少しでも不安が軽くなるように。

 当センターの活動は、ご相談いただいた方のご要望にあう葬儀ができるような葬儀社をご紹介することです。また、それに伴い、ご相談者の葬儀に対する不安を少しでも軽減していただくために、ご葬儀についてのサポートをさせていただいています。

 特に事前相談では、葬儀社のご紹介とあわせて、概算見積書の取り寄せを希望される方が多く、また、よほどお時間がない場合を除き、見積書はセンターで取りまとめてから送ってほしいと希望される方が多い状況です。  葬儀の見積書の書き方は、各葬儀社によって様々で、なおかつ専門的な名称で書かれている各項目は何を指しているのかなど、初めて葬儀の見積書を見た方にとっては、何の説明もない状況で全てを理解するのは困難ではないでしょうか。  セットプランひとつをとっても、各葬儀社さんの考え方により含まれる内容は違っていますので、特に複数の社で検討したい場合には、それぞれの説明が必要になります。  センターでは、ご紹介社から見積りを取り寄せて、まとめた段階でご相談者へお送りしていますが、その際には必ず見積りの説明書を添付させていただいています。  また、見積書と説明書を照らし合わせながらご検討いただき、不明な点などがある場合には、お問い合わせをいただければ必要に応じてご理解していただくまで何度でも対応していますので、葬儀社さんと直接コンタクトをとる前の段階で、葬儀について理解(
特に見積書の見方など)していることから、その後、直接葬儀社さんとコンタクトをとる際にも不安が減少した状態で説明を聞くことができます。  葬儀は何度も経験するものではないだけに、初めて葬儀のことを考えなくてはならなくなってしまった状況の方からのご相談は多く、「わからない」ということが葬儀に対する不安を大きくしていることもあります。  先日、センターへご相談いただき、無事にご葬儀を終えられた方から、「おかげさまで無事に葬儀が終わりました」とのご報告をいただきました。  お電話では、葬儀後のことまでに話が及んで少し長くなり、「つい、話しやすくて余計な話までしてしまってすみません」と謝られたのですが、私にとって「話しやすくて」という一言は、大きな褒め言葉を頂いたように思いました。  これからも「相談しやすい」、「話しやすい」を心がけて、ご相談者の不安が少しでも軽くなるように対応していきたいと思っています。

なぜ、センターをご利用になりましたか

 「直感としか言いようがありません」
 4年ほど前、ご葬儀の後にお願いしたアンケートで、当センターをご利用になられた動機を率直にお伺いした回答の中のお言葉です。

 もちろん、NPO法人であることが決めてと、回答の多くは記載されておりましたが、その他にも様々なご意見をいただき、その都度、センターのあり方を模索する上での検討材料とさせていただいてきました。

 直感とお答えいただいたご相談者はその理由を「2005年に父を亡くし、その時の葬儀は自分自身の判断と言うよりも、流れの中に身を任せた感じで、その時の反省から主体的でありたいと思い、ネットサーフィンの結果、御社にたどり着きました。電話を思い立ったのは、どこかに一生懸命やっているみたいだなと、感じられるところがあったからだと思います」と記していました。

 また、同じような理由で「ここなら任せられると感じた為」とお書きになられた方もいらっしゃいました。

 一方、NPO法人であることを選択理由にされた中には「葬儀という訳の分からないことで不安がいっぱいの中、知り合いの葬儀関係者もいない上、以前病院の霊安室にある、業者の名簿からランダムに選んだ葬儀社さんがよくなかったので、葬儀社さん直接でなく、第3者であるあさがおさんにゆだね、事前相談ができることが決め手となった」と回答された方もいらっしゃいました。

 ある著名人の方のご葬儀では、「葬儀社を決めるに当たり、情報がなく、いろんな方から決定するには注意しないと大変なことになると聞いて、ネットで調べていく内に、あさがおさんに出会うことができました。ご紹介いただいた、葬儀社、担当者ともに報道陣に対しての対応やVIPへの対応が見事で、その他のことも汗だくになって頑張ってくれました」との伝言を頂いておりました。

  また、「金銭的な問題もあり、安くが大本命であり、その中で葬儀社さんを色々見ましたが、センターの設立趣旨とあさがお憲章に賛同した上で、価格体系が明確であること、安心であることという基準をクリアした社の中から、ご希望のご葬儀を得意とする社をご紹介する旨の御社紹介文と、何よりも今回ご紹介いただいた賛同社の丁寧でアットホーム(笑)な対応が決めてでした」とのご回答も頂いております。

