年末のご挨拶

2013年もあとわずか、今年も一年どうもありがとうございました。

 1年を振り返ってみて、今年もいろいろなご相談に対応させていただきました。
お身内に心配な方を抱えての事前相談から、ご逝去直後の事後のご相談、また将来のためのご自身の相談など、ご相談のタイミングや内容、環境はまさにひとそれぞれで、私共にはそれに対応する知識や対応力が必要になります。

 今年一年を通して、私も少しずつではありますが、色々な方にご協力いただき、勉強させていただきました。

 今年、私が受けたご相談では、ご自身で複数の社を調べているうちに、どこが良いのか、どうしたらいいのかと混乱した状況でセンターに問い合わせて来られる方が特に多かったように思います。
 このような混乱は今後、ますます増え続け、ご相談する方も十分に知識を付けた状態でご相談されることも多くなってくるでしょう。
 私もそれ以上の対応をしなくてはならない状況になるわけですから、来年もやはり勉強し続けることになるのは必須です。

 ということで、私の来年の目標も設定できました。

 センターの今年のブログは最後となりました。
 2014年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

気忙しい時期です。

 今日はクリスマスイブです。小さなお子さんは、サンタさんが届けてくれるプレゼントを楽しみにして布団に入った頃でしょうか。
 我が家では、子供も大きくなって、仕事やアルバイトで家族が揃わず、今年はついにクリスマスをやらない年になってしまいました。せめてケーキだけでもと思っていたのですが、なんとなく普通に一日が過ぎてしまいそれもナシに。
 年内に残されたイベント(?)は少しずつ進めている大掃除を終わらせることだけになってしまいました。

 そして、一週間後はお正月ですが、こちらも実家側の親戚に不幸があったので、お正月はやらないそうで、毎年恒例にしていたおせち料理を持参して実家でお正月を過ごすこともナシになり、年末年始の気忙しい思いをすることなく、ほぼ日常を過ごすことになりそうです。

 なんとなく、皆が忙しくしている時期ですが、ご家族に心配な方がいらっしゃれば、クリスマスやお正月どころではないでしょう。また、数日後にご葬儀を控えている方は準備に追われ、違った意味で忙しくされていることと思います。
 
 ご葬儀を控えていらっしゃる方は風邪などに気をつけて、大切なご葬儀で体調を崩されませんよう、ご自愛ください。

旅立ちのお手伝いは密度の濃い打合せで。

 「奥様もお子様達もお忙しくて、皆様がお集まりになれる日はあとご葬儀当日になってしまうので、ご逝去でお集まりいただいた当日、ご安置の後、すぐオフィスにお越しになり、打合せをさせていただき、この日だけでご葬儀の手はずを整えました」。

 本見積りを作成されたいきさつを伺った折、担当者の方がおっしゃった言葉に、一抹の寂しさを感じたのはこちらの思い過しでしょうか。

 お身内だけのご葬儀ですが、お忙しいからとさっさと葬儀社さんが提示した家族葬の定番の中から選択され、特にご注文もなく、後は担当者にお任せします的なニュアンスにも受け取れる打合せ内容には思わずためいきをついてしまいました。

 以前、葬儀社の担当者の方から見積りは1回では決まらない、ご葬儀ぎりぎりまで何回も打合せをしますと伺っておりましたので、お父様の旅立ちに際し、奥様やお子様達がもっとお一人おひとりのお気持をぶつけて、ご葬儀当日までの間により密度の濃い打合せが出来るのを期待したかったのですが・・・。

 ご喪家の一つひとつのご注文に正面から取り組んで、少しでもご満足していただけるように常に協力を惜しまない担当者も、そのあたりの空気を察して、こぢんまりした定番の生花祭壇の周りに、頂いた供花の札を外し、供花のお花を華麗にアレンジして差し上げましたが、ご喪家の方々は淡々と受け止めていらっしゃったご様子とのこと。
 それでもご葬儀は粛々と進行し、お父様は無事旅立たれましたが、やはり表は同じようでも、中身の濃い旅立ちをご家族皆様の手作りで応援して差し上げたいものです。

