無難なお葬式

 最近は、ご高齢に伴い、御家族とごく内輪のご親族を中心とした、ご葬儀が増えて参りました。

 当センターでは皆様からご相談を頂き、少しでもご喪家のお気持にそったご葬儀を心がけ、ご要望に適していると思われる地元の賛同葬儀社のご紹介をさせていただいております。

 ご葬儀の良し悪しを決める基準として金額の問題等もございますが、それ以上に担当者はご喪家と同じ目線に立って、ご要望をどれだけ汲み取れるかが大きな鍵になるように思われます。

 と申しますのも、最近知り合いのご葬儀に出席する機会があり、担当スタッフの方々の親切・丁寧な立ち振る舞いと粛々と進行していくご葬儀を拝見し、ご喪家独自のご要望がどれだけ生かされているか、少し優等生になり過ぎてはいないか等、あまのじゃくな疑問が湧いてきたのも事実です。

 担当者も組織の中の一員ですので、勝手な行動は難しいとは思いますが、内輪のご葬儀であればこそ、もう少し踏み込んでご喪家のご希望を汲み取り、独自な目線でのご葬儀を期待するのは難しいことなのだろうか。

 ご参列の方々のお気持に、故人様との思い出をどれだけ刻むことができるか。

 はたまた、御家族の方々には自分たちの手で見送ったという実感を味わわせてあげることも重要な要素ではないだろうか。

 あるベテランの担当者の場合は最期のお別れで柩に祭壇のお花を入れる準備の為、通常一旦全員の退場をお願いしますが、こちらではご会葬者ご着席のまま舞台裏をお見せして、準備が整い次第一気にお花入れに入り、ご列席の皆様はそれぞれに最期のお別れをいたしました。

 そこにはお花入れという儀式はなく、お一人お一人が純粋に別れを惜しんでいる姿が伺え、感慨深い思いがしたものでした。

 独自のやり方で特徴を持たせ、それが担当者の腕の見せ所でもありましたが、久しぶりにご葬儀の現場に伺い、ある意味反面教師として、これからのご葬儀の在り方について、学ばせて頂きました。

時には時代の流れに逆らっても・・・。

 先日、101歳で亡くなった伯母の葬儀に伺い、女性スタッフのソフトで丁寧な対応ぶりに触れ、感謝しながらも、何処か少し物足りなさを感じたのも時代の流れでしょうか。

 スマートな立ち振る舞いに、かつて面倒見の良さで肝っ玉母さんぶりを発揮していた、担当者の方が懐かしく思い出されます。

 以前、ご葬儀の相談をお受けして、ご喪家のご要望等をお伺いしているうちに、こちらには是非あの方を推薦出来ればと、女性担当者のお顔が浮かんでくることが度々ございました。

 なぜ、女性担当者なのか。

 多様化した都会ではご相談相手もなかなか見当たらない中、常に生活者の目線で行動し、時に応じて臨機応変に対応出来る肝っ玉母さん的な存在は貴重で、時としてご喪家の方々にとって救世主的な役割も果たしてくれるのではとまで思われたものでした。

 特にその活躍ぶりは少人数のご葬儀で発揮され、段取りや規則以上に、永年家庭を切り盛りしてきた女性ならではの目線が生きている様にも思われました。

 急なご葬儀では、何からどの様に始めたらよいのか、お気持が動転しているご喪家にとって、普段少々おせっかいに思われる位の事でも、かえって潤滑油になる場合もございます。

 「目の前におばさんがうろうろしているから、分からないことがあったらあのおばさんに聞けばよいと思って貰え、ご葬儀の折にはひたすらご遺族のおそばに立ってあげるだけ」とまで常々おっしゃっていました。

 また、生後間もない赤ちゃんのご葬儀を担当された時は「孫を亡くしたお姑さんの立場に立って、プロの気持ちも揺らぐこともありますが、それはそれでよいのでは・・・」とまで言い切っていらっしゃいました。

 ご葬儀の読経が始まると「ずっと抱いていたい」と柩の中の赤ちゃんを抱き寄せたお母様には、「ご自宅でお身内だけのご葬儀ですからいいですよ」と申し上げ、若いお母様は読経の間中、わが子を抱きしめていらっしゃったとの由。

