直接会うということは、安心につながると思います

 センターの賛同葬儀社さんは、お申込みを頂いた際に必ずセンターの代表と直接面談していただいてから登録という流れを踏んでいます。
 これは、その葬儀社さんがどのような社なのか、担当の方はどんな方なのか、また逆に葬儀社さん側からも、センターがどのようなところなのかなどを実際に見て頂くためです。

 私自身はご面談の際にはほとんど同席しておりませんが、後日、機会を見計らって、こちらから、会社がどのようなところにあるのかなども併せて把握させて頂くためにお邪魔させて頂いています。
 最初はメールや電話だけでのやり取りでも、やはり実際にお会いすると思っていた印象と全く違っていたりすることも多く、ご葬儀についてもどのように考えられているのかなどの詳しい話しを聞くことにより、距離が縮まり、ご紹介させていただく際に、ご相談者へ更に深いご紹介が出来るようになると実感しています。

 センターでは、事前のご相談の際、お時間やお気持ちが許すのらなば、出来るだけご紹介社の担当者や、ご自身でお探しになられた葬儀社の「担当者」と直接お会いいただくことをお勧めしていますが、これも、メールは電話、また、葬儀社のホームページなどではわからない、担当者の対応なども感じていただければと思い、可能な限りではありますが、積極的に担当者とお会いいただくことをお勧めしています。
 事前に葬儀社の担当者とお会いいただくのとそうでないのでは、いざご葬儀という段階での安心感は違ってくると思います。

データの整理

 最近、テレビはあまり見なくなったのですが、たまたま自動で録画されていた中に「デジタル遺品整理」というタイトルの番組があったので見てみました。
 「終活」というワードにひっかかって録画されたようで、終活のなかの一部として取り上げられていました。
 以前、知人が終活セミナーをやるというので、参加させていただきましたが、その時の主なセミナーの内容は「デジタル遺品整理」でした。
 最近はデジタル遺品整理の業者さんも増え、アプリまであるそうで・・・。
  
 今ではほとんどすべての事がIDとパスワードで管理され、また、同じパスワードは流用しないほうがいいなど、自分が登録したパスワードでもつい忘れてしまうことが多々あるわけで、自分が亡くなった後に家族がそれを導き出すのはほぼ無理なことだと思います。

 テレビでは、家族が遺したデジタル遺品が元で起きたトラブルの事例を放送していましたが、普通に考えただけでも、「今、自分が亡くなってしまったらどうなってしまうんだろう?」と思うものはたくさん思い浮かびます。
 やはり、一番有効なのは、大事なIDやパスワードはメモに記しておいて、そのメモのある場所を家族に伝えておく、ということだそうですが、家族に内緒でやっているアレやコレがある方は多そうです。

 何年か前、遠方に住む友人が急逝しました。実際に何度か会った事がありましたが、普段の主なつながりはブログでした。
 彼女はご主人と二人暮らしでしたが、ご主人は彼女がブログをやっていることを知らず、たまたま近くに同じブログ仲間がいて、ご主人も含めて家族ぐるみでお付き合いしていたこともあり、生前、彼女がブログをやっていた事を知らされ、彼女が遺したブログを目にすることができたことをとても喜んでいたそうです。

 これは友人がご主人に隠していたというわけではないものだったので、ご主人も喜ばれていましたが、「家族には見られたくないもの」をパソコンやスマートフォンの中に持っている人も多いのでは・・・。

 テレビやセミナーでも言っていましたが、遺された家族が更に悲しい思いをしないようにしておくことはとても大切だな、と改めて思いました。

式場の使い勝手。

 斎場の見学をさせていただいていますが、「よく使ってくれている葬儀社さんから『こうなっていると使いやすい』とか『ここが使いづらい』とか言われたんですよ」など、葬儀社さんから使い勝手がよくなることを指摘してもらい、改装したというお話しをいくつかの斎場でお聞きすることがありました。

 葬儀社さんは多くの式場を使っているので、とても参考になる意見のようです。

 先日伺った斎場では、式場の出入り口がひとつしかなかったころ、葬儀社さんから、「出入り口がもうひとつあるとお清め所への流れがよくなる」との意見から、式場の横にもうひとつ出入り口を作ったそうです。
 また、他の斎場では、3階に大きめの式場、2階にその式場用の会食所と、フロアが別れていたところ、会食所にしているフロアに小さめの式場があると、小規模な家族葬に使いやすくなるという意見から、2階を小規模な式場と会食所に変更したところ、今ではその2階部分が一番使用されているとのこと。

