堀ノ内斎場での、余分なものに費用をかけず、花祭壇に費用をかけた葬儀

 堀ノ内斎場でのお身内30名程の家族葬に立ち会いました。依頼者は若い方ではっきりした意見を持っていらしたようです。「棺や火葬のお釜は気にしない。霊柩車も火葬場まで数十メートルの距離なので台車でよい。その代わり、生前aお花が大好きだったお母様らしく花祭壇の花はできるだけのことをしたい」というご要望でした。
 淡いピンク・ブルー・イエロー・ホワイトと華やかなお花とライトに囲まれた遺影のお母様の笑顔がより幸せそうに感じられました。

 会葬者が少ない場合、葬儀社の担当者は式場が寂しくならないようにセッティングに注意します。例えば、あらかじめ出席者数が分かっている場合などは、イスを人数+アルファ位にしておき、空席が目立たないように気を配ります。その分イスの間隔を少しずつあけることで、ゆったりした感じになります。

 また、式の時間的な帳尻を合わせるように常に気を使うようです。少人数の場合は、お焼香のタイミングを計り、お焼香の台数を少なくします。今回はお一人ずつ、ゆっくりお焼香するようにしました。お一人ずつのため、気持が集中し、丁寧により心のこもったお別れができたようです。

 一人息子さんのお母様への思いがより鮮明に出た式になりました。葬儀社の担当者は「特に身内だけの葬儀は喪主をたてて、見えない部分により細やかな気配りが大切です」と振り返っていました。

※堀ノ内斎場の斎場案内は、堀ノ内斎場のページになります。

千葉市の常光閣での一般的な規模の葬儀に立ち会いました。

 常光閣での会葬者60名程の葬儀・告別式に立ち会いました。通夜の会葬者は70余名でしたが、息子さん達の会社関係の香典のお預かりが多く、返礼品は300個以上出ました。ご喪家からは供物の果物を小分けして火葬場から戻ってきた方々に分けてほしいとのことでした。果物籠は飾ってあるとあまり大きく見えないが、家に持って帰って持て余してしまうことが多いそうです。

 ご喪家には後で悔いが残らないように葬儀社の担当者は祭壇のコース以外のことも全て説明をするように心掛けているとのことでした。「コースの中のお花でもご要望があればなるべくそれに沿ってするようにしています。今回は花でラインを作って横に広げてもらうようにしました。籠花が多かったので白木祭壇に両サイドの籠花から花がつながったようなイメージの祭壇になり、喜んでいただきました」

 最後のお別れ花はご家族・親族の後、一般会葬者も「皆様に頂いたお花で入れてやってください」の司会者の言葉に続きました。親族皆さんの手で柩の蓋を閉めた後、喪主の奥様が窓を閉じ決断する姿は見ている方も胸が痛い思いです。

 火葬場へは式場に荷物やコート類を置いて、マイクロバスで往復し、式場で解散となります。

 以前は火葬場から戻って食事になりましたが、平成17年6月に千葉火葬場ができてからは、待ち時間に食事会として精進落しを済ませてしまうことが多いそうです。

 担当者は喪家からするとうるさがられるかも知れないが「手伝いの方への気配りや、お寺さんの事、お子さん達には葬儀が終ってお連れ合いやお年寄りが一人になった場合のケアをよく言って聞かせます。入院が長いので何ともないでしょうと言いますが、生きているのといないのでは全然ちがいますから。小さなことかもしれませんが常に気をつけています」と語っていました。

※常光閣の斎場案内は、常光閣のページになります。

永昌寺会館での身内だけでの静かな葬儀

 故人はまだ60代の女性の方で、依頼者は身内だけで静かに送りたいとのご希望でした。18時からの通夜の席に立ち会いました。
 ご喪家の要望は喪主の方もまだ若く、一人息子さんのため、できるだけ費用をおさえてほしいとのことでした。

 式場は小ホールを使用しましたが、お清め所、親族控室2間と設備が整って15万円はお手ごろではないかと葬儀社の担当者も推薦していました。また祭壇も15万円の黒塗りのものを使用し、祭壇上に白とピンクを基調にした花をあしらい両サイドの供花とのバランスもよく工夫され、配置されていました。特に黒塗りの祭壇は花をより際立たせて見せるようです。

