気忙しい時期です。

 今日はクリスマスイブです。小さなお子さんは、サンタさんが届けてくれるプレゼントを楽しみにして布団に入った頃でしょうか。
 我が家では、子供も大きくなって、仕事やアルバイトで家族が揃わず、今年はついにクリスマスをやらない年になってしまいました。せめてケーキだけでもと思っていたのですが、なんとなく普通に一日が過ぎてしまいそれもナシに。
 年内に残されたイベント(?)は少しずつ進めている大掃除を終わらせることだけになってしまいました。

 そして、一週間後はお正月ですが、こちらも実家側の親戚に不幸があったので、お正月はやらないそうで、毎年恒例にしていたおせち料理を持参して実家でお正月を過ごすこともナシになり、年末年始の気忙しい思いをすることなく、ほぼ日常を過ごすことになりそうです。

 なんとなく、皆が忙しくしている時期ですが、ご家族に心配な方がいらっしゃれば、クリスマスやお正月どころではないでしょう。また、数日後にご葬儀を控えている方は準備に追われ、違った意味で忙しくされていることと思います。
 
 ご葬儀を控えていらっしゃる方は風邪などに気をつけて、大切なご葬儀で体調を崩されませんよう、ご自愛ください。

長期にわたるご相談

 葬儀のことについて相談しようと思う時期は人それぞれです。
 「両親はまだ元気だけれど、高齢なので」や、「自分が万が一の時に家族が慌てないように」などの長期的なもの、「家族が医師から余命宣告を受けたので」や、「家族が亡くなったので葬儀社を紹介してほしい」などの時間的な余裕が無い状況などの様々な時期のご相談をいただきます。

 長期的なご相談の場合は、ご自身の状況だけでなく、葬儀社や社会の状況なども時間の経過によって変化していくことがあり得ますので、見積り等は時期を見計らって見直しなどをしていただくようにご案内させていただいています。

 実際のご相談の例ですが、一年ほど前に葬儀のご相談いただき、数社をご紹介したところ、幸いなことにご対象者のご病状が安定し、そのまま保留になっていたのですが、その後医師より余命を宣告される状況になってしまい、再度ご相談をいただきました。
 一年前に概算見積をだしたときから、ご会葬人数に変更があり、再見積を取ることになったのですが、ご紹介社のうちの1社がこの1年の間に、ご葬儀をされる方の負担を少しでも軽減できるようにと価格改定をしたそうで、総合計では数十万円の差がありました。
 もちろん、最初の見積りで金額を高く設定していたということではなく、同様のサービスで金額を落とすために、仕入先へ交渉したり、コストを削減する努力をした結果のようです。

 ご相談者へ提出する資料を充実させたり、費用の負担を軽減できるようにしたりなどの努力している社がある一方、スタッフの入れ替えなどで、雰囲気が変わってしまう社などもあることでしょう。

 センターでは一定の期間は以前の御見積などを保管していますので、ご相談が長期にわたる場合でも対応いたします。

大掃除

 気が付くと、もう12月も半ばの週に入りました。今年は10月、11月が例年より暖かかったせいか、12月に入っても師走の感覚がなく、先週末に行った毎年恒例の忘年会でやっと年末気分にスイッチが入った感じです。

 年末といえば、主婦にとっての大仕事、大掃除がありますが、今年はどこまでやれるのやら。毎年11月ごろから少しずつはじめ、年内には終える予定の大掃除ですが、今まで最後まできちんと終わったためしがありません。玄関、水周り、台所、ベランダだけは毎年徹底的に磨きますが、それ以外のところは結局見ないふりをして新年を迎えてしまいます。

 今年はパソコンのデータの大掃除もしてみようか…。多分、これが一番やっかいです。画像や資料、作りものがどんどん溜まっていき、収納場所も、その時に使いやすいところへ保存するので、あっちこっちに散らばっている状態です。しかも、一つのデータに複数の材料が入っていたりするものですから、それも分割して整理する必要があるので、そうとうの時間がかかりそうです。
 資料を探すのに時間がかかって、仕事に支障が出てしまうようになる前に。
 家の大掃除よりも先にやった方がよさそうです。

ご葬儀後の報告。

 ご葬儀を終えてご家族にとってはとてもお疲れになっていらしたでしょう頃に、ご依頼者からお電話をいただきました。
 「実は、今日義母の葬儀を終えまして・・・」とはじまり、「紹介していただいた葬儀社さんには本当によくしていただきました。よくしていただいたことは一日あっても話し足りないくらいです」とつづき、「葬儀ではサプライズがありまして…義母は桃が大好物で、柩に入れてあげたかったのですが、季節が過ぎてしまって家族では用意できなかったのであきらめていたところ、担当の○○さんが用意してくださっていて、柩に入れてあげることができました。涙が出るほどうれしかったです」と。