 昨年、古くからあった式場を建て替えてリニューアルしたばかりの式場にお邪魔した際に、式場の関係者の方から話しを伺おうとしたところ、先方から「どこか使いにくいようなところは無いですか?」と。
 葬儀社さんから、「大式場と小式場の間隔が狭いのでお互いの音が聞こえてしまう」という意見があったとのこと。
 そこで、改修するのは難しいので、防音のパーテーションを注文したそうです。

 式場側も、葬儀社さんも、葬儀をされる方の側に立って、ご葬儀というお辛い場であるからこそ、少しでも快適に過ごして頂きたいという想いが伝わります。

複雑な想い・・。

 葬儀の事前相談をされる方の想いは様々なものだと思います。
 「万一の時に慌てたくない」「葬儀で後悔したくない」「騙されたくない」など、大切なお身内のご葬儀を台無しにしたくないという強い思いがあるからという一方で、ご対象の方が頑張っているのにという思いの中で複雑なご心境の中で「葬儀のことを考えていいものなのか」と思われながらご相談される方もいらっしゃいます。

 ご対象の方がご入院され、ご心配な状況である事、また、ご高齢ということもあり、万一の時に備えてということで承ったご相談がありました。
 お孫さんからのご相談で、お婆さまのご様子をお聞きすると声が詰まり、お電話でも本当にお辛い中でのご相談ということがわかります。
 ご相談当初、センターからは2社をご紹介させて頂き、それからしばらく経ったころ、そのうちの一社の担当者と直接お話しをして頂いた時点でご連絡を頂きました。
 センターからはもう一社もお会いいただいてお話しされてはいかがかとお勧めしましたが、相談をした担当者がとても信頼できる人だったということに加え、葬儀社の人と話をして、とてもエネルギーを使ってしまったので、また、その気になったらもう一社とも話しをすることもあるかもしれませんが・・・とおっしゃっていました。

 私達は、普段から葬儀についての話しをすることがあたりまえな環境にいるため、葬儀社の担当者との話しや問い合わせなども普通に行なっていることですが、本人が生きるために頑張っているのにという状況の中で大切な人の万一の事を考えなくてはならない、という複雑とは言い切れない感情の方にとって、葬儀社と話しをすること自体、とてもエネルギーがいることなんだと改めて感じました。

 センターでは、葬儀社をご紹介した後に、できれば担当者と直接お会いしていただいて、ご相談することをお勧めしていますが、ご相談者側の気持ちにもう一歩踏み込んで対応できるよう心がけなくてはと思います。

アドバイスに活かせるように。

 最近、斎場の見学や賛同葬儀社さんの会社に行って話を聞いたりなど、色々な話しを伺う機会が多く、とても勉強になります。
 それぞれの立場から、葬儀をされる方の要望や気持ちを汲み取って、出来る限り熱心に対応しているということがよくわかります。
 
 最近の斎場はバリアフリーに対応している所もずいぶん増えてきました。会葬される方が高齢だったり、お身体が不自由な方でも大切な方をきちんと見送れるような配慮がなされています。
 もちろん、まだエレベーターが無く、式場と会食室が1階と2階に分かれていたりする所もありますが、少人数なら出来るだけすべて1フロアで完結できるようにしたり、車いすの移動にスタッフが介助したりなどソフトの面で出来る限り対応したりなどの工夫もあるようでした。

 つい先日伺った葬儀ホールは、オーナーさんをはじめ、スタッフの方々の細やかな心くばりが随所でうかがえる、とても気持ちの良い空間になっていました。
 全体的に明るい雰囲気で、各フロアのところどころに使い捨てのおしぼりが配置され、わざわざ手を洗いに行かなくても気持ち良くいていただけるようにされています。
とても小さな気遣いですが、ホールを利用される方側の気持ちになって、ご葬儀という悲しい状況の中で、少しでも快適に過ごして頂きたいという気持ちが伝わってきました。

 ホールの見学を終えて帰る際、出入り口のドアを開けるときに、私が“このドア、引くんだっけ?押すんだっけ?”とガタガタやっていたところ、ホールのスタッフさんが、「あっ!そうか、そうですね!書いておかないと分からないですね!」と・・。
 結局、そのドアは横にスライドするものだったのですが、私がガタガタやっていったのを見て、こういう人もいるという、とても小さなことに気がつかれたようです。
 恐らく、今頃そのドアには開く方向の「矢印」が書かれていることと思います。
 このホールはこれからもどんどん進化していくだろうなと思いました。

