葬儀の良し悪しは気配りで決まる・・・?

 ご葬儀は日頃ご無沙汰している方々を故人が引き合わせてくれる場でもあります。
 何十年ぶりかでお会いされた方々が積もる話に花が咲き、通夜の儀式が終った後も柩を囲みいつまでも話し込んでいる光景をよく目にします。
 これがご自宅でしたら何の障害もありませんが、斎場ですと話は少し面倒になってきます。
 ことこれが公営斎場ではなお更です。
 先日1年ぶりに頂いたアンケートには葬儀担当者が良心的に利用者の立場で相談に乗っていただけたことへの感謝のお気持ちと同時に、通夜のお清め処ではお父様の友人達が夢中になって話込んでいる間にもお料理が片付けられ皿をまとめられ、来ていただいた方に気を遣わせてしまい、あまり居心地が良いものではなかったことが綴られていました。
 お話ごもっともで、良く出会う風景です。

 公営斎場を例に取ると、業者の方は夜9時までに門をでないと閉門されてしまうところが多く、最後は時間との勝負になってしまうようです。
 逆算した時間帯には終らせ、その前には片付け時間も必要です。勢い8時過ぎをメドに前記のような光景が見られるようです。
 勿論ご喪家側には知らせてありますが、言い出しにくいものです。
 一般会葬者はご焼香が終ればお清め処に誘導され早めにお清めされるので、そんなに問題はありませんが、ご親族、古くからの友人は通夜開始から終了までお付き合いした後になりますので、時間が限られてきます。

 このことをあるベテランの担当者に伺うと、まず式場で思い出話に浸っている方をお見かけしたら「そんなところに立っていないで、どうぞお料理の方に行ってお話しされたらどうですか」とこまめに誘導するとのことです。
 前の方が食べ散らかして空席ができているところは片付けながら残った料理を綺麗に盛り直す。
 お話に夢中の方にはお声を掛けて召し上がっていただくサインを出す。
 通夜のお泊りの方用に料理屋さんには残りの料理を親族控室に運んでもらい、こちらでお話されながら召し上がっていただくようにするとのことです。

 こまめにさりげなくタイミングよく気配りすることが大切なようです。
 美味しかったお料理は故人の思い出と共にいつまでも語り継がれていきますので。

パソコンの掃除

私は毎日パソコンを使います。
仕事、買い物、調べ物・・・パソコンは生活に欠かせない存在になっています。

今、このブログをお読みの方もパソコンの前ですよね?
ブログを見ていて気になることはありませんか?
冷却ファンの音が気になりませんか?

私のパソコンは購入してから3年が経ちました。
最近、パソコンの中にある冷却ファンがよくまわるようになり、
今までになかった大きな音で勢いよくまわっています。
原因は何だろうと?と考え、いろいろなことを実行しましたが、
何も変化はありません。

もう寿命なのかと思いながら、パソコン本体を開いてみました。
すると、中には大量のホコリが溜まっていました・・。
掃除機で本体の中に溜まっているホコリをきれいに吸い取り、本体を戻して電源を入れると、さっきまでの音が嘘のように静かになりました。

原因はホコリでした・・。
ホコリを取り除いてからは、とても静かになりました。

これからは定期的に掃除を行うことにします。

皆さん、菩提寺との関係は良好ですか・・・?

 電話で事前相談をいただいた依頼者の方から突然、「菩提寺のご住職を葬儀に呼びたくないんですが・・・。父はご住職と仲違いしているんです。」と切り出され、一瞬言葉を失いました。
 しかも菩提寺は都内にあるとのこと。
 遠方ならそれを理由にこちらで手配できますがお近くとの由。
 納骨の時のゴタゴタをよく耳にするため、間に人が入って中を取り持つことは出来ないのか。
 「それが父の遺言なんです」
 そう言われては従わざるを得ません。
 「親戚をダシにして、妙案があるのでなんとかなります。それに関してはこちらで責任を持ちますから」
 そのためには葬儀・告別式なしの直葬にされたいとのご意向でした。家族・親戚だけ
で静かにそっと見送りたいと。
 一抹の不安を感じながらも読経なしの直葬の概算見積りをお渡しいたしました。

