生花祭壇

 都内では桜が満開になりました。花の多い季節です。 
 ときどきお散歩中の保育園児たちと遭遇するのですが、子供達が庭や公園に咲いている花に気を取られ、しゃがみこんで花を見ている姿を目にしました。先生に「おーい、歩いてくださーい。」と促されても耳に入っていないようです。

 事前相談で「本人は花が好きなので生花祭壇にしたいと思っています」というご相談は少なくありません。
 
 最近では白木祭壇よりも生花祭壇を希望される方が増えていると感じていますが、それに伴い、生花祭壇にちからを入れている葬儀社さんも増えてきたように思います。
 その故人様のためだけにつくられる祭壇であることは、ご家族にとっても思い入れが出来るものなのかもしれません。

 生花祭壇の場合には、予算に合わせてご遺族のご要望を織り込みながら祭壇をつくってくれる柔軟性に富んだ葬儀社さんもあります。

 以前、葬儀業界のイベントに行った時、某有名華道家の方がデザインした生花祭壇が展示されているのを拝見しました。
 それはそれは、ため息が出るほどの圧倒的規模と美しさで、、「さすがだな〜」と思いましたが、これはいったいおいくらなのか…??と・・・。
 私のような庶民には手が出せないですし、そこまでは望みませんが、せめて、本人が好きだった花を祭壇の中に入れていただくだけでも本人に思いが伝わるかも、と思います。
 
 私の知り合いの方は自分の葬儀の時には南国の花でいっぱいにしたいと言っています。まだまだ先の事ですが、お別れに来た皆様にもその人らしさが伝わる祭壇になりそうです。

 生花祭壇は、その方のためだけに造られた祭壇です。生花祭壇を選ぶ際には、好きな花、好きな色などをリクエストしてみるといいかもしれません。

薔薇にまつわる思いとは・・・。

 今年も先日、横浜イングリッシュガーデンに、お目当ての薔薇の花を愛でに伺いました。
 赤、白、ピンク、黄色の花びらが青い空と見事なコントラストを放ち、今が旬とばかりに咲きほこっている薔薇の花に囲まれ、幸せなひとときを過ごして参りました。

 薔薇には高貴な方や有名人の名前が付けられ、雰囲気をさらに盛り上げており、中でもかつてのハリウッド女優・イングリッド・バーグマンの名がついた真紅の薔薇には、華やかさの中にも凛とした趣が感じられ、しばし見とれておりましたが、その趣にふと数年前のご葬儀のことがだぶってきました。

 薔薇には棘があり、お花は鮮やか過ぎてご葬儀には向かないとまで言われているようですが、時にはこの薔薇の花でなければご葬儀が成り立たなかったのでは、と思われる程のインパクトをお見せすることもあるようです。

 数年前の無宗教葬のご葬儀では、祭壇は造らず、柩の周りを白い薔薇で飾り、写真は撮らずに、一切のものを残さないでほしいとのご要望を頂きました。
 彫刻家のご主人のかつてのお仲間が50名程集い、柩を前にグラスを重ねて、若かりしパリ時代の思い出話に花を咲かせて、ゆったりした時間が流れる中、最後のお別れとなりました。
 お一人お一人が白い薔薇を柩に手向け、白薔薇で埋め尽くされた柩に一輪の真紅の薔薇が奥様の手で置かれました。
 その鮮やかな色合いから強い意志が感じられ、今でも鮮明に目に焼き付いています。

 また、ご葬儀が無事終わりましたと担当者から送られてきた写真には、棺の上に黄色の薔薇の花束が画面いっぱいに写っておりました。
 他界されたご主人の歳の数と同じ60本の薔薇の花束は、奥様の誕生日に歳の数だけプレゼントし続けていたご主人への、奥様からの最初で最後のプレゼントとの由。
 イベント企画のお仕事をされていらっしゃるお嬢さんのたっての願いで、ご葬儀の進行役をお嬢さんにお任せした担当者からは、意外なことを聞かされました。
 お嬢さんからは「生前父は私の仕事の内容がよく分かっていなかったようですが、最後にこれで理解してくれたと思います」とほっとされたご様子でお話いただいたとの由。
 黄色の薔薇には奥様とお嬢さんの熱い想いとメッセージが込められていました。