 このような経験も、ご相談のアドバイスに活かしていければと思います。

満足・不満足

 先週もいくつかの斎場や賛同葬儀社さんの訪問に行ってきました。
 急なお願いにもかかわらず、お伺いさせて頂いた斎場や葬儀社さんはとても熱心に対応して下さり、葬儀社として、斎場として、葬儀をされる方々のために頑張っている姿を見させて頂きました。
 
 以前、「葬儀屋なんてどこも同じでしょ、電話帳を見て近い所に電話すれば葬式はやってもらえる」というお電話を頂いたことがあり、このことは何度かブログでも違う意味合いで書いたことがありますが、なぜか今でもずっと気持のどこかに引っかかっていて、消化できていないフレーズとして残っています。

 葬儀屋さんはお葬式をやるのが仕事ですから、お葬式はやりますが、「どこも一緒」・・・?
一緒なのか、違うのか・・・

 葬儀を経験された方で、次の葬儀も同じ葬儀社に依頼される方は多いと思います。
 その方々は、「とてもよくして頂いたので」「前にもお願いしたから」「特に不満もなかったから」「他に頼むところが分からなかったから」などの理由から同じ葬儀社に依頼されるのだと思いますので、それは最初に安心な葬儀社に出会えたということで、それはとても良かった事だと思います。

 ただ、残念な事に実際に葬儀で後悔されたという方から、「今度の葬儀では同じ思いをしたくないので」というご相談を頂くことがあるのです。

 葬儀屋さんがどこも同じならば、このような満足、不満足は生まれないのでは・・と。

 葬儀屋さんはどこも同じではありません。また、葬儀をされる方も環境や状況、要望なども同じではありません。
 そして、満足・不満足は人によって感じ方が違うと思います。

 「電話帳を見て近い所に電話すれば葬式はやってもらえる」、確かにそうですが、ただお葬式をやってもらえればいいというわけではなく、きちんと対応してもらいたいと思われれいる方は、葬儀社を選ぶことを考えて頂けるといいなと思っています。

 一生懸命になってくれる葬儀社さんはたくさんあります。

葬儀社さんのこだわりは。

 生花祭壇を選ぶ方が多くなってきてから、ずいぶん長い年月がたち、葬儀社によって色々とこだわりを持って祭壇を作っている所も多くなってきたように思います。

 センターの賛同葬儀社さんの中でも、生花祭壇にちからを入れている葬儀社は複数あり、そのこだわりについてはさまざまです。

 以前、葬儀社の担当者から伺った話しでは、お父様のご葬儀よりお母様のご葬儀のほうが祭壇のデザインやお花の色味などの希望をおっしゃる事が多いように思いますとのこと。
 ご生前、花が好きだったので、庭にはいつも母が育てている花が咲いていたのでなど、お母様をイメージできるお花があるからなどの理由があるからかもしれません。

 また、他の葬儀社さんにお邪魔した時にお聞きした話しでは、生花祭壇に使う花は、リクエストが無い限り、「百合なら、誰が見ても百合と分かるものを、バラならば遠くから見てもバラと分かるものをなど、花に詳しくない方でも何の花が使われているかわかりやすい種類の花をつかうようにしています」とのことでした。
 百合といってもその種類は多く、ぱっと見て百合と分からないかもしれないようなものもありますが、誰が見ても「百合」と分かれば、「綺麗な百合の祭壇」と印象に残して頂けるかもしれません。
 小さなこだわりかもしれませんが、そんなこだわりも心づかいのひとつにつながるように思います。

 規模やプランによって祭壇のデザインや大きさが違ってくる生花祭壇ですが、その故人様のためだけに作られるものですので、故人様のイメージで作って頂くのもいいかもしれません。
 お花の色味などは、ほとんどの葬儀社さんで希望に対応して頂けます。

斎場の訪問

 長かったゴールデンウィークも終わり、今日から日常に戻られた方も多いかと思います。
 私もこの間、後半にお休みをいただき、リフレッシュさせていただきました。
 
 休みが明けたので、これから数週間、暑くなるまでの間に出来るだけ斎場に訪問し、センターのサイトに反映させていく予定です。
 センターへご相談されるほとんどの方は、インターネットでセンターの存在を知って下さり、サイトを見ていただいたうえでご相談されています。
 そのため、センターのサイトはご相談者の状況がどのような場合でもご参考にして頂けるようなものにしていかなくてはなりません。

