ケアマネさんからのご相談

先日、担当している方が急逝され、ご家族からどこか葬儀社を紹介してほしいというご相談を受けられたケアマネージャーさんからご連絡をいただき、葬儀社をご紹介させていただきました。
以前にもセンターにご相談いただいた経緯があった方で、その時もご家族が良い葬儀が行えたと喜ばれていたとのことで、リピートでのご相談です。
この度のご紹介でも、ご家族がとても満足されていたとお聞きし、安心いたしました。

先週、そのケアマネージャーさんとお会いする機会を頂き、直接話しを聞かせて頂きに行ってきました。

介護、ケアマネージャーというお仕事も、ご病気をされている方やご高齢の方に接するするお仕事ですので、数は多くはないけれど、ご家族からの葬儀についてのご相談をされることがあるそうです。
ただ、葬儀の事や葬儀社のことについては分からないことも多く、急なご逝去で相談を受けられた際にお困りになられるケアマネージャーさんも多いようだ、とのことで、『このような活動をしている団体があるということを、相談されたときに案内できるように、うちのスタッフや他のケアマネ仲間の方にもお話しします、とても心強いです。』とおっしゃっていただきました。

介護施設などでは葬儀社が入っているところもあるようですが、同じ施設に入居されている方でも、そのご家族によって状況や要望は異なりますので、ひとつの葬儀社ですべての人がご満足されるか、という点では少し難しいものがあるかもしれません。

センターの活動は、事が事だけに、なかなか積極的にアピールすることは難しく、少しでも困っている方のお役に立てればと思っていても、センターのことを知る環境にない方もいらっしゃいますので、このような連携はとてもありがたく、また、ご相談される方もより安心していただけるのでは、と思っています。

桜と気遣い

 当センターのホームページでは、ご相談いただいた皆様に、よりよいアドバイスをご提供できるようにと、当センター以外で施行されたご葬儀の口コミ、葬儀社さんの口コミ、又ご利用された斎場の口コミ等をご協力いただいております。

 いただいた口コミの多くは、こんなはずではなかったと、辛口のコメントが大多数を占めておりますが、時に是非皆様にお知らせしたいと紙面からお気持ちがあふれんばかりの嬉しいコメントも頂きます。

 先日いただいた口コミは、北海道千歳市にて、お姉様とお2人でお母様のご葬儀を済ませた方からでした。

 ご葬儀の担当者からは「ご葬儀内容についてなど、周りの皆さんが心配して色々言ってくるかもしれませんが、お2人が良いと思われることをやって差し上げてください」と言われ、前もってお2人のお気持ちはお話ししておいたので、見積り説明の際にも、「会社の規則として内容全てについて説明しなければならないので・・・」と一通り説明された後、「よく選ばれるのはこのランクですが、それより下のランクでも十分だと思います」と無理に上のランクを勧めてくるようなことはせず、むしろお疲れのお2人を色々気遣ってくださったとのこと。

 また、生前お母様が桜のお花見を楽しみにされていたので、せめてもと遺影の背景に桜の花の絵柄を合成していただいたが、担当者は桜の季節にまだ少し早い時期にもかかわらず、祭壇にも桜をご用意されて、お別れのお花入れの際には、つぼみが開いた枝を棺に入れることが出来、さらに遺影の周りには折り紙で桜の花を飾ってくださったとの由。
 さぞかしお母様もお花見を堪能されたのでは・・・。

 私事で恐縮ですが、満開の桜の季節に逝った母が思い出されました。

 担当者の気遣いと、お母様を無事お見送りできた安堵感いっぱいの口コミから、久しぶりに幸せのお裾分けをいただきました。

ご自身の葬儀について調べている方は。

 以前、「今は元気なのですが、両親が自分たちの葬儀にこだわりを持っているので、それができる葬儀社を紹介してほしい」というご相談をいただきました。
 音楽家のご家族で、ご自宅で教室をされているとのこと、ご要望は、宗教色が一切ない無宗教での葬儀で、自宅を使い、家族の演奏で送ってもらいたい、というもので、温かみのある葬儀を希望され、ご両親の希望をお子様たちがかなえてあげたいとのことでした。
 葬儀社のご紹介から、社の担当者との面談に進み、担当者との面談にはご両親も同席され、詳しいご相談をされたそうです。
 しばらくして、お父様がお亡くなりになり、ご要望のとおり、ご自宅での音楽葬となりました。