 薔薇には薔薇の数だけ物語りがあるようです。

葬儀社さんと話をすること・。

 先日、センターの賛同葬儀社になる申し込みをいただいた葬儀社さんと面談を行いました。
 センターでは、新規で申し込みをされた葬儀社さんには、必ず一度事務局へお越しいただき、面談をさせていただいています。

 面談では、まずセンターの説明から始まりますが、その後は葬儀社さん側の話しを聞かせて頂き、ご相談者へ紹介させていただく際の参考にさせていただけるように、また、センターとの今後のコミュニケーションがうまくいくようにという流れで進めています。

 センターでは、担当者の方がどんな方なのか、会社はどのような対応をするところなのかなどを考えながら話をお聞きしています。
 それは、ご相談者の要望が様々である、ということに対して、各葬儀社さんがそれぞれにどのように対応して頂くのかを、紹介する立場として把握していなくてはならない為です。

 先日ご来社いただいた葬儀社さんの担当者は、介護の仕事を経て葬儀社に転職された方でした。
 介護の仕事を通して、お世話をしていた方が亡くなってしまった時の葬儀に参列できないことが度重なり、最期を気持ちよく送ってあげたいという気持ちになり、葬儀社に入りましたとおっしゃっていました。

 雑談のような小さな話でも、実際に葬儀に対応し、ご依頼者の気持ちと合うことができるようなことになるかもしれません。
 葬儀社さんと直接話しをするのは、私にとっても勉強になりますし、良いご紹介をするためにも大切なことだなと思います。

無宗教での葬儀では

 無宗教の葬儀を希望しているとご相談いただいた際、なぜ無宗教をお選びになられたのかをお尋ねすると、「本人の希望で」とお答えいただくことが多いように思います。
 「本人が宗教を信仰していないので」や、「好きな音楽で送ってもらいたい」など、理由はそれぞれで、ご家族はご本人の希望をかなえてあげたいという気持ちで無宗教の葬儀をされる方も多いと思います。

 先日、無宗教葬をよくやっている葬儀社の担当者と話をする機会がありました。
 故人様は生前、ご家族に「自分の葬儀にお経はやめてほしい。」と遺し、無宗教で葬儀を行ったのですが、ご葬儀後にご家族が「本当にお経は必要なかったのでしょうか、ちゃんと成仏できてるんでしょうか」と心配にな
りご相談にこられたそうです。
 日本人の8割は仏式で葬儀を行っているとのことで、たとえ菩提寺がなくても葬儀ではお経をあげてもらいたいと希望される方も多い中、無宗教葬は宗教色がないため、ご家族にとって大切なお身内をきちんと送れたのか
気になってしまわれたのかもしれません。

 担当者は、「ご心配ならば、納骨の時にお経をあげていただくといいかもしれませんね」とお答えしたそうです。

 ご家族、ご親族が同意している積極的な理由から無宗教での葬儀を選んだ方にとっては満足が大きくなるような葬儀の形だと思いますが、この話しを聞いて、このご家族のお気持ちもわからないではないな・・と思いまし
た。

ご葬儀後のご報告

 当センターではご相談をお受けする際、どのようなご葬儀を希望されていらっしゃるか、様々な角度からお話をお伺いし、ご要望に見合った地元の賛同葬儀社さんをご紹介させていただいておりますが、ご葬儀終了後ご相談者から頂くご報告は、我々スタッフにとりまして大きな支えの一つとなっております。

 突然の訃報に気持ちだけが前のめりして、どこからどのように手を付けてよいか、困惑されていらっしゃるご相談者に、ご紹介した賛同社の担当者が一つひとつご納得いく迄説明してさしあげ、ご葬儀後ご相談者から「無事お見送りができた」とのほっとされたご報告を受け、橋渡しをした我々スタッフも、思わず安堵の胸を撫で下ろす一幕も度々ございます。

