ネットでの情報共有と、顔をあわせた情報共有

 月曜の午前中にミーティングをしています。ミーティングを意味のあるものにするため、テーマなどをどうすればいいのか、いまひとつ決まった形がつくられていない状況です。

 何でも試そうということで、ここ最近は、相談以外の業務についての進捗状況の報告のほか、メインは「相談対応を通して、気づいたこと、再確認したこと、理解を深めたこと、他のスタッフに教えておくべき新しい情報」、という感じで発表しあっています。
 (本)さんが考え出してくれました。今日も(本)さんの考えにより新たな試みが始まりました。

 ミーティングで自分にとって大事なことを忘れないように、書きまとめて、ドロップボックスの中に、ファイルを作成する、というものです。他の人も見られるので、自分の言っていることが他の人に通じているかなど、それを知る効果もあるかもしれません。

 相談案件は、ドロップボックスの中にファイルを作って、どんな場所からでもどんな端末からでも見られるようになっています。相談内容や進捗状況などそれを見ればわかるよに情報共有しています。
 なので、ミーティングで相談案件の進捗状況を報告しあう必要はありません。ミーティングも情報共有の場ですが、顔をあわせたミーティングでしかできないような情報共有の場になればと思っています。

 各人の相談対応力がよりよくなるためにも良さそうで、今回試している上記のテーマは、案外長続きするかもしれないと思っています。

身の回りの整理

 私はなぜか、毎年この時期になると思い立ったように家の中を整理したくなるようです。
 今年も、そんな時期に入ったようで、2週間ほど前から少しずつ物を減らし始めましたが、毎回悩むのがなかなか処分できない趣味の材料・道具のこと。
 新しいことを始めると、また新しい材料や道具が一気に増え、しばらくするとまた他の新しいことをやりたくなる・・の繰り返しで、私の部屋は、友人から「手芸屋さん?」と言われてしまうほどになっています。

 趣味で通っている教室の大先輩が昨年引退されたと聞きました。 
 70代後半の方ですが、終活のためにご自身が持っているものの整理をする時間をつくるためそうです。
 見た目も若く、まだまだお元気にされていらっしゃいますが、動けるうちにと、いくつか通っていた習い事を一旦止めて身の回りの整理をされているとのことでした。
 多くの趣味をお持ちの方なので、整理するのも大変なご様子です。

 ひとごとではありません。私もこれからまだまだ増やし続けるであろう、趣味のもの。

 断捨離の本などでは1年使わなかったらそれは処分の対象にするというようなことも書かれていますが、今は使わなくてもまた何年かしたらやりたくなるかもしれないと、結局毎回そのまま手をつけず・・。
 今年もきっと処分はできないでしょうけれど、少しだけ減らして…と思いつつ、今日また新しいことを始めてしまいそうです。

斎場サイドも認める担当者像とは・・・。

ご希望の市営斎場が1週間先まで塞がっている状況に、仕事の都合もあり、そこまで待てないので他を・・・とご喪家サイドからの要請を受け、ご葬儀の担当者は、急遽市営斎場近くにある寺院所有の斎場を押さえ、ご喪家のご了解を得て事なきを得ましたが、再度ご喪家から通夜の晩は一晩御兄弟で故人様に付き添いたいとの新たなご注文を頂くことになりました。

 こちらの寺院斎場では通常檀家以外の方をお泊めすることはできないとのことでしたが、担当者の願いと長年の実績や人望が斎場サイドから評価され、俗名での読経をご承知頂いて、ご相談者の願いを叶えることができました。

 以前、当方もこちらの斎場に立会いでお伺いした際、今回と同じ担当者の方にご葬儀を執り行っていただき、そのバイタリティ溢れる仕事ぶりは斎場サイドの方も認める程で、頼もしく拝見させていただいたことが思い出されます。

 当時、ご家庭のご事情で葬儀費用を心配されていたご相談者には、神奈川県の逗子から埼玉までの搬送代を懇意にしている業者に破格の料金で頼み、皆様から頂いた供花を組み込み式の生花祭壇に利用し、組み込まれたその分の費用をお料理の方にまわすことを提案されていました。

 ご会葬の方々は当初の見込みよりも多くお越しいただきましたが、ご予算内でまかなうことができ、組み込み式の生花祭壇も予想以上の華やかさで、お別れにお見えになられた方々からも大好評ですとおっしゃった、ご相談者のほっとされたお顔が今でも目に浮かびます。

 日常とは異なる格式ばった儀式としてのご葬儀も、お身内のみでのお別れが多くなるにつれ、その良し悪しは担当者の生活者としての目線とその采配ぶりが大いに関係して来るように思われます。

