斎場へ訪問させていただいています。

 今、私はセンターのホームページの斎場部分を充実したものにさせるために、週一ほどのペースで斎場へ取材に行かせていただいています。

 葬儀社さんとのやりとりなどは、通常の業務でさせていただいていますが、斎場の関係者の方と直接お話しをさせていただく機会はなかなかないので、とても良い経験をさせていただいています。

 地域を選んで、一日に2斎場ほど伺わせていただいていますが、ご迷惑にならないようにご葬儀がない日にお伺いすることにしています。ですので、こちらからお願いの連絡をいれさせていただくのがどうしてもお伺い予定の前日になってしまい、急なお願いになってしまうにも関わらず、どの斎場の方も快諾してくださるので、とても助かっています。

 こちらの勝手なお願いに、どの斎場の方も快くお付き合いしてくださいます。
 斎場内を案内していただいたり、細かいお話しなどを聞かせていただけるので、私にとってもとても勉強になりますし、センターのホームページを見ていただく方にもわかりやすいものになると思います。

 ただ、残念なことに、私がお伺いする日はなぜか天気が良くないのです。
 外観の写真を撮っても、空は雲で覆われていて、時には雨粒まで写ってしまい、道路には水たまりも…。
 パンフレットなどには当然、快晴の時に撮影した写真が使われているので、私の写真は本当ににお邪魔したときに撮ったものということで、リアリティがあると言えばあるのですが…。
 少し前までは、私が行くと必ず晴れるというくらいの晴れ女だったのですが、そんな話は崩壊してしまったのかもしれません。

 次から訪問させていただくときは、準備として天気予報もちゃんとチェックしなくてはと思っています。

 もし、このブログを読んでくださっている中に、斎場関係者の方がいらっしゃいましたら、私からアポイントの連絡をさせていただいた際には是非ご協力をお願いします。

斎場の情報

 ご葬儀の立会いに伺う際には、まず最初に交通の手段を調べます。
 それは、ご会葬に行かれる方も同じではないでしょうか。

 地元のよく知る斎場や、行ったことのある斎場、有名な斎場などの場合はとくに気にならないことですが、初めて行く場所の場合は詳細に調べないと、ご葬儀の場合は時間が決まっているので、安心ができません。

 最寄りの駅から徒歩圏内にある斎場でも、駅からの出口を間違えてしまえば迷ってしまったり、駅からバスに乗るなどのさらなる交通手段を必要とする場合は、バスの時刻表を調べたりしなくてはなりません。
 また、バスターミナルがあるような大きな駅などの場合は、どの乗り場に行けばいいのか、行ってみないとわからなかったり、また、逆にバスの本数が一時間に一本しかないなどの場合もあります。

 自分自身が困ったことは、もしかすると他の誰かも困ることなのかもしれません。
 当センターの斎場案内は、実際に行って調べた情報や、感じたことが書かれています。

 私も、ご葬儀の立会いや、斎場の見学に行った際には、アンテナを張り巡らせて、役に立つ情報を配信していこうと思います。

地図での場所確認と親近感

 われわれは相談を受けますと、まず、お話を伺いながら内容を整理することが第一ですが、次に地図で場所(近い斎場等)を確認していきます。拡大・縮小、ドラッグで移動できるグーグルマップは本当に便利だと思います。
 ただ、私はこれまでの慣れで地図帳を見ることが多いですが、最近のお気に入りは、「街の達人コンパクト・でっか字便利情報地図」です。机上で調べるのでもよいし、街中を歩くときに携帯するのにも便利だからです。
 相談を受けて地図を眺めるとき、一度でも歩いた土地だと親近感が出てくる感じがします。

 さて、街中を歩く番組は数多くあると思いますが、欠かさず見るのが、NHKで放映している「ブラタモリ」です。過去と現在を重ねて街や土地を描くので重層的で内容が濃いです。録画した番組を見ないで消去してしまうのも多いのですが、1回見るだけではもったいないので、2回は見たいと思わせられます。荒川を取り上げた放送も2回見てしまいました。