 終活などでご自身の葬儀について調べている方も多いと思いますが、このご相談のように、葬儀について、送られる側のご両親と送る側のお子様たちでコミュニケーションが取れていればいいのですが、ご自身が調べて決めたことを送る側の人に伝えていなかったり、時間が経って状況がかわっても見直しをせずにそのままになっていたりすると、せっかく調べたことが無駄になってしまうことにもなりかねません。

 葬儀が終わってから、故人様が取り寄せていた見積書が出てきたという話しも耳にしたことがあります。

 特に長期的なご自身の葬儀についての事前相談は、送る側の人と共有していただければと思います。
 
 

就活などの長期的なことでしたら、折を見ての見直しされることをお勧めします。

 ご自身の葬儀について、ご生前からいろいろと考えられている方は多いと思います。

 4年ほど前、子供がいないご夫婦が、ご自身たちの万一の際に安心して任せられる葬儀社を紹介してほしいとのご相談がありました。
 最初のご相談のご要望から3社をご紹介させて頂き、その際に、「長期間のご相談ですので、1年ほどを目安にいつでもけっこうですので見直しなど、再度ご相談ください」と案内させて頂きました。
 この段階で、ご検討され、1社に絞られていたのですが、その後、一年半程経った頃、再度ご相談いただいた際には、ご要望も少し変わり、最初に考えていらした斎場ではなく、違う斎場を検討したいということになり、新たにほかの葬儀社も追加でご紹介させて頂き、それからまた1年半ほど経ち、奥様からご主人が心配な状況になられたとのご連絡を頂きました。

 万が一の時には2回目のご相談の際に新たにご紹介させて頂いた社にお願いしたいとのこと。

 最初のご相談でお伺いしたご要望と変わったところは、使いたい斎場が変わった事だけで、そのほかは同じ条件でしたが、ご自身の状況が変わり、それに伴ってご紹介させていただく葬儀社を追加し、その社にご依頼になられました。

 本人が〇〇〇(葬儀社)からパンフレットを取り寄せていたみたいなんですが・・、と、ご相談の際にお聞きすることがありますが、時間が経てば、ご家族の状況やご要望、また、葬儀社に至っても状況が変わることがあります。

 ご本人のご要望は一番叶えて差し上げたいところだと思いますが、世の中の状況変化が速い今の時代、ご本人のご要望を踏まえ、ご家族の状況なども加味して、見直しをされることをお勧め致します。
 

一度はご自宅へ・・・。

 お義母様の事後のお問い合わせで、「病院からの搬送先はとりあえず自宅以外にお願いしたいが、ご葬儀までの日にちがあれば、途中から自宅への搬送もお願いできるか」とのご相談をいただきました。
 入院中は空き家同然になっていた1人住まいのお義母様のご自宅へは、お掃除してからお迎えし、何としても永年住み慣れたご自宅へお帰りになってから式場に向かわせたいとの由。

 最近はお身内だけでのお見送りをご希望される方が増え、入院先からご自宅に戻れば、ご近所に知られることとなり、後々面倒なことが起きないようにと、ご自宅以外に搬送先をご指定される向きが多い中、せめて一度はご自宅へと譲れないこだわりを持たれる方もいらっしゃいます。

 ご主人様の長い入院生活を病院近くのウイークリーマンションで支え続けた奥様は、ご長男一家とご兄弟だけでのご葬儀に先立ち、ご近所にはご葬儀後にご報告する手前、知られないように気を使われてのご帰宅となりました。
 病院から1年9ヶ月ぶりに戻られたご主人に奥様がいの一番にされたのは、長い間閉めっぱなしにしていた雨戸を開け、ご主人のご自慢だったお庭を見せて差し上げることでした。