 すみません。つい今年最後の愚痴をこぼしてしまいました。
 今年も早いもので後10日を残すのみとなってしまい、私の担当も今年最後になりました。
 拙いブログにお目を通していただき、ありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 では、よいお年を。

今年やり残したこと

 本日は、ご相談者の声と、サポート事例を更新しました。ご相談者の声に表示されるアンケートの形式にして2年近く、サポート事例を作成するようになって1年ほどが経ちます。

 この二つは、時間が経てばたつほどたまっていくことになるわけですが、そうなると早いとこルールをつくって整理していかないと収拾がつかなくなりそうな感じがしてきています。その場しのぎをしたいところですが、更新をするたびにその感が強くなっています。
 もっとも、内部での情報整理が目的というよりも、これをどう活かすのかということのほうが大事ではありましょうが。

「これからご葬儀を考える方や、ご葬儀・葬儀社などに対して不安を持たれている方の参考になると思いますので」ということでアンケートへの回答のみならず、内容のHP掲載にご協力いただいていますので、その趣旨に沿ってより整理した形で提示できるようにしたいと思っています。

 サポート事例のほうも、「相談する人にとって見通しがつきやすいように」ということで、スタッフが慣れない文章作りと構成に頭を悩ましている状況ではありますが、この目的に沿って、複雑になりすぎないように、よりご相談者が知りたいような流れに絞った形で提示できるようにしたいと思っています。

 いづれにしましても、来年の早いうちには片付けてしまいたいところです。

長期にわたるご相談

 葬儀のことについて相談しようと思う時期は人それぞれです。
 「両親はまだ元気だけれど、高齢なので」や、「自分が万が一の時に家族が慌てないように」などの長期的なもの、「家族が医師から余命宣告を受けたので」や、「家族が亡くなったので葬儀社を紹介してほしい」などの時間的な余裕が無い状況などの様々な時期のご相談をいただきます。

 長期的なご相談の場合は、ご自身の状況だけでなく、葬儀社や社会の状況なども時間の経過によって変化していくことがあり得ますので、見積り等は時期を見計らって見直しなどをしていただくようにご案内させていただいています。

 実際のご相談の例ですが、一年ほど前に葬儀のご相談いただき、数社をご紹介したところ、幸いなことにご対象者のご病状が安定し、そのまま保留になっていたのですが、その後医師より余命を宣告される状況になってしまい、再度ご相談をいただきました。
 一年前に概算見積をだしたときから、ご会葬人数に変更があり、再見積を取ることになったのですが、ご紹介社のうちの1社がこの1年の間に、ご葬儀をされる方の負担を少しでも軽減できるようにと価格改定をしたそうで、総合計では数十万円の差がありました。
 もちろん、最初の見積りで金額を高く設定していたということではなく、同様のサービスで金額を落とすために、仕入先へ交渉したり、コストを削減する努力をした結果のようです。

 ご相談者へ提出する資料を充実させたり、費用の負担を軽減できるようにしたりなどの努力している社がある一方、スタッフの入れ替えなどで、雰囲気が変わってしまう社などもあることでしょう。

 センターでは一定の期間は以前の御見積などを保管していますので、ご相談が長期にわたる場合でも対応いたします。

担当者との面談

 ご葬儀についてお身内で幾度か経験された方は別としても、大方はあまり身近なこととして捉えていらっしゃらないのではないでしょうか。
 しかしながら、「死」はいつどなたに突然降りかかってくるか、予測がつかない代物でもあります。

 後悔しない、ご納得のいくご葬儀にするためには、見積りをお取りするのは勿論のこと、お時間がありましたら担当者と再度の面談をされることをお勧めいたします。

 どこから手をつけてよいのか迷われていらっしゃる方も、担当者との最初の面談で具体的な説明を受けて、ご葬儀についての概略を掴むことができるようになると、ご葬儀の青写真をご自身の中で自由に描くことができ、どのようにされたいのか、一つひとつのご要望もはっきりしてくるようです。
 
 さらにご要望が明確になったところで再度面談をされ、それについて話し合われることで、完成度の高いご葬儀をめざすことが可能かと思われます。

 先日も、ご高齢のお父様が突然倒れられ、意識不明のままの状態が続き、お医者様からはもはや時間の問題とも言われ、万が一を考慮して、ご葬儀の準備をされたいとのご相談を受けました。