 このような連絡をいただいたことを担当者に伝えると、担当者は「たまたま用意できたので…」とおっしゃっていましたが、ご葬儀までのほんの数日の間にご家族の話しをきちんと、よく聞いていることにとても感心したと同時に、人に喜んでもらうことが好きな人なのだろうと思いました。

 ご依頼者の方から、ご葬儀後に無事に葬儀を終えましたとメールやお電話で連絡をいただくことがよくあります。皆様、「紹介してくれた葬儀社さんには本当によくしていただきました」と報告してくださり、私共もこの方にこの社を紹介してよかったと安心いたします。

 こと葬儀については、テレビやマスコミなどからよくない噂を聞くことも多く、また、ご葬儀で残念な経験をされた方も多くいらっしゃるのも事実ですが、この担当者のように、ご家族の気持ちをきちんと受け止めてくれる担当者もたくさんいます。

 「葬儀社は究極のサービス業」とよく言われていますが、多くの方が担当者からの気持ちのサービスを受け取っていただければと思います。

紅葉

 今日はお寺の斎場を見学させていただきに行ってきました。
 いつもなら、複数の斎場や葬儀社さんをおじゃまさせていただくので、無駄がないように、1軒終わると次の場所へいくための移動手段や時間、道順を検索しながらスマートフォンとにらめっこの状態で移動するので、景色を見る余裕もなく…の状態なのですが、今日は贅沢に1軒だけの訪問だったので、見学の後は境内をゆっくり歩かせていただきました。

 今日は、斎場の方から最初にお話しを聞かせていただき、その後で実際に斎場内を見学するという、いつもと違うパターンだったので、内容もよくわかり、(いつもは、斎場の方と一緒に見学しながら説明を受けるので、メモが追いつかないことも多々・・・)1軒しかおじゃましていないにもかかわらず、とても充実感があります。

 斎場内はとてもきれいに整っていて、葬儀社さんが今晩のお通夜の準備をしていました。生花祭壇が飾られ、ご遺族やご親族がまだ到着していない、ちょうど一息ついた頃だったのでしょう。設営のバタバタした感じもなく、式場内もゆったりしていました。

 一通り見学が終わったので、そのまま帰ろうと思ったのですが、夕方のうす暗くなるまで少し時間がありそうだったので、せっかくだからと、お寺の境内を少し散歩させていただきました。
 
 毎日、なんとなく慌ただしく過ごしていてすっかり忘れていましたが、紅葉の季節でした。ちょうど、中学生や高校生が下校する時間帯だったようで、何人かの学生たちとすれ違いましたが、みんなおしゃべりに夢中で紅葉には目もくれず・・。
 私も学生の頃は、紅葉の何がよいのか…と思っていた人でしたが、今では黄色や赤いもみじを見ると、「紅葉を見に出かけたいな」と思うようになったな、と。

 今日はそんな気付きもありました。

斎場の管理

 最近、斎場や賛同葬儀社さんの所へおじゃまさせていただき、いろいろとお話しを伺っています。
 先日、自社斎場を保有している葬儀社さんへおじゃました際に聞いたお話しで、
「以前は自社斎場を他の葬儀社さんでも使えるようにと、貸斎場として運営していたのですが、今ではそれをやめて、自社のみで使うことになりました」というところがありました。
 理由を聞くと、よい葬儀社さんにつかっていただくのはよいのですが、逆にクレームが出るようなご葬儀だった場合、ご喪家の方にとっては会館=葬儀社となって、実際には自分達はそのご葬儀の施行に関わっているわけではないのに、自社の評判まで下がってしまうようなことがあるので、とのことでした。
 そこの会館で葬儀を行ったご家族が、後日会館の前を通った時に、「ここの葬儀社・・・・。」と身に覚えのないクレームで戸惑われたそうです。

 たしかに、ご喪家にとって、葬儀を行う斎場を決めたりする頃というのは、慌ただしい葬儀準備をするなか、一番最初に決めなくてはならないところですので、公営の斎場や寺院の斎場ならまだしも、葬儀社が運営している斎場の場合、きちんとした説明が無い限り、会館=葬儀社と思われても仕方のないことなのかもしれません。

