お盆のお墓参り

 今年のお盆はついに実家からお墓参りにいく誘いの連絡がありませんでした。
子供のころから父が運転する車に乗ってレジャー感覚で(不謹慎ですね)お墓参りに行く年間行事くらいにしか思っていませんでしたが、大人になって、なおかつこの仕事に就いて改めてお墓参りの意味を知った気がします。
 実家のお墓は霊園で東京の郊外にありますが、家から電車で行くには遠足か?!と思われるようなところにあり、父も子供たちが喜ぶレジャーなると思ってそこの霊園に決めたと言っていましたが(それも今思うと不謹慎な気がしますが)父もさすがに後期高齢者とされる歳になって、お参りにいくのはなかなか厳しくなってきたようです。

 そろそろ地元の霊園などに改葬しようかと考えながら早4年。
 なかなか実行に移せず、いまもなおその霊園にとどまったままになっています。
 両親がなかなかお参りにいけない事はどうにかしてあげないといけないなと思う所ではありますが、いろいろな状況からなかなか行動には移せず、今のところはお仏壇にお供えをして拝んで満足してもらっている状況。

 さて、このお墓をどうするか、そろそろ真剣に考えなくてはならない時期にもなってきていると思っています。
 我が家の場合、宗教的な縛りが無いので選択肢が多いのです。
 地元の霊園にお墓を建てて改葬する、納骨堂に納骨する、お墓を手放して散骨・・などなど、他にも選択できることがあるので、家族がどうしたいのかは話し合わなくてはなりません。

 私は出てしまっている立場なので、これから先、引き継ぐ人の意見を重視したいところですが、なかなか話し合いの場が作れずにずるずると・・・。

 両親が本当にお墓参りに行けない状態になるまで引きずってしまわないように、なんとかしなくてはと思っています。

中高年の出番ですよ・・・。

  このところ、テレビ・ラジオ・舞台で活躍中の中高年の方々の訃報が相次いでいます。
 道半ばで幕を下ろさざるを得ない悔しさが、画面を通して痛いほど伝わって来ます。

 先日も大病を患ったのをきっかけに、人生の幕の下ろし方を初めて考え、もう少し上げることにしましたと、40年ぶりにお芝居の再演をされた方の総稽古を観る機会を得ました。

 かつて「舞台狭し」と暴れまわり、勢い余って狭い舞台から転げ落ちてしまわないかと、ハラハラドキドキしながら拝見させていただいた、往年の演劇青年の熱演で、時代は一気にタイムスリップし、最近のキナ臭い時代の様相と相まって、中高年の心情がストレートに伝わってくるような舞台に、久しぶりに心踊るものを感じたものでした。

 初演から数十年、出演者、スタッフの方々も、それぞれの人生の浮き沈みを感じながら生きてきた実体験が、かつての鋭さだけが突出していた舞台に丸みを持たせ、どこか芳醇な香りまでも漂わせながら、さらに「古い・新しい」の区別なく、常に時代と格闘し、わが道を行く姿には大いなる刺激をいただきました。

 健康に留意しながらも、定年で一段落され、ほっとされた方々も、人生の幕を下ろす前にもう1度ご自分自身の幕を上げてみませんか。
 今度は下ろす時のことも念頭に置きながら。

 先日伺った現役バリバリの先輩達の集いでも、お気持ちがお元気なうちに、ご自身の最期はご自身で考え、ご自分の持ち物はご自身の手で処理しておきましょう。
 残されたものが困るだけですので・・と大いに盛り上がっておりました。

人を惹きつける話とは

 週末から、森林の生態系を研究する最前線の専門家の話を聞く機会がありました。最前線にいる人の話の面白さは、事業家の人の話の面白さと通じるものがあると思いました。

 研究者なら答えが決まってないものに対して、事業家ならうまくいくか分からないことに対して、仮説をつくって実行する、失敗したら修正してまた実行する、これを繰り返していって、やがて道をきり開いていく、しかしそれもいつまでも安泰ではいられない。いづれにしても、こうしたことをやっている人の話は味わい深いですし、聞いている人を惹きつけます。

 研究者や事業家のようにスケールの大きな話ができなくても、与えられた状況の中に満足せず、自分なりの創意工夫をして研究や仕事に取り組んでいる人は、教える学生や、自分の部下のみならず、関心のない人たちに対してまで、聞いてもらえる話ができる素養がある気がします。
 われわれ相談員スタッフにも活かせるものがあると感じました。

