八王子市斎場での一般的な仏式の葬儀に立ち会いました。

 ご喪家は奥さんと娘さんだけで、葬儀について相談できる方が近くにいらっしゃらない状態でした。葬儀社の方もご喪家の立場に立って1から10まで全てお話しましょうという姿勢で接し、大変喜ばれたようです。

 お二人とも町内の方とのお付き合いがなく、どの様にしたらよいかということで、まずこの地域の慣習の流れに沿って、手伝いにいらっしゃる方やお清めの時の対応の仕方等からお話したそうです。葬儀社の担当者は町会の方々と話す機会を得て、連絡のひな型を作成し、訃報を町会を通じて町内に流してもらいました。

 亡くなられて葬儀まで1週間程ありましたので、まずご喪家の方々の体調に気を使い、夜は早く休むように毎日連絡をいれたようです。

 会葬者が親族40名、一般の方50余名の100名近くでしたので、質素に成り過ぎないように祭壇両脇に生花を多めに出していました。

 葬儀は第一式場を使用しましたが、ほぼ同じ時間帯に第二式場でも葬儀があり、お隣の読経や、鳴り物の音でこちらの読経の声がかき消されてしまうほどでした。自宅での葬儀でやっていた形をそのまま式場に持って来た様で、他への配慮も少し考慮すべきではないかと思われました。

※八王子市斎場の斎場案内は、八王子市斎場のページになります。

越谷市斎場での密葬の具体的な相談の流れ

 お父様がお亡くなりになる一週間前に、越谷市にお住まいの、ご長男の方よりメールにて相談を受けました。

 「病院によれば重篤状態から回復はしましたがいまだ不安定とのことです。貴センター経由で必ずお願いできるかどうか今の段階ではわかりません。それでもよろしければなにかとお力添えおねがいいたします。宗教者の手配や祭壇、装飾などよくわかっていないことがたくさんあります、よろしくお願い申し上げます」ということで、質素に家族葬でおくりたいという内容でした。

 ご質問にあった、宗教者の手配や祭壇、装飾についての基本的な事柄にお答えすると同時に、さらにセンターからの質問として、斎場のことや内容、お父様の住民票のある場所、予算、紹介の方法、事前見積りなどについて、わかる範囲と差し支えのない範囲でお書きくださいとして、お伺いするメールを30分後ぐらいに返信しました。

 そうしましたら、また、30分後ぐらいにご相談者よりメールで返信がありました。一つ一つの質問に対して答えられていて、越谷市斎場を利用したいことや概算の見積りを見たいとありました。また、最後に、「葬儀は、対象者は私の父親で喪主は母親になります、母親の意向にそってすすめたいとおもっておりますが現在母親は、葬儀のことを考えたくないとおもっているのは明らかですので、メールで貴センターとやりとりをしてすすめさせていただきたいと思います。」とありました。

 早速、越谷市斎場を想定して賛同社より概算の見積りをとって、センターの説明書をつけて送ったところ、すぐまた返信のメールをいただきました。

 「本日の段階で父の容態が医師の予測よりはかなりよい方向で改善していることもあり、今の段階では、とりあえず大切に保管させていただくこととさせてください。必要な状況になりつつなりましたらまた連絡、内容の問い合わせ等させていただきます。」

 ふたたび、ご相談者より連絡がありましたのは、お亡くなりになる数時間前のことでした。以前のやりとりの内容確認と見積りをとった葬儀社と直接話をしたいというものです。葬儀社へは、これまでのセンターとご相談者のやりとりの概略を伝えるとともに、提出された見積り内容の確認をして、相談者と直接打合せしてもらうことにしました。

 これによって依頼する葬儀社が決まりました。

NPOとは何か

 NPO法人は特定非営利活動法人とも言います。「非営利」は、その名が示すとおりNPO(Non Profit Organization)法人の本質をなすものです。市民活動などの社会貢献活動を行う主体として公益の増進に寄与することが目的です。

 内閣府にあるNPOホームページにNPOの概略がわかるようになっています。NPOホームページ

複数社の葬儀社の話を聞くことについて

 ご依頼者の状況と時間とお気持ちが許せば、センターでは、複数社から話を聞くこともお勧めしています。これは、センターが、一定レベル以上の葬儀社をセンターのルールという同じ土俵で競合させることによって、ご依頼者がより費用を抑え質の高いサービスを受けられると考えているからです。

 ただ、ご依頼者の中には、何社も紹介されても迷うだけだから、一社を選んで紹介して欲しいという方もいらっしゃいます。それゆえ、どういう紹介の仕方が一番ご依頼者に合うのか、そして混乱させないのか、よくお話を伺ってから紹介しています。