 かつて、会社の企業戦士として、その後役員として活躍をされた方ですので、ご連絡をされた場合かなりの会葬者数が見込まれますが、ご家族と身近なご親族だけでお見送りされたいとのご要望で、取り急ぎ概算のお見積りをセンターの複数の賛同葬儀社さんからお取りになり、当方からの勧めもあり、まずはそれぞれの担当者とご面談をされました。

 担当者は見積りの祭壇やお食事、返礼品、想定された二つの斎場の違い等をパンフレットや写真でご説明をし、ご相談者からのご質問に丁寧に回答され、さらなるご検討していただくことになりました。

 お尋ねした情報をもとに、ご相談者はよりご希望に近づくために、斎場や火葬場に足を運び、下見をされ、ご兄弟と意見の交換を図った後、1社に絞り、再び担当者とご兄弟も交えての面談をされて、それぞれの意見を取り入れた綿密な見積りが作成されました。

 まずは、下見をされた斎場の中からご要望に適した斎場を指定され、火葬場は一番良い特別殯館でと兄弟の意見が一致したところから新たな出発がなされ、ご喪家皆様のご要望が詰まったお見積りとなりました。

 ご逝去前に綿密な見積りと打合せができましたので、いざと言う時も慌てることなく、納得の行くご葬儀ができたことをご報告いただいたのは言うまでもありません。

大掃除

 気が付くと、もう12月も半ばの週に入りました。今年は10月、11月が例年より暖かかったせいか、12月に入っても師走の感覚がなく、先週末に行った毎年恒例の忘年会でやっと年末気分にスイッチが入った感じです。

 年末といえば、主婦にとっての大仕事、大掃除がありますが、今年はどこまでやれるのやら。毎年11月ごろから少しずつはじめ、年内には終える予定の大掃除ですが、今まで最後まできちんと終わったためしがありません。玄関、水周り、台所、ベランダだけは毎年徹底的に磨きますが、それ以外のところは結局見ないふりをして新年を迎えてしまいます。

 今年はパソコンのデータの大掃除もしてみようか…。多分、これが一番やっかいです。画像や資料、作りものがどんどん溜まっていき、収納場所も、その時に使いやすいところへ保存するので、あっちこっちに散らばっている状態です。しかも、一つのデータに複数の材料が入っていたりするものですから、それも分割して整理する必要があるので、そうとうの時間がかかりそうです。
 資料を探すのに時間がかかって、仕事に支障が出てしまうようになる前に。
 家の大掃除よりも先にやった方がよさそうです。

ご葬儀後の報告。

 ご葬儀を終えてご家族にとってはとてもお疲れになっていらしたでしょう頃に、ご依頼者からお電話をいただきました。
 「実は、今日義母の葬儀を終えまして・・・」とはじまり、「紹介していただいた葬儀社さんには本当によくしていただきました。よくしていただいたことは一日あっても話し足りないくらいです」とつづき、「葬儀ではサプライズがありまして…義母は桃が大好物で、柩に入れてあげたかったのですが、季節が過ぎてしまって家族では用意できなかったのであきらめていたところ、担当の○○さんが用意してくださっていて、柩に入れてあげることができました。涙が出るほどうれしかったです」と。

 このような連絡をいただいたことを担当者に伝えると、担当者は「たまたま用意できたので…」とおっしゃっていましたが、ご葬儀までのほんの数日の間にご家族の話しをきちんと、よく聞いていることにとても感心したと同時に、人に喜んでもらうことが好きな人なのだろうと思いました。

 ご依頼者の方から、ご葬儀後に無事に葬儀を終えましたとメールやお電話で連絡をいただくことがよくあります。皆様、「紹介してくれた葬儀社さんには本当によくしていただきました」と報告してくださり、私共もこの方にこの社を紹介してよかったと安心いたします。

 こと葬儀については、テレビやマスコミなどからよくない噂を聞くことも多く、また、ご葬儀で残念な経験をされた方も多くいらっしゃるのも事実ですが、この担当者のように、ご家族の気持ちをきちんと受け止めてくれる担当者もたくさんいます。