やっとおちつきました。

 パソコンのモニターが突然消えてしまうというトラブルが発生してから、新しいパソコンへ乗せ換えることに追われて約2週間が経ち、やっと通常の仕事ができる環境に戻りました。
 以前、ハードディスクの突然のクラッシュですべてのデータが無くなってしまった経験があったので、それだけは避けたいと思い、制作物は外部に保存していたので、ほとんどのデータは無事だったのですが、まだ救出できていないデータが少し残っている状態です。

 今回、またたくさんのことを勉強してなんとか乗り切りましたが、次の万が一の時まで今回勉強したことを覚えていられるのか・・・、何年か先、今回覚えたことは通用しているのだろうか・・・そんな心配もありますが、もうこんな大変な思いはしたくないので、大事に大事に使っていこうと思っています。

 この2週間、なんだか落ち着かない状態で過ごしていましたが、やっと安心できる環境になりました。

久しぶりに街の本屋に

 検索エンジンに何らかの漠然とした言葉を入れても、検索窓の下には候補の言葉がずらりと並び、探したいのはこれですか、みたいな反応が返ってきます。ネットショップで何かを買えば、過去にはこれも買ってます買い物忘れはありませんか、とか、この商品を買った人はこういうのも買ってますよ、みたいな反応が返ってきます。どんどん、緻密になって的を射るような反応になってきているので喰いつきたくなります。

 たしかに便利ではありますが、こちらのネット上での振舞いを予想され、その通りに行動するのも癪に障ります。個人的に、一番、予想通りに行動してしまっているのが、本です。
 評価の高いお勧め本は、もちろんのこと、この本を買った人は、この本も一緒に買っています、も予想通りに購入ボタンをクリックして(させられて)しまうことが多い気がしてなりません。

 これでは、アマゾンの予想通りにしか知識が増えない!(大げさですが)ので、何かしら対策を考えなくては。
 先日、待ち時間が少しあって、暇つぶしのため、おそらく1年ぶりくらいに街の本屋に入り、買う気もなかったのに、タイトルとか装丁、内容を少し見て3冊買ってしまいました。「終活なんておやめなさい」という本もありました。これは対策になりそうです。ネット上ではおそらく、買う機会がなかったであろう本を読み、ためになったのですから。

 ちなみに、本の内容は、タイトル通りです。遺言、葬儀、墓、相続など、自らの人生の終わりに向けて積極的に準備を進める活動に対して、おやめなさい、です(理由は同書をご覧ください)。終活は、過剰な個人主義と自己決定権のような気だけしていたのですが、同書で知識補強させてもらいました。
 当センターも、葬儀に関わっているので終活を推し進める側だと思われがちですがそうでもありません。否定はしませんが、積極的にお勧めもしておりません。というより、ご相談者の99%以上は、ご本人以外なので、そうした機会があまりないのが現状です。

お問い合わせをしてみました。

 一カ月ほど前からネットの回線の調子が悪く、つい今までうまくつながっていた回線が急に切断され、ひどい時には3時間も繋がらなくなるというとても不便な状態が続いていました。
 自分で解決しようと思って色々と調べても、よくわからない専門用語が出てきて、それをまた調べての繰り返し。結局わけがわからないまま、「まあ、しばらく待てば繋がるから」と調べることを放棄して、不便と思いながらもそのまま使っていたところ、また問題が・・。
 新しいパソコンを1台増やし、ネットの回線につなげたところ、全くネットにつながらない。もう一台は普通につながっているのに・・。
 ここで、やっと本気で原因を追究しなくてはという気になって、お問い合わせ窓口に電話で問い合わせをしました。
 最初、何から話しをしたらいいのか、どうやって説明したらいいのか、よくわからないまま症状を伝え、途中、的外れなことを言ってるかな〜と心配になりながら話していたのですが、これって、当センターへ葬儀の相談をされる方も同じような気持ちなのかもしれないと思いました。(ご相談者の状況はもっと大変なものですが)
 お問い合わせ窓口のお姉さんはこちらの話しをきちんと拾ってくれて、ひとつひとつ丁寧に説明してくださり、スッキリと解決して頂きました。
 結局、自分の接続のやり方が間違っていたというお粗末な原因でしたが、根気よく対応してくれたスタッフの方にはとても感謝しました。

 今回の経験は、たかがインターネットがつながらないというだけのものでしたが、問い合わせということを久しぶりにやってみて、確かにここに電話をすれば解決するという安心感がありました。
 私の仕事も「よくわからない」「困っている」という方のサポートをさせて頂く事です。
 心配で不安を抱えている人が、「ここに相談すれば安心」と思えるように、これからも自分自身、色々なことを充実させていかなくてはと思いました。