 必要とあらば、一軒一軒のご葬儀に汗水流し、時間を問わず全力でぶつかっていく肝っ玉母さんのような心意気が今後益々必要となるのでは・・・。

料理がたくさん追加されていました・・と。

 前回に引き続き、以前センターにお問い合わせをいただいたご葬儀後に気がつかれたトラブルについて書こうと思います。

 昨年、お電話でお問い合わせをいただいたのですが、よく言われているトラブルの中のひとつの、「お通夜の時に、勝手にどんどん料理がでてきて、結果、たくさんのお料理が食べきれずに余ってしまっていた。案の定、葬儀後に受け取った請求書の料理代は最初の見積りからかけ離れた費用になっていたので納得がいかない」というものでした。

 葬儀前の打ち合わせの時点で納得をされても、実際の請求時に追加・追加で加算されてしまい、思っていた費用よりもかなり高額になってしまったというものです。
 確かに、お料理やお返し物の金額は実際にお越しになった人数によって変動するところなので、見積りと請求の金額に差が生じる可能性のあるところ。
 特にお料理の場合は、数がはっきりしているお返し物と違って、最終的にどのくらいの数が出たのかを把握するのは難しいものです。
 実際に料理が並べられてしまっているので、後から納得がいかないと言っても、それについて対応してもらうのは難しいかもしれません。

 良心的な葬儀社でしたら、ご会葬の人数を見ながら、足りなくなりそうだと判断した時点で喪主やご家族の方に、追加について相談すると思いますが、葬儀前の段階で、良心的な葬儀社なのかどうかを見分けるのはとても難しいことのように思います。
 このお問い合わせをされた方も、見積りの段階ではご納得されていたのですから、少なくともその時点ではその葬儀社を信用していて、不信感はお持ちになられていなかったわけです。

 私がセンターに入ったばかりのころ、「電話帳で“あさがお葬儀社紹介センター”という名前を見た。おたくは葬儀社じゃないみたいだが、何をやっているところなのか」と聞かれたことがありました。
 葬儀社の紹介をするところであることをお伝えしましたが、「葬儀社なんて、電話帳にたくさん載っているんだから、てきとうに電話をすれば葬儀はやってもらえる。おたくのやっている事の意味がよくわからない」と言われ、うまく説明出来なかった事を未だに残念に思っています。
 その時、その方に理解していただけるように説明できなかったのは、世間でよく言われているトラブルについて、「今でも本当にそんなことがあるのかな」と少し思っていたところがあったからかもしれません。
 それから数年の間に、何件かの実際にそのようなトラブルに巻き込まれてしまわれた方から話しをお聞きし、『葬儀社を選ぶ』ということがどれだけ大切なのかということを実感させていただきました。
 大切な人を満足のいくご葬儀でおくっていただくために、『葬儀社を選ぶ』ということに関心を持っていただければと思います。

葬儀のトラブルに巻き込まれないでください。

 センターは「葬儀のトラブルに巻き込まれないように」と、葬儀を行う前の段階でのご相談に対応する活動を行なっていますが、時々、葬儀のトラブルに巻き込まれてしまわれた方からお電話を頂くことがあります。
 葬儀後の場合には、センターではお役に立てる事はあまりないのですが、何かのご参考になることがあるかもしれませんので、お話しはお伺いしています。

 都内の方から、今日、直葬で葬儀を行い、思っていたよりも高額な費用が請求されたのですが、これは正当な金額なのでしょうかとのご質問がありました。
 金額をお伺いすると、私の経験からは直葬の葬儀で聞いたことがないような金額で、思わず「えっ?」と声が出てしまいました。
 病院でお亡くなりになり、病院に入っている葬儀社に「1時間以内に出ないと」と急かされ、そのまま搬送し、葬儀の打ち合わせは行なったようですが、打ち合わせの内容はほとんど覚えていらっしゃらないそうです。その時に渡されたのはノートの切れ端に金額が書かれたものだけ、詳しい見積書は請求書と一緒に手渡されたとのことでした。
 具体的にお役に立つことは出来ませんでしたが、一般的な費用が聞けただけでも有難かったですとおっしゃっていただきました。
 
 たとえ、余命を知らされていて心づもりはされているつもりでも、大切なご家族の万一の時にはやはり普通の状態でいることはとても難しいと思います。
 未だ、葬儀のことについて何も知らないのをいいことに、不安定な心理状態であることにつけこんで、葬儀社の思うようにされてしまうということがあるのがとても残念に思います。
 また、病院に入っている全ての葬儀社がそうというわけではなく、きちんと対応している葬儀社もあるというのに、全てが疑われてしまうこともまた残念なことだと思います。

