安心してお任せください。

ご葬儀について事前にご相談をいただく方々の中には、ネット等で検索され、多くの葬儀社さんをあれこれと列挙したまではよかったが、比較することもままならず、一抹の不安を覚え、センターにお問い合わせいただくこともございます。

 ご葬儀の後のアンケートでも「ご紹介いただいた葬儀社さんは、ネットで検索して名前は分かっていましたが、センターの後押しで、安心してご相談することができました」とおっしゃる方がいる一方で、「ネットで検索しただけでは巡り合えなかったと思うので、紹介してくださったセンターにはとても感謝しております」とのメッセージを頂くこともございます。
 
 ネット上では目立たないが、ご葬儀内容には太鼓判を押せる賛同社さんも沢山いらっしゃいますので、ネットでの順位に関係なく、センターではご葬家のご要望に応じた、地元の賛同葬儀社さんをご紹介させていただいております。

 ご葬儀のご相談は初めての方も多く、ご自身でお調べはされても、具体的にどこからどのように手を付けたらよいか、漠とした思いの方もいらっしゃいますので、センターではどの様なご葬儀を御希望されているのか、時にご要望の優先順位をお尋ねし、1つずつ整理させていただいております。
 
 お話をお伺いして行く中で、ご相談者ご自身のお気持ちも次第に方向性が定まり、具体的な固まりが見えてきた段階で、見積りをお取りいたします。

 お取りした見積りをご検討いただき、ご質問等をお伺いした後、見積りをお取りした賛同社の担当者と直接お会いされて、詳しい内容をお尋ねになる方、中には再度お見積りをお取りになる方それぞれですが、ご葬儀はお1人お1人夫々の思いがございますので、そのお気持ちを汲んで、担当者は「少しでもご納得頂けるご葬儀を」と、心がけて奮闘しております。

ご相談者の最近の傾向は・・・。

 少し前まではご葬儀についてのお話はタブー視され、話題にもぼることも少なかったようですが、昨今では団塊の世代を中心に、ご両親の看取り方やご自身の将来のこととして身近に受け止める方が増えて来ているようです。

 ネットによる情報が飛び交う中、葬儀社さん任せが多かった以前に比べ、当センターへのご相談も、各人それぞれのこだわりをお話しされる方が増えております。

 そのこだわりの中でも、永年住み慣れた町への愛着は、思い出と共に人一倍強いものがあるようです。

 最近は、遠方の介護付きの老人ホーム等に移られる方も多くいらっしゃいますが、新住民となられてもお付き合いが少なく、ご家族の方々からも、最後はおなじみの場所でおなじみの方々に見送っていただきたいとの強いご要望をお聞きします。

 先日当方がお受けした方も横浜でのご葬儀に強いこだわりをもっていらっしゃいました。

 当初、ご相談者のお母様は永年横浜に住み、6年程前に茅ケ崎の施設に移られましたが、茅ケ崎には知り合いも少なく、十数年前にお亡くなりになられ、横浜南部斎場にてご葬儀をされたお父様同様のお見送りされたいとのご希望をいただきました。

 しかしながら、横浜の場合、市営斎場は市民の方優先で、常に混み合い、市外の方の式場確保は至難の業と言われておりましたので、横浜にこだわるご相談者の為に民営の式場を確保させていただき、一方の火葬は昨年まで市外の方用に時間指定がありましたので、かろうじて確保できましたが、本年からは時間指定がなくなり、市内の方が1週間前からの予約受付に対し、市外の方は3日前からの予約というハンデのみになりましたので、心配しておりましたが、何と今回は予約を取ることが出来ました。

 万が一を鑑みて、横浜の式場と鎌倉での火葬も視野にいれておりましたが、横浜の長年のお友達に見送られ、無事旅立たれたとのご報告を頂いております。

事前に担当者とのご面談を・・・

半年ほど前に最初のご相談を頂いた方より、見積りをお取りした賛同社の中から1社をお選びになり、最近になって担当者とご面談されたご報告をいただきました。

 当センターでは常々賛同社から見積りをお取りしてお送りする際、お気持ちが許せば、直接葬儀社の担当者とお会いされて、詳細な説明をお受けになってから葬儀社さんをお決めになられることをお勧めしている旨、申しあげておりましたが、いよいよ危険な状況を病院サイドから告げられましたので、ご自身のお気持ちを整理されて、お送りいたしました複数社の見積りの中から、よりご要望に合うと思われる1社を選び、担当者とご連絡を取られ、お会いになられたとのことです。

