ご葬儀担当者とご相談者の間には・・・。

 「毎日の様に喪主様から御相談の電話を頂いております。お位牌のこと、49日の法要、新盆の事等、御葬儀後の多岐にわたる様々な御相談で、こちらも勉強になります」

  施行担当者からお母様の御葬儀後の報告を頂いて4年余り・・・。

当時余りに頻繁な御相談で、担当者の次の仕事に差し支えるのではと心配し、担当者に連絡したところ「大丈夫です。ご納得のいく迄1つ1つご相談に応じています」と、明るい声が返ってきて、御紹介した当方も思わずホッとしたのが、昨日の様に思われます。

 お母様より先にお亡くなりになられたお父様のご葬儀の際、町内の葬儀社さんに全面的にお任せし、多額の費用を請求された苦い経験をお持ちのご相談者は、身近に御相談される方がいらっしゃらないとの事で、御紹介した担当者に全面的な信頼を寄せ、大変ご満足されたとのご報告を頂いておりました。

そのご相談者の御葬儀が先日執り行われました。

 予想だにしなかった4年後のめぐりあわせに、担当者の「一生懸命務めさせていただきます」の言葉が心に響きます。

 昨今、ネットでご葬儀のお値段を見比べながらお問い合わせを頂くことが多くなりましたが、ネット上の数字だけでは伝わりにくいのも、御葬儀の特徴です。

 しかも御葬儀だけはやり直しがききません。

 以前、当センターの賛同各社にお伺いした折、担当者が異口同音におっしゃっていたことは、先ず常に担当者自身に「御葬儀とは・・・」という問いかけをされているとのこと。

 「常にお客様の身になって考え、自分達は悲しみを癒すお手伝いをする立場であると認識していると・・・」。

お料理も祭壇も重要ですが、御相談を受ける担当者の気持ちが1番大事で、ご相談者のお気持ちをガチッと掴むことが出来れば、よほどのことがあっても大丈夫ですとはベテラン担当者のお言葉です。

 又、別の担当者は各々のご家庭の事情もあり、御葬儀とは常にこういうものだという押しつけは致しません。どのように送ってあげたいかから始まり、後でこうすればよかったと言われないような、後悔のないご葬儀を心がけているとのこと。

 当センターでは賛同社になっていただくにあたり、担当者との面談を重要視しており、御葬儀に向かう気持ちを大事にして、ハウツー 式の表層だけに惑わされない担当者の御紹介しております。

3密(密集、密接、密閉)の中での御葬儀は・・・。

 今年に入り、コロナ騒動以後、御葬儀の世界も大分様相が変わってきています。

 「密集、密接、密閉」の状況を避けるため、御葬儀を執り行う側、ご出席される側とも双方でためらわれ、中には御出席者10名以下と限定される式場も出てきているとの由。

 通夜のお食事を省き、1日葬が主流となり、家族だけでお見送りされ、永年の友人・知人の最期のお別れもままならない状況はいつまで続くのでしょうか。

 以前、闘病中の御父様の万が一を鑑みて、あれこれ悩まれた末、「今すぐという程ではないが、父の為にも出来るだけ慌てないで対処したい」との御相談を頂きました。

 一方のお父様は一抹のさびしさをこらえて、長年の看病疲れのお母様の為にも、最期は家族だけで静かに見守ってほしいとのご要望を寄せていらっしゃったとのこと。

 ご相談者は、病院に日参される一方で、万が一に備え当センターに御相談されているご自身の行動に対し、当初自己矛盾に陥っていたが、センターとのやり取りの中で、次第にあらかじめ知っておくことが、ひいてはきちんと送ってあげることに繫がるんだと思うようになり、家族だけでお見送りすることも大事だが、長年のお付き合いの中で最期のお別れをされたい人の気持ちを汲んであげることも大事と思うようになられたとの由。

 ご相談者からは「お見舞いも拒否され、最期のお別れも出来ないなんて辛すぎる」との申し出に「どうぞお願いします。お越しください」と言えたことで、一生の悔いを残さずに済みましたとのご報告を頂きました。