 とても親身になってご対応くださり、分からないことも伺うときちんと答えてくれるので、安心してお願いすることができました。
 ご葬儀前、ご葬儀後のフォローも行き届き、葬儀そのものも大変満足いくものでした。その後の49日の法要もお願いすることにいたしました。

 オプションの追加を勧められるのではと思っていたが、「これは十分」「これは必要ない」と正直に言っていただき助かりました。

 2度違うお式での見積りをお願いし、いやな顔一つせず対応して頂き、有難かったです。自分の中で納得のいく葬儀ができました。等々。

 また、様々なご相談が寄せられる中、臨機応変に対応していただいた担当者の采配ぶりのご報告も頂いております。

 生前ご相談者のイベント企画のお仕事を十分ご理解されていらっしゃらなかったお父様の最期を、ひとり娘であるご相談者ご自身の手でお見送りされたいとのたっての願いに、担当者も納得され、ご葬儀の進行役の担当者は傍でアドバイザーとして見守り、ご相談者主導のもと無事ご葬儀を終えることができました。
 「最後にこれで父も私の仕事を理解してくれたと思います」のご相談者のご報告には、思わず身内のような安堵感を覚えたものでした。

 アンケートをはじめとするご葬儀後のご報告は、これからもご相談者の目線に立ってご相談をお受けする我々スタッフ、ご紹介する担当者にとりまして、ある意味バイブルのような存在と言っても過言ではありません。 

音楽葬とお仲間達

 真夜中1時を少し過ぎた頃、お電話をいただきました。
 「先程父が自宅で亡くなり、お医者さんに死亡診断書を書いて頂いたが、葬儀については何も決めてないので、ご推薦頂ける葬儀社の担当者と相談しながら決めていきたい」とのご希望です。
 早速にご要望に見合う地元の賛同社をご紹介し、担当者がご自宅に駆けつけたのはすでに2時を回った頃でした。

 明け方、担当者からその後の経過報告が入り、「色々お伺いしていくうちに、かつてご両親とも音大で教えていらっしゃったとのお話しから、キーボード演奏による1日音楽葬」を提案し、これからそちらの方向で、お話を進めて行くとのこと。

 こころに響く生演奏は、ご会葬の方々にどんなインパクトを与えるのだろうか。
 以前、無宗教葬での音楽葬に立会いでお伺いした折の一体感が思い出されます。

 都内でジャズ喫茶を経営し、お仲間とジャズの演奏をされていたご主人のたっての願いで、奥様は無宗教葬による音楽葬を選ばれましたが、ご主人の御兄弟からは難色を示され、特にお兄様からは大反対とのお言葉をいただいておりました。

 通夜の間中ジャズが流れ、お仲間達は懐かしい写真や品物に触れ、思い出話に花を咲かせておりましたが、感極まったお仲間が我慢できず、持参のトランペットを吹き始めると、他のお仲間達もご一緒にスイングして、ジャズメンらしい最期を締めくくられました。

 ご出棺後のお食事会で、その一部始終をご覧になっていたお兄様が、お仲間を前にして「こんな素晴らしいご葬儀は初めてだった」と号泣されたことが、昨日の様に思い出されます。

 また別のご葬儀では、式場受付け脇に、今にも「やぁ、しばらく・・・」とお声が掛かるのではと思わせる程の微笑みを浮かべ、ワイングラス片手の等身大のパネルが皆様をお出迎えになり、そこにはご自身の感謝の気持ちが綴られておりました。

 生前からご自身のご葬儀を準備されていた故人様のご意向で、お別れ会という形のピアノ三重奏での音楽葬となりました。

 冒頭からご自身の愛唱歌「愛燦燦」の曲が流れ、歌詞の「人生って不思議なものですね」に会場中が呼応して、思わず口ずさむ一体感が感じられ、「いい日旅立ち」でのお花入れを済ませ、ゴルフ愛好家のご主人が欠かさず観ていたゴルフ番組のテーマ曲に見送られ、火葬場へと向かわれました。

