傍流の口コミ

 1か月前(10月18日)のブログで、某テレビ局○○○○(バラエティー番組)から、葬儀業界で悪い葬儀社の話や、悪い葬儀社に勤めていた人、勤めている人も紹介してもらえないか、という問い合わせがあったという話を書きました。「うちはそういうところや人と関わりがないので、わかりませんね〜」と答えて終わりましたが、番組自体も一回放送しただけで中止になって終わったようです。

 それはさておき、実は、「こんなひどい目に合った」という消費者の声が当センターには集まってきます。当センターの紹介社で施行した場合のほか、広く一般からも口コミを集めていて、たいがい悪い口コミが寄せられます(もっとも、葬儀社側にも言い分はあるので、片方の意見ではありますが)

 こうした口コミがもう少し集まったら、一般的な話にして、ひどい葬儀社のタイプ分けをして、葬儀社を選ぶ時の参考にしてもらえるページを作ろうと思っています。

 ちなみに最近、寄せられたものを何例か取り上げてみましょう(実際は社名も具体的に示されていますが、そこは割愛です)。

実際口コミ例1
少し前に母の葬儀を大阪の××で行いました。
『最後の親孝行ですからと』と高いものを進められましたが、母は出来るだけ質素な葬式を望んでいた言ったら、露骨に嫌な顔をされました。
まあいいか?と思っていたら次が、お坊さんはお経をあげる際にページを飛ばしながら10分そこらで終わり、お悔やみの言葉もなく、『初七日も内でやらせてください、今決めてもらえば割引があります。戒名も名前の人文字と後は適当にもう人文字こちらでつけます』と笑っていました。親戚一同開いた口がふさがらない感じでした。
最低の葬式でした。とどめは、翌日朝一番に担当者から電話があり、『代金はいつ払ってくれるのか?』との問い合わせがありました。
いくら商売とは言え、初七日とは言わないが、2〜3日してからでも遅くはないのでしょうか?
葬儀社からしてみれば年何百人の内の一人かもしれませんが、遺族からしてみるとたった一人の母親です。
これを読んで、葬儀社を選ぶ時はぜひ参考にしてください。
ちなみに葬儀屋は××です。

実際口コミ例2
■■はネットのあちこちに寄生している、葬儀請負会社
ただの窓口業務で葬儀をお願いすると、そこと提携している葬儀社が来ます
内容はとても事務的で配送感覚でされます
安くはありません
すべてオプション請求されます
ホームページの「お客様の声」はすべて自作自演
葬儀をお願いして初めて後悔に気付きます
ネットには色々な葬儀社がありますが、■■は名前も変えてほかの葬儀社に寄生しているので、間違えやすい
ほかの葬儀社に資料請求したら■■から資料が送られて来る始末
なりすまし寄生しているので注意が必要
故人も浮かばれないので公共の機関に相談中です

実際口コミ例3
H25年七月に葬儀を行いました。まず、●●が運営する▲▲に電話して葬儀の依頼と遺体搬送を依頼しました。
たちまち住所、電話番号の情報が漏洩し、翌々日から電話、郵送による勧誘が嵐のように舞い込み始めました。葬儀自体は無事終わりましたが、電話や訪問によるしつこい勧誘で母が体調を崩してしまい、いまでも電話の回線を抜いたままにしている始末です。

業界の話を聞きたい人の内容も様々です。

 今日午後に、就労支援事業をしている団体の人が、葬祭業界全般の状況を聞きたいというので話を聞きに来ました。聞けば、生活保護を利用している人への就労支援を行うというもので、支援内容としては技能講習などを行なっていて、県からの事業の委託を受けているということです。

 その講習の中に、セレモニースタッフ技能講習を新設するので、その前に話を聞きにきたそうです。講習の中身も検討中だとのことでしたが、コアなところは、他の分野の講習でもそうだが、「現場の人がする話は、興味を持ってもらいやすく、受講者の眼の色が変わる」のだそうでそうしたい、と。

「ならば、葬儀業界は興味を持ってもらいやすい話ができる人が多いですね。なぜなら、お金をいただいて感謝してもらって本当にありがたい、という話ができますからね」と答えてしまった手前、いつもと違うタイプだが、合いそうな葬儀社さんを紹介する流れに。

 その一方、数日前には、某テレビ局○○○○(バラエティー番組)のスタッフ(制作プロダクションか)から電話で問い合わせがありました。

「××××が聞き役で、さままな業界の裏事情を、現役や元関係者などが顔を出さないで話しをするという番組です。葬儀業界でよくない噂や悪い葬儀社の口コミなど聞かせてもらえませんか。あと、できれば、悪い葬儀社さんや悪い葬儀社に勤めていた人、勤めている人も紹介してもらうことはできませんか」、と。