 3か月後の御葬儀ではご親戚の方々、古くからの友人・知人が馳せ参じ、久しぶりにお会いされた通夜の晩、皆様は大広間にて雑魚寝され、さながら合宿所のような様相を呈し、翌朝はバケツリレーよろしく、皆様の手で大広間にお布団の山が築かれたのは、圧巻の一言だったとの由。

 思い出深い最期の晩が、皆様の心に刻み込まれたのは言うまでもありません。

梅と供養とコロナの関係は・・・。

 入梅前のつかの間の青空が顔を出しても、今年はいつもの年とは違うコロナウイルスとの戦いという難問に戸惑い、困惑している毎日が続いています。

 テレビの報道番組は、相変わらず刻々と変わるコロナ報道に一喜一憂の様相を呈し、中には規定で、お葬式の出席者人数に制限を設けた国も出てきているとの由。

 そんな状況下の中でも季節は巡り、今年も実家から梅の実が送られてきました。

 部屋いっぱいに広げられた梅の実は日が経つにつれ、芳醇な香りに包まれ、後は「梅仕事」を待つだけとなりました。

 この時期に梅の実を使って梅干しや梅酒、梅ジュース等をつくる作業を、昔から「梅仕事」と称し、特別視されていたとも伺っています。

 私事で恐縮ですが、実家の母が元気な頃植えた梅の木も、母の手入れのおかげで順調に伸び、いつの間にか実を結び、最盛期は優に100㌔以上も収穫される程に成長し、当初見向きもしなかった梅の実ですが、10年ほど前から友人知人に「母の供養のために・・・」と半ば強引に、お配りさせて頂くようになりました。

 しかしながら、母の死後は手入れもままならず、年により当たりはずれが多くなり、それでも不肖の娘は梅の収穫に合わせ、季節外れのお墓参りを兼ねて帰郷しておりましたが、今年はコロナ騒動で身動きが取れず、残念ながら次回へ繰越となってしまいました。

 代わりに梅を介して友人知人の近況報告が続々と届いています。

 皆さん一様にコロナ騒動で鬱々としていた気持ちを切り替えるチャンスとなり、「お墓参りの節はよろしくお伝え下さい・・・」との由。

 「お母さん、コロナ騒動が一段落した折には、お墓参りに伺います」

 久しぶりに元気をもらい、当方も皆さんに負けず、明日からはいよいよ梅仕事を始めます。

5月の薔薇

 五月晴れの空の下、鎌倉の料理教室に伺う道筋は垣根越しに色とりどりの薔薇のお花が咲き乱れ、暫し足を止めて見入っていたものでした。

 コロナ騒動で外出自粛の中、1年前の光景が、遠い昔のように思われる昨今ですが、薔薇の季節への想いはお花の中でも格別なものがあるように思われます。

 お花が欠かせない御葬儀では薔薇にはトゲがあり、お花は鮮やか過ぎて向かないとまで言われておりましたが、最近ではあえてご利用になられ、時には薔薇でなければ、成り立たなかったのではと思わせる程のインパクトをもたらす場面も度々目にするようになりました。

