情報の提供

調べたいことがあるとき、ネットはとても便利なので、あれ?これはどうしたらいいんだっけ?と疑問をもったらすぐにPCやスマホで検索、知りたい情報がすぐに取り出せて本当にありがたいといつも思います。
が、他にはどんな見解があるのかと深く掘り下げたくなったとき、たくさんのページを見てしまうと、文章まるごとコピペのサイトがいくつもあって、「あ〜これ信じていいのか?」と逆に不安になって、結局何を信じたらいいのか分からなくなってしまう、最近、よくこのような状況になるな〜と感じます。

少し前までは、同じようなことが書いてあると、ああ、これでいいんだな、と安心して自分の中に納めていたように思いますが、さすがに、これだけまるっとコピーされたサイトを見ると、「同じことが書いてあるからこれが正解。」と納めることができなくて、混乱してしまうんだな、と思います。

便利なインターネットで、誰でも簡単に検索できることができるようになった一方で、調べる側は「なにを信用するか」の判断をするのが必要になってくるのですが、提供する側は「調べる人が信用してくれる本当のこと」をわかりやすく伝えられるようにしなければ、ということなのですね。

最近調べ物をしていて、なにがなんだか分からなくなってしまったことがあり、情報を提供する側にいる立場を改めて実感しました。

資料がたくさんあっても・・。

 事前相談でご相談いただく方の中には、センターへご相談される前に、ご自身でも色々とお調べになっている方も少なくありません。

 先日、「まず、見積もりを」と思い、ネットで一括見積をお願いしたところ、「たくさんの葬儀社から大量の資料が届き、あちらこちらから電話がかかってきて、どこの葬儀社とどんな話しをしたのかもわからなくなってしまって…」と、混乱された状態でお電話をくださったご相談者がいらっしゃいました。
 葬儀社は、飛び込みなどで個人に向けて積極的な営業をすることが難しい業種ですので、依頼があった時にはできる限り自社のアピールをさせてもらいたい、というのも理解はできます。
ただ、受け取る側は一度に複数の葬儀社から届く大量の資料に目を通したり、連続でかかってくる電話に対応していると、知らないうちにご自身には不必要な情報までが入ってきてしまって、混乱する要因にもなるのでは、と思うのです。

 また、以前、ご自身で葬儀社に問い合わせをして資料を送ってもらったが、直葬と伝えてあったのに、式場の案内やお料理のパンフレットなど不要なものが大量に入っていて、「直葬で」という要望がちゃんと伝わっているのか心配になった、とおっしゃっていたご相談者がいらっしゃいました。

 センターでは、ご相談者が葬儀社と直接コンタクトをとる段階になるまで、ご相談者のフルネームや連絡先、詳細な住所などをご紹介葬儀社には伝えませんので、葬儀社から直接ご相談者へ連絡することができないようになっています。
 見積もりなども、ご相談者から「直接葬儀社から送ってほしい」と希望されない限り、センターを経由しますので、センターでチェックしたうえでご相談者のお手元に届くという流れになっています。
 
葬儀のことは、各ご家族によって状況や要望が異なります。
センターでは、ご相談者の状況・要望などを踏まえて、その方に向けた対応をしています。

聞いてしまった方が早いしわかりやすいことも・・。

 今頃?と思われるくらい世の中からだいぶ遅れてしまってますが、当センターでもフェイスブックページを作ることになりまして、数か月前ほどから本を読んだりして勉強しているのですが、なかなか頭に入らずわからな
いことだらけで悪戦苦闘しています。もう、3か月くらい戦っていたでしょうか・・。
 本を買ってくれたり、読むスピードが遅い私をじっくり待ってくれていた代表も、さすがにジリジリしてきたようです。
 そんなわけで、先日、フェイスブックページのカバー画像などを作ったりしている昔からお世話になっている知人にお願いして色々と教えていただいてきました。

 私の場合、本を読むのが下手なのか、活字だと情報が入りずらいようで、やはりよくわかっている人に聞くのが一番早いしわかりやすい。(事前に本を読んでいたのも役立ちました)
 3か月くらい持っていたモヤモヤがすっかり晴れたので、もう少しで出来上がりそうです。