 こころに響く音楽で、最期のお気持をお仲間にお伝えできましたでしょうか・・・。

ご葬儀の準備はご自身の手で・・・。

数年前のことでした。
 それはキリスト教葬でのお別れ場面から始まりました。
 半年前の会社の検診で癌を宣告された元モーレツサラリーマンのご葬儀までを、娘さんの映画監督が克明に記録した「エンディングノート」は世のお父さん方にとって、未だ忘れられない映画の一つではないでしょうか。

 終りが近づくことは分かっていても、お父さんの日常を一喜一憂しながら一緒に体験し、最後の火葬場に向かう車を目で追いながら、ご家族の一員になったような錯覚で、長いエンディングロールを呆然と眺めていたことが思い出されます。

 特技は「段取り」と「空気を読む」ことだった企業戦士のお父さんは、仕事で多くのプロジェクトを手掛けてきましたが、「ご自身の最期」を最後のプロジェクトに選ばれました。

 プロジェクト開始から1ヶ月後、結婚式以来と軽口をたたきながら奥様と最初の関門である式場を下見に行かれ、リーズナブルであること、家から近いこと、印象が良いことを理由にお決めになりました。

 やがて現実を受け入れざるを得ない状況となり、故郷にお1人でお住まいのお母様にケータイで「さようなら」を言うシーンまでも、冷静に対応された娘さんの気丈ぶりに、この親にしてこの子有りと、ただただ感じ入ったものでした。

 終始、撮影者の娘さんとお父様との距離感が絶妙で、淡々と描かれているのが余計にずしりと胸に響いてきます。

 当初、上手に死ねるでしょうかとおっしゃっていましたが、まさにパーフェクトで、自身の死に対して、一人ひとり向かい合うことの大切さを教えていただきました。

 先日メールにて、ご自身のご葬儀についての準備をされたいとのご相談を頂きました。

 目下、通院中ですが入院もありえるとのこと。
 いつ必要になるか分からないが、年内までには葬儀社をお決めになりたいとのご要望を伺い、心のどこかでこのご相談が無駄になることを祈りながら、返信させていただきました。

無宗教葬とジャズ

今週末は静かな阿佐ヶ谷の町も、あちこちの街角にジャズが流れ、ジャズ一色になりそうです。
 今年もジャズストリートと題したフェスティバルの季節が巡ってまいりますが、お近くにお住いだったジャズ愛好家のお父様は、今年のフェスティバルを見ずして、旅立たれてしまわれました。

 ご葬儀では終始ジャズが流れ、その緩やかな時間を演出されたのは一人娘のお嬢さんでした。

 ご葬儀の後、担当者から1枚の写真を見せていただきました。
 柩の蓋の上には60本の黄色のバラの花が鮮やかに咲き誇っています。
 お誕生日毎に、毎年お歳の数だけバラの花をプレゼントされた、奥様からの最後の贈り物だそうです。

 お身内のみでゆっくりお見送りしたいとのお気持ちから、無宗教葬のご葬儀はお父様のお好きなお料理の手配から、ご葬儀当日の進行まで、お嬢さんの手にゆだねられ、担当者は脇でアドバイザーとしての意見を申し上げるにとどめ、見守っていく形を取られたとのこと。

 会社でイベント企画をされていたお嬢さんのお仕事内容を、生前良くご理解されていらっしゃらなかったお父様も、お嬢さんの最後のプレゼントにはご理解を示され、さぞご満足されたことと存じます。

 お話をお伺いしていると、数年前のジャズ仲間のご葬儀に立会いでお伺いしたことが思い出されました。
 矢張り、秋深い頃でした。
 
 故人様はジャズ好きが高じて、地元で長年ジャズ喫茶を奥様と切り盛りされていらっしゃったとのことです。
 無宗教葬の通夜は往年のジャズ仲間が駈けつけ、担当者はあえて献花台を柩より右側に置き、ジャズ仲間が献花をされてから、正面に来て柩の故人様とゆっくりご対面していただけるようにセッティングをいたしました。