 無事御葬儀が執り行われましたとご報告頂いた担当者から渡された1枚の写真には、思わず見入ってしまいました。

 そこには棺の蓋が黄色の薔薇の花で埋め尽くされるほどの見事な花束が映し出されていました。

 奥様の誕生日に歳の数だけ毎年薔薇の花をプレゼントし続けてきた御主人へ、奥様からの最初で最後の贈り物とのこと。

 ご逝去された御主人のお歳に合わせた60本の薔薇が奥様の想いを全て語っているようで、思わず胸が熱くなる思いをしたものでした。

 又、以前立会いでお伺いした御葬儀では棺の周りを白い薔薇で飾り、御葬儀の進行も自分達で執り行いたいとの御希望をいただきました。

 1日だけのお別れ会形式で執り行い、写真は撮らず、一切のものを残さないとの御葬儀では、ご喪家の御希望で献花も最後の棺へのお花入れも白い薔薇の花で統一されました。

 白い薔薇の花で埋め尽くされた中、最後に奥様が手向けたのは真っ赤な一輪の薔薇でした。

 もの言わぬ1輪の薔薇に全ての想いが込められているようで、その鮮やかさに暫し見入っていたことが、昨日のことの様に思い出されます。

 そんな想いの中、今年は横浜イングリッシュガーデンの薔薇、友人宅の丹精込めた薔薇等、いずれも伺えませんでした。

 来年こそは5月の薔薇を心ゆくまで堪能したいと思います。

コロナ騒動余波

 今年に入り拡大続けているコロナ騒動は、日常生活に新たな問題を次々と派生させてきているようです。

 5月14日、連休明けの1週間後、全国39県では新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が条件付きで解除となりましたが、関東地区では依然として東京を始め神奈川、千葉、埼玉が全国的な基準値を上回り、解除が見送られてしまいました。

 様々な世界に緊急を要する様々な問題が派生しており、ご葬儀の世界も、例外ではありません。

 万が一、コロナが原因で御逝去された場合、御家族の方々は御臨終にも立ち会えず、さらに最期のお別れもままならず、法定伝染病の際と同じく、ご遺体は24時間以内に非透過納体袋に入れられた状態で、荼毘に付されるという慌ただしい形が取られます。

 一方、御葬儀の担当者間でも問題が出てきているようです。 

 死因を特定できない場合、通常ご遺体は管轄の警察に運ばれ、警察にて検査を受けますが、このご時世ですので、万が一を鑑みて血液検査を執り行った場合、結果が判明するのを待つ間、通常6~7時間を要しますので、その間も、担当者はご遺体の搬送、ご遺体の近くで御葬儀の準備をされたり、時にはご遺体と接する場合もあり、感染が判明するまでの間、ご遺体との密着度が心配されているとのことです。

 また、御葬儀をお受けする式場サイドでも、ご出席者10名様以内でお願いしますと人数制限をされるところも出てきていると伺いました。

 ご喪家も万が一を鑑みて、ごく内輪のお身内のみに限定される場合が多くなりました。

 先日、お父様の万が一を鑑みて御相談を頂いた方からは、このご時世ですので、直送にて御家族のみでお見送りし、後日お別れ会のような形を御希望されているとのお話しをお伺いしました。

 1日でも早く、多くの方とお別れ会ができる状況になることをお祈り致します。

小規模でも心に残る御葬儀を・・・。

 世界中に蔓延拡大していったコロナウイルスは終息の方向に向かっているとは言え、まだまだ予断を許さない状況ですが、早くも各国共しびれを切らしたように徐々に対策の手を緩め、日本も4月7日に出され、5月いっぱいまで延期をされた、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を、1日でも早く解除されたいともがいている様子が、マスコミを通じて報道されています。

 必要以外の外出自粛要請で自宅待機が叫ばれておりますが、そんな中でも冠婚葬祭の御葬儀だけは延期が出来ず、待ってはくれません。

 お世話になった方々と最期のお別れをされる御葬儀では、密接・密集を避けるため、出来るだけ少人数でのお見送りを余儀なくされ、半年前には想像さえしなかった御家族のみでのお別れの例も少なくありません。

 そんな中でも御葬儀の進行は極端な話、経験が浅い方でも進行表通りに進めば問題はありませんが、少しでもご喪家やご出席の方々の心に残る御葬儀を執り行えるのは様々な経験を積んだベテランの担当者に軍配が上がるのではと存じます。

 ご喪家のお気持ちをいち早く汲み取り、適切なアドバイスは勿論のこと、それに伴うメリット・デメリットも含めてご相談にのり、ご相談者のよき伴走者として、臨機応変な対応が可能なのもベテラン担当者のなせる業の一つだと存じます。

 当センターのアンケートからも、ベテラン担当者のアドバイスに多くの賞賛をいただいております。

 「母はこういうご葬儀がしたかったんです。有難うございました」

 親戚からも「心に残る御葬式でした。ぜひ紹介してほしいと言われました」。等々

 様々な問題が降りかかってくる中、さあ、ベテラン担当者の出番です・・・。

コロナ騒動下での御葬儀は・・・?