 今回、フェイスブックページのことだけでなく、なんとなくわかったことがもう一つ。
 一人で調べていると、もともと自分の頭の中にあった間違ったことや勘違いを持ったままなので、スッキリ理解できないことがあるのかもしれないと思いました。

 葬儀のことも、ご自身で本やインターネットでいろいろ調べていらっしゃる方はたくさんいらっしゃると思います。
 センターへご相談される方も、ご相談される前の段階にたくさん調べていらっしゃる方は多いのですが、実際にお話しを伺うと、その方に必要なことについては調べられていないかもしれないと思うことがあります。

 例えば、先日頂いたご相談では、最初は普通に葬儀のことについての相談が進んでいましたが、やり取りをしている中で、そのご相談者にとって必要で大切な事を勘違いされていらっしゃったことに気が付きました。
 プライベートな事なので詳しく書くことはできませんが、菩提寺さんとの関係についてのことで、一般的なことではなく、その方の状況においては大切な事だったため、ご葬儀のことを含めて、その後の菩提寺様とのお付
き合いなどについてご相談を進めました。

 センターでは、なにから決めていけばいいのかわからないという方や、色々と調べたけれど混乱してしまって、という方など、ご相談者の状況に合わせて対応しています。
 勘違いを持ったままだと、混乱してしまうこともあるかもしれません
 聞いてしまった方が早いしわかりやすい事もあると思います。

お葬式の相談は・・・

 普段の会話で「お葬式」の話しをするということはあまりないと思いますが、私の場合、職業柄でしょうか、友人と食事をしているときにもたまにお葬式についていろいろと聞かれることがあります。

 友人が言うには、お葬式の話は、葬儀を出した経験がある方にもなかなか聞きづらい話しで、たとえ親戚であっても聞きにくいこともあるとのこと。
 長女である友人は、一人暮らしの高齢の母親に何かあったら全部自分でやらなくてはならない状況にあり、最近「葬儀」について気になり始めたそうです。
 一度、ネットで検索した事はあるけれど、たくさんあり過ぎてよくわからない、どこのサイトも良く見えてしまうし、なぜか何度も同じサイトを開いてしまっているみたいで、ぜんぜんわからないからとりあえず一旦見るのをやめたとのこと。
 そもそも、自分は何が分からないのかも分かっていないから、何を調べているのかさえ分からなくなってくるそうです。

 センターへご相談される方の中でも、最初はご自身で調べていたが、情報量の多さに混乱してしまった、という方は多く、「検索していて、たまたまセンターのホームページを見つけたので相談してみましたと」と、ご葬儀後にご協力頂いているアンケートにご回答を頂くこともよくあります。

 たしかに、知人や友人などにはなかなか聞ける話題ではなく、ちょっと聞いてみたいという相談相手を探すのも難しいかもしれません。また、お葬式はプライベートな内容を含み、その方や家庭によっても考え方が違うため、相談できる人がいても、その人にはとても合っていて、良心的な気持ちで勧めてくれることが、自分の状況や環境と照らし合わせてみると少し違う、などの事があっても断り辛くなることもあるかもしれません。

 センターでは、「全く何もわからないのですが、」というところからスタートするご相談もよくあります。第三者という立場で、各ご相談者のそれぞれのご要望を整理したうえで、葬儀のご相談、葬儀社のご紹介に対応しています。

お気持は分かりますが・・・。

  先日、現在まだご両親はお元気とのことですが、万が一に備え、すでにご葬儀に必要なものは棺から白装束まで取り揃えてあるので、搬送だけしてもらえる葬儀社さんをご紹介願いたいとのご相談を頂きました。

 通販で安く手に入れられるものが、葬儀社さんを通すと高くなるとおっしゃって、搬送以外葬儀社さんの手を煩わせないで、役所の手続きからご葬儀はご自分ですべて執り行う予定である。
 火葬のみになりますが、火葬場での案内人も要らない。火葬が終わった段階での骨揚げもお1人で済ませるとのこと。

 葬儀社さんによってはご葬儀を含めてお引き受けする社もありますので、こちらで確認して、折り返しご連絡を差し上げる旨申し上げましたが、確認はご自身の方からされるとのこと。
 