メールとはがき

 今年は5日が仕事始めのところが多いようで、お正月気分も抜けてきっちり日常生活に戻った方も多いと思います。

 昨年お身内にご不幸があったご家庭では、寒中見舞いのはがきを出す時期になりました。
 私も数名の友人が喪中のため、その方たちへの新年のご挨拶は遠慮しましたが、長い事年賀状だけのおつきあいになっている友人もいるため、昨日、寒中見舞いのはがきを書いてポストに投函してきました。

 ここ数年、新年のご挨拶が年賀状からメールやSNSでのやり取りにかわりつつある友人関係で、元旦から数名の友人とSNSでやりとりをしていましたが、やはり年賀状がポストに届くのはうれしく思います。
 今年、娘に届いた年賀状はたったの2枚。あとは全てSNSでのやり取りで元旦からスマートフォンを手放さず、いつもより忙しそう・・・。
 これからますますこういう時代になっていくのかな・・と、少しさびしく思いましたが、これはこれでこの先増えていくのでしょう。

 せめて、「寒さが厳しい時期に相手の健康を願う」という意味も含まれる寒中見舞いは、これからもきちんとはがきで送りたいと思います。

年末のご挨拶

 今年も残すところあと3日となりました。
 今年はまだ年末という実感があまりないせいか、いつもの気忙しさをあまり感じず、たまにはこんなのんびりの年末もいいかもしれないと思っています。

 今年一年も、事前・事後を問わず多くのご相談に対応させていただきました。
 初めてご相談されたときには「何も分からなくて不安で一杯です」とおっしゃっていた方がやりとりの中で安心されていくのを感じて、こちらも安心する・・。
 ご葬儀はあまり経験したくないことではありますが、やらなくてはならないのなら、満足のいくものをと思われるのは誰でも共通の想いだと思います。
 そのお手伝いで、今年も少しは役に立てたかなと思う一年でしたが、来年はもっと多くの人の役に立てるよう、頑張って行こうと思います。

 少し早いですが、当センターの今年のブログはこれで最後です。
 センターのホームページご訪問頂いた方々、ブログを覗きに来て下さった方々、また当センターにご賛同頂いている葬儀社各社様、今年一年、どうもありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 ※ご相談は年末年始も24時間対応しています。

今年もあと半月ですが・・。

 12月も半ばになり、今年も残り半月となりました。今日から年賀状の受け付けがはじまり、少し遅い気はいたしますがやっと師走の忙しい雰囲気になってきたと感じています。

 年末といえば大掃除。家を見回すと今年も多くのやり残しを気にしつつ新年を迎えることになりそうだなと今から諦めの気配が漂っていますが・・。
 毎年、暮れになれば忙しくなることはわかっているのに、ギリギリにならないと動き出せず、結局間に合わなくて来年に持ち越し・・の流れ、どうにかしたいと思いつつも、来年も同じような記事を書くことになりそうな気がします。

 去年の今ごろは、パソコンのデータを一生懸命整理していたような気がしますが、一年の間にまた元の状態に戻ってしまいました。
 このパソコンのデータ整理も年末の恒例になりそうなので、ここはできる限り前もってその都度整理をしていく癖をつけなくてはと思います。

 お身内に心配な方がいらっしゃる場合には、大掃除どころではないかもしれませんが、例えば事前に葬儀の事についての心配が軽減されれば他に目を向けられることもあるかもしれません。
 もし、いつか相談してみようを思われていらっしゃるようでしたら、ご自身のタイミングで大丈夫ですのでいつでもご相談いただければと思います。

今年もインフルエンザの季節がやってきました。

 今年もインフルエンザが流行する時期に入りました。
 今年は例年より少し早いとのこと。この時期で既に流行りだしているそうで、友人のお宅では受験生がいるので、いつもはやらない予防接種を早々に家族全員が受けたそうです。

 我が家では、接客業の主人だけは毎年予防接種を受けていますが、私と娘はここ数年受けていません。
 しかし、去年は予防接種を受けた主人が一番最初にインフルエンザにかかり・・・。

 予防注射を受けている人はかかっても軽く済むとは言いますが、軽いか重いかは本人の感覚次第だとも思うので、本人が重いと思えば重いのでしょう。
 今年も早々に予防注射を受けていたようですが、受ける意味があるのか疑問です。 

 受験生をはじめ、ご高齢のご家族がいたり、家族の中に病気を患っている方がいらっしゃる場合にはウイルスを持ちこまないように十分ご注意ください。