また、事後のご相談の中でも、小さなお子様を置いての突然の旅立ちに、残されたご主人の混乱ぶりも大きく、ご親族の方がお見えになるまで葬儀社さんとの打ち合わせもストップ状態となり、お掛けする言葉が見つからなかったと担当者からの報告を伺いました。
 
 丁度その年の夏休み、親子で楽しむバレエフェスティバルが開かれ、そこだけが白黒映画のように異彩を放った「瀕死の白鳥」が上演されたのが、印象的でした。
 傷つき死を目前にした一羽の白鳥が最後まで必死に生きようと羽ばたき、ついに力尽きてしまうまでを踊っている小作品ですが、先程まで手拍子で乗りに乗っていた子供たちが静まり返り、目を皿の様にして見入っている姿に胸が熱くなったことが思い出されます。
 子供たちの心に生きる力がどのように映ったのでしょうか。

 この「瀕死の白鳥」は数奇な運命の下、力いっぱい生き切り、来年7回忌を迎える先輩の大好きな作品でもありました。
 その先輩の口癖は「死んで花実が咲くものか、生きているうちだけが花なのよ」でした。

よいご紹介ができるように。

 センターの賛同葬儀社としてお申込みをいただいた葬儀社さんとは、必ず面談をさせていただいています。 
 先日、新たにお申込みをいただいた葬儀社の担当者さんとお会いし、いろいろとお話を聞かせていただきました。

 担当者がどんなタイプの方なのか、というのは、実際にお会いしてみないと分からないことで、直接お会いして話をすることが一番わかるのだと思います。
 実際、電話でやり取りをした後、担当者と直接お会いすると、想像していたイメージと全く異なることが多く、お会いして本当に良かったな、といつも思います。

 センターでは、事前相談の際には、可能であればご紹介社の担当者と直接お会いいただくことをお勧めしているのですが、先日対応させて頂いた事前相談で、「今の段階では直接葬儀社と会う事に抵抗があるのですが・・」とおっしゃっていたご相談者がいらっしゃいました。
 2社をご紹介させて頂き、比較ご検討というかたちでご相談を進めていたのですが、見積りだけでは比較が難しく、でも、葬儀社とはまだ直接やりとりをしたくないという気持ちがあり、「松本さんの主観でいいので、両社の担当者はそれぞれどんな感じの方か教えてください」と。
 それぞれの担当者について、このような感じの方です、とお話させて頂き、ご検討された後、1社をお選びになりました。
 
 担当者がどういう人なのか、また、会社はどのような社なのか、などは、知っていないとなかなか答えられることではないと思います。
 どのような葬儀社なのかをうまく伝えられるように、これからも機会があるごとに担当者とお会いしていきます。

 

ご納骨先は?

 お彼岸ですが、まだお墓参りに行けていません。
 各ご家庭の状況にもよると思いますが、我が家は家族それぞれの仕事の関係上、都合を合わせるのが難しく、いつも時期が外れてしまいます。
 ご先祖様も、「しょうがないな〜」と多めに見てくれるかな?と思いつつ、今週中になんとか行ければと思っていますが・・・・。

 ご相談では、ご納骨先についてもお聞きしていますが、これから探されるという方もけっこういらっしゃいます。
 特に信仰している宗教がない方の場合、できればお墓参りに行きやすいところもご検討材料にしていただくといいかもしれません。

 以前、ご主人が万が一のときに、とご相談いただいた方に納骨先をお聞きすると、菩提寺は遠くて、次に後継していく予定の息子さんはそこに納骨する意思がなく、できればいつでもお墓参りに行けるところにお墓を移したいと考えていらっしゃいました。

 ご相談当初はとりあえず一旦菩提寺のお墓に納骨して、近くにいい所が見つかったらそこに移動して・・と簡単にお考えになられていらっしゃいましたが、それはなかなか難しいこと。

 葬儀のご相談よりも、そのご相談のやりとりの方が長くなりましたが、後日、無事にご納骨先も決まったとのご報告を頂きました。

 センターにご相談される方は、ご葬儀が近くにある方が多いのは当然で、センターも葬儀についての相談を通してご要望に合うであろう葬儀社をご紹介させて頂く活動をしていますので、まずは「ご葬儀のこと」ではあるのですが、満足が行くご葬儀を行えたとしても、ご納骨先でトラブルになってしまっては・・・・。
 また、仏式の葬儀をされる方はご葬儀の時にお越し頂くご僧侶のことも考えなくてはなりません。
 

 これからご納骨先を考える方、特に若い方は老後でもお参りに行けるようなところ、というのも選択肢に入れていただくといいかな、と思います。
 山や川など自然たっぷりだけど行くのに車で2時間かかる霊園墓地、購入当時、子供達がお墓参りをレジャー感覚で楽しめるようにと考えて購入したお墓は、それから40年後、高齢になった本人たち(私の父母)は、今、気軽にお参りに行くことが困難になっています。
 いつでも簡単に連れて行ってあげられればいいのですが、なかなかかなえてあげられないのがが残念です。 
 でも、次は我が身・・・・・・。

事前相談の意味は・・。

以前、事前相談に対応していたご相談者から、「父が亡くなり、紹介して頂いた葬儀社に連絡して、対応して頂いてます。」とのご連絡を頂き、その際に「事前に依頼する葬儀社が決まっていたことは安心できることだったと、その時に改めて感じました」と、実際にご経験された方にしかわからない実感としてのお気持ちをお伝えいただきました。

このご相談は、お父様がご危篤で大変ご心配な時のご長女の方からの事前相談で、早速に見積もりを取り寄せ、お送りしていたご相談でしたが、お父様がお亡くなりになり、葬儀社に対応して頂いている旨のご報告を頂いたのは、それから3か月後のことでした。
見積が届いていることをセンターに連絡しなければ、と思いつつ、一時、大変ご心配な状況になられたお父様のご容態が安定したことで、安心してしまって・・と、センターへのお返事が出来なかったことを気にされていらっしゃいましたが、ご安心されている状況でしたらセンターへのお気遣いは気にされなくても大丈夫です。

事前相談は、『万が一の時に慌てたくない』、という気持ちからのご相談ですが、センターでは、葬儀についての不安を少しでも軽減できるよう、できる限りの対応をさせていただいており、ご自身がどのような葬儀を希望されているのかを整理し、葬儀についてわからない事を減らしていくことで葬儀の不安が軽減していただき、その後はご看病などに専念していただきたい、という思いもあります。

ご対象の方が頑張ているときに、葬儀のことを決めていくことに抵抗がある方も多いと思いますが、事前相談は「決めなくてはならない」というものではありません。
よくわからない葬儀のことを少し理解し、数多くある葬儀社の中から万が一の時に連絡する社の候補を考えておくだけでも気持が落ち着けることがあるように思います。