護国寺桂昌殿での社葬(合同葬)に立ち会いました。

護国寺での合同葬の葬儀告別式に立会いました。故人は会社会長職にあった方でした。通夜は密葬で会葬者70名ほどでしたが葬儀・告別式は300名近くの会葬者がありました。

 通夜はご喪家主導で会社は後方支援という形をとりましたと葬儀社の担当者のお話しでした。会社が前面に出ないように心がけ、故人との個人的な繋がりのある方だけでおこないましたが、会社あっての故人ですのでそのあたりをカバーしながら進行しましたとのことです。

 密葬と社葬までの時間がなく合同と言う形をとったため、最初にご自宅へ伺った時ご喪家側は不安なご様子でしたが、調整し皆さんが納得する形に持っていったので始めの打ち合わせから協力的でスムースに運んだようです。

 「よく合同葬と言うとどちらかのカラーが出てしまい、両者のカラーが生かされていないものが多く見受けられるので、今回その辺りを特に注意しました。温かい家庭的な式をご希望ですが、会社会長という立場も考慮して、社葬というカチカチになりそうなものとのバランスを上手くとり、中和を図りそれぞれのカラーを出すことに苦心しました。ご喪家のご意向を最大限たてて、会社とのバランスを考えた演出を心がけました」。

 故人は自分のこと以上に仲間や家族を思いやり、気をつかう方でしたので来ていただけるお一人お一人の心を大事にして真心込めた式にしたい、これがご喪家の願いでした。普通の社葬のようにカッチリしたものではなく、また全く個人的なものではなく創業者の会長と言う立場も考慮して両者の良い所をとりカラーを出す。どこでおりあいをつけるかが大変難しかったようです。

 葬儀規模に対して予算も厳しく、担当者の提案で、必要なものにはきちんとしたものを、特別必要でないものは省いてしまうなどと、単品で一つ一つに対してチェックをしていきました。例えば、テントなども張り巡らすのではなく、規模に応じて必要な規模の物だけにしました。

 社葬を主眼にした場合はどうしても社の名に恥じぬようにと見栄が出てしまうが、この人数、護国寺でしかも個人的に温かい式でやる場合特に必要ないのではと葬儀社サイドから提案し納得していただいたようです。

 供物として頂いた生花は花祭壇に組み込みの形にして、ロビーの方に芳名板をお出ししました。花祭壇は祭壇集の中から選んでいただき、コントラスト的にはグラデーションになるように故人が好きだったパープルとブルーの花を配しました。規定料金の花祭壇は通常ですと3倍近い金額になるのではと担当者がいうようにかなりサービスをしたようです。

 ロビー中央には寄せ書きの場所が設けられ、会葬者は列を成して、故人への想いを記していました。これらは全て告別式の後、柩に納められました。

 ご遺体での社葬という形をとったので、最後のお別れ花ではご家族ご親族に続き、仲間、先輩、会社関係者と延々と続くお別れになりました。会葬者のほとんどの方が出棺まで残り、柩を最後まで見送っていました。故人の生前の交友関係が目に浮かぶようでした。

※護国寺桂昌殿の斎場案内は、護国寺桂昌殿のページになります。

市川市の源心寺会館での仏式の葬儀に立ち会いました。

 会葬者40名程の通夜に立ち会いました。依頼者ははじめ別な式場を提案されていましたが、九州の菩提寺から「市川市の源心寺を」と推薦され、こちらに決めたという経緯がありました。菩提寺は故人のご実家です。

 式場後方には思い出コーナーが設けられました。故人の思い出の写真や愛用した品が飾られ、早めにいらした会葬者の皆さんがしばらくの間足を止めて見入っていました。

 住職の甥御さんが九州から駆けつけ、源心寺福住職を含めて三人での読経が始まりました。読経の後、叔父さんとの思い出を懐かしそうに会葬者に語っていたのが印象的でした。

※源心寺会館の斎場案内は、源心寺会館のページになります。

葬儀における情報格差について

 「何の準備もしていず、病院で紹介された社に任せたらとてつもなく高かった」や「見積書もなく、いざ請求の時に請求書を見たらビックリした」、「見積りが安いと思って依頼したら、追加とかオプションとかで請求金額が膨れ上がって結局高いものについた」・・・

 根本的に、上記のような問題群を解決する手段は情報格差を解消するということによるしかありません。つまり、依頼者自身が葬儀や葬儀社に対して見識をもって、葬儀社と相対することです。