 やがて、感極まったお仲間が突如トランペットを吹きだし、懐かしい曲を次々と演奏されると、他のお仲間も一斉にスイングして盛り上がり、ジャズメンらしい最後の場となりました。

 無宗教葬に大反対だったお兄様が、最後のご挨拶では、こんな素晴らしい通夜は初めてだと号泣されたのが、昨日のことのように思われます。

 秋も次第に深まってまいりました。
 ジャズの魅力も秋の深まりとともに、更に増してくるようです。

最後の夜はご一緒に。

先日深夜、御祖母様のご容態が芳しくないとのことで、お孫さんから事前のご相談を頂きました。

 万が一の時は質素に、しかし、ご親戚の方々が30人近く最後のお別れにお見えになる予定なので、出来るだけ多くの方が通夜の夜、一晩ご一緒に過ごせないか。それが一番のご希望とのことです。

 少し前までは、ごく一般的だったご要望も、最近では様々な制約ができ、一晩中ご一緒にお過ごしになられたり、多くの方が斎場にお泊りいただくことは特に都会では難しい条件のひとつになってしまいました。

 最初のご相談から数時間後、御祖母様のご容態が急変されたご報告を受けた、ご紹介した葬儀社の担当者からは、何とか皆様のご要望に沿いたいと、つてを頼りに公には公開されていないお寺のご住職と直談判をされて、本堂とお清め用の大広間のご使用の承諾を得た旨、連絡をいただきました。

 
 ご葬儀はこれからですが、お清めの後の大広間はそのままご親族の皆様にご使用いただけ、御祖母様も最後の夜は親しい方々に囲まれてお過ごしいただけることになりそうです。

 ご報告を受け、安堵と共に、以前下町の集会場でお父様をお見送りされたご相談者からのお便りが、懐かしく蘇ってきました。

 通夜の晩、遠方から駆け付けたご親族やお友達十数人が式場にご安置されている故人様を交代で見守り、隣の大広間にはお布団を敷き詰めて、皆様で一晩雑魚寝をされ、冷え性の方もお布団が温かく感じられる程に、ご満足されたご様子と伺いました。

 ご親族の間でもこうした機会は初めてのご様子で、「かえって合宿所のような一晩が、思い出深く心に刻み込まれた気がします。父が皆様をより一層仲良くさせてくれた時間に思えます。翌朝、バケツリレーのように次々とお布団の山が築かれたのは圧巻でした」とのご報告に、一瞬ご葬儀のことを忘れる程、何か幸せな気分に包まれたことが昨日のことのように思い出されました。

お急ぎの場合でも。

 センターでは、事前のご相談だけでなく、事後に「葬儀社を紹介してほしい」とご相談いただくことも多く、中には、「病院からなるべく早く迎えに来てもらうようにしてくださいと言われているのですが・・・」という緊急のご相談もあります。
 そのような中でも、速やかにご紹介させていただくように心がけており、また、ご紹介する葬儀社がすぐに搬送に向かえるかなどの確認もこちらで行います。

 葬儀社は基本的にいつでもお迎えの手配が出来るようにしていますが、ご葬儀が重なっていたりなど、場合によってはすぐにお迎えに行けない状況にあることもごくまれですが、ないことではありません。
 先日、警察に搬送され、お迎えの時間がまだ決まっていないというご相談がありました。
翌日以降になることは確かだったのですが、警察の場合には指示があった時間にお迎えに行かなくてはならず、ご相談者から伺ったご要望と照らし合わせてご紹介しようと考えていたうちの1社が、葬儀が重なってしまっていて翌日の搬送は難しい状況にあるとのことでした。
 センターではこのような場合でも複数の候補を考えていますので、すぐに他の葬儀社へ連絡してご紹介することができますが、ご自身で手配を行う場合、もしこのような事になってしまうと、数多くの葬儀社の中からまた探して選んで・・・。

 事前に葬儀社を決められていない場合、お身内の方を亡くされてすぐに葬儀社を探さなくてはなりません。
そのような状況でのご相談では、出来る限りご家族の負担を軽減できるよう、対応させていただきます。