 後日、ご喪家から感謝のお手紙を頂いたのは言うまでもありません。

 ご葬儀中でも、ここでこうした方が良いと思えば、生活者の目線で、黙ってでも行動してしまうのも、肝っ玉母さんの特徴です。

ご葬儀だけはやり直しがききません。

 時代は変われども、これからも肝っ玉母さんの意思を引き継いでいってくれることを望みます。

葬儀社選び

複数の葬儀社を比較して決めたいと思われている方は多く、ご相談でもほとんどの場合、複数の葬儀社をご紹介し、検討していただいています。

ご要望の詳細を伺いながら、ご相談者と一緒にご希望される葬儀について整理していき、概算の見積書とセンターからの説明書や、各社のホームページをご覧になり、そのうちの1社を候補に絞っていただくと流れになります。

以前対応させていただいた事前相談で、ご相談者はセンターとのメールのやり取りの中でご要望を整理ができ、自分がどのような葬儀を希望しているのかが明確になり、1社に決めたという経緯をお知らせくださいました。

その社に絞った理由として、会社の姿勢、社長の考え、見積りの明解さ、希望する式場での葬儀実績などを挙げられ、ご相談者ご自身が葬儀について整理されていることで、何を基準に選ぶのかという事が明確になったとのことです。

ご自身が葬儀についての情報を何も持たない状態でたくさんのホームページを見ても、どこを選んだら良いのかわからない、どれも同じに感じてしまう・・など、かえって混乱されてしまう方は多いようです。

そのような場合には、どのような葬儀にしたいのか、ご本人やご家族が一番重視しているところはどこなのかなどを明確にすると、同じに見えてしまう葬儀社のホームページでも見る角度が変わり、葬儀社選びの参考になるのではと思います。

人生100年時代、お別れもご自身の想いを貫いて・・・。

 8年程前に最初のご相談を頂き、お見積りをお送り致しましたご相談者から昨年末に続き、昨日4度目のお手紙が届きました。

 前3回はご自身のご相談でしたが、今回は入退院を繰り返されているご主人様の万が一を鑑みてのご相談でした。

 70代後半で、当初足のケガをされ病院に掛かったのをきっかけに、ご自身のご葬儀にいかほど掛かるのかご心配になり、保険がおりる範囲内でとのご要望を頂き、お見積りをお送りさせて頂きましたが、当時は周りの方々には内密のご相談とのことで、封書はセンターの名前を表記せずに匿名をご希望される程でした。

 あれから8年、当初からお身内だけのご葬儀をご希望でしたが、お身内の方も一人減り2人減りとご相談頂くごとに、ご会葬者の数にも変化がみられてきたようです。

 ご相談者からの近況報告も、より具体的にお話頂き、ご相談者の身辺も身近に感じられ、当方も私見を挟み、昨年暮れご相談者と同年代の方のライブで元気を頂いたお話までさせて頂きました。

 80代半ば、まだまだお元気です・・・。

 直葬という言葉がマスコミに登場し始めた頃でした。

 ご高齢なので万が一に備え、無宗教での直葬をと生前予約された方の妹様からも、お兄様の主旨に賛同され、同様なご要望を頂き、お見積りをお送りさせて頂きました。

 間もなく、妹様からのお礼のお手紙には1枚のパステル画の絵葉書が添えられ、ご自身のかつての自画像ですと添え書きされていました。

 真夏の太陽の下、自分の背丈よりも高い赤いカンナの花に囲まれた白い服の少女が、じっと前を見据えて一人たたずんでいました。

 少女の横顔には決意のほどが伺われ、ご自身の意思をどこまでも貫き通したいという熱い想いまでが伝わってくるようです。

 人生100年時代を迎え、最期はどのような形にされたいのか、お一人お1人がご自身の生き方を問いただす時代が来ているようです。

 本日先程突然、御年101歳を迎えた伯母の訃報が入りました。

 大正、昭和、平成、令和と時代の先端を走り抜けた伯母は、最期まで自力で全力疾走の人でした。

 ゆっくりお休みください。

 合掌。 3 Accent 4;\l

一人の担当者が対応するということ

 当センターでは、ご相談者に対して、基本的に一人の担当者が対応しています。ただ、24時間いつでもすぐに対応するというわけにはいきません。仕事以外の時間もあるのはもちろんのこと、葬儀社との打ち合わせ、葬儀の立ち合い、斎場の確認などで事務所にいないときもあります。