 しかしながら、それが難しいということは、「あさがお葬儀社紹介センター」のホームページのいたるところで述べたとおりです。それゆえ、センターが依頼者と葬儀社の間に入ることにより、たとえ、ご依頼者が葬儀に関する情報を持たない中で葬儀社とやり取りをしても足元を見られることのないような仕組みが必要だと考えてセンターが作られたわけです。

藤沢市斎場の小ホール和室での葬儀に立ち会いました。

 藤沢市斎場での会葬者25名程の通夜に立ち会いました。斎場施設を写真に撮ろうと思い、なるべく明るい内にと早めに伺いました。斎場前方は青々とした芝生で起伏のある広い空間がひろがり、思わず散歩に出たくなるような所です。

 依頼者のご要望は病院での支払いにかなりな金額を使ったので、なるべく予算を抑えたい意向でした。

 式場は小ホールの和室を40畳の式場と20畳のお清め所用に仕切って使い、式場の上がり口に焼香台を置き、一般会葬者は靴を脱がずに焼香をして、お隣のお清め所でゆっくりくつろぐようになります。喪主と息子さん共々、上がり口にハの字に並んで会葬者をお迎えします。脇で拝見していると、和室の式場での通夜は、寺院の会館とは違った趣があり、自宅にご住職や会葬者を招いているような錯覚を起こしそうでした。

 葬儀社の担当者はなるべく依頼者の意に沿うようにと白木祭壇に花を沢山飾り、かなりサービスをしましたとのことでした。

 故人が好きだった白とピンクと黄色の花に囲まれた祭壇に依頼者は大変満足されたようです。

 駐車場が広く、会葬者の大方は車でいらっしゃいますが、こちらからマイクロバスに乗り、火葬場を往復し、改めてこちらで解散となることが多いようです。火葬場には貴重品だけを持って身軽な感じで行かれるようです。

※藤沢市斎場の斎場案内は、藤沢市斎場のページになります。

葬儀社の一般的な分類の仕方

 葬儀社の分類も視点の取り方で、いかようにも分類できますが、一般的には、葬儀専門業者、互助会、JA、そのほか、というように分けている例が多いようです。

●葬儀専門業者
 葬儀社の中でもっとも割合が多いの専門業者です。総務省の調査によりますと、葬儀業を営んでいる企業の常用雇用数は10人未満の葬儀専門業者数は70%以上になっており、小規模企業が多いのが現状です。
 なお、葬儀専門業者により構成された全国規模の団体として全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)があり、会員数は1522店舗(17年4月1日現在)になっています。

●冠婚葬祭互助会
 互助会といわれているものです。互助会は、経済産業大臣より許可を受け、割賦販売法に定められた指定役務(この場合、葬儀サービス)の提供を目的とした前払い式特定取引業を営んでいる事業者のことです。
 要するに、互助会は、会員が毎月掛け金を積み立てて、その積立金をもとに葬儀を施行してくれる葬儀社です。そして積立金の半分は、万一会社が倒産しても保全されます。

●JA
 JAが窓口になり葬儀を受注しますが、葬儀専門業者と連携しており、多くの葬儀は専門業者によって行われているようです。ただ、独自にサービスを提供するところも中にはでてきています。

 そのほか、生協やホテル、広告会社などが新規事業として参入している例もあります。

サポートセンター江東での家族葬の通夜に立ち会いました。

 サポートセンター江東での会葬者19名程の家族葬の通夜に立ち会いました。ご喪家の要望がお亡くなりになった日の夜に通夜・翌日葬儀ということで日程を第1に考慮し、空いている式場を探すことが先決になりました。幸にご希望のこちらのサポートセンターが空いていましたので直ぐ決まりましたが、火葬場のほうは瑞江葬儀所に翌日空きがなく四ツ木斎場になりました。

 費用の面もできるだけ安くということで、1番シンプルなコースが選ばれたようです。花祭壇はほとんど白1色でしたが、季節柄スッキリした清涼感と白百合の気品ある重量感でまとまりました。

 ご住職は葬儀社の方で手配しましたが、お寺さんの都合がつくか心配でしたが上手い具合にお願いできましたと担当者は話していました。初七日の法要は告別式の後、繰り上げでおこなわれるようでした。

 バリアフリーとしてエレベーターは大丈夫でしたが、3階のトイレは車椅子の方に少し狭く、介護の手を借りる必要が出て思わぬ時間が掛かり、そのための時間待ちになり、式の開始に影響が出てきてしまいました。周りの配慮の必要性を実感しました。

 通夜が終わり、親族の方たちは思い思いに柩の故人との面会をし、話しかけていました。

※サポートセンター江東の斎場案内は、サポートセンター江東のページになります。