 一方、都内の下町商店街で永らく魚屋さんを営んでおられ、ご自身のお誕生日3日前に病院でご逝去された方の場合は、ご家族のたっての願いで、最後のお誕生日をご自宅でお迎えになられました。
 お誕生日までの3日間は商店街のお仲間達が随時お集まりになり、皆様それぞれに最期のお別れをされたご様子です。
 誕生日を終えられた後、柩の脇に飾られた立派なケーキをご覧になったご葬儀の担当者は、少しでも皆様の思い出となるようにと写真に収め、柩の脇に飾られたとのこと。
 初めてのご葬儀でお気持の余裕がない中、担当者のちょっとした気遣いにも、ご喪家の方々は大変感激されたご様子とのご報告もいただいております。

 入院という非日常の中から、一旦かつて生活の場であったご自宅にお戻りになることで、送る方、送られる方双方がより日常に近づくことができ、それがお見送りされる方の心の支えになっているようにも思われます。

ご高齢者もお見送り

 先日、介護施設にご夫婦で入居されていらっしゃるお父様の状況が思わしくなく、目下病院に入院中ですが、万が一の際は直葬でのご葬儀をご希望され、葬儀社さんをご紹介願いたいとのご相談を頂きました。

 直葬をご希望されたのは、介護施設にいらっしゃるご高齢のお母様がご葬儀にご出席されるのが難しく、長時間の拘束に耐えられない状況の中、最期のお別れだけは是非叶えさせてあげたいとのお子様達のご要望からとのこと。
 早速に自社安置所を所有している賛同社をご紹介し、ご家族の方々は安置所で火葬前日にゆっくり最期のお別れをされ、炉前でのお別れはお母様優先にされることを提案させていただきました。

 一方、NPO法人で川崎市と提携している当センターのホームページをご覧になり、安心されて「そちらでお任せして頂ける葬儀社さんのご紹介を・・・」とセンターを全面的に信頼いただき、当方に賛同社の推薦をお任せになられたご相談者の唯一のご要望は、ご高齢でおみ足の不自由なお母様が、ご自宅からタクシーで行ける範囲でのお見送りでした。
 バリアフリーが完備された火葬場併設の浦和斎場でのご葬儀は、移動がなく、お母様も無事お父様とのお別れができ、ご満足されたとのご報告をいただきました。

 平均寿命が延び、斎場でのご葬儀が一般化される中、特にお身内でのご葬儀では最期のお別れをご希望されるご高齢の方も増え、対応する葬儀社さんの担当者も何とかお気持ちをかなえてあげたいと、あれこれ模索されていらっしゃるようです。

 以前立会いでお伺いしたご葬儀ではお父様のご逝去の折、ご相談者の喪主様は斎場に病身でご高齢のお母様を車椅子に乗せてお連れし、ご一緒にお別れをされましたが、このお母様を支えたのは葬儀関係者の中でヘルパーの資格をお持ちの方でした。

 お一人で歩行困難なお母様には、お式が始まるまでと、最後のお別れでのお花入れの準備が整うまでは、控室でお休みいただき、その際の車椅子への移動、またお手洗い等のお手伝いと、手際よく行動されていらっしゃるヘルパーさんの姿を拝見し、高齢化社会のご葬儀の在り方を目の当たりしたように感じ入ったものでした。
 
 介護経験のないものだけでは難しい状況を垣間見、ヘルパーさんの存在はこれから増々葬儀関係者にとって欠かせない要素になるのではと実感させられた場面でした。

葬儀社さんとのコンタクト

 事前のご相談では、心配な状況で、葬儀については調べたいけれど、葬儀社さんとのコンタクトはもう少し経ってから・・・とお考えになっている方は多いように思います。
 ご相談される時期にもよると思うのですが、もちろん、見積りを取ってすぐ、ご紹介葬儀社さんと直接コンタクトをお取りになり、面談等を経て早々に葬儀社を決定される方もいらっしゃいます。

 先日対応させて頂いた事前相談では、ご対象の方が頑張っているという現実がある中で、葬儀の話しを進めてしまう事に抵抗があるというお気持ちから、まずは見積りで検討してから、ご自身のタイミングで葬儀社とコンタクトを取るという流れになりました。
 複雑な気持ちでご相談される方は多いと思います。また、事前に相談することに抵抗がある方もいらっしゃると思います。