 搬送に伴いドライアイス購入や納棺済みでのご安置の問題、はたまたどこにご安置するかご安置先の問題等も派生してきますので、お引き受けいただける葬儀社さんとも、十分ご相談されるよう申し上げておきました。

 実は数年前、今回のご相談者と同じようにお母様のご葬儀は全てご自分で執り行いたいので、ご自宅から火葬場までの搬送だけをお願いしたいとのご相談を頂いたことがありました。
 
 お引き受けした葬儀社の担当者から、周りの方々がかなり振り回されたご様子を伺い、お気持は分かりますが、未経験の上、時間が限定されるご葬儀に対し、すべて抱え込むのは一抹の不安を感じるのは、取り越し苦労でしょうか。

 火葬場は納棺済みが指定でした。
 団地の2階の階段が狭く柩が下ろせない為、担当者が急遽呼んだ助っ人と、担架でご遺体を1階の集会場に運びこみ、こちらで納棺されたところへ、関西からご親戚が駆け付け、何も準備されていないことにビックリされたご様子とのこと。
 
 騒がれたので、ご相談者はしぶしぶ通夜の準備をされたが、お花までは準備ができなかったので、翌朝9時出棺前に担当者がお別れ花を買いに走り、一件落着と思いきや、今度はお寺さんが準備されていないと一悶着あり。
 
 これだけは間に合わないので、収骨の後担当者の知り合いのお寺に伺い、読経して頂くことで、何とか決着を見たとの報告に、思わず大きな溜息をついてしまったことが思い出されました。
 無事をお祈り致します。

比較したほうがよいと言われても・・・。

 先日、事前相談のお電話を下さったご相談者が、「インターネットで葬儀社のサイトをいくつも見て、資料などを頂いたりしたのですが、結局どうやって選んだらいいのか分からなくなってしまって・・」とおっしゃっていました。
 また、他のご相談者は、「近所の葬儀社から見積りはとってみましたが、その金額が適正なのかわからなくて」など、いざ、ご葬儀のことを考えなくてはならない状況になり、調べ始めたところ、その判断をどうしたらいいのか迷われているご相談が多くなってきたように思います。

 複数の葬儀社で比較したほうが良いという情報はあちらこちらから耳にすると思いますが、実際にたくさんの葬儀社から多くの資料を取り寄せしても、どのように比較したらいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
 
 たくさんの情報を一度に手にしても、逆に混乱してしまう方もいらっしゃると思います。また、たくさんの情報を仕入れたくても難しい状況にある方もいらっしゃると思います。

 センターでは、事前のご相談でも、ご相談者と詳しいやり取りをさせて頂いたうえで、1社だけをご紹介させていただくことがあります。
 もちろん、ご相談者が複数の葬儀社で比較したいというご希望であれば、それを第一に優先させて話しを進めますが、ご相談者と詳細なやりとりのなかで、その方がどのような紹介方法が合っているのだろうかと言うことも考えながら対応しています。

相手の立場にたって・・・。

秋も深まった頃、数ヶ月前から時折ご相談のメールを頂いていた方のお父様が急変され、以前に当方がご紹介し、見積りを検討された葬儀社さんに直接ご連絡を取られ、深夜の搬送となりましたが、早速に無事ご安置されて、ほっとされたメールが届き、当方も安堵した矢先、翌日の深夜、今度はためらいがちなメールを頂きました。

 メールには、こちらがご紹介した方ではない方が担当され、その方とのお話し合いが少しぎくしゃくしているが、ご葬儀が終わるまでそのことを言おうかどうしようかとお迷いのご様子が書かれておりました。

 ご紹介した担当者に伺ったところ、他家のご葬儀に取り掛かり中でしたので、最近入社された方ですが、他社で長年ご葬儀にたずさわっていた先輩の方に引継ぎをして、担当をお願いしたばかりとのこと。

 ご相談者はご家庭の事情で直葬をご希望されていたところ、ご親戚の反対に遭い、やむなくできるだけ質素な1日葬をご希望しておりましたが、担当された方は同じ質素でも、昔からのオーソドックスなご葬儀を念頭に置いて、打ち合わせをされたご様子です。

