藤沢市斎場の小ホール和室での葬儀に立ち会いました。

 藤沢市斎場での会葬者25名程の通夜に立ち会いました。斎場施設を写真に撮ろうと思い、なるべく明るい内にと早めに伺いました。斎場前方は青々とした芝生で起伏のある広い空間がひろがり、思わず散歩に出たくなるような所です。

 依頼者のご要望は病院での支払いにかなりな金額を使ったので、なるべく予算を抑えたい意向でした。

 式場は小ホールの和室を40畳の式場と20畳のお清め所用に仕切って使い、式場の上がり口に焼香台を置き、一般会葬者は靴を脱がずに焼香をして、お隣のお清め所でゆっくりくつろぐようになります。喪主と息子さん共々、上がり口にハの字に並んで会葬者をお迎えします。脇で拝見していると、和室の式場での通夜は、寺院の会館とは違った趣があり、自宅にご住職や会葬者を招いているような錯覚を起こしそうでした。

 葬儀社の担当者はなるべく依頼者の意に沿うようにと白木祭壇に花を沢山飾り、かなりサービスをしましたとのことでした。

 故人が好きだった白とピンクと黄色の花に囲まれた祭壇に依頼者は大変満足されたようです。

 駐車場が広く、会葬者の大方は車でいらっしゃいますが、こちらからマイクロバスに乗り、火葬場を往復し、改めてこちらで解散となることが多いようです。火葬場には貴重品だけを持って身軽な感じで行かれるようです。

※藤沢市斎場の斎場案内は、藤沢市斎場のページになります。

サポートセンター江東での家族葬の通夜に立ち会いました。

 サポートセンター江東での会葬者19名程の家族葬の通夜に立ち会いました。ご喪家の要望がお亡くなりになった日の夜に通夜・翌日葬儀ということで日程を第1に考慮し、空いている式場を探すことが先決になりました。幸にご希望のこちらのサポートセンターが空いていましたので直ぐ決まりましたが、火葬場のほうは瑞江葬儀所に翌日空きがなく四ツ木斎場になりました。

 費用の面もできるだけ安くということで、1番シンプルなコースが選ばれたようです。花祭壇はほとんど白1色でしたが、季節柄スッキリした清涼感と白百合の気品ある重量感でまとまりました。

 ご住職は葬儀社の方で手配しましたが、お寺さんの都合がつくか心配でしたが上手い具合にお願いできましたと担当者は話していました。初七日の法要は告別式の後、繰り上げでおこなわれるようでした。

 バリアフリーとしてエレベーターは大丈夫でしたが、3階のトイレは車椅子の方に少し狭く、介護の手を借りる必要が出て思わぬ時間が掛かり、そのための時間待ちになり、式の開始に影響が出てきてしまいました。周りの配慮の必要性を実感しました。

 通夜が終わり、親族の方たちは思い思いに柩の故人との面会をし、話しかけていました。

※サポートセンター江東の斎場案内は、サポートセンター江東のページになります。

千葉県野田市の関宿斎場での葬儀に立ち会いました。

 千葉県野田市北部の関宿斎場のある田園地帯のこの辺りも新しい住宅が建てられ、家族葬が多くなり、周りの方にあまり知られたくない場合が出てきたようです。ご遺体は今回病院からご自宅に搬送されましたが、関宿斎場は棺の安置ができないので葬儀社の方でお預かりするケースが増えています。

 会葬者30余人の葬儀告別式に伺いました。ご喪家からは地方のご親族のために、土日を希望されたので、葬儀までに少し日数がありました。はじめ内々だけでやりたいとのことでしたが、葬儀社の担当者は内々で家族葬でやる場合でも、なるべく町内の方々にその旨をご連絡して下さいと申し上げていますとのこと。地域性もありますが、喪主の方の会社関係だけでなく、今回も町内会の方が2人ばかり手伝いにいらしたようです。

 親族のご焼香は着席のままなので、担当者は一人一人に配慮しながら焼香台をまわします。葬儀社の担当者は小規模でやっているので、以前施行した顔見知りの方に頼まれるとつい無料サービスしてしまってと言いながらも、色々と気配りしているようでした。

 お別れ花の後、ご遺族を代表してのご実家のお兄様の挨拶は、60代の若さで亡くなった弟への無念さが出席者の涙を誘っていました。棺は台車で隣棟の火葬場へと移ります。

 こちらの火葬場の場合、釜が古いので電気ではなく、自然に冷ますため、他の火葬場より少し時間がかかるとのことです。集骨のアナウンスから大分時間が経ちましたが、雲ひとつ無い青空と木立に囲まれた前庭では、ご親族同士の語らいが続いています。辺りはゆったりした時間が流れていました。