 もちろん、担当者がいなくても、相談案件はわかるようになっているので、ほかのスタッフも代わることはできます。でも、お急ぎの時以外は、極力、担当者が対応をすることにしています。

 相談者からすれば、そのほうが安心でしょう。

 そしてさらには、われわれのようなところは、大組織のマニュアルがしっかりしたオペレーション的な対応ではないので、誰がやっても同じにはならず、相談対応にも人柄がでます。

 なので、ご相談者に対して、その場ですぐに対応できる人が機械的に対応するというよりも、一人の担当者がじっくり対応したほうが良いと思っています。

ご葬儀はご遺族の「こだわり」が鍵となる

 お医者様からご準備をと促され、慌ててインターネットで検索をされ、情報集めだけはされたが、氾濫している情報の中から我が家に見合う情報をピックアップされるのは至難の業でもあります。
勢い、既製品で間に合わせるように決めて、可もなく不可もなくご葬儀が終り、心に残るものが今一つ実感できないもどかしさを感じていらっしゃる方も多いかと存じます。

 ご葬儀の良し悪しは金銭だけでは測りきれず、ご遺族、担当者、周りのスタッフ皆さんの気持ち次第で大きく左右されます。

先ずは、ご遺族が故人との絆を大切に、これだけはしてあげたいというこだわりを持つことでご葬儀に参加され、担当者は出来るだけご要望に添える様考慮し、提案していきます。

納棺に間に合わなかった弟様のたっての願いは「最後の一晩をお父様とご一緒に過ごしたい」でした。

当初ご自宅で納棺後、日華斎場での1日葬という段取りでしたが、ご葬儀まで1週間待ちとのことで、ご相談者のお仕事の関係から難しい状況となり、急遽担当者の提案で、地元のお寺さんでのご葬儀に切り替わりました。
納棺を済ませ、ご葬儀会場となるお寺の安置所に移動されましたが、弟様が遠方から駆け付けたのは、ご葬儀前夜になってしまわれました。
通夜を執り行わない1日葬で、しかも式場費が半額とのことで、通常のお泊りは難しい状況でしたが、こちらのお寺をよくご存じの担当者が掛合い、2階の空いている和室を無償で提供いただけることになりました。
1階にご安置されている柩を2階の和室に運ぶ手立ては、階段しかありませんでしたが、御兄弟3人で力を合わせ、柩のお父様を2階和室にお運びし、お父様を囲み御兄弟で最後の晩をお過ごしになられたとの由。
感無量の面持ちで、担当者にお話されたとお聞きしております。

また、一方ご相談当初白紙状態のご葬儀では、ご検討の結果、お食事と返礼品は亡くなられたご主人好みのお料理と、ご喪家の記念になるものをご喪家側でご用意することになりました。

さらに、会社でイベント企画のお仕事をされているお嬢様がご葬儀の進行役をお努めになり、ご葬儀中、担当者は脇でアドバイザーとしての意見を申し上げるにとどめ、ご葬儀を見守って行く形をお取りになりました。

「生前父は私の仕事内容を良く分かっていなかったようですが、これで理解してくれたと思います」とお父様の最期を取り仕切り、悲しみの中にもご満足された御様子が伺えたとのことです。

ご遺族の「こだわり」の意を汲み取ることも大切です。

葬儀をするにあたり、何を一番に優先したいですか?