 先祖代々のお墓を守っておられる方、また新に墓地を購入し檀家になられた方、皆さん、お寺さんとの関係は大丈夫でしょうか。
 
 昨年末には、葬儀・告別式の読経をドタキャンされた例もありました。
 お墓を買って檀家になりまだ1年足らずのご喪家、ご住職にとってもご葬儀が初めてのお披露目になるはずでした。
 通夜は無事済みましたが、翌日のご葬儀時間になってもご住職は現れず、連絡もとれずじまいの状況で、ご出席頂いた方々にはとりあえずの形でご焼香のみを済ませていただきました。
 結局、最後まで姿を見せなかった理由がお寺の留守を預かる方が来なかったからとのこと。お互い意思の疎通があまりにも欠けていた例になります。
 この後、ご喪家がお墓を引き払ったのは言うまでもありません。

 ご葬儀は疎遠だった菩提寺とお付き合いの機会を与えてくれるご先祖様の計らい(?)かもしれません。
 ご先祖様の供養のためにも末永いお付き合いを・・・。

人生相談のお相手は難しい・・・。

 「わしが死んだら葬式はどうすればいいんだろうねー」電話口に出た途端いきなり切り出され、思わず言いよどんでしまいました。
 お声の大きさにまずはそんなに差し迫ったご様子でもなさそうと、気を取り直してお伺いしました。
「お元気そうですが今どんなご様子ですか」
「1人住まいだが、先日自宅で心不全を起こして救急車で病院に運ばれたが、事なきを得て、今戻ってきている。しかし、いつ何時起こるかわからない状態なんだよ。万が一の時の葬式は儀式にのっとってそれなりにして貰いたいのだがね・・・」
 
 大丈夫ですよ。ご心配にはおよびません。
 お元気なうちに葬儀社を決めてご家族の方にお話しておいていただき、万が一の時葬儀社にご連絡いただければ、後は火葬が終るまで全て面倒を見てくれますので・・・。
 地域の斎場のこと、菩提寺のことなど具体的なご葬儀に関してのお話をすると、ご自分に言い聞かせるように一言一言反復されながら納得されているご様子に、こちらも少しホッとしておりました。
 しかし、ご自分の置かれている状況の話をされ始めると、言葉に詰まって涙声になり、「寂しいよう」振り絞るようなお声を上げて泣きじゃくってしまわれました。
 突然の成り行きにどぎまぎしながらも暫し見守るしかすべが見当たりません。
 
 暫くして大きな声が再び聞こえてきました。
「1人住まいだし、死んだのが見つからない場合はどうなるの・・・」
「大丈夫ですよ。どなたかなんらかの方法で気付いてくれますから」答えにならない返答をしてしまいました。
 都会生活の一人暮らしで暫くの間気付かれなかったということはしばしば耳にしますし、現実そのようなご葬儀も取り扱ったこともあり、本当は生半可なお答えはできないはずでした。
 でも、希望を持ってもらうことも必要です。
「有難うございました。なんだか気持ちが落着きました。また電話させていただきますので、よろしく・・・」電話口の声は心持ち弾んで聞こえました。

 泣いたり笑ったり大忙しの30分間でしたが、色々とこちらも勉強させられました。 有難うございます。お元気で。
 
 

西天城高原「牧場の家」


今回も西伊豆の友人宅へ遊びに行ってきました。時間が空くと西伊豆ばかり行っています・・。
今回のお目当ては、西伊豆町の西天城高原「牧場の家」です。
ここには牛が放牧されているそうで、早速確かめに車で向いました。

宇久須から県道「410」号を山頂を目指して、のぼっていきます。
この坂道は急カーブもあり、道幅が狭い箇所も多いので注意が必要です。
特に休日は二輪車も多いので気をつけましょう。

宇久須から約10km走ると、西天城高原「牧場の家」が見えてきます。
牛が見られることを楽しみにし、坂道をのぼりましたが・・、
牛は一頭もおりませんでした。残念です。

辺りを散歩して「牧場の家」で少し休憩。
おすすめの自家製牛乳を使用したソフトクリームを食べ、下ることにしました。
牛は見られませんでしたが、山頂から見下ろす景色は最高でした。
また天気の良い日に訪れたいと思います。

虫が知らせるご縁かな・・・?