 NPOであれ、直感であれ、皆様からご連絡をいただいた後は、我々スタッフの対応如何に掛かってきます。

 ご回答いただいた方々からの「どうぞ、お役に立ててください」のお申し出を受け、対応したお1人お一人にお答えをお届けできたか、また第3者として調整し、ご提案ができたか、自問自答を繰り返しながら、新たなご相談を受けてまいりました。

 過去のアンケートに目を通しながら、ご葬儀にステレオタイプのお答えがないことを、改めて実感させられた次第です。

葬儀社さんを選ぶ決め手

 先日、過去に行ったご葬儀で葬儀社に対して不満を感じ、納得がいかないままの状態なので、次の葬儀の時には後悔したくないというご相談をいただきました。
 お話しを伺うと、火葬のみのご葬儀ではありましたが、費用を抑えたいという理由から直葬を選ばれたのではなく、ご親族もご高齢で、葬儀に参列していただくのも大変なので、ご家族だけで見送るかたちを選んだためとおっしゃっていました。
 初めてのご葬儀で、何をどのように決めていくのかさえ分からないまま葬儀の日を迎え、思っていたことと違う状況が積もって不満となってしまわれたようで、詳しくお聞きした内容では、打ち合わせの時の葬儀社からの説明不足が原因だったのでは?と思わざるを得ないもので、話しを聞いている私の方もとても残念な気持ちになりました。

 初めて葬儀の事を考える方にとっては、何をどうしたら良いのか全く分からないという状況で、葬儀社さんを頼って全てを任せたいと思うことも当然のことだと思います。
 事前相談では、葬儀社を選ぶ決め手として、「信頼性」を求める方も多く、不慣れで不安な状況なので、その道のプロに任せたいと思うところから、信頼できる葬儀社さんにお願いしたいと第一に思うのだと思います。

 初めての葬儀で不安がいっぱいの方、過去のご葬儀で後悔された方、また、事前のご相談でも、ご自身で葬儀社に直接相談した際にいやな思いをされた方など、ご相談される方の状況は様々ですが、葬儀社さんに直接相談をする前の段階で相談を受ける状況にある私たちも、ご相談される方の不安が少しでも解消できるようにすることが大切だと思っています。

決めた理由

 センターでは、皆様から事前、事後のご相談をメールやお電話でいただいております。

 「病院で命が危ないと言われた日に、縁起でもないと思いつつ、深夜葬儀関連をホームページで検索をし、ほぼ泣きながら途方にくれていたところ、中立的な立場で胡散臭くない感じを、第1印象で感じました。心配ごとなどメールしたところ、お返事も迅速にいただくことができ、直感的にお任せしようと決心しました」。
 以前センターをご利用された方のアンケートです。
 
 インターネットで検索をされ、ご連絡をいただき、センターを信頼して一任される方、またセンターがご相談者からお話を伺い、推選した賛同葬儀社さんの中から決められる方等、お決めになられるタイミングはそれぞれですが、事後のアンケートや立会いで直接ご当人様からお話をお伺いすると、お決めになられた決意の程が読み取れます。

 ご逝去された後にご連絡をいただき、ご紹介した複数社の中から1社を選ばれた方は、各社の担当者とお電話でお話され、一番遺族のことを気遣い、暖かい対応をしていただいた方に決められたと、立会いしたご葬儀で伺いました。 
 インターネットで当センターを見つけ、当初「正直どうしようか」と不安な気持ちでいらっしゃいましたが、複数社の中から他社の担当者がプランの説明を急ぐ中、ひたすら相手の立場に立ってお話を聞いてくださった1社に決められたとの由。
 
 また、先日ご葬儀を執り行なったご相談者は、ご紹介した複数の葬儀社の担当者と面談されましたが、皆さん甲乙つけがたく、悩んだあげく、担当者の人柄を直感で選ばれたとのご報告いただきました。

 「ご葬儀に関してなんの知識も経験もツテもない状況で、葬儀社さんとやりとりすることは正直言って恐怖でした。ホームページを拝見してここにかけてみようと思いました。もっと正直に言ってしまえば・・・担当者の方のお名前が、苗字が父の故郷の地名&名前が母と同じ。この人が悪い人であるわけがない!私はこの人を信じる。そんな気持で委ねました」。
 4年前にいただいたアンケートの一文は当方宛のものでした。ありがとうございます。