 裏事情モノはTVに限らず雑誌などでも鉄板ネタではあると思いますが、ステレオタイプで、何の工夫も挑戦も頭も使わないTVスタッフに面白い番組がつくれるのか、他人事ながら心配になりますね。
(個人的には、面白そうな番組がないので、テレビに時間を取られずに済んでありがたいですが)

葬儀屋さんとのアポ

 今日は葬儀社さん周りをしていました。3社面談しました。せっかくなので、もう何社か回りたかったところですが、事前の調整で担当者との都合が合わず3社になりました。当日のキャンセルがなかったのはありがたかったです。

 といいますのも、担当者との面談の日時を予定していても、その通りに面談できないことは少なからずあります。当日のキャンセルも起こります。担当者がいつ対応する状況になるかわからないからです。「申し訳ありません、先ほど、入電があって対応しないといけないので、今回は無理みたいです」となります。

 そうなので、日程を調整してアポが確定しても、葬儀社さんの担当者からは「やむを得ず葬儀等が入ってしまった場合にはこちらよりご連絡いたします。」ですし、こちらからは、「ご葬儀などが入られた場合には、再度日程の調整をいたしましょう。その場合は遠慮なくご連絡いただければと思います。」というようなやり取りで締めくくることになります。
 
 葬祭業は、人と会う約束や予定が入れにくい業種の一つであるかもしれません。「○○を予定していたが、・・・」「その日に、△△するはずだったが、・・・」というような話も、葬儀社の人と話せばいくらでも出てくることでしょう。
(もっとも、約束を違えても、仕方がないと許される業種であるとも言えなくもないので、それを逆手にとって、乱用する葬儀社の人もときたまみかけますが)

アンケートでわれわれの役割を再認識

 当センターをご利用された方には、落ち着かれた頃合いを見計らってアンケートを郵送し、ご協力いただいております。設問の一つに「お知り合いの方などにあさがお葬儀社紹介センターを勧めたいと思いますか」というのがあり、お勧めの理由も記入していただくこともできるようになっています。数か月前のものに、「利用者アンケートをしている事」という記入がありました。

 当センターをご利用される方は、相談前にアンケートのところをよく見ているのではないかと思っています。

 ただ、アンケートを新しい形式にしてから1年半ほどになりますが、いま、すべて読み返しているのには訳があります。アンケートのページは相談前の人は良く見たいと思うページだと思うのですが、ページのつくりがそれに応えてないよう気がします。今のページの作りですと、掲載許可を得たものを新しいもの順に並べる最新一覧形式だけです。

 それをもっと多方面からの切り口で見られるようにすれば、せっかく書いて頂いたアンケートももっと活きてくるのではないか、と。そして、見る人にもっと参考にしてもらえるものができるのではないか、と。ということで、どういう切り口があり得るかと読み返した次第です。

 大量に読み返していますと、当センターが支持される共通の特徴が浮かび上がり、それを再認識できるのもまたありがたいです。

 アンケートページをどうするかは、近日中に、サイトに反映させる予定ですので、お楽しみに。

葬儀社さんの特徴と略歴

 初めての葬儀社さんとの面談では、いろいろな話を聞きますが、2つの大きな柱が、特徴と略歴です。

 特徴で言えば、「御社の特徴を簡潔に言うとどのような感じになりますか?」

 簡単そうな質問ですが、明快に答えてくれるところは案外少ないです。あまりにピントがずれている答えだったり、沈黙が長いと耐えられないので、言い方を変えて質問をしてみます。

 「多くの葬儀社さんがある中で、御社に仕事を依頼すると喪家にとってどんなメリットがあるのでしょうか?」とか、
 「ほかの葬儀社さんよりも、御社を選んだほうがいい理由は何だと思いますか?」

 これでもダメだと、
 「これまで実際に御社に依頼した人は、どのようなところに魅力を感じたのでしょうか?」
 「これまで実際に御社に依頼した人は、どのようなところに満足度が高かったですか?」

 葬儀という同じようなことをやっているので・・・という声も葬儀社さんから聞こえてきそうです。
 この特徴は明快に伝えてもらったほうがありがたいです。ただ、明快と言っても言葉上の事なので、実際はどうなのか? 
 長く付き合ってやり取りや行動、結果を見ていけば大方わかりますが、最初のほうでの判断材料とすれば略歴が一番わかりやすいと思っています。
 会社の略歴、代表者の略歴、担当者の略歴・・・というような感じです。

 この略歴部分は、特徴のような曖昧なものではないので、興味深い話が聞けたりします。
 たとえば、これまで、どういう会社や葬儀社に勤めていたか? 