 事前相談での進め方については、やり取りの中でこのご相談者はどのような流れで対応したらいいかなども考えながら、進め方についてもご相談者ごとにできるだけご要望にあうようなかたちで対応していこうと考えています。
 
 葬儀社さんとコンタクトをお取りになるタイミングについては、センターから提案もさせて頂きますが、ご相談者のお気持ちや状況に合わせることが一番だと思っています。
 センターからはどのような御相談でも強引に推し進める事はありませんので、ご安心いただければと思います。

会社の同僚の紹介です・・・。

「お知り合いの中で、葬儀社選びにお困りの方や適切なアドバイスが欲しい方などいらっしゃいましたら、当センターのような存在があることをお伝えいただければ幸いです」

 ご葬儀が終ってお気持が少し整理された頃、アンケートのご回答やご寄付の申し出をいただくことが、度々ございます。
 そのお礼の最後には、上記のようなこちらの気持ちも、お伝えしております。

 お蔭様で、最近は先に当センターの紹介でご葬儀をされた方々が、会社の同僚にお話をされ、同僚の方からのご紹介とのことで、お電話をいただくことが増えて参りました。

 前にご葬儀をされ、担当者の対応ぶりをつぶさに観察された方の推薦ですので、ご相談者にとりましてはまさに鬼に金棒です。

 先日もお父様が危篤状態に陥り、ご葬儀の準備をされたいとのご相談を頂き、お身内だけの1日葬をご希望されましたので、お話をお伺いし、小規模なご葬儀を得意とする地元の賛同社をご紹介致しましたが、その後、先方にもご連絡がなく、心配しておりましたところ、ご相談から12日目、ご逝去の報がご紹介した社にもたらされたとのこと。

 当方といたしましては、もしお時間があるようでしたら、担当者とご面談されて、詳しいお話をお聞きになり、ご安心頂ければと勝手に思い込んでおりましたが、後ほど担当者から事の顛末をお伺いして、納得した次第です。

 実は少し前にお父様のご葬儀をされた会社の同僚から、そのご葬儀を執り行った葬儀社さんが、当センターから推薦された葬儀社さんであることをお聞きになり、センターにご相談されたとの由。

 当方はそのことを知らずに、ご相談の内容から賛同社をご紹介させていただきましたが、さらに、担当者も同僚の時と同じ方と判明とのこと。

 同僚の方からは、詳しいご葬儀現場の情報や担当者についての情報を得ていらっしゃったご様子で、安心され、事前に改めて担当者に聞くまでもなくお決めになられたようです。

 ご逝去の後、ご葬儀までの数日間は担当者との話し合いもスムースに、ご満足のいくご葬儀が執り行われたとのご連絡をいただきました。

 別な日、また新たに会社の先輩からのご紹介とのことで、ご相談を頂きました。
 昨年106歳のお母様をお見送りされた会社の先輩からご葬儀のことをお聞きし、差し迫ってはいないが、ご主人様についてのご相談とのことです。

 ご自宅で看取った先輩の方のお話しをお伺いし、お母様は最期まで気配りをされ、真冬の大雪の時期をずらしてご葬儀当日は快晴で暖かな日差しのもと旅立たれ、ご参列の皆様も大変喜ばれたとのご報告が思い出されます。

 地域に代わり、職場から広がるご葬儀の輪も、一つひとつの繋がりをみせてきているように思われます。

事前相談された方と気付いてもらえないことも・・・

 事前相談の場合、センターへご相談されるタイミングはご相談者によってそれぞれで、最初のご相談からご葬儀までの期間が長期になることもよくあります。
 例えば、「今は元気だけれど、両親は高齢なので葬儀についてある程度考えておきたい。」や、「ご自身の将来のために」など、今はお元気だけれどという状況でのご相談や、医師から数週間と余命を知らされ、深刻な状況の段階でご相談いただき、その後ご回復されてそのまま長期のご相談に至ることもあります。