 病院からは「なるべく早く迎えに来て頂いて下さい」と言われることもあるかもしれませんが、そこで「早く出ないと・・」と急かすのは葬儀社の人です。(白衣を着ている事もあるそうですので、病院スタッフを間違えることもあるみたいです)
 急かされることこそ、「つけこもうとしている」と思っていただいたほうがいいのかもしれません。

 葬儀社を事前に決めておかれることが一番安心につながることだと思いますし、実際に事前に葬儀社を決めておかれた方からご葬儀後に、「安心して葬儀を行えた」とご報告頂くことはとても多いです。
 ただ、葬儀社を事前に決めておくことに抵抗がある方も多くいらっしゃることと思います。
 そのような場合でも、葬儀のことを少しだけ調べておくだけで避けられるトラブルはあると思います。

無理が効く、地元の強み

   「母の時もよろしくお願いいたします」
 ご葬儀が執り行われた帰りしな、ご葬儀担当者は先程までの緊張されたお顔が一変し、安堵の表情を浮かべている喪主様からご丁寧なご挨拶を頂いたとの由。

 「父はすでに定年後30年以上経っており、かつてのお仲間も少なくなり、母も高齢で車椅子生活ですので、公営の斎場での1日葬を希望しておりますが・・・」。
 ご相談者から最初のご相談をいただいたのは丁度1年程前でした。

 ご要望に見合った地元の賛同社を複数社ご紹介し、各社のお見積りをご検討いただいた中から、ご相談者はご希望の社を絞り込み、万が一に備えていらっしゃいました。

 ご逝去の報を受けた担当者が、第1志望の公営斎場の空き状況を確認したところ、式場は最短で1週間待ちとのこと。

 ご喪家にとって1週間お待ちするのは難しいとのことで、お身内からも幾つか斎場候補があがりましたが、いずれも著名な斎場で家族葬には広すぎ、それに伴って斎場費も高額になり、ご希望の「こぢんまりと質素に」とは少しかけ離れておりました。

 さらに遠方にお住まいのご相談者の弟様からは、最後の夜は一晩お父様とご一緒されたいとのたっての願いが言い渡されました。

 通常、1日葬ではなかなか受け入れ難い申し入れですが、担当者は地元の斎場を幾つかご紹介していく中で、1日葬の場合には通常の半額になる斎場もあることをお話し、知り合いのご住職のいるそちらの斎場でしたら、通夜を執り行わなくても、ご相談によってはお父様と最後の晩をお過ごし出来る旨申し上げたとのこと。

 1階にご安置されている柩を2階の和室にお運びし、翌朝再び1階の斎場に戻す手立ては階段しかなく、こちらの作業はご喪家サイドにお任せされており、かなりの重労働になりましたが、当日は御兄弟3人で力を合わせてお父様をお運びされ、一夜をご一緒できたことに感慨無量の面持ちだったご様子を後程伺いました。

 ご住職も、和室は空いていたからと1日葬の斎場費のみで、こちらの使用料はお受けにならなかった模様です。
 地元に詳しい担当者の計らいで、ご満足のいくご葬儀を無事滞りなく執り行うことができました。

葬儀式場を選ぶには・・・

 葬儀社と斎場の関係がよくわからないという方は意外と多いかもしれません。
 消費者の方からの目線で見た場合、よく目にする葬儀場はどこが運営しているのかなど、あまり気にすることはなく、お身内の方が心配な状況になっても「あそこに式場があった」などの少ない情報で葬儀社を決めてしまわれることも少なくないように思います。

 葬儀場は、葬儀社が保有する自社斎場や、区や市など行政が運営している公営斎場、また、寺院や地域が運営しているような貸斎場など、管理している所が違うことによって、葬儀社を選ぶという選択肢があるにも関わらず、それに気づかないこともあるのかもしれません。

 先日、事後のご相談でどの葬儀社でも対応ができる○○会館(民間の貸式場)を紹介してほしいとおっしゃる方がいらっしゃいました。
 そのご相談者は斎場が葬儀を全て行ってくれると思っていらっしゃったとのことで、式場は葬儀社が予約を行ないますので、そこの式場に慣れている葬儀社をご紹介させていただく旨の説明をしたところ、ご理解されたということがありました。
 
 また、他にも「○○斎場ですか」と、斎場と間違えてお電話をいただき、お話しを伺うと、その方も斎場に依頼すれば葬儀が行えるものだと思われていたということもあります。

 たしかに、葬儀社が自社で運営している自社会館はその葬儀社さんのみが葬儀を行える会館であることが多く(まれに、どなたでも使える貸式場にしているところもありますが)、インターネットやCM、広告などでも目立つため、消費者の方が葬儀式場=葬儀社と思われてしまうのも無理は無いかと思います。