 「葬儀社は究極のサービス業」とよく言われていますが、多くの方が担当者からの気持ちのサービスを受け取っていただければと思います。

決めた理由

 センターでは、皆様から事前、事後のご相談をメールやお電話でいただいております。

 「病院で命が危ないと言われた日に、縁起でもないと思いつつ、深夜葬儀関連をホームページで検索をし、ほぼ泣きながら途方にくれていたところ、中立的な立場で胡散臭くない感じを、第1印象で感じました。心配ごとなどメールしたところ、お返事も迅速にいただくことができ、直感的にお任せしようと決心しました」。
 以前センターをご利用された方のアンケートです。
 
 インターネットで検索をされ、ご連絡をいただき、センターを信頼して一任される方、またセンターがご相談者からお話を伺い、推選した賛同葬儀社さんの中から決められる方等、お決めになられるタイミングはそれぞれですが、事後のアンケートや立会いで直接ご当人様からお話をお伺いすると、お決めになられた決意の程が読み取れます。

 ご逝去された後にご連絡をいただき、ご紹介した複数社の中から1社を選ばれた方は、各社の担当者とお電話でお話され、一番遺族のことを気遣い、暖かい対応をしていただいた方に決められたと、立会いしたご葬儀で伺いました。 
 インターネットで当センターを見つけ、当初「正直どうしようか」と不安な気持ちでいらっしゃいましたが、複数社の中から他社の担当者がプランの説明を急ぐ中、ひたすら相手の立場に立ってお話を聞いてくださった1社に決められたとの由。
 
 また、先日ご葬儀を執り行なったご相談者は、ご紹介した複数の葬儀社の担当者と面談されましたが、皆さん甲乙つけがたく、悩んだあげく、担当者の人柄を直感で選ばれたとのご報告いただきました。

 「ご葬儀に関してなんの知識も経験もツテもない状況で、葬儀社さんとやりとりすることは正直言って恐怖でした。ホームページを拝見してここにかけてみようと思いました。もっと正直に言ってしまえば・・・担当者の方のお名前が、苗字が父の故郷の地名&名前が母と同じ。この人が悪い人であるわけがない!私はこの人を信じる。そんな気持で委ねました」。
 4年前にいただいたアンケートの一文は当方宛のものでした。ありがとうございます。

 
 センターを信用していただき、皆様の決意の程を伺って、改めて襟を正して参りたいと存じます。

紅葉

 今日はお寺の斎場を見学させていただきに行ってきました。
 いつもなら、複数の斎場や葬儀社さんをおじゃまさせていただくので、無駄がないように、1軒終わると次の場所へいくための移動手段や時間、道順を検索しながらスマートフォンとにらめっこの状態で移動するので、景色を見る余裕もなく…の状態なのですが、今日は贅沢に1軒だけの訪問だったので、見学の後は境内をゆっくり歩かせていただきました。

 今日は、斎場の方から最初にお話しを聞かせていただき、その後で実際に斎場内を見学するという、いつもと違うパターンだったので、内容もよくわかり、(いつもは、斎場の方と一緒に見学しながら説明を受けるので、メモが追いつかないことも多々・・・)1軒しかおじゃましていないにもかかわらず、とても充実感があります。

 斎場内はとてもきれいに整っていて、葬儀社さんが今晩のお通夜の準備をしていました。生花祭壇が飾られ、ご遺族やご親族がまだ到着していない、ちょうど一息ついた頃だったのでしょう。設営のバタバタした感じもなく、式場内もゆったりしていました。

 一通り見学が終わったので、そのまま帰ろうと思ったのですが、夕方のうす暗くなるまで少し時間がありそうだったので、せっかくだからと、お寺の境内を少し散歩させていただきました。
 
 毎日、なんとなく慌ただしく過ごしていてすっかり忘れていましたが、紅葉の季節でした。ちょうど、中学生や高校生が下校する時間帯だったようで、何人かの学生たちとすれ違いましたが、みんなおしゃべりに夢中で紅葉には目もくれず・・。
 私も学生の頃は、紅葉の何がよいのか…と思っていた人でしたが、今では黄色や赤いもみじを見ると、「紅葉を見に出かけたいな」と思うようになったな、と。

 今日はそんな気付きもありました。