 長期のご相談の場合、センターでは一年ほどの期間を経た頃、お見積りの見直しなどをして頂くことをお勧めしていますが、実際には依頼する葬儀社をある程度決めてしまわれるとご安心されると思うので、また葬儀について検討するという作業は、つい後回しにしてしまうお気持ちもわかります。
 今は世の中の変動が激しい状況で、それは葬儀業界でも同じです。担当者の入れ替わりや価格の見直しなどが行なわれ、短い期間でもご相談された当時と状況が変わっていることも考えられるので、見直しをして頂きたいとうことが一番の理由ですが、それ以外に、時間の経過によって、ご相談者はどのような経緯でその葬儀社を選んだのかの記憶があいまいになり、また、葬儀社は、日々、様々なところからの依頼で事前相談やご葬儀に対応していますので、長期で間が空いてしまうと、以前ご相談いただいて見積りを作成した方という記憶が薄れてしまっている可能性があるのです。

 センターではご相談の際の資料は一定期間保存していますので、ご連絡をいただければすぐに対応することが可能ですし、葬儀社においても過去の資料はある程度の期間は保管していいますが、その期間は葬儀社によって様々で、せっかく事前にご相談されていても、いざという時にご依頼の連絡をしても、以前事前相談をされた方という事に気づかないこともあります。

 センターからのご紹介の場合、センターではご葬儀の請求段階まで、確認するなどのサービスを行なっていますが、葬儀社が「以前センターからのご紹介で事前見積りを作成した方」という認識がない場合、葬儀社からセンターへの報告が滞るため、その後のセンターのサービスが受けられなくなる可能性が出てきます。
 また、ご葬儀は、故人様の姓の○○家というかたちで対応しますので、ご相談者が嫁がれた娘様だったり、名字の違うご親戚の方であった場合、故人様と名字が異なるために、以前ご相談された方だと気がつかないこともあります。

 長期のご相談になる場合、ご相談者も葬儀社もご相談当時の記憶が薄くなってしまうという事はあると思います。
できれば事前に取り寄せた見積り書などは保管していただき、万一の際に葬儀社に見せて頂く、または「あさがおからの紹介で」、とお伝えいただくと、葬儀社さんも以前のご相談内容なども見つけやすくなり、スムーズに対応していただける事につながります。

社葬と一般葬

 センターのサイト内(地域版)にある、社葬のページをもう少し詳しく作りなおそうと、何年か前に一度読んだ社葬に関する本を読みなおしているのですが、そんな中、「初代社長の万一の事に備えて」とのご相談を頂きました。
二代目社長として後を継いでいる息子さんからのご相談ですが、初代の社長はまだお元気なご様子。
 先々に「備えて・・」というよりは、「会社関連の方の接待を含めてそれなりにきちんとするにはどうしたらいいか・・」という初めてであるがゆえの漠然とした不安があったようです。

 社葬にするか、一般葬にするか、これは会社や家族の考え方で方向が決まるわけですが、ご相談者の会社は小規模で「社葬」というよりは一般葬の方が現実的とのことでしたので、規模が大きくなるような一般葬という形で進めていきました。
 小規模で家族も一緒に働く会社の場合、社葬ではなく遺族が主となって進める一般葬を選ぶことも多いようで、このご相談者も今まで何回か得意先などの代表の方の葬儀に参列したご経験があるとのことでしたが、いずれも一般葬でのご葬儀だったそうです。

 ずいぶん前の事ですが、私が勤めていた会社の社長が現役で亡くなり、葬儀は社葬で行った事を思い出しました。
 従業員10名以下という小規模な会社でしたが、家族の要望で「社葬」という形で執り行われ、かなり多くの方が葬儀にご参列いただいた葬儀でしたので、とても慌ただしく大変だった覚えがあります。
 私は経理関係に関与していなかったのでそのあたりはよくわからないのですが、その後も税理士さんと色々やり取りをしていたところを見て、社葬って大変なんだな・・と思ったり。
 
 大きな企業では社葬取扱規定などが予め準備されていて、急な万一の事にもスムーズに対応出来るようにされているところは多いと思いますが、小さな会社などではそこまで考える必要もないと思われている事もあると思います。

 会社関連の方が多くお越しになる葬儀は社葬でなくてもそれなりの対応が求められますので、まだ先の事であっても、何を考えておかなくてはならないのかなど、漠然とした心配があるようでしたら、一度ご相談されるとご安心いただけるかもしれません。