 季節もよく、毎年楽しみ満載のゴールデンウィークに突入しましたが、今年は一変して忍の一文字のお休みになってしまいました。

 コロナウイルスの増殖はいつまで続くのだろうか。

 日本の対応は大丈夫でしょうか。

 テレビを通してゴーストタウン化した街中や、二転三転している政治家のやり取りを眺めていると、長期化の覚悟を決め、その先に待ち受けている時代の変化を読み取って、リーダーシップを発揮できるのだろうか。

 これからは“更なるウイルス有りき”の時代をどう乗り越えていくのだろうか。

 諸外国の粗削りながらもダイナミックな動きを見ていると、一抹の不安を感じている昨今でもあります。

 コロナの拡大防止策で3つの“密”が揃う場所は集団感染の率が高いので、暫く避けてくださいとのお達しが出ていますが、本来、御葬儀ではこの3つの密が揃う場面のお別れこそが印象深く、ご満足のいくお別れであったはずなのにという皮肉な現象が起きてしまいました。

 コロナ騒動以前は式場確保も難しく、御葬儀まで1週間以上も待たされるということも度々ございましたが、最近は会社やお仕事関係の方がお集まりいただく一般葬は姿を消し、お身内だけの御葬儀に切り替わり、通夜のお食事も省かれ、御葬儀後の精進落としもお持ち帰りいただき、そのかわり、少人数でゆっくりした時間が取れ、ご会葬の方は密にならないように、お1人づつゆっくりとお別れができる方向へと転換されてきているようです。

 さらに、お越し頂くご会葬の方にご迷惑が掛かってはと、お式を省き、御家族だけでお見送りをされる直葬も大分増えている傾向にあると伺っております。

 また、取り急ぎ先に火葬をされ、日をあらためて御骨の状態で御葬儀をされる骨葬も地域によりございますが、コロナ終息時期も定かでない状況下では、御葬儀にお集まりいただくこと自体が問題となりますので、中々解決までには結びつかないようです。

 コロナ騒動は、従来の御葬儀の在り方を考えさせる機会になるのでは・・・。

 そんな想いも致します。

続くコロナ騒動・・・。

一向に減る気配がないコロナの猛威も5月連休の山場を迎え、ここで食い止めなければとの皆様の意識も高まり、諸外国の対応にようやく足並みを揃え、厳戒態勢に入ってきました。

コロナ感染から身を守るにあたり、様々な集まりも中止や延期が余儀なくされ、遊技場等においては警告を無視した業者の名前を公表する地域まで出てきていますが、御葬儀だけは執り行わないという訳には参りません。

その対策として、式場の多くはご列席の方々の接触を出来るだけ避け、人と人との間隔を取り、通夜を省いた1日葬が多数を占め、さらにお式を省き、火葬30分前に直接火葬場にお越しいただく直葬に切り替えるご喪家も多くなってきました。

さらに、コロナに感染された方の中には軽い症状の方も急変される場合が報告され、免疫力の低い方、お年を召した方の死亡率が高いとのご報告がなされています。

伝染病で御逝去された場合は病院から直接火葬場に運ばれ、御家族・御親族の最期のお別れもかなわず、火葬後の御骨拾いも難しい状況です。

戸惑いと焦燥の中でお別れが不可能な場合を鑑みて、一部地域で執り行われている火葬後に御葬儀をされる骨葬も考慮の対象になりつつあるようです。

今後の御葬儀の在り方も、コロナ騒動を機に変化を見せてくるのでしょうか。

コロナウイルスが騒がれている中、先日90歳の卒寿を迎えられた大先輩からお手紙をいただきました。

卒寿を過ぎてもお元気で活躍されている先輩も、コロナ騒動で外出もままならず、自宅待機を余儀なくされ、仕事場や趣味の教室には行かれない代わりに、今までつんどくになっていた読みたい本を片っ端から読破され、友人に手紙を書き、お使いを口実に駅前スーパー、郵便局、銀行と1日5千歩前後歩き、自家製マスクづくりに精を出していらっしゃるとのこと。