 返礼品も即日返しにして、通常は2,500円位の品+タオルというスタイルが多いですが、今回は3,000円のもの一品にしました。

 ご住職の読経が始まって、5分後位から喪主、親族のご焼香に移りました。お一人ずつのご焼香は祭壇の写真とゆっくり対話しているようでもあり、悲しみの中にもお身内だけの温かさ、やさしさが感じられました。

※永昌寺会館の斎場案内は、永昌寺会館のページになります。

多目的ホール・しの田会館での家族葬に立ち会いました。

ご依頼者から電話があったのは事後でした。紹介した葬儀社は「みのり台に、しの田会館という式場がある」と電話で申し上げたようです。数年前にお父様を見送った時かなりな散財をしたことで、予算を気にしていました。紹介した葬儀社の費用の説明に安心し、そこに決められました。依頼者(喪主)の方が転勤で地方在住のため急いでいましたが、翌日通夜とスムースに運ばれ、また、年配のご兄弟からは駅から近くて、良いところを紹介していただいてと喜ばれたようです。

 葬儀は、花祭壇で会葬者は通夜14名、告別式10名の親族のみの家族葬でした。 葬儀社は決まった予算の中、マイクロバス代が無料になるので、その分にあと5万円プラスして、棺を1段上の布張りになさってはどうですかと提案しました。

 住職は菩提寺よりお願いしました。御焼香の後、しばらくして繰り上げの初七日の法要が続きます。葬儀が終わりイスを片付け棺に入れるお別れ花を千切っている時、急に祭壇前で全員の写真を撮りたいと申し出があり、あわててイスを出すというハプニングがありました。かなりちぎった後でしたが皆さん気にしない様子で写真に納まり、悲しみの中にもお身内だけの和やかな式が続きました。

 住職の読経中、住職の奥様の病気の具合が急変したとの電話が入り、葬儀社の担当者は「初七日の法要も終わったことですし、ご住職にお帰り願ったらどうですか。(生きているうちに)奥様とお会いした方がよろしいのではと、ご住職に申し上げたらどうでしょうか」と喪主の方に勧めてみたとの事でした。ベテラン担当者の一つひとつの気配りがご喪家との信頼感を生むようです。

※しの田会館の斎場案内は、しの田会館のページになります。

実相会館における会社役員の方の葬儀

 実相会館の別館たちばなでの通夜に立ち会いました。

 故人は会社役員の方で会葬者200余名の大半は会社関係の方々でした。ご喪家からは火葬場併設のところではなく、お寺さんの雰囲気の斎場でやりたい。故人の立場上恥ずかしくないものにしたい。会社関係者が多いので都心の式場を希望。霊柩車は白木の外車が良い。菩提寺よりご住職以下2人で読経してほしい等のご要望がありました。

 依頼者のご自宅方面の葬儀社で都内近郊を主としていましたが、今回はあえて都心をご希望なさったので担当者は候補地を集め、最終的に2ヶ所にしぼりましたが片方がふさがっていましたのでこちらに決めたいきさつがあります。

 依頼者は故人の奥様で葬儀社も女性の担当者でしたので細かなことも言いやすく、色々頼みやすくよかったですとのことでした。最初の打ち合わせより1ヶ月近くの期間がありましたのでスムースに十分な話し合いができたようです。

 地方からいらっしゃったご親族のなかには色々と注文があり、一般会葬者のご焼香の時は喪主が立ってお迎えするのが筋と強く主張されましたが、式場が狭いのでご焼香の時のみ喪主の席と焼香台近くの席をかわり、喪主の方には着席のままご挨拶していただきました。供花の並べ方も地方によって違いがありますが、ここは東京流を押し通し喪主花を一番内側に置くやり方にしてもらいました。

 境内にテントを張り、受付はテント内で、ご焼香は人数が多いので5列ずつ行われました。

  お清め所は2階ですが、エレベーターがなく階段だけなので車椅子の方は、係りの者が車ごと持ち上げて移動する形になりました。

※実相会館の斎場案内は、実相会館のページになります。

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 なぎさ会館で施行された、会葬者30名程の葬儀告別式に立ち会いました。