 まだまだ、改善するところはたくさんありますが、まずは足りない情報を追加するということで、斎場案内のページから「準備中」のページをなくすために、斎場取材に行ってきます。

 普段はデスクワークでかなりの運動不足になっているので、身体を動かすいい機会にもなると思いますので・・・。

葬儀社が遠いので・・・

 以前、都心の病院でお身内の方がお亡くなりになり、病院に入っている葬儀社と話しをされたところ、葬儀社の所在地がご自宅から離れていたことで、できれば自宅近くの葬儀社がいいのでとご相談を頂いたことがありました。
 自宅から近い葬儀社のほうが、なにかあってもすぐに対応してくれると思うからということがこのご相談者が近くの葬儀社にしたいということの理由でしたが、実際にはそれだけでなく、近隣の状況に詳しいことによるメリットなどもあります。
 地元に詳しく、近隣の斎場に精通しているからこその臨機応変な対応も期待できるかと思います。
 例えば、ご葬儀後にご家族・ご親族の皆様と食事に行きたい等のご要望にも、近隣の料理屋さんを紹介できるなど、ご葬儀前にはお考えになられていなかった急なご要望にもスムーズに対応していただくことが可能になる場合もあります。

 基本的に、公営斎場や民間の貸式場などはどこの地域の葬儀社でも対応することができますが、遠い斎場の場合、使いなれているかという点については不安があります。
 ネットなどで広域の施行範囲を謳っているところなどもありますが、その会社がどこにあるのかなども調べたほうがいい場合もあるように思います。

 先日、都心の病院でお亡くなりになり、ご自宅がある府中で葬儀を行いたいとご相談を頂きました。ご相談者は、最初、病院に入っている葬儀社さんにご依頼するおつもりだったとのことでしたが、府中はここから遠いので対応は難しいと断られてしまったとのこと。
 センターからはご相談者が希望されている斎場にとても精通し、すぐに対応出来る葬儀社をご紹介させていただき、無事にご葬儀を終えられました。
最初に断られてしまった時には、ご家族はとても心配になられたことと思いますが、無理に対応してもらったところで満足のいくサービスは受けられなかったかもしれません。

 葬儀社とのお付き合いは、ご家族によっては葬儀後にも長く続くこともあります。
 信頼できて近くにある葬儀社を選ばれるのが安心につながるのではないかと思います。

担当者が変わる不安・・

 先日、某サイトより、第三者による不正アクセスがあり、クレジットカード情報を含む個人情報が外部に流出した可能性があることが判明し・・・・というメールが届きました。
 流出した情報の中に私の個人情報が含まれているとのこと、慌ててクレジットカード会社に連絡し、カード番号を変更する手続きをしたのですが、たったこれだけの手続きをするのに小一時間もかかってしまいました。
 「順番にお繋ぎしますのでこのままお待ちください」のアナウンスから約十数分後、まず、オペレーターにつながり、用件を伝えると、担当部署にまわされ、そこで本人確認と簡単な説明を受け、今度は再発行の部署に、とまた他のところにまわされて、やっと再発行の手続きがおわり、そこで、1カ月ほどは今のカードもそのまま使える状態という説明を受けたので、その間に不正使用された場合はどうなるのかと聞くと、ここではわからないので、先ほどの部署に・・・と。
 15分くらいで終わると思っていたことがそんなこんなで、待ち時間も含めて約1時間もかかってしまい、イラッとしたわけですが、各担当者が親切に対応してくれた事が救いです。
 そのカード会社もいろいろな問い合わせがあるわけで、一人の担当者がすべての質問に対応するというのはなかなか難しいこともあるのでしょう。会社の規模が大きければ大きいほど、担当部署が細かく分かれるというのは仕方が無いことなのですね。

 葬儀社でも、最初はオペレーターや担当ではない人が電話を受け、「担当者から折り返し連絡します」という対応をされている所は多いと思います。
 以前、事前のご相談を頂いた方の中に、センターへご相談される前の段階にご自身で何社か問い合わせをしたが、どこの葬儀社も最初に電話に出た方が相談に対応出来る方ではなく、担当者から折り返し連絡しますと言われて、万が一の時にもそうなるのかと心配してしまったとおっしゃっていた方がいらっしゃいました。
 また、他のご相談者ですが、電話をするたびに違う担当者だったことが不満になり、一人の担当者がすべて対応してくれる所をお選びになられたという例もあります。

 葬儀社に限らず、どのような場面でもスムーズな対応というのは大切な事と、改めて実感しました。