 どの社という事ももちろん大事ですが、現在その社をどう表現しているのかは、その人の現在の立ち位置を表していてわかりやすいです。ついでに、外側から見ていたのではわからない話が聞けるのもありがたいです。(まだ会ったばかりの人に、以前勤めていた社を悪く言う人はあまりいませんが、中には以前のことを言わない黙秘権を行使されます、そうすると打つ手は何もありません)

自己流解釈にはやはり限界が

 先週、法務局で登記を行ってきました。NPOも登記が必要な法人なので、2年ごとに理事の任期が終わるごとに、登記し直していく必要があります。

 10年ほど前に設立した当時は、登記するにしても登記の仕方の情報があまりなかったので、素人の人が登記に苦労した話をインターネットで集めて参考にし、書類を作成して法務局に何回か足を運んだりしました。たしか2回ぐらいダメ出しをうけたような記憶がありますが、相談しても、ここは素人がくるようなところじゃない、ぐらいの感じで、そっけない対応されたのを思い出します。
 
 NPOだからか、NPOは外部の専門家に登記を頼まない場合が多いのかわかりませんが、いまは、いたって親切な対応で教えてくれます。対応が親切なだけでなく、法務省のホームページでは、登記の仕方や書類の書き方、どんな書類が必要なのかまで、詳しく見ることができます。

 今回は、このホームページを参考に資料をそろえ、1回でけりをつけるべく臨んだのですが、ダメ出しをされて、結局2回行く羽目になりました。
 実は昨年4月に、NPO法が改正されて、代表権を有しない理事について代表権喪失の登記をしなければいけませんでした(6か月以内に。すみません、やってませんでした)。
 代表権喪失登記と、2年に一回の登記も一緒にやってしまえ、と虫のいいやり方で臨んだ結果、ダメ出しを受けた次第です。自己流解釈のどこがダメだったのか、順をおって説明してもらったので、何となく登記の論理みたいなものを微かに感じ取った気がしました。よい経験でした。

最新のものがいいとは限らない

 最近まで、事務所の電話回線の中に、1回線だけアナログがあったのですが、それをやめてすべて光回線に統合しました。

 アナログ回線は停電時も使えるというメリットがあります。ただ、今の電話機は留守番機能など色々な機能がついていて電気がないと使えないものが多いので、停電用に、電気がなくても通話できる電話機を別に用意しておかないといけません。
 ながいことアナログ1回線も保持してきましたが、代替手段やらコストのメリットを踏まえると光回線にしてもよさそうなので、そうしました。

 ともあれ、われわれ紹介センターや葬儀屋さんにとって電話は生命線でもあります。このため、多くの葬儀社さんにとって欠かせないのが転送という機能になります。24時間ひとつの固定電話の前にスタッフがいられるという状況がない場合は、転送という機能を利用することになります。他の場所の固定電話や携帯に転送するという感じです。

 固定電話への転送は問題ないのですが、携帯・スマホへの転送は気を遣うことになります。電波状況などが悪ければ、つながらず通話できないという状況も生まれてしまいますから。

 なので、携帯への転送を利用している葬儀屋さんは切実さがあるので、この場所は電波状況がよくないとか、このエリアはどのキャリアが通じやすいとか、この機種がいいとか、ダメだとか・・・などよく知っています。

 最近のホットな話題では、スマホ関連です。現状、スマホを転送先にするのはリスクがありますが、それでもそうせざるを得ない状況の時には、できるだけバッテリー消費を少なくさせて長持ちさせる方法はこうだとか、「圏外着信お知らせメール」を利用していれば最悪すぐ折り返し電話ができるとか、LTEはつながりにくいので(何のために高いお金を払ってLTEにしたのか分からなくなってしまいますが)常時3Gに設定しておくとか・・・・です。

 つい最新のものにつられてしまいますが、いい面ばかりではないところが面白いところです。

葬儀社の広告に追いかけられる

 検索窓に、たとえば、「あさがおそ」と入力していくと、窓の下に、「あさがお葬儀社紹介センター」など、自動的に関連する言葉を表してくれます。だいたい全部の文字を打ち込む前に、予測されてしまう感じです。たいへん便利です。予測表示機能と呼ばれるものです。
 とくに、ありがたいのは、携帯・スマホでの検索です。文字を入力するのは骨が折れますから。

 この予測表示機能、困った問題を引き起こしていることを数日前の新聞記事で知りました。ある日本人男性の場合、グーグルでその男性の実名を検索しようとすると、犯罪を連想させる単語が自動表示される事態になっていたというのです。裁判で争われた結果、東京地裁の判決は、「(男性に関する)違法な投稿記事を容易に閲覧しやすい状況をつくり出した」とし、プライバシー侵害と名誉毀損を認定し、「権利侵害が拡大する恐れがある」として表示差し止めをグーグルに命じました。

 玉石混交のありあまる情報の中、欲しい情報に効率よくたどり着けるように、あの手この手でサポートしてくれるのはありがたいですが、たしかに、自分の情報を自分でコントロールできない不気味さを感じさせます。