 
 センターを信用していただき、皆様の決意の程を伺って、改めて襟を正して参りたいと存じます。

ご縁を感じる時

 「そういえば、2年ほど前にもこの近くのお宅でご葬儀を依頼されたのでは・・・」

 賛同葬儀社の担当者の方はあたりの景色を見ながら何気なく思われたそうです。
 「担当者から直接ご葬儀のことを色々お聞きしたい」とのご相談者からの要請を受けて、担当者がご自宅にお伺いした折のことでした。

 ご相談者宅でご面談の途中、近くの嫁ぎ先から加わったお嬢さんに見覚えがあり、ここで初めて2年前ご葬儀を執り行なったお宅との繋がりが判明し、それからのご相談は双方打ち解けて、お話がスムースに運んだようです。
 ご相談者はお嬢さんから良い葬儀社さんがあるとのお話は以前からお聞きになっていらっしゃいましたが、当方がご紹介した葬儀社さんと同一だったとはと、その偶然にびっくりされたとのこと。

 当方はご葬儀後そのことを知り、そう言われてみれば、ご相談者に担当者がお伺いした後のご様子をお尋ねした折、ご葬儀前なのに開口一番いきなり「よいところをご紹介していただきまして、ありがとうございました」とたいへん喜ばれたことにも合点が行き、不思議なご縁を感じました。

 また、先日執り行なわれた横浜でのご葬儀では、ご相談当初市営の北部斎場をご希望でしたが、ご相談者のお義父様の住民票が東京都内にあることが判明し、市外の方の式場使用は実質上難しい状況でしたので、急遽ご相談者のご自宅近くにございます、当センターの賛同葬儀社さん所有の式場に変更となりました。

 ご葬儀当日、立会いにお伺いしご挨拶の折、ご相談者から偶然にも東京下町のご実家でのお祖父様のご葬儀も、同じ葬儀社さんで執り行なっていただいたとのお話を伺いました。
 生前、お祖父様は町の商店街の役員をされ、地域貢献活動に力を入れている賛同葬儀社さんとは交流があり、地元でのお祖父様のご葬儀の節は色々とお世話になりましたが、今回もお世話になって何かとてもご縁が感じられますとご安心してお任せしているご様子が伺え、ご紹介した当方もほっと安堵いたしました。

 ご喪家とご紹介した賛同葬儀社さんとの間には見えない糸で結ばれたご縁があるのではと、ご縁についてあれこれと思い巡らしています。

傍流の口コミ

 1か月前(10月18日)のブログで、某テレビ局○○○○(バラエティー番組)から、葬儀業界で悪い葬儀社の話や、悪い葬儀社に勤めていた人、勤めている人も紹介してもらえないか、という問い合わせがあったという話を書きました。「うちはそういうところや人と関わりがないので、わかりませんね〜」と答えて終わりましたが、番組自体も一回放送しただけで中止になって終わったようです。

 それはさておき、実は、「こんなひどい目に合った」という消費者の声が当センターには集まってきます。当センターの紹介社で施行した場合のほか、広く一般からも口コミを集めていて、たいがい悪い口コミが寄せられます(もっとも、葬儀社側にも言い分はあるので、片方の意見ではありますが)

 こうした口コミがもう少し集まったら、一般的な話にして、ひどい葬儀社のタイプ分けをして、葬儀社を選ぶ時の参考にしてもらえるページを作ろうと思っています。

 ちなみに最近、寄せられたものを何例か取り上げてみましょう(実際は社名も具体的に示されていますが、そこは割愛です)。

実際口コミ例1
少し前に母の葬儀を大阪の××で行いました。
『最後の親孝行ですからと』と高いものを進められましたが、母は出来るだけ質素な葬式を望んでいた言ったら、露骨に嫌な顔をされました。
まあいいか?と思っていたら次が、お坊さんはお経をあげる際にページを飛ばしながら10分そこらで終わり、お悔やみの言葉もなく、『初七日も内でやらせてください、今決めてもらえば割引があります。戒名も名前の人文字と後は適当にもう人文字こちらでつけます』と笑っていました。親戚一同開いた口がふさがらない感じでした。
最低の葬式でした。とどめは、翌日朝一番に担当者から電話があり、『代金はいつ払ってくれるのか?』との問い合わせがありました。
いくら商売とは言え、初七日とは言わないが、2〜3日してからでも遅くはないのでしょうか?
葬儀社からしてみれば年何百人の内の一人かもしれませんが、遺族からしてみるとたった一人の母親です。
これを読んで、葬儀社を選ぶ時はぜひ参考にしてください。
ちなみに葬儀屋は××です。