 見積りの段階では臨海斎場が第1候補でしたが臨海、桐ヶ谷斎場共混み合い、日程が長引くためなぎさ会館に決めました。

 依頼者の方は以前の葬儀でかなりの高額を支払い、その辺りを気になさっていらしたようですが、今回の葬儀社の担当者の説明を聞き、安心なさったようです。一般葬の格安プランのコースでしたが、葬儀社の方の事情で(告別式の日に別の通夜があり、そちらで使うため)、1ランク上の祭壇を用意しました。勿論コース料金は見積りどうりですが、供花もひまわりやピンクの彩りがはなやかで全体的にかなり立派なものになったようです。

 交通事情を考慮し、臨海斎場での火葬に間に合うようにと定刻10分前にご住職了解のもとに葬儀・告別式を開始しました。

 最後のお別れの儀式に入る前、準備のため会葬者は一旦席を立ち、式場外でしばらくお待ちいただく場合が多いのですが、葬儀社の担当者は「式場が広いのでこのままイスにお座りいただいて、トイレ等に行かれる方はどうぞ」と案内された。

 皆さん一様にホッとした表情をみせ、喪主の方にご挨拶されていました。間もなく、まだ後方で係りの方が花をつんでいる最中ですが、かまわず担当者は「故人の身の回りのものをご家族の方々が入れてやってください。最後ですから声をかけてお花を沢山入れてください」と一人一人に手渡していきました。係りの方はどんどんちぎっていく、会葬者は受け取って柩に入れていく。この両者の微妙なタイミングがラフで、自然な感じにおこなわれているようでした。ドタバタしてしまうのではなく、アットホームな雰囲気にもっていく。傍からうかがっていると、ご喪家の方々が形式ばらないで気持をより素直に持っていけるような配慮のようにも見えました。霊柩車は定刻5分前に出発しました。

 ※なぎさ会館の斎場案内は、なぎさ会館のページになります。

小西斎場での会葬者20余名のご家族、親族を中心とした葬儀告別式に立ち会いました。

小西斎場での会葬者20余名のご家族、親族を中心とした葬儀告別式に立ち会いました。依頼者の第一報は高齢の父親を近親者のみで静かに送りたいということで葬儀社サイドは家族葬に適した自社式場を提案しました。しかし、故人の勤め先であった交通関連会社OB会の関係から会葬者の人数がつかめない状態になり、多目に人数を見積って久保山斎場近くという条件で、小西斎場を借りることになりました。

 通夜は朝からの荒れた天候で交通機関にも影響が出て、会葬者は予想の5分の1程になってしまいました。告別式当日も道路事情が悪いにもかかわらず、ご高齢の方々が最後のお別れにお見えになっていたのが印象的でした。

 エントランスホールにはイスが並べられ、一般会葬者の方が利用できるように配慮されていました。特に今回の様にお年寄りがいらっしゃる時は助かります。

 葬儀社の担当者も「自社斎場以外ですとよくこちらの式場を勧めますが、最初、お客様の中には山を越えるのをためらうようです。山を上がるのを不便に感じているようですが、実際やってみると久保山斎場に近く、全館使用なのでゆったり使え、他の葬儀とぶつかることもなく、大変便利であることが分かり、終わってからこちらでやってよかったとよく言われます」と語っていました。

 依頼者から、葬儀社の担当者には大変良くやっていただき、特にご家族の方が喜んでいらっしゃるとのことでした。担当者も10年ほど前に母親を亡くしているので常に身内の葬儀のつもりでやることを心がけていますとのことです。

 お柩を見送った後、関係者は右手歩行者専用道路から坂を少し下った久保山斎場へと向かいました。

※小西斎場の斎場案内は、小西斎場のページになります。

代々幡斎場での当初想定した会葬者数を大幅に上回った葬儀

代々幡斎場の式場「雪」を使用した一般葬の葬儀、告別式に立ち会いました。通夜の会葬者は270名程でした。

 はじめ依頼者は代々幡斎場で家族親族を中心に会葬者40名前後と、ごく一般的なご葬儀を希望していらしたが、実際に蓋をあけると会葬者が10倍近くに膨れ上がってしまいました。

 故人は生前会社社長を歴任、長男の依頼者もマスコミ関係の要職という関係上、最初の要望通りにはいかなかったようです。途中で話が漏れ会社関係の方々が次々に弔問に訪れるという事態になってしまいました。現実として依頼者や喪主の現職に大きく左右されることが多いようです。