 以前、寺院の保有する斎場をおじゃまさせていただいたとき、
「基本的にはどの葬儀社さんでも使用していただけますが、使用できない葬儀社があります。」とお話しされた斎場がありました。
その斎場は、とても管理が行き届いていて、築15年以上経っているとは思えないほどきれいに保たれていました。
 使用できない葬儀社さんとは、たとえば、ご遺体を安置して、線香・ローソクをつけたまま挨拶もせずに帰ってしまうような・・とか、斎場の備品を雑に扱うところ、とか・・。
具体的な社名はお聞きしていませんが、内容を聞いただけでも、当たり前のことができないところということです。
 他の斎場などでは、注意する程度で済ませてしまうかもしれませんが、こちらの斎場では、そのような葬儀社は使用を禁止していると、徹底されていました。

 斎場を管理するところが、斎場をなぜきれいに保つかというのは、やはり葬儀で使われるご喪家やご会葬の方に2日間快適に過ごしてもらいたいという思いから来るものだと思います。このような当たり前のことができないところは、よい葬儀はできないのでは・・ということなのでしょう。

 貸し式場を運営している側にもご苦労があるようです。

混乱してしまう前に…。

 最近は、「調べもの」というとまずインターネットで検索します。
エクセルやワードの使い方でちょっと躓くと、すぐに検索。すると、必ずと言っていいほど私と同じ状況で躓いて解決した人や、それらの類に熟知した人がネットで記事にしてくれていてとてもスピーディーに解決できるので、本当に助かります。

 テレビやブルーレイレコーダーがトラブルに陥った時にも、同じ症状で質問している人がいて、それに回答してあるとおりにやってみて、無事回避できたことが何度もあり、本当にありがたく思っているのですが、最近趣味で始めたことを、専門の教室に通わず、インターネットで習得しようと色々調べていて困ったという経験をしました。

 検索すると、実にたくさんのサイトが出てきて、調べ甲斐があるのですが、「人によって、言っていることが違う」ということが多々あります。ゴールは同じなのに、その過程が間逆で、一人のひとが「これはやってはいけない」ということを他の人は「この方法が一番いい」と言い、その行きつく先のゴールは両方とも成功・・・。
 約2カ月かけて調べた結果、結局よくわからなくなってしまい、それなら、どっちでも大丈夫なのかと、実際自分で試してみると、「やってはいけない」と言うほうは、やらなきゃよかったという結果になって後悔したり…と、結局、調べたり、実際にやってみたりすることに使った時間と労力と材料代を考えると、基本の部分はきちんと専門の教室でプロに教えてもらった方が良かったのかもしれないと実感しました。

 最近、葬儀のご相談でも、インターネットで色々お調べになっているうちに、混乱してしまい、よくわからなくなってしまったなどで、当センターに改めてご相談される方が増えています。
 私も、インターネットで色々な葬儀社さんのサイトを拝見させていただいていますが、日々葬儀のことに携わっている状況にいても、たまに「??」と思うことに出くわすことがあります。これを葬儀について調べ始めた人は「?」と思わずに受け入れてしまう可能性もあり、調べ続けていくことで更に多くの情報が入ってくるわけですから、混乱されてしまうのも仕方のないことだと感じています。

 ご自身が安心できるところにすぐに出会えることが一番だと思いますが、調べ過ぎて疲れてしまう前に、ご自身が信頼できると感じる「教えてくれるところ」に聞いてみるのは安心できることにつながる近道になるかと思います。

故人様を偲ぶスペース

 式場の一角に故人様を偲ぶ「思い出コーナー」を設置するご葬儀が近年、とても増えています。
 故人様の思い出のものを飾り、ご親族やご会葬の方にも故人様と過ごした時などを思い出してもらい、葬儀の緊張感から少し和んだ気持ちにさせてもらうのにもよいスペースのように思います。

 ご葬儀の立会いで伺った際にも、思い出コーナーがある時にはゆっくり拝見させていただいています。
 ノートパソコンを置いて、故人様との思い出の写真をスライドショーでながしていたり、故人様が趣味でやられていた華道の作品を、写真を元に生花で再現したものが飾られていたり、また、葬儀社さんによっては、預かった写真をそのまま飾るのではなく、写真を引き伸ばして、ご高齢の方でも見えやすいように飾られたりなど、葬儀社さんやご家族によって、様々な工夫が施されていることも多いようです。