 荒川は、開放感があって散歩するには気分がいいところなので時折歩くのですが、その歩いているところ、赤羽の岩淵水門より下流は、人工の川だというのは、恥ずかしながら初めて知りました。知って歩くと見え方もまた違ってきます。

 昔の名残が地名で残っているとか道路の曲がり具合、川もないのに橋の標識あるなど、「土地の記憶」をタモリさんが様々取り上げてくれると面白いだけでなく勉強になります。

 ところで、荒川のような大きな川だと、橋の間隔はキロ単位ですが、昨日歩いた善福寺川~神田川などは、100メートルおきぐらいに、橋がある感じでした。おそらく全部の橋に名前がついているので、だいたいどのあたりを歩いているのかは、この橋の名前と地図を見比べるのが一番すぐにわかりました。
 橋の名前も変わったものがあって、石神井川の道楽橋や神田川の長者橋など、ブラタモリで取り上げてくれたら、面白い話がきけそうだ、と思いながら帰ってきました。

臨機応変に対応できるのは地域密着型。

 最近は葬儀社さんのホームページをあれこれと検索し、数社をピックアップしてみたものの、何を基準に比較検討してよいのか益々混乱状態に陥りご相談される方も増えています。

 一方、ネットで見る葬儀社さんもエリアを広げ、中には社から遠く離れ関東一円を網羅しているところも見受けられます。
 勿論、どこでもネットで出している以上、対応はできますが、矢張りきめ細やかさ、臨機応変さにおいて地元密着型に1歩譲るところが出てくるようです。

 当センターでのご紹介はこの地域密着型で、地域の斎場に精通している賛同社のみになります。
 事前に相談され見積りを取っておいても、万が一の時にご希望の斎場をご希望の日に確保できるかどうかは難しく、特に火葬場併設の斎場は1週間近く待たされることがあります。
 ご喪家によっては時間が待てない方も出てきますので、急遽他を当ることになると、地元に詳しい葬儀社さんが有利になります。

 斎場によっては、斎場独自の取り決めを、前もってご喪家に知らせておく必要があったが、地元以外の葬儀社はそこまで把握しておらず、ご喪家は当日知らされ慌てたということもあったようです。
 その一方で、賛同社の担当者の中には第4、第5の隠し球的存在の地元の方しかご存じない式場までチェックし、「困った時の○○だのみ」とまで言って常に準備万端整えている方々もいらっしゃいます

ブログ開設しました。

 あさがお葬儀社紹介センターができてから早いもので8年がたとうとしています。

 センターをどういう仕組みにすれば、依頼者にとってより満足の高いものになるのか、と試行錯誤を繰り返しながら、そして着実に成長しながら、これまで1000件以上の葬儀のお手伝いをさせてもらいました。

 センターができた当時に比べ、葬儀や葬儀社、斎場に関する情報もインターネットで探せば、だいぶ収集できるような状況になってきました。ただ、それらのほとんどの情報は表面的なものが多いようです。判断するのに役立つ情報というのは、というより、判断に役立つようにという強い意図でもって作られているホームページはなかなかお目にかかれません。

 このたび、川崎市消費者行政センターと、消費者支援協定を締結しましたことを機会に、「川崎市支援協定の葬儀社紹介員のサポート日記」を開設し、われわれの活動の一端を知ってもらうことを通して、葬儀や葬儀社に対して、よりよい判断ができるよう、少しでも役立つようであれば幸いです。

イスラム教徒の墓地不足とエンバーミングの関係や如何に・・・?