 2ヶ月ほど前、「お医者様から父がすでに心の準備をしなければいけない段階であるといわれています」とのご相談メールを頂きました。
 ご希望としては「火葬場に行くまでの時間を自宅でお花と家族、父の兄弟に囲まれて過ごさせてあげたい。ただ心配なのはご近所にご迷惑が掛からないか」とのやさしい心遣いをされていらっしゃいました。
 ご質問にお答えしたり、こちらからご要望に対する質問を投げかけたりと幾度となくやり取りをしていましたが、ある日突然ご返事が頂けなくなってしまいました。
 やり取りが空回りして、ご質問にお答えできていなかったのではとあれこれ思いめぐらしておりましたが致し方ございません。
 これもご縁がなかったのだと自分に言い聞かせておりました。
 
 先週夜遅く見覚えのあるメールが届きました。
 そうです。2ヶ月前の方です。
 その間、お父様の緊急入院があり、いざ現実味を帯びてくると緊迫状態とは裏腹にご葬儀のことが考えられなくなってしまわれたとのこと。
 しかし、お父様は持ち直してお元気に退院され、依頼者も気持ちの余裕ができてきたので、引き続きご相談をとのことでした。
 久しぶりのお便りに、当方も朝一番には賛同社に見積りをお願いしようと張り切っておりました。
 ところがなんと翌朝お元気になられたお父様がお亡くなりになられたとの1報が飛び込んできました。
 突然なことに、取るものも取りあえず賛同社をご紹介し、担当者は当方の説明した見積りをもってご自宅に伺わせていただきました。
 2ヶ月ぶりにご連絡頂いた日にお亡くなりになるなんて、虫が知らせたのでしょうか。
 これも何かのご縁かもしれません。

「あさがお」命名のお話

 打ち合わせを終えて川越街道を走行中、川越付近で食事をしようと色々探していました。うなぎ屋さんの看板が気にはなるのですが、懐具合がそれを拒否するので、仕方なしにチェーン展開しているラーメン店に入りました。

 一番のお勧めだろうと思い、店名と同じ、ラーメンを注文しました。豚の角煮の入ったものでした。
 豚の角煮を食べながら、また、思い出しました。今をさかのぼること、十数年前に東京でサラリーマン生活を始めた頃、住んでいた近くのラーメン屋さんのことを。
 地方出身の田舎者の心をくすぐる、田舎ラーメンという豚の角煮の入ったラーメンです。大都会では、こんなうまいラーメンがあるのかと正直思いました。

 しばらくして引っ越した後も、近くを通るような時はよく行っていました。しかし、しばらく行かなかったら、都市開発のあおりで店がなくなっていました。どこに移転したことやら・・・。

 これまでも思い出した時に、ネットで検索していたのですが、残念ながら、ヒットしたことがありませんでした。今回も・・・・、いや、出てきた! 

 あらためて、ネットのすごさと進化を実感しました。「田舎ラーメン+店名」で検索しました。ありふれた名前の組み合わせだったら、情報洪水の中に埋もれて見つけられなかったかもしれません。そもそも、固有名詞が記憶に残っていなかったでしょう。

 実は、「あさがお葬儀社紹介センター」の「あさがお」とつけたのも、情報洪水時代においても、覚えやすく、呼びやすく、探しやすいのではないかと思ったのも、一つの大きな要因でした。一番の参考は、トマト銀行でした。