 葬儀社の担当者は打ち合わせでお話を伺っている間に、ある程度の予測ができ、「礼状は多めに用意していたので間に合いました。通夜の料理も融通が利く業者でしたので、次々に追加し間に合わせました」とベテランらしい対応振りでした。

 故人の会社関係の方に弔辞をお願いして、急きょ弔辞をご焼香の前に組み込んだため、葬儀は定刻より少し早めに始められました。式場入口に集まった大勢の一般会葬者が、生前のお人柄、仕事への取り組みや業績等に耳をそばだてるようにして聞き、頷きあっていたのが印象的でした。

 葬儀・告別式の会葬者も人数が確定できないまま進行しましたが、結果80人程に収まりました。火葬場にストレッチャーで運ばれて1時間余り、再び式場にて初七日の法要が始まりました。ご焼香の後、ご住職は「供養することは自分を供養させてもらったことになる」という講話で締めくくられました。

※代々幡斎場の斎場案内は、代々幡斎場のページになります。

所沢市斎場での一般的な規模の葬儀での立会い

 所沢市斎場での会葬者80名程の葬儀・告別式に立ち会いました。

 故人はまだ50代と若く、依頼者で喪主の方は20代の若者でした。葬儀告別式の前、ご挨拶に伺った時は突然の悲しみにかなりナーバスになっていました。ご喪家からの要望はなるべく金銭的に抑えてほしいとのことでした。葬儀社の担当者も兄貴分として色々相談に乗っているようでした。

 葬儀社サイドは通常その値段のコースでは3段の白木祭壇になるのを5段の白木祭壇にしたり、供花の中に奥様と娘さんの名前が見当らないので、小さな花輪を二つ用意する等のサービスをしたそうです。

 式場は第2式場を使用しました。イス席の数の割には少し式場が狭く感じられ、また同じ出入口の第2、第3、第5式場の会葬者の出入りが激しく、時として音が式場まで響きバタバタした感が否めないようでした。

 故人の会社関係の方をはじめ、喪主である息子さんの同僚も多数仕事着のままご焼香に駆けつけていらしたのが印象的でした。

 葬儀告別式が終了し、甥ごさん姪ごさんの弔電の後、遠く沖縄の妹さんからの手紙が代読されました。お兄様の突然の死が信じられないご様子、残されたご家族への思いやりをご自分の言葉で語られ、決まり文句の多い弔電とは対照的な手紙に会葬者全員が涙し、傍で見ていても胸が締め付けられる思いでした。

 控室は親族が40名以上になり、精進落しのお食事用には第5控室(洋室)+火葬の待合室(和室・25畳)が使用されました。第5控室での通夜のお清めは立食で、会葬者は約100名程でした。

 柩を火葬場に送った後ロビーでお会いした依頼者は、先ほどまでの張り詰めた表情からほっとした安堵の様子を見せ、「親切に良くやって頂いて有難うございました」と挨拶され、こちらもその時始めて頬のピアスに気がつきました。

※所沢市斎場の斎場案内は、所沢市斎場のページになります。

市川市斎場での葬儀に立ち会いました。

 市川市斎場での第2ホールでの葬儀・告別式に立ち会いました。

 精進落としのお食事所用にロビー右半分が仕切られますので、入口玄関は左半分だけになります。正面左手が第2ホールになります。ご喪家側は格安で花祭壇の花にこだわりをみせていらしたので、葬儀社の担当者は以前同じような条件で施行した時の花祭壇の写真をお見せして納得させたようです。

 特別なご要望がない場合、逆に担当者側からこうしたらどうだろうかと要望をだしますとのこと。ご喪家の皆さんも気軽にご相談しているようで、安心してお任せしていますという感じでした。わきあいあいとなり、後で和やかに済んでよかった言う方が多いようです。ベテラン担当者ならではの采配振りです。

 お花入れの儀の用意では、ロビーにて会葬者にお待ちいただく間、ロビーと式場の間仕切りがないので、屏風をさりげなく置いて目隠しにしていました。

 お花入れの最後に車椅子のお父様が大きなゆりの花をお母様に手向け、身じろぎもせずじっと見つめていらっしゃいました。

 柩を火葬場まで台車でも運べますが、今回は霊柩車で運ばれその後をご家族ご親族が続く形になりました。火葬を待つ間、再び式場の方に戻り、ロビーでの精進落しになります。

※市川市斎場の斎場案内は、市川市斎場のページになります。