実際口コミ例2
■■はネットのあちこちに寄生している、葬儀請負会社
ただの窓口業務で葬儀をお願いすると、そこと提携している葬儀社が来ます
内容はとても事務的で配送感覚でされます
安くはありません
すべてオプション請求されます
ホームページの「お客様の声」はすべて自作自演
葬儀をお願いして初めて後悔に気付きます
ネットには色々な葬儀社がありますが、■■は名前も変えてほかの葬儀社に寄生しているので、間違えやすい
ほかの葬儀社に資料請求したら■■から資料が送られて来る始末
なりすまし寄生しているので注意が必要
故人も浮かばれないので公共の機関に相談中です

実際口コミ例3
H25年七月に葬儀を行いました。まず、●●が運営する▲▲に電話して葬儀の依頼と遺体搬送を依頼しました。
たちまち住所、電話番号の情報が漏洩し、翌々日から電話、郵送による勧誘が嵐のように舞い込み始めました。葬儀自体は無事終わりましたが、電話や訪問によるしつこい勧誘で母が体調を崩してしまい、いまでも電話の回線を抜いたままにしている始末です。

不安をなくすには・・・。

 ご葬儀に直接自身が関わることは一生を通じてもそう頻繁にあるものではありません。

 それゆえに未経験の方が大多数を占め、ご葬儀中は内心ドキドキの中、表面の冷静さをかろうじて保ちながらも、ひたすら無事に何事もなく終ることを祈り、一方で永久に出会うことのない肉親との最後の別れを意識せざるを得ない、二律背反の世界を綱渡りしているようなものでもあります。

 ひと昔前のように、周りの先輩達が手取り足取りしながらも、後輩達を指導するという気運が薄れてきた昨今、この綱渡りを少しでも安定感のあるものにするためには、ご自身の手で不安を取り除き、余裕を持って当日をお迎えすることも大切です。

 先日メールでのやりとりをしていた事前相談のご相談者に、ご要望に合った賛同葬儀社さん3社をご紹介し、3社から見積りをお取りし、センターの見積説明書と共にお送りして、できましたら3社の担当者と面談をされることをお勧めしたところ、早速にご自宅にお呼びになられ、それぞれの担当者に様々なご葬儀に関する質問をされ、その内の1社にお決めになられたとの由。

 それぞれの担当者に質問をされたご相談者は、「分かりやすくご説明いただき、各社価格もほぼ同じで大差なく、できれば3社それぞれにお願いしたいくらいです」と、悩んだ末お1人に絞られました。

 理由はひとえにその担当者のお人柄だったそうです。
 直接担当者にお会いになりお話をお聞きすると、ご自身が常に不安に思っていることをいろいろ聞くことができ、とても助かったとのこと。
 おかげさまで、ご自身の中でご葬儀に関する不安がなくなり、お母様との残りの時間をゆっくりと過ごす余裕ができたとのご報告をいただきました。

 一方、5年ほど前、メールでのやりとりをしていた事前相談のご相談者は病院で闘病中のお母様が大きな山場を越えてくれていましたが、限界が近づき「もしかしたら」が頭をよぎり、しかし「そのときどうすればよいのか」具体的なことが分からずインターネットで検索して当センターに知り、メールを送ったが、一方で病院に日参しているその裏腹な行動に罪悪感を覚え、最初にメールを送った時には自分は冷たい人間だと感じ、裏切った思いすらされたとのこと。その後当センターのホームページを読み込み、メールでのやりとりで、あらかじめ知っておくことが、ひいてはきちんと送ってあげることに繋がるのだと思えるようになったとの由。

 余裕の持ち方も、5年間では大分様変わりしてきました。

信頼関係

 ご葬儀では、規模の大小にかかわらず、葬儀社さんをはじめとして、司会やセレモニーレディさん、花屋さん、料理屋さん、返礼品屋さん、車両の運転手さんなど、実に多くのスタッフが関わっています。
 中でも、葬儀社さんの担当者はご遺族のご要望を受け取り、それぞれの持ち場にいるスタッフに指示をだして、ひとつのご葬儀を成り立たせる中心人物であり、担当者の指示ひとつでご葬儀の雰囲気が変わってしまうこともあり得るという重要なポジションであるといえます。