 担当された方もご自身のご葬儀に対するスタンスを持って対応しておりますが、これからのご葬儀はどれほどご相談者の立場に立てるかが大きな鍵になるように思われます。

 早速にご紹介した担当者が間に入り、一つひとつご納得のいくご相談をされ、お父様を無事お見送りすることができ、ご相談者共々ほっと安堵いたしました。

 お相手の立場を理解すると言葉では言えますが、どれだけご理解いただけるかは難しい問題です。

 以前お話をお伺いしたベテランの担当者の「ご葬儀はとことん二人三脚でいきます」という言葉が思い出されます。
 葬儀社さんによっては何でもリードしていく社も有りますが、葬儀屋の葬儀ではないですから、一緒に歩きましょうというスタンスで、すぐに打ち解け、ゆるやかな放し飼いの中でお手伝いをしていくだけですとのこと。
 ご葬儀に携わってきたベテランの極意を改めて噛みしめています。

 今年も残すところ、後わずかになってしまいましたが、当方の担当も本年最後になりました。
 この1年、拙いブログにお目を通していただき、ありがとうございました。
 来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 少し早めになりますが、
 よいお年を!

後悔したくないがために・・・。

 事前の段階では、葬儀社を選ぶために、終活等のセミナーに行ってみたり、色々な葬儀社のホームページを見たり、実際に問い合わせをしてみたり、資料請求をしてみたり・・・
 セミナーで聞いた情報、ホームページで見た情報、問い合わせて担当者から聞いた情報、送られてきた資料で見た情報・・・たくさんの情報を取り寄せ、その中から自分に一番合うところを見つけたいという想いからの行動かと思いますが、少しずつ違う内容の情報があふれてしまい、かえって混乱してしまい、全然わからなくなってしまったという方も多いと思います。

 家電を買う時(私の場合ですが・・)、まず、ネットで色々なメーカーからでている同商品を調べ、口コミなどを参考にして、時間があるときに実際に量販店に行って実物を見て・・・比べる対象が多いと、この段階でもけっこう混乱しています。
 店員さんからその機種のメリット・デメリットを聞いて、自分が思っていたのと少し違っていたりすると、また一からやりなおし、違うメーカーのメリット・デメリットも聞きたくなりますし、併せて値段の比較もしてしまい、結果大混乱で、ああ、もういいやと、そのまま買わずに気持ちだけ持ち帰り、その後、いろいろ面倒になってしまい気分や勢いでネットで購入、実際に使ってみて後悔…。

 そんな経験を過去に何度もしていましたが、最近やっと整理がつきました。
 自分がほしい機能と値段を重視して選ぶ。その他の機能はおまけと考えて、便利なものがついていればラッキー。
 先日、炊飯器が壊れ、新しいものを購入する際、3合炊きでいいかなと思ってネットで探していたときに、3合炊きだと3合の炊き込みご飯は作れないとの情報を入手、それでは5合炊きにしよう、早炊きができるもの、保温していてもおいしいままのもの、1万円以内!と4つの条件をベースにして近所の家電量販店に買いに行きました。
 たくさん並んでいる炊飯器の中から10,800円の某メーカーの型落ち特価の炊飯器を見つけて迷わず購入。おまけに「おいしく炊けるモード」まで付いていて毎日ご飯を炊くのが楽しいです。

 余談が長くなりましたが、葬儀社を選ぶにも、ベースになる「重要視したいところ」をはっきりっさせて、そこを意識して探せば探し方も変わって、多くの情報に振り回されることが軽減されるのではないでしょうか。
 ただ、葬儀については初めて経験される方が多いので、日常的に使っている家電の買い替えとはわけが違います。
 初めて葬儀を考えなくてはならなくなったときに、どこを重視したいのか、どのような葬儀にしたいのかなど、なにをベースにして考えたらいいのかさえもよくわからないというのは当然のことですので、それらを明確にしていくお手伝いをさせていただきます。

担当者に求められる像とは・・・。

ご喪家の事情に合わせて、いろいろとアドバイスをされた葬儀社の担当者への感謝のお言葉に添えて「余談ですが、火葬場が思っていたより対応もよく、好評でした」と、ご家族・ご親族だけで直葬をされたご相談者から、ご葬儀後のお忙しい中、早速のご報告をいただきました。
 