若輩の繰り言を受け止め、無言の叱咤激励に感謝しております。

当方もコロナ対策としてまずは自家製マスクづくりから始めてみましょう・・・。

コロナとベテラン担当者

 コロナウイルスの勢いはまだまだ止まる気配がありません。

 日本中自粛ムードの中、様々な催しの延期や中止が相次いでいますが、御葬儀だけはどんなに縮小してもやめるわけにはいきません。

 葬儀場も御葬儀を執り行うにあたり、葬儀・告別式を縮小し、通夜を省いた1日葬を推薦されたり、対するご喪家側も御会葬の方々を10名様以内に押さえ、御家族のみでのお見送りに変更され、精進落としもお持ち帰りにされたりと双方ともできる限りの自粛を促しているご様子とのことです。

 つい先日までは多分コロナ騒ぎも一時的なもので、取り急ぎ、先に荼毘に付し、後日コロナ終息の折を見計らって送る会を執り行えれば、との楽観的なご意見も多く聞かれましたが、昨今はそれも何時になるかままならない状態です。

 ならば、後に後悔が残らず、できる限りシンプルにそれぞれの御喪家のご要望に沿った最期のお見送りができます様に・・。

 ここは御葬儀に関し、様々な経験をされてきたベテラン担当者の出番です。

 御家族のあり様が一軒一軒違うように、御葬儀も夫々に違いがあり、一口に家族葬と言ってもご要望は異なります。

 どれだけご喪家のご要望に耳を傾けることが出来るかが焦点になり、ご要望を素早く汲み取り、その場その場での咄嗟の判断で臨機応変な対応が出来るのも、様々な場を踏んできたベテラン担当者のなせる技ではないでしょうか。

 センターが御葬儀後にご喪家にお願いしているアンケートでも、ささやかな事も見逃さないベテラン担当者の心意気に感動された、との投書が数多く寄せられています。

 皆さん、一緒に頑張りましょう!

直葬と最期のお別れ

 コロナ対策で人の集まる場所は暫くの間極力避けるか、集まりを延期してくださいとの通達が出されましたが、御葬儀だけは待ってくれません。

 ご喪家側も、御葬儀にどの程度お呼びしてよいものか、難しい状況に直面されていらっしゃることと存じます。

 お呼びする方も、ご出席される方も戸惑われる中、ならばいっそのこと、思い切って御葬儀のお式を省いて御家族のみでお見送りをと直葬のご要望が一気に増えてきつつあると葬儀社の担当者から伺いました。

 ところが、火葬場でのお別れは、すでに別な場所にてお別れが済んでいることが前提ですので、火葬場でのお別れは10分程度と慌ただしく、直葬の場合は最期のお別れもままならないのが今までの現状でした。

 都会では住宅事情等もあり、ご葬儀までの御安置先として、ご自宅以外をご指定されるご喪家が多く、ご自宅以外の御安置先としては葬儀社さんの自社安置所又は葬儀社さんご指定の安置所が挙げられています。

 また、安置先によりそれぞれですが、ご面会の時間等にも制限があり、なかなかご納得のいくお別れができにくいのが現状でしたが、最近では直葬も視野に入れて、最期のお別れを出来るだけご納得のいくような形に持って行く葬儀社さんも増えて参りました。

 火葬当日、ご遺体を自社式場や安置室に御安置され、ご出発30分程前に棺の蓋を開けゆっくりとお別れのお花入れが出来るお別れ式が可能になったり、安置所が住宅地にあり、火葬場ご出発当日ですと黒服が目立つとの配慮で、前日にお越しいただき、1時間以上ゆっくりとお別れができる葬儀社さんや、火葬場ご出発前にお別れ式ができる安置所等も増えつつあり、ご喪家の御要望に合わせた様々な工夫がされて来つつあるようです。

 時代と共に御葬儀の傾向も変わってきました。

 10年前、直葬に対し、認める、認めないで大激論されていたラジオの深夜番組が懐かしく思い出されます。