 先週、放送芸術科の学生さんから「ドキュメントでエンバーミングを取り上げたいので葬儀社さんを紹介してください」との電話をいただきました。

 エンバーミングのお話は時々マスコミを通じて伺いますが、直接依頼者からご希望されたことはありませんでしたので、賛同社に伺ってみますと、やっていますよというところ、お話は聞くがまだ実際には経験がないところと様々でした。
 矢張り、エンバーミングの設備を整えている葬儀社さんは積極的に取り組んでいるようです。

 腐敗を防ぐためにご遺体から血液や体液を取り出し、防腐剤を注入するエンバーミングは欧米ではごく一般的に行われ、特にアメリカではご遺体の移動時間により、州で義務付けられているところもある位とのことです。
 土葬が主流のアメリカでも特に南部地区はエンバーミング率95パーセント以上との報もありますが、例外を除いて火葬が殆どの日本ではマスコミに話題として取り上げられるほどには広がりをみせていないのが現状のようです。
 長期保存の必要性や感染症のリスクも少ないこともありますが、それ以上にご遺体から血液を抜くことに抵抗感を感じる方が多いのでは。

 そんな折、先日日本在住のイスラム教徒の方の墓地不足が深刻との朝日新聞の記事が目に留まりました。
 火葬が殆どの日本では、土葬による埋葬に嫌悪感を持つ方も多く、近隣住民からの理解がなかなか得られないのが実情とのことです。

 しかし、これから日本で永眠される外国の方も益々増えてくることでしょう。
 そうなれば宗教上の問題から土葬の墓地も容認せざるを得なくなり、多様な選択に抵抗感も薄れてくるかもしれない。

 エンバーミングの広がりも思わぬところから火がつく可能性を秘めているのでは・・・。

土地勘があると話がスムースになります。

 相談が当センターに寄せられたとき、該当地域について、こちらがある程度知っているのと知らないのとでは、ご相談者がいだく安心感は全然違うように感じています。

 地図からの情報はもちろん大事ですが、できれば、自分の足で歩き五感を使って、その土地を把握したいと思っています。なので、打ち合わせなどで出かけたついでに、その辺りを歩く時間があれば、それを計算に入れておいて徘徊したりしています。

 これまでは地図のコピーとケイタイの現在地確認とナビ機能を駆使して歩いていました。しかし、毎度事前に地図をコピーするのも紙がもったいないし、かといって、本体の地図を持ち歩くのでは重たいし、ケイタイの地図は見ずらいし、何か良い方法はないものかと思っていました。

 そんなとき、パナソニックが先日発売した「旅ナビ」の広告を見てしまいました。
「持ち運べる新感覚ナビ」のキャッチコピーをはじめ、「歩行ナビ・徒歩散策の道しるべ」「昭文社の【MAPPLEガイド】データ約100冊分をベースとして収録された施設情報は、全国で約8万件」「手にしたガイドブックをパラパラとめくる感覚で操作すれば、様々なスポットも簡単に見つけ出すことができます」

 昨日、商品が届いて電源を入れたばかりなので、まだ街では使っていませんが、これまでとは違った街の歩き方・見え方になるかもしれないと少し期待しています。

最近の事前相談から・・・。

 当センターでは事前相談を主にメールと電話で承っております。

 現在の状況・ご希望等をお書きいただき、またお話いただいたところからスタートし、お伺いしたことに関してできるだけ具体的にお尋ねしていくところから、お話のやりとりをさせていただいております。

 スタート時点では何処からどのように手を付けたらよいのか漠然とされている方、希望されていることだけははっきりしているが後のことは漠としている方、頭に描いた理想形をどのようにしたら実現できるかお問い合わせされる方等様々です。

 こちらのつたない問いかけにお答えいただいているうちにお考えが整理されてきて、どのようなご葬儀をされたいのか、またふさわしいか納得されて行くご様子が伺えたところで、ご相談に即した賛同社をご紹介しております。

 今年上半期のご相談では御家族を中心にしたご葬儀を希望されたがために身近に菩提寺や戒名、法事、お墓の問題等をアドバイスしていただける方が見当たらず、ご葬儀後のご相談も引き続き受けてくださる葬儀社をご要望される方が目立っておりました。

 この傾向は都市を中心に今後さらに増え、進化していくのではと思われます。
 地域のことに詳しい年配者が姿を消し、ご相談相手に事欠く時代の新しいアドバイザーが必要不可欠になりつつあるようです。