 宗教的なしばりがない方が葬儀社を選ぶ場合、選ぶ基準にするのは主に費用、対応、斎場などの設備、場所などから考えられるかと思います。 例えば、費用が少し高くなっても近い所がいい、費用は抑えたいが、ちゃんと対応してもらいたい、安置所でずっと付き添えるところがいい、式場は交通の便が良いところ、などがあると思いますが、これらの全てに対応できる葬儀社というのはなかなかありません。

 ただ、葬儀について、そこまで具体的に考えている方もあまり多くないとも思います。
 そこまで気が付いていないといういい方もあるかもしれません。

 センターではご要望を伺い、それに出来る限り合うような葬儀社を複数ご紹介することもありますが、複数のご紹介が、かえって迷ってしまうこともあるようです。

 以前2社をご紹介させて頂いたご相談者は、両社の担当者と直接お会いになったのですが、どちらもいい担当者で甲乙が付けられず、迷った結果、結局ご自宅から近かった社を選ばれたということがあります。

 また、同じく複数社のご紹介をさせて頂いた方は、こっちの葬儀社は対応面と設備はよかったのですが、もう一社は設備はないけれど対応面と一人の担当者が最後まで対応してくれるというところが気に入られたとのことで、そちらの社をお選びになりました。

 出来れば事前にご相談いただき、ご要望を明確にしていきながらご要望にあう葬儀社のご紹介をさせて頂ければと思いますが、相談まではなかなかできない、という方もいらっしゃると思います。

 センターではお亡くなりになってからのご紹介でも、できる限りご要望に合うように対応いたしますので、事前相談をする気持ちになれない方でもいざとなった時にご相談いただければと思います。

担当者の気配りは如何に・・・。

 「お忙しいところ昨晩の通夜にお越し頂き、ありがとうございました」
 緊張した面持ちでエレベーターを降りた老夫婦は、ご葬儀の受付けに向かう途中で声を掛けられ、思わずほっとされた御様子で、安心されたような表情を見せていらっしゃいました。

 声の主は葬儀社の担当者でした。

 緊張のあまり、日頃の気配りができにくい喪主やご喪家に代わり、常に俯瞰の目で周囲に気を配りながら、いち早く対応できることも担当者の重要な役割の一つだと思われます。

 ご葬儀は夫々のお宅に見合う見送り方があり、ご葬儀のノウハウだけでご満足のいくご葬儀を執り行うのは難しいのが現状です。

 昨今多くなりましたお身内だけのご葬儀では、担当者との接触も頻繁になり、ちょっとした気配りが満足度の大きな要因になり、ご相談内容によりましては、様々な経験を積んだ担当者に一理あり、委ねる場合もございます。

 先日もご相談者から万が一の際のご要望をお伺いし、地元の賛同社でご希望に沿えると思われます複数社より見積りをお取りし、賛同社と見積りのご説明等をさせていただき、時間がございましたら、是非担当者と面談をされるよう申しあげましたところ、ご面談前に当方の推薦社とその理由をお知りになりたいとのご返事を頂きました。

 ご予算も大事ですが、サービスの質を第1に挙げ、ご会葬者はお身内のみで、お年を召した方が多いとお伺い致しましたので、ご紹介いたしました複数社の内、小規模ながら長年ご葬儀に関わり、経験豊富で状況に合わせて小回りが利き、その場その場で臨機応変な対応が評判の担当者を今回は推薦させていただきました。

 但し、ご相談者と合う、合わないということもございますので、その点はご配慮いただくよう申し伝えておきましたところ、各社担当者と面談をされた後、万が一の際は当方が推薦した社にお願いされたいとのご返事をいただきました。

人対人

 今は、葬儀のこともある程度はネットで調べることができ、センターへご相談される方でも、ネットで色々調べている時にセンターのサイトに出会って下さった方は多く、お話を伺うと、すでにいくつかのサイトからネット経由で見積もりや資料を受け取られている方もいらっしゃいますが、たくさん調べていらしても、どこかモヤモヤしているところがあったり、スッキリとまとめることができなかったりという方も多く、見積りや資料を見すぎてかえって分からなくなってしまったというご相談が最近特に増えています。

 そしてご相談では、ご相談者ご自身でも、何がひっかかっているのか、なんでスッキリできないのかがわからないとおっしゃる方がいらっしゃいます。
 モヤモヤの原因は、その方やご家族、親戚との関係、地域、宗教などからの心配や、何を信じたらいいのか、という今の世の中の状態からくる心配など、各個人によって様々なことなので、質問して、答えがかえってくるだけのコンピューターとのやりとりでは解決するのが難しいのかもしれません。
 そもそも、なにが原因なのかもわからない状態の場合、質問すること自体難しいのでは・・・。