 朝1番の開場時間1時間以上前でしたが建物内に入れていただき、ご親族の方からも内部が他の火葬場よりもきれいだと好評だったとの由。
「担当者から、火葬場はとにかく市の施設なので役所と同じと思ってくださいと言われて覚悟していたが、たまたまにしろ、うれしい誤算でした」と、お見送りをされた後のほっとされたご様子が文面からも伺えます。

 当初、センターのご相談フォームから事前のご相談をいただき、ご要望に応じて直葬と1日葬のお見積りをお送りした後、ご検討されて、ご紹介した担当者に最初にご面談された折も、ご相談者が迷っている点を適格に察知して説明をしてくれ、また通常ですとオプションになるものも、ご喪家でご用意できるならそのようにされた方がよいとのアドバイスを受け、安心してお話ができましたとのご報告もいただいておりました。

 最近ではネット上でもご葬儀について様々な情報があふれておりますが、ご自身でご希望のご葬儀をとお考えの方も、お調べしていくうちに、かえって混乱を来しかねない状態に陥り、改めてご相談をご希望される方も増えてまいりました。

 ご紹介する当方といたしましても、ご相談者からご要望をお伺いし、できるだけお気持ちに添える葬儀社さんのご紹介を心掛けておりますが、ご葬儀を執り行う担当者一人ひとりの力量も、より問われてきているように感じます。

 特に、お身内の方々を中心とされたご葬儀が多くなった昨今では、どの様なご葬儀をされたいか、ご喪家のお気持ちがよりクローズアップされてきますので、ご葬儀を担当する方はより一層の細やかな気配りが必要とされ、その采配ぶりがご葬儀の満足度を大きく左右して来るようにも思われます。

 ご喪家のご要望を推し測り、適切なアドバイスはもちろんのこと、それに伴うメリット、デメリットも含めてご相談に乗り、ご相談者のよき伴走者として、臨機応変な対応していただける担当者を求める傾向が、より鮮明になってきているようです。

存在の意味。

 「あんたんとこはどういうところなの? 」
 私がセンターに入って少し経った頃に、ご相談の電話番号にかかってきたお問い合わせでした。
 お話しを聞くと、電話帳で『あさがお葬儀社紹介センター』の名前を見かけたのでかけてみたとのこと。葬儀社っぽい名前だが葬儀社じゃないみたいな名前で、センターが何なのか不思議に思われたそうです。
 「葬儀社を探している方やどんな葬儀社がいいのか困っている方へ、葬儀社を紹介しています」とお答えすると、「葬儀社なんて、電話帳で近いところを探してそこに頼めばいいじゃないか、歩いてても葬儀屋なんてあっちこっちにあるし。紹介なんかしてもらわなくても誰だって自分で見つけられる、あんたんところはどんな存在意味があるのか」と聞かれ、まだ入って間もない私はうまく納得がいく説明が出来ずに、困ってしまった事がありました。
 たしかに、電話帳に載っている社名と電話番号、住所だけではセンターがどのような活動をしているのかなどはよくわからないと思います。
 何年も前のことでしたが、うまく説明できなかった事が今でもなんとなく心に残っていて、ときどき思い出しては、色々な意味で残念な気持ちになる事があります。

 ただ、電話帳で当センターのことをよくわからないのと同じで、葬儀社も住所と電話番号だけの情報では、その葬儀社が自分に合うのか合わないのか、良心的なのか、そうではないのかなどを見分けることはできません。

 情報が少なかった時代には所在地と電話番号がわかるだけでもありがたいものだったかもしれませんが、今はインターネットやテレビ、雑誌などで、多すぎるほどの情報が出回っています。その多くの情報の中で自分がどれを取るのかの選択に混乱してしまうこともあるかと思いますが、色々な事を知ることができ、選べる事ができるのは良い事だと思います。
 
 インターネットを見られない環境の人、やり方がわからない、興味がないなどでネットに関心がない人でも、安心して満足のいく葬儀が行なえますよう、センターでももっと多くの人に知ってもらえるような情報発信をしていかなくてはと思います。