 ご葬儀が一つのご縁となり、「まだ、ずっと折りに触れ、葬儀社の方にご相談させていただいております」とのお便りを1年前のご相談者からいただきました。

旅行中に帰らぬ人となった時は・・。

 学校や職場も夏休みに入り、各行楽地は親子連れで賑わっているようです。
 お子様ばかりでなく、親孝行はこの時とばかりにご高齢のご両親をお連れしての夏休み旅行を計画されていらっしゃる方も多いのでは・・・。

 昨年夏、お元気なお母様と久しぶりの山陰旅行された方は、観光地を散策中に突然お母様が脳内出血を起こされ、直ちに救急病院に運ばれましたが意識不明のままお医者様からは回復の見込みのない旨を告げられました。
 慌ててインターネットで当センターを検索され、ご連絡をされたとの事。
 万が一の時の準備をとのご相談ですが、お気持は「ご自宅に帰してあげたい」一心のご様子でした。

 遠方の場合、万が一の後ご当地で荼毘に付される以外は、ご自宅に搬送する必要が出てきます。
 搬送方法としては搬送車でそのままお帰りになられるか、最寄りの飛行場から空輸でのご帰宅になります。
 搬送車では出発時間の制限がありませんし、ご遺体を柩に入れずにそのままの状態でも運べますが、遠距離の場合かなりの高額になります。
 一方の空輸では最寄りの空港までご遺体を搬送する前に、到着する空港に迎え出る葬儀社を決めておき、スタンバイしていることが条件になります。ご遺体は柩に入れた状態での搬送で、貨物扱いになりますので、貨物便がある飛行機に限られたり、飛行時間内等の制約がありますが、搬送車との金額の差は歴然です。

 一生懸命頑張られたお母様は1週間後無言のご帰宅をされ、大勢のお友達に見送られての旅立ちとなりました。
 あまりの突然の出来事に、心の中の整理がなかなかつかず、ようやく1周忌のご報告ができましたと旅をご一緒された息子さんからご丁寧なお手紙を頂きました。

 旅行中の病気や事故は思いがけない時にやってくることをいつも頭の片隅に置いておく必要もあるようです。
 今日もまたスイスで観光列車の脱線事故に日本人旅行者が多数巻き込まれ、亡くなられた方も出てきているとの報道がなされています。

 謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。

エンディングノートを書きたいので地元の葬儀社を紹介して・・・。

 「子供達に渡すエンディングノートを書きたいので、地元の推薦できる葬儀社を教えてください」
 80歳のご主人と75歳のご自分のエンディングノートを思い立って、葬儀社に相談しながら一つひとつご葬儀のことを決めていきたいと電話口の声の主は緊張気味に話されました。
 ここ1~2年マスコミでも取り上げられ、中高年には特に話題になっているようですが、実際に書いていらっしゃる方はまだまだ少数のようです。
 それでも近年のお葬式事情も様変わりしている中、元気で余裕のあるうちにご自分の希望を書きとめておきたいと、エンディングノートへの期待感も膨らんできています。
 
 エンディングノートとは万が一の時や自分での判断力を失った時のために、伝えるべきことを書き留めておくノートですので遺言書のような法的な拘束力はありませんが、残されたご家族や周りの方々がどうすればよいのかの手がかりになります。
 ご葬儀に関してはどのようにしたいのか。葬儀社、宗教、戒名、祭壇、お料理、柩、ラストメイク、骨壷、お香典etc. 一つひとつご自分の気持を伝えておきましょう。
 但し、ご葬儀を執り行うのは残された方々ですので、書いただけではほんとうにやっていただけるのか少々不安にもなってきます。
 疑問を感じたら、葬儀社に生前予約をされておかれるのも一考だと思います。
 また、直葬だ、無宗教葬だというような、周りの方々のご理解を得る必要のある場合はあらかじめ希望を伝えて協力を得ておく必要もあるようです。
 ノートにはご葬儀だけではなく、老後の介護、終末医療、献体、お墓、財産、保険、ご親戚との付き合い方等。どの様にしたいのか、
 抱える問題は山ほどありますが、自分自身が整理され、これからの生き方も積極的になれると書いているうちに気が付きました。
 能書を並べている間があったら、私も将来のために書いておかなくてはと・・・。