 私の祖母の葬儀では、孫やひ孫の七五三の時に一緒に撮った写真が並べられていました。
 喪主を務める叔父は、葬儀社さんに勧められたときに、祖母には特に趣味などもなかったので思い出コーナーはなくてもいいと思っていたそうですが、遺影に使う写真を選んでいる時に、七五三の写真がまとめて出てきたことで、やっぱり飾ってもらおうと思ったのだそうです。
 写真に写っている小さかった孫たちは、祖母が亡くなった時には30代から40代。ひ孫も小学生になっていて、その写真からはずいぶん変わってしまいましたが、一緒に写っている祖母はずっと変わっていないようにみえるね、など、普段あまり会えない親戚たちと懐かしんで話しをするきっかけになり、小さなスペースでしたが、あってよかったと思いました。

 ご葬儀の準備はご家族にとって慌ただしいことと思いますが、思い出コーナーは普段なかなか会えないご親族やご会葬される方にとっても故人様との思い出を振り返ることができる場所にもなるかと思いますので、ご希望があれば葬儀社さんに相談してみてはいかがでしょうか。

もう、年末の準備ですか…。

 先日、実家の母から、喪中はがきを作ってほしいとの依頼がありました。夏の始め頃に親戚が亡くなり、今年は喪中はがきを出すとのこと。
 頼まれた時には、気が早いなと思っていましたが、近くのスーパーやコンビニなどでも年賀状受け付けのチラシが置かれはじめ、ちょっと前まで暑かったのに、もうそんな時期なのか…と改めて気づき、そう思ったとたんに、まだ2カ月もあるのに、なんとなく年末の気忙しさが始まった気になってきます。

 年賀欠礼のはがきは、11月中くらいに出すのがちょうどいい頃でしょう。私のように、毎年年末ギリギリになって焦って年賀状を作る人もいれば、11月ごろからきちんと準備をされる人もいます。
 11月から準備をされる方にとっては、年賀欠礼のはがきは早めに届いた方がありがたいわけですから、私も母から頼まれた喪中はがきは、優先的に作って、なるべく早く持って行ってあげなくてはと思っています。

 我が家にも、ここ数年、毎年何通かの喪中はがきが届くようになりました。遠方で、何年ものあいだ年賀状だけのお付き合いになってしまっている友人から喪中のはがきが届くと、年に1度のお互いの近況を伝える手段となっている年賀状を送れないのが少し寂しい気がしますが、わざわざ寒中見舞いを送ってでも伝えたいというほどの近況でもないので、ごあいさつや報告は翌年に持ち越しです。

 ここに来られた方の中には、今年は喪中はがきを送らなくてはならない方も多いかと思います。是非、早めのご準備を。

営業電話ではないのですが…。

 センターのホームページ内にある斎場案内のページは、実際にセンターのスタッフがその斎場にお伺いし、斎場の方にお聞きした情報をご案内しています。
 また、スタッフが直接斎場へ行って見学をさせていただくことは、ご相談者のご要望に、より適した葬儀社や斎場をご提案できるようになるために必要なことでもあります。

 ご葬儀の立会いで伺った際、ご葬儀後に斎場関係者の方からお話しを聞けることも多く、その場合には特に問題はないのですが、斎場へお伺いすることだけが目的の場合には事前に見学のアポイントを取るのに苦労することがあります。

 まずは電話をかけて訪問させていただきたい旨の用件を伝えるのですが、伝え方を間違えてしまうと、よくある電話営業に間違われてしまい、最後まで用件を伝えきれないまま電話を切られてしまうことがあります。
 例えば、「ホームページ」というワードを発しただけで、先方にホームページ制作会社の営業と勘違いされてしまうようで、「うちはいりませんから」の一言で切られてしまったりすることもあるのです。

 たしかにセンターでも、ご相談者がかけてくる電話番号にかかってくる営業電話は早く切らせてほしいと思うこともしばしばで、しかも以前断ったにも関わらず、何度もかかってくる営業電話にはうんざりすることもあります。
 かけてくる方もお仕事なので、仕方ないことなのだとわかっていても、折り返しの電話待ちなどの時には、断り方も「丁重に」とはいかない状況の時もあります。
 
 斎場で電話を受けられる方も、きっとこのような営業電話にうんざりされているのだろうということが分かるので、営業電話に間違われない伝え方をしなくてはならないということをしみじみ感じています。

 特に、遠方の斎場へ伺う際には、できるだけ効率よくまわりたいという、当方の「欲」もあるので、訪問NGにならないためにも事前の調整と、営業と間違われないような伝え方をよく考えなくては…と実感しています。