 使用したい葬儀場が葬儀社の自社会館であれば、その葬儀社に依頼することになりますが、公営の斎場や民間の貸式場の場合は、「葬儀を行う場所を貸している」だけですので、ご葬儀のお世話をする葬儀社はご利用される方が自由に選ぶことができます。
 自社会館を持たない葬儀社は、自社会館を保有する葬儀社よりも多いです。
 つまり、「貸式場を利用したい」と思われている方には、葬儀社の選択肢が多くあるということになります。

暑くなる前に動きます・・。

 最近、暖かくなってきたので賛同葬儀社さんの会社に訪問させていただいています。

 先日はさいたま市へ。
 事前にご都合を伺ってから予定を組むのですが、急なキャンセルがあっても仕事柄やむを得ません。
 先日、5件の葬儀社さんにお邪魔するはずでしたが、実際にお邪魔出来たのは3件でした。
 時間に余裕ができたので、少しくらい迷ってしまっても大丈夫と、気持にも余裕ができ、日ごろの運動不足解消できたかも、と思うくらいけっこう歩きました。

 葬儀社さんと話しをする際、やはり、どの様な社が選ばれているのかということが気になるようです。
 センターから意見をすることはありませんが、お話しをさせて頂いた葬儀社さんは、気になることや直した方がいいことがあれば言って下さいと、少しでもご依頼される方が満足のいく葬儀になるように努力するという気持ちが伝わり、私の方もとても勉強になります。

 私は、暑くなると動きが止まってしまうので、夏が来る前に、またあちらこちらにお邪魔して、勉強させていただこうと思っています。

「複数の葬儀社から見積もりを取り寄せても・・・」

 当センターの紹介案件の中では、サポート事例に事後と事前の区分を設けているように、事後の相談も少なからずあります。事後の相談というのは、突然のことで、とか、事前相談するにも抵抗があったのでという方の相談というようなことになります。抵抗がある方の中には、「事前にHPは確認していて、相談しようと思っていたが・・・」というような場合もあります。

 以前依頼した葬儀社が良かったのでとか、知り合いがやっている葬儀社があるので・・など、もしものときも心配はいらないという人は別にして、抵抗感よりも心配や不安が大きければ、事前相談は不安を和らげる効果は一応はあるように思います。

 一応というのは、そう単純なものではないと改めて思ったからです。
 数日前の新規の事前相談において、「複数の葬儀社から見積もりを取り寄せても、どれが不要で見積もり以外にどんな請求をされるのか、不安でたまりません。」と相談フォームにありました。
 本当のことを言ってくれていると思える誰かを探し当てるまでは不安はなくならないということだと思います。

 万能ではありませんが、こうした場合の、有力な解決方法のひとつは対面の相談かもしれません。社の雰囲気や人など、HPや紙ベースではわからないことが得られるはずです。
 事前相談された方の、先日の施行後のアンケートにおいて、
「事前調査で2社を紹介して頂き、両社の事務所を訪問して話しを伺った。○○○○(葬儀社名)の○○さん(担当者名)の話しと見積りは詳細まで説明しての見積りで納得が出来た。もう一社の方は、話しも要領を得ず、見積りも大雑把で、この時点で○○○○(葬儀社名)に気持ちを固めた。」とありました。
 これ以後は葬儀社選びや費用などについて心配はなくなっているということになります。

多くの方にご訪問いただきまして、ありがとうございます。

 おかげさまで、当ブログのアクセス数が2,000,000を超えました。
 2006年にブログをスタートしてから10年目、この2,000,000アクセスという数字が多いのかどうなのかはわかりませんが、たくさんの方に見て頂いているということですから、本当にありがたいと思っています。

 2013年8月に1,234,567アクセスの瞬間を夜中に偶然(そろそろだと狙ってはいましたが)スマホのスクリーンショットでおさえることができ、その時のブログにも書かせていただきました。
 次は2,000,000アクセスの瞬間を!と思っていたのですが、まだまだ先だと思っていたので油断して、見逃してしまいました。
 
 1,000,000アクセスに達成するまで約7年かかったとすれば、その後の1,000,000は3年ちょっとで到達した計算です。
 10年前よりも、インターネットを利用する方が増えたからというのは当然の理由だと思いますが、葬儀について調べた方がセンターのサイトにたどり着き、当ブログに寄り道して下さったかたも多くいらっしゃるかもしれません。

 葬儀社をインターネットで探すということがごく一般的になり、また、小規模な葬儀社でも自社のホームページを持っている時代です。
 だからこそ、ホームページで葬儀社を検索し、たくさんの葬儀社を見てしまったがゆえに迷い、混乱されてしまわれる方は少なくありません。

 当センターのサイトにたどり着いて下さった方が、安心して葬儀を行えますように、拙いブログですが、これからも続けていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 次のチェックは2,222,222アクセスです。