 都会と違いまだ地域性も残っていて、地域によっては前火葬も多く、火葬をしてから告別式をやり、土葬にする場合もあるようです。火葬を9時から、告別式を12時からやるような場合、時間が空くのでこの間に精進落しに代わる本膳「食事会」を済ませることもあるとのことです。

※関宿斎場の斎場案内は、関宿斎場のページになります。

逗子市にある延命寺遍照閣会館での葬儀に立ち会いました。

 故人が50代の女性の葬儀告別式に立ち会いました。通夜の会葬者はご主人の会社関係を中心に250名程になりましたが、告別式は親族、故人の友人等40人程が集まりました。

 菩提寺のご住職の関係で1日しか間が空けられなく、すぐ通夜になり、告別式も午後1時と指定され少しあわただしいものになりました。喪主のご主人も会社の経営者のため時間が十分取れないという事情もありました。葬儀社の担当者は「葬儀費用が決められ、金額を優先していったので心配しましたが知り合いの延命寺が借りられて良かったです。常に 金額以上のものを心がけています」と語っていました。

 ご主人は奥様の好きなブルーの色合いを中心にした花祭壇を大変喜ばれたようです。葬儀告別式の後そのまま続けて初七日の法要が行なわれました。葬儀の途中、火葬場の南部斎場より葬儀社サイドに火葬時間が知らされ、時間が少し引き延ばされましたが、そのため最後のお別れ花の時間はたっぷりとることができました。ご家族、ご親族の皆さんがそれぞれ柩の故人としばしの間ご対面し、思い出のアルバムなどを納めた後、お一人づつゆっくりとお花を手向けていました。柩の蓋を閉めたあともご主人と一人息子さんが身じろぎもせずじっと見入っている姿は胸が締めつけられるようでした。

 一般の会葬者の方はロビーでしばらくの間お待たせすることになりましたが、あくまでご家族、ご親族が中心なのであえてこのようにしたようです。南部斎場までは高速に乗ると5分ほどで着いてしまうので、ご喪家の了解の元、火葬場で順番を待つよりもこちらでのお別れ時間を十分取ることにしました。車でいらしたご親族もマイクロバスで南部斎場を往復、火葬を待つ間に休憩室でお食事会をして、こちらで解散ということになります。

※延命寺遍照閣会館の斎場案内は、延命寺遍照閣会館のページになります。

千葉市の常光閣での一般的な規模の葬儀に立ち会いました。

 常光閣での会葬者60名程の葬儀・告別式に立ち会いました。通夜の会葬者は70余名でしたが、息子さん達の会社関係の香典のお預かりが多く、返礼品は300個以上出ました。ご喪家からは供物の果物を小分けして火葬場から戻ってきた方々に分けてほしいとのことでした。果物籠は飾ってあるとあまり大きく見えないが、家に持って帰って持て余してしまうことが多いそうです。

 ご喪家には後で悔いが残らないように葬儀社の担当者は祭壇のコース以外のことも全て説明をするように心掛けているとのことでした。「コースの中のお花でもご要望があればなるべくそれに沿ってするようにしています。今回は花でラインを作って横に広げてもらうようにしました。籠花が多かったので白木祭壇に両サイドの籠花から花がつながったようなイメージの祭壇になり、喜んでいただきました」

 最後のお別れ花はご家族・親族の後、一般会葬者も「皆様に頂いたお花で入れてやってください」の司会者の言葉に続きました。親族皆さんの手で柩の蓋を閉めた後、喪主の奥様が窓を閉じ決断する姿は見ている方も胸が痛い思いです。

 火葬場へは式場に荷物やコート類を置いて、マイクロバスで往復し、式場で解散となります。

 以前は火葬場から戻って食事になりましたが、平成17年6月に千葉火葬場ができてからは、待ち時間に食事会として精進落しを済ませてしまうことが多いそうです。

 担当者は喪家からするとうるさがられるかも知れないが「手伝いの方への気配りや、お寺さんの事、お子さん達には葬儀が終ってお連れ合いやお年寄りが一人になった場合のケアをよく言って聞かせます。入院が長いので何ともないでしょうと言いますが、生きているのといないのでは全然ちがいますから。小さなことかもしれませんが常に気をつけています」と語っていました。

※常光閣の斎場案内は、常光閣のページになります。

永昌寺会館での身内だけでの静かな葬儀

 故人はまだ60代の女性の方で、依頼者は身内だけで静かに送りたいとのご希望でした。18時からの通夜の席に立ち会いました。
 ご喪家の要望は喪主の方もまだ若く、一人息子さんのため、できるだけ費用をおさえてほしいとのことでした。

 式場は小ホールを使