 と同時に、たどり着かされてしまうよう感じになってきているのも不気味です。こんなことはないでしょうか?
 見る人の多い、ソーシャルサイトや口コミサイト、価格比較サイト、料理サイト、ブログ、ニュースサイト・・・、どのサイトを見ても同じ広告が載っている。しかも、以前に関心があって見ていた商品やサービスの広告です。広告文も自分に向けたかのようになっています。

 一昔前のネット広告は、サイトの内容と合うような広告がメインだったのですが、今は、見る人の関心に基づいての広告配信も可能になってきています。まさに広告に追いかけられる状況になっています。
(葬儀社さんのサイトをしょっちゅうチェックしていると、どのサイトを見ていても葬儀社さんの広告に追いかけられるなんてこともあります)

 不気味さもさることながら、個人的には、目的だけ達して即PCを閉じたいのに、いつのまにか広告にのせられて、そのサイトに入ってしまい時間が費やされてしまうは本当かなわないと思っています。

葬儀業界の人材の流動性について

 当センターの賛同社になるパターンにもいろいろありますが、葬儀社に長く勤めていて独立し、実績もできてきたので、当センターに賛同したいというところも多いです。たしかに、サラリーマンとして終身で同じ1社(数社)に長く勤めるのも稀なようです。それなりに経験がないとダメでしょうが、葬儀社を始めるには許可はいらないので、明日からでもすぐに始めることができます。

 となると、葬儀社の数は増えていく一方の感じがしますが、そこは、お客さんに支持されないと存続はできないという自然淘汰の力が働くので、廃業するところも多いと思います。そうなると、またどこかの社に勤めるというようなことになります(違う業界に行くということはあまりない、後述)。

 人材の流動性がある、という言い方もできるでしょう。この流動性は、先ほど述べたような葬儀業界内で完結するだけでなく、外部との出入りもあります。入りは、葬儀業界以外からの流入です。出は、葬儀業界から外部への流出です。

 流入は、隣接業界である返礼品業界にいた人や花屋さんにいた人から、葬儀とはまったく関係なかった人が成長産業のように思われる葬儀業界に入りたいという人まで様々です。社会状況から言っても、この流入圧力は相当強いものがあります。
 逆に、ある程度の年月を葬儀業界にいた人が、他の業界に移るということはそれほど多くないように思います(新人で葬儀が合わないと言ってすぐ辞めてしまう人も相当多いでしょうが)。

 葬儀業界で経験を積んだ人が、違う業界に行かない理由は、いろいろあるでしょうが、先日、交通事故で父親を亡くされた人と話していて、理由の一端がうかがえます。
 「突然、父親がなくなり、呆然としていた母親は、昼夜を問わず相談にのってくれ、適切に話をしてくれる葬儀社の担当者を誰よりも頼もしい存在だと思っている」

 頼りにされるという感覚を一度でも味わうと、何度でも味わいたくなる(誠実にやっている人に当てはまる話です)。

通販パソコンの電話サポート

 昨日、パソコンでSDカードを使おうとして挿入したが、全然認識してくれません。他のパソコンでは認識されていたので、パソコンのほうに何か問題がありそうです。自分では解決できそうもないので、電話サポートを受けてみました。通販で購入したパソコンで、サポートも充実しているはずなので、うまく解決に導いてくれるはずです。

 オペレータにつながる前に、たしか「内容確認のため音声を録音することがあります」みたいなガイドがありました。なるほど、サポートに電話する人は、自分でいろいろやってみてダメだから電話するわけで、そのときは大体イライラモードでしょうから、冷静になるように促す効果を狙ったものか(もちろん、オペレータの教育用素材にもなるでしょうが)。   
 テレビショーやネットに音声流出するようなクレーマーにならないように! というガイドにも聞こえます。

 さておき、さすがに、通販サポートだけあって、話の運び方も明快でした。オペレータのマニュアルのレジメはこんな感じでしょうか。

1、機種の確認
2、どんな問題が起こっているのか把握する
3、可能性の高い解決方法から実際にやっていく
4、これでもダメな場合は、初期化や修理へ

 トラブルの度合いにもよるでしょうが、電話サポートで問題を解決できる人がどれくらいいるのか興味がおこりました。今回の場合、4に行くまでに1時間近くかかり、4の時点では相当面倒くさい雰囲気が漂うからです。(オペレータの人も冷静で気が長くないとつとまらないでしょう)
 自分なりの違う方法で解決してしまう人も多いのではないのか、と。機種の問題は解決できなくても、私の場合で言えば、SDカードを使えればいいだけなので、たとえば古いパソコンをひっぱり出してくるとか、カードリーダーを使うとか・・です。

 ともあれ、当センターの対応にも何か活かせそうな1時間のやりとりでした。