 センターでは、ご相談者とのやり取りの中で、何が心配なのかということを一緒に探し、少しでも気持ちを軽くして頂ければと考え、「人対人」での対応を一番に考えています。

 状況も違えば環境も違う、考え方も様々な個人的な事に対応するのは、マニュアルを覚えるだけで出来ることではなく、ご相談に対応する側が一人一人のご相談者に対して向き合わなければできないことだと思います。
 
 葬儀社を紹介する、ということだけなら、マニュアルがあればだれでも出来ることですが、その方に合うような葬儀社を、となると、葬儀の事や葬儀社の所在地だけ知っていても、良いご紹介はできません。

 この方にはこんな担当者が合いそうだ、とか、ここの葬儀社ならこのご要望も快諾してくれる、などを考えながら葬儀社をご紹介するためには、葬儀の事や葬儀社のことだけでなく、ご相談者がどのようなご紹介を望んでいるのかを感じ取らなくてはならないと思います。

 できればなるべく関わりたくないお葬式の事。ですが、考えなくてはならない状況にいる、という不安な気持ちを少しでも楽にしていただくために、センターでは「人対人」というやりとりを大切にしています。

こだわり

 ご葬儀はやり直しがききません。
 ご喪家のご希望も様々ですが、当センターではお話をお伺いして、ご要望に合うと思われる賛同社をご紹介しており、賛同社の担当者も少しでもご納得のいくご葬儀をと、臨機応変な対応を心掛けております。

 先日もご自宅介護のお母様が危ない状況とのことで、万が一を鑑み、葬儀社さんのご紹介をとの相談をいただきました。
 ご葬儀はご自宅以外でお別れ式のような形をとり、お越しいただいた方々の手で、お母様のお好きだった服に着替えさせて、皆様ご一緒にお見送りされたいとのご希望でした。
 特に皆様お揃いされてのお着替えは外せないとのことですが、一方菩提寺があり、ご住職にはお別れ式ではなく、炉前での読経をお願いしたい旨申し上げてあるとのこと。

 お別れ式でのご住職の許可はどの辺りまでお取りになっていらっしゃるのか、またご葬儀までの日にちを考慮した場合、ご遺体の状況によってはお着替えが難しくなる等のお話を申し上げ、まずはご相談者のお近くで自社斎場を有し、臨機応変な対応で評判の賛同社さんをご紹介させていただきました。

 早速にご相談者は担当者とご相談をされ、菩提寺の件では担当者にご住職と直接話し合っていただくことを提案されたとの由。

 お話し合いの結果、菩提寺側として1日葬の読経は必要ということになりましたが、担当者は遠方からお越しのご高齢の方々が、納棺の儀とご葬儀それぞれ別な日に立ち会うのは困難な状況を鑑み、自社式場にて1日葬を執り行う前に、納棺の儀の提案をされて、ご納得いただいたとの報告が入りました。

 こだわりのご葬儀と伺い、以前、お父様らしく見送りたいとのご相談頂いた折のことが思い出されます。
 ご相談者からはご紹介した担当者とのコミュニケーションもよくとれ、「毎日自宅まで足を運んで頂き、当日は完璧と言ってよいくらいにイメージ通りのご葬儀を行うことができました」とのご報告を頂きました。

 メモリアルコーナーやお父様がお撮りになった短編映画を皆様にお見せ出来、大変満足されたとのこと。
 また、晩年の寝たきりに近いお父様ではなく、若くて元気だった頃のイメージをもって偲んでもらうのが一番の狙いでしたからと記されておりました。
 さらには、ご親族からは担当者の誠意ある対応を見て「俺の時もここに頼もうかな」とご報告された方もいらっしゃったとの由。
 やり直しがきかないご葬儀です。
  ご要望のご葬儀に、またこだわりのご葬儀にどれだけ近づけられるか、担当者の課題はさらに続きます。