 ご葬儀に限らず、この場面はこのスタッフに任せる、任されたスタッフは責任を持って対応する。これは、お互いに信頼関係がなければなかなかできないことだと思います。
 この信頼関係が築けるような担当者は、不安や悲しいお気持ちでいらっしゃるご喪家の方にとっても信頼し、頼れる存在なのだと思います。

 私たちがご葬儀に立ち合わせていただく際には、ご葬儀の様子を拝見させていただくだけでなく、葬儀社さんやスタッフさんたちとの連携や対応についても見させていただいていますが、開式前の準備段階での動きを見て安心してしまい、しばし、会葬者の気持ちになってご葬儀に集中してしまったこともありました。

 先日立ち会ったご葬儀では、女性の担当者さんが「私が担当するご葬儀では、花屋さんや他のスタッフはいつも同じ方が来てくれるんです」とおっしゃっていました。
 これも、ご葬儀に関わる関係者同士のコミュニケーションを図るのにはとてもよいことで、その後実際にご葬儀を拝見していても、そのよさが表れていました。

死は予測なしにやってくる

私事で恐縮ですが、今朝方、実家から従兄弟の奥さんの訃報が入りました。
 80歳代とはいえ、前日の日本舞踊の発表会では元気に踊っていらっしゃったとのこと。

 あまりに急な事ゆえ、周りも大慌てでご葬儀の準備にとりかかっているとの一報でした。

 身近な突然の不幸は、ご葬儀という言葉に慣れてしまっている身にとっても、心穏やかなものではありません。
 紙上を借りてご冥福をお祈りするとともに、私自身がご葬儀に関わっている意味をもう一度問い直すキッカケにしていかなくてはと、目下日々の生活を反省しているところです。

 また、元気な内は子供達の世話にならずに自由に暮らしたいとばかりに、都会では1人住まいのご老人が最近、とみに増えているようです。
 しかし、お元気と見えても、ご不幸はいつ襲ってくるかわかりません。

 先日夜も1人住まいのご高齢のお母様がご自宅でご逝去され、検視のためにご遺体は警察のお預かりとなり、明朝お引取りに行かなくてはと電話での事後相談をお受けいたしました。
 お元気だったお母様の突然のご逝去に、警察の介入という事態が重なり、ショックを受けられ、気が動転されていらっしゃるご様子が電話口から伝わってきます。
ご紹介した葬儀社さんが後の事は全て引き受けてくださることをお話しすると、ひとまず落ち着かれたご様子に、こちらも思わず安堵いたしました。

 翌朝、葬儀社さんはお母様のご自宅管内の警察に伺い、状況把握をされてからご相談する段取りでしたが、外傷がない為、ご遺体は大塚の医務院に運ばれ解剖が施された後、医務院の車でご家族皆様が待ちわびていらっしゃるご相談者のご自宅へ無事搬送という運びになりました。
 少し遠回りになりましたが、葬儀社さんの出番はこれからになります。

 ご相談者のお気持ちを汲み取っていただき、ご相談者と二人三脚で行けるように、ガンバってください。

アンケートでわれわれの役割を再認識

 当センターをご利用された方には、落ち着かれた頃合いを見計らってアンケートを郵送し、ご協力いただいております。設問の一つに「お知り合いの方などにあさがお葬儀社紹介センターを勧めたいと思いますか」というのがあり、お勧めの理由も記入していただくこともできるようになっています。数か月前のものに、「利用者アンケートをしている事」という記入がありました。

 当センターをご利用される方は、相談前にアンケートのところをよく見ているのではないかと思っています。

 ただ、アンケートを新しい形式にしてから1年半ほどになりますが、いま、すべて読み返しているのには訳があります。アンケートのページは相談前の人は良く見たいと思うページだと思うのですが、ページのつくりがそれに応えてないよう気がします。今のページの作りですと、掲載許可を得たものを新しいもの順に並べる最新一覧形式だけです。

 それをもっと多方面からの切り口で見られるようにすれば、せっかく書いて頂いたアンケートももっと活きてくるのではないか、と。そして、見る人にもっと参考にしてもらえるものができるのではないか、と。ということで、どういう切り口があり得るかと読み返した次第です。

 大量に読み返していますと、当センターが支持される共通の特徴が浮かび上がり、それを再認識できるのもまたありがたいです。

 アンケートページをどうするかは、近日中に、サイトに反映させる予定ですので、お楽しみに。