ご両親に葬儀はいらない、直葬でやってくれと言われたら・・・。

 最近は都会を中心にご葬儀を省いて病院から火葬場に直行される方が増えてきています。ご遺族側の事情でご希望される場合が多いのですが、時として、葬儀はするなと言うご両親の意思を尊重しつつも戸惑われ、ご相談される方もいらっしゃいます。
 以前、直葬のことがマスコミで採り上げ始めた頃、お元気なご高齢の方が自分の時はぜひ、このやり方でお願いしたいと事前見積りを取り、ご兄弟の方にもお薦めされていらっしゃいました。
 いざという時には息子さんにこの見積りを見せて、葬儀社に連絡してもらうとのことでした。
 従来のご葬儀に疑問を投げかけ、無宗教でご葬儀無しを貫きたいという硬い意思をお持ちの方ですので、きっと息子さんを説得されることと思います。
 
 しかし、残されたご遺族が戸惑われるケースが多いのも事実です。
 先日お取りした見積りでも、始めは通夜・告別式は不要というお母様のご希望から、火葬のみと一応チェックしましたが・・・。読経は知り合いのご住職にお願いしますとのこと。お墓はすでに霊園にあり、お母さまは戒名にこだわりをお見せになっているとのことで戸惑いぶりが文面に読み取れました。
 
 直葬の場合の読経は火葬場の釜前でご焼香をしている間の4~5分しかないこと、病院からご自宅に搬送されるのであれば、ご住職にご自宅に来ていただき枕経をされては・・・。戒名にこだわっていらっしゃるからには矢張り仏式できちんと読経された方がよろしいのでは・・・。
 また、式場確保が必要になりますが通夜をはぶいて、1日葬という方法で読経されるもあるとの提案もいたしました。

 色々と考慮されましたが、ご予算との兼ね合いで、矢張りお母さまの意思を尊重して
 火葬のみにし、ご自宅ではゆっくりとご家族と最後の夜を過ごされました。 
 

ご葬儀は担当者がご遺族の「こだわり」の意に気づくか否かで決まります。

 ご葬儀のご相談は結婚式のように何ヶ月も前から持ち掛ける方はまだまだ少数派です。
 お医者様から準備をと促されて、とりあえずインターネットで検索し、情報を集めだす方が多いようです。
 しかし、情報だけは氾濫しておりますが、実際どのようになるのか中々見当がつきにくいのも事実です。
 勢い既製品で間に合わせるように決めて、可もなく不可もなくご葬儀が終り、心に残るものが今ひとつ実感できないもどかしさを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
 ご葬儀の良し悪しは金銭だけでははかりきれません。ご遺族、担当者、周りのスタッフ皆さんの気持ち次第で大きく左右されます。
 まずはご遺族が故人との絆を大切にしたい、これだけはしてあげたいというこだわりを持つことでご葬儀に参加し、ご葬儀の担当者は無理難題なこだわりでも、できるだけご希望に添えるように考慮し、色々と提案します。
 そのやり取りの中で担当者が、こだわりの意にどれだけ気づけるかが大きな鍵になるようです。

 長患いの為念願のご自宅に戻れなかったため、病院からご自宅の前を通って斎場へ。 お花の先生の奥様がご主人のため生花祭壇創りに参加される。
 お父様が昔撮った短編映画を時間の許す限りお見せしたい等々。
 
 ご葬儀の後、ご報告いただいたご遺族の方々の笑顔が思い浮かびます。
 

西伊豆へ行ってきました。

 先週の日曜日に、西伊豆に住む友達に釣りを誘われ、イカ釣りへ出かけました。
ETCの特別休日割引が適用で、東京ICから沼津ICまで通常3,000円のところを1,700円で通行できました。首都高速、東名高速とも渋滞はなく、スムーズに西伊豆へ到着できました。


堂ヶ島の「ホテル天遊」さんから、海へ降りられる通路を下り岩場へ出て
イカ釣りを始めましたが・・1時間を過ぎても何も反応なし・・。結局、イカをひっかけずにルアーを岩場に引っ掛け、イカ釣りは終了となりました。

イカ釣りを終え、「ホテル天遊」さんでお土産を購入し、友人宅でのんびりした後、帰宅しました。
帰りは東名高速の海老名付近で事故があり、30km渋滞・・・。
事故渋滞を抜けると、首都高速でまた工事渋滞・事故渋滞・工事渋滞・・・。
友人宅から自宅まで5時間近くかかりました・・・。

ついていない一日でした。