 ご葬儀を施行するにあたって、ご満足いただけるか否かには、葬儀社の担当者とのコミュニケーションのあり方が深く関係してきますので、双方のお気持や言葉の通い合いも重要な要素になります。
 担当者も様々なタイプの方がいらっしゃいますので、人によっては合う、合わない場合も出てくるようです。
 見積りの数字だけではご要望に合うか否か判断しにくい場面も出てくると思われますので、できましたら事前にお会いされて、お確かめになられることをお勧めしておりました。

 また、お会いすることで、電話やメールでは言い出しにくい、ご不安なお気持ちをお話しされたり、具体的なご要望のお話をしていく中で、当初の見積りとは異なる案が担当者から提案される場合もあり、ご葬儀後のアンケートでも、事前に担当者とご面談され、何気なくお話しされた中から、よりお気持ちを汲んだ新たな提案がなされ、「想像していた以上のご葬儀ができました」と、ご感謝のお言葉を頂くことも度々ございます。

 一方、見積りの数字だけでは分かりづらい祭壇やお食事や返礼品等などは、具体的な写真を見ながら説明をお受けになることが出来ますので、ご葬儀前のご不安もご安心頂けるのではとのご説明もさせて頂いております。

 先のご相談者はご質問に一つひとつ丁寧にお答えする担当者の人柄にご安心され、お帰りの際には即決されたとのことです。
「最終的に担当者の人柄ですよ」ご相談者からご報告をいただきました。

菩提寺と直葬と1日葬の関係は如何に・・・。

  2年半程前、お母様が危篤状態に陥り、時間が限られ、経済的にも余裕がないので早急にお電話でご相談されたいとのメールをいただきまし
た。

 夜遅い時間でしたが、ご連絡を致しましたところ、火葬のみで幾ら位掛かるか至急お知りになりたい。また、都内の菩提寺に火葬のみでも許可
を頂けるか問い合わせているが、当のご住職がお留守で、連絡をお待ちしているがご心配とのこと。

 1人っ子でご相談する相手もいらっしゃらなく、万が一の状況が何時来るかも分からない中、当のお母様は年金もなく、ご相談者は小さなお子様
2人を抱えたシングルマザーでローンを抱えており、金銭的にかなり厳しい状況であることを率直にお話し頂きました。

 ありのままをお話されるよう申し上げた3日後、「あれから意を決してご住職にお話したところ、そういう理由でしたらと、戒名のことも含め、
火葬が終わってからご相談に乗っていただけることになりました」。
 第1関門突破でほっとされたご様子に、こちらも胸を撫で下ろしたのがつい昨日のように思い出されます。

 昨年末から今年にかけて、菩提寺はあるが、ご事情でお式は出せず、直葬のみにされたい、または1日葬のみにされたいとのご相談が相次ぎまし
たが、いずれもご住職に現状をお話されて、了解済みとのこと。

 昨年末にご相談いただいた方はご事情でお父様のご葬儀は直葬を希望されていらっしゃいましたが、ご親戚の反対に遭い、1日葬に変更されて、
お近くの葬儀社さんにご相談された折、昔気質の担当者の方からは「いろんなものを端折った1日葬はやらない方がよい。何よりもご住職が許さな
いだろう」と言われましたが「費用を抑えたいことをご住職にお話した時、直葬をOKしてくれたから、1日葬も大丈夫」と反論されて、その場でご
住職にご連絡を取り、1日葬でもOKの確認をとられたとのお話しでした。

 また、横浜での直葬をご希望のご相談者も、以前ご主人側のご葬儀の際、後から追加が次々と出て、当初の予定よりもかなりの金額になってし
まわれたので、お母様のご葬儀は搬送先の安置所にご家族だけお集まりになり、読経をしていただいた後、そのまま南部斎場での直葬のご希望を、
菩提寺のご住職にご相談されて、すでにご承諾を得ていらっしゃるとのこと。

 本来の仏式のご葬儀では通夜、葬儀・告別式の一連の流れに本義があり、直葬、1日葬に省略されることへのご理解は難しいとも言われておりま
したが、多様化の現代に合わせた菩提寺が急に増えて来ているように思われます。

 まずは、菩提寺にご相談を!

担当者の腕の見せ所ですから・・・

  先日深夜、お父様が入居されている施設で亡くなられ、現在最寄りの警察にご安置されている状況なので、明朝、検案が済んだらお迎えをお願いしますとの電話を頂きました。

 急なこと故、ご家族の皆さんは手分けして、ネットで検索され、ご自宅にも近く、ご要望にも沿っていると思われる斎場を次々リストアップされて、この中からお決めになりたいとのご要望をいただきましたが、ネット上でお調べするのと、実際に式場を使ってご葬儀を執り行い、現場を熟知している葬儀社の担当者の目とは少し開きがあるように思われました。

 斎場もネットで検索されると大きさ、広さ、使い勝手の良さなども詳しく説明されており、一見ご希望に沿ってよさそうに見えますが、ご喪家のそれぞれのご事情やご要望に応じて様々な条件が加わりますので、思わぬことから向き不向きも出てくるようです。

 お伺いしたリストの斎場も、現場の担当者から見ると、ご要望とはかけ離れていたり、実際にはご喪家のご葬儀規模からすると大きすぎたり、ご予算に見合わなかったり、はたまたお仕事の関係でご葬儀の日時も限定される中、菩提寺のご住職のご都合もおありになり、総合的に判断して実際ご相談を受けた担当者が選び、推薦したのは、リスト外の式場でした。

 ご葬儀の時以外、あまり目につくことの少ない斎場に関しては、ネットの情報だけを鵜呑みにせず、地域の斎場を普段使い慣れている担当者にどのようなご葬儀を御希望なのか、胸の内をお話され、様々な角度から検討していただき、アドバイスを受けるのも必要かと存じます。

 担当者にとって、腕の見せ所でもあるのですから・・・。

死化粧

 「最後に元気な頃のお母様に会えてよかったと大変喜んでいただけました」。
 ご葬儀が終わった後の報告の中で、心なしか担当者の方もほっとされたご様子でした。

 長患いの末ご逝去されたお母様は、当初やつれたご様子で痛々しい程でしたが、プロのメイキャップアーチストの手によりシリコンを入れ、ふっくらされた特殊メイクがほどこされると、見る見る生気を取り戻し、今にも目を開けてにっこりされるのではと思わせる程だったとのこと。

 病院でも死後処理の一環として簡単なお化粧はしていただけますが、故人様お1人お1人のご事情で、お元気な頃とは別人のようになられた方を、見慣れたお顔に戻すには、場合によってはプロのお力をお借りすることも必要です。

 以前、プロの方から普段のメイクと違い、綺麗に美しく施すのが目的ではなく、いかに生前のその方らしいメイクができるかが問題で、生前の写真を拝見し、ご家族の方からお話をお伺いして、少しでもその方にふさわしいお顔に近づけるように気を付け、それはちょうど絵画の修復作業にも似ているのではとのお話を伺ったことが思い出されます。

 少し前、100歳を迎えられた方のご葬儀では、葬儀社さんのきめ細やかな対応を、大いに感謝されたご相談者から、ご満足だったとのコメントをいただきましたが、遠慮がちに1点気になったことが記されていました。
 お歳を召された普段のお母様らしくなく、綺麗にメイクし過ぎて、落ち着かなかったと。
 最後のお別れのお顔は、特にお身内の方にとっていつまでも心に残る大切なお顔です。
 たかがメイク、されどメイクです。

 数年前の母の葬儀のことが思い出されます。
 臨終に立ち会えなかった娘に、顔色もよく普段どおりの薄化粧がほどこされた母は、今にもパッチリ目を開けそうな感じで、いつものように心配しないでと微笑んでいる様で、妙に安心したことを・・・。

今年の抱負

  あけましておめでとうございます。
 昨年中は当センタースタッフのつぶやきに、お目を止めていただき、ありがとうございました。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 世代を超えた友人知人から、今年も元旦早々に年賀状をいただき、新たな年を迎えることができました。
 それに引き換え、筆不精の当方は、元旦から年賀状を書きを始めるという悪い癖が、いつの頃からか恒例行事になってしまいました。

 なかなか会えない友人に、年1度の近況報告をと、あれやこれや盛り込んだ年賀状を毎年お出ししておりますが、昨年は永年教えを乞いでいた先輩達が次々と旅立たれ、いつもの叱咤激励の声も大分静かになり、喪中はがきを眺めながら、少々物足りなさを感じたお正月でもありました。

 そんな中にも少数ですが、まだまだお元気な先輩もおられます。
 鎌倉のお料理教室でお会いする先輩からのお年賀には「お世話になった先輩、更には同級生とは遊ぶ機会が少なくなって参りました。85歳を迎えるとはそういうことだと改めて知りました」と記されておりました。

 同級生と遊ぶ機会が少なくなった分、お仕事の合間をぬっては後輩達を引き連れて、全国各地、美味しいものを求め歩く身軽さは、後輩達の憧れでもあります。
 後輩達はいつの間にか子供の頃に戻り、お母さんの言うことを聞き、時には羽目を外して注意され、軌道修正をしながらお母さんの後をついて行きます。

 そうだ! 旅立たれた先輩達にも、松の内を過ぎたら、ゆっくり寒中見舞いをお出しして、いつもの愚痴を聞いてもらいましょう。
 相変わらずの叱咤激励の声が聞こえてきそうな気がします。
 お声を聞いて、元気をもらい、少しでも皆様にご安心してご相談頂けるよう今年も頑張ります!

相手の立場にたって・・・。

秋も深まった頃、数ヶ月前から時折ご相談のメールを頂いていた方のお父様が急変され、以前に当方がご紹介し、見積りを検討された葬儀社さんに直接ご連絡を取られ、深夜の搬送となりましたが、早速に無事ご安置されて、ほっとされたメールが届き、当方も安堵した矢先、翌日の深夜、今度はためらいがちなメールを頂きました。

 メールには、こちらがご紹介した方ではない方が担当され、その方とのお話し合いが少しぎくしゃくしているが、ご葬儀が終わるまでそのことを言おうかどうしようかとお迷いのご様子が書かれておりました。

 ご紹介した担当者に伺ったところ、他家のご葬儀に取り掛かり中でしたので、最近入社された方ですが、他社で長年ご葬儀にたずさわっていた先輩の方に引継ぎをして、担当をお願いしたばかりとのこと。

 ご相談者はご家庭の事情で直葬をご希望されていたところ、ご親戚の反対に遭い、やむなくできるだけ質素な1日葬をご希望しておりましたが、担当された方は同じ質素でも、昔からのオーソドックスなご葬儀を念頭に置いて、打ち合わせをされたご様子です。

 担当された方もご自身のご葬儀に対するスタンスを持って対応しておりますが、これからのご葬儀はどれほどご相談者の立場に立てるかが大きな鍵になるように思われます。

 早速にご紹介した担当者が間に入り、一つひとつご納得のいくご相談をされ、お父様を無事お見送りすることができ、ご相談者共々ほっと安堵いたしました。

 お相手の立場を理解すると言葉では言えますが、どれだけご理解いただけるかは難しい問題です。

 以前お話をお伺いしたベテランの担当者の「ご葬儀はとことん二人三脚でいきます」という言葉が思い出されます。
 葬儀社さんによっては何でもリードしていく社も有りますが、葬儀屋の葬儀ではないですから、一緒に歩きましょうというスタンスで、すぐに打ち解け、ゆるやかな放し飼いの中でお手伝いをしていくだけですとのこと。
 ご葬儀に携わってきたベテランの極意を改めて噛みしめています。

 今年も残すところ、後わずかになってしまいましたが、当方の担当も本年最後になりました。
 この1年、拙いブログにお目を通していただき、ありがとうございました。
 来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 少し早めになりますが、
 よいお年を!

お別れの仕方も多様化時代に・・・。

今年も残り僅かになってきましたが、1年を振り返ると、ご葬儀に関しては、より家族的な意味合いが強く感じられるようになってきているように思われます。

 10年近く前から、ご葬儀を執り行わずに、火葬場に直行される直葬をご希望される方々が徐々に増えて参りましたが、いつの間にか市民権を得て、昨今は直葬にもプラスアルファが加わり多様化しつつあるようです。

 直葬の場合のお別れは今までですと、通常炉前での5〜10分程の限られた時間しか与えられず、ままならない状態でしたが、ご喪家のご要望を汲んで、ゆっくりお別れの時間が取れる状態に変化しつつあります。

 当初、直葬をご希望されるのは意思の強い方や、経済的にご葬儀を執り行うのが難しい方が多く、ある意味限定されておりましたが、一般的に浸透するにつれ、直葬にも変化が見られ、プラス−アルファが目立ってきているようです。

 最後のお別れの時間は火葬場ではなく、火葬当日までご安置されている、葬儀社さんの自社安置所が、その役目を担っているケースが多く見られます。

 例えば、当初1日葬をご希望されていらっしゃいましたが、斎場が混み合い、1週間以上お待ちいただくことになりますが、火葬だけでしたら2日後に空きがあることをご相談者に申し上げたところ、ご自宅のある関西で本葬を執り行うので、横浜では火葬のみで構わないとのご回答を得て、直葬前日に20名ものご家族・ご親戚が葬儀社の自社安置所にお集まりになり、定員5〜6名の安置室にて、交互に故人様と最後のお別れを、日長1日されたケースがございました。

 また、火葬前日、お母様とご相談者姉妹で、葬儀社所有の霊安室にお花を飾り、お父様との最後をゆっくり過ごされ、火葬当日は急遽お越しいただいたご親戚の方々に、火葬場でのお別れの時間を譲ることができましたと感謝のお言葉を頂いたケースもございました。

 火葬場に直行する前に、早めに安置所にお越しいただき、こちらで納棺とお花入れの儀を執り行い、最後のお別れはこちらで全て済ませる方もいらっしゃいました。

 いずれにしても祭壇は組まずに、形は火葬のみになりますが、お別れの仕方も多様化の時代になって来つつあるようです。

入院騒ぎで思うこと・・・。

深夜突然の腹痛で、1週間近くの検査入院を余儀なくされましたが、無事無罪放免となった病院からの帰り路、立ち寄ったスーパーの入口は、早くも新年のしめ縄飾りで埋め尽くされておりました。

 気が付けば、今年も後残りわずか、いつの間にか師走の声が聞こえ、1年の速さが身に染みる昨今ですが、これは単に年齢だけの問題ではなく、世の中の流れの速さも相まっている様に思われます。

 私共がお手伝いしておりますご葬儀の世界でも、お身内の方を中心とした家族葬や故人様のごく親しい方々を含めたこぢんまり葬が年々増え続け、一般に浸透してきたおかげで、最近では家族葬で執り行う旨お知らせすると、ご理解されて一般の方はご遠慮されるようになってきたとのこと。
 
 数年前までのように、ご近所にはどのように申し上げておけば、角がたたずに済むのかという心配も今や昔の話になりつつあるようです。

 そんな中、葬儀社さんのご紹介でも今年後半は特にリピートをご希望される方が目立ってきたようにも思われます。

 一昔前には2度と同じ葬儀社さんにお願いしたくないとの苦情も少なくないと伺っておりましたので、ぜひもう一度というリクエストはご紹介する身にとりましてはうれしい限りです。

 知人のご葬儀に伺った折、葬儀社さんの対応が良かったので、お身内のご葬儀の時には是非にという方、ご葬儀の担当者と意気投合し、ご親戚のご葬儀の際に次々とご紹介される方、ご推薦いただける理由は様々ですが、良心的な葬儀社さんであることは勿論のこと、ご相談者のご要望に沿える葬儀社さんをいかにご紹介できるか、我々も更なる努力が必要です。

 師走の入院騒ぎも厄払いになるよう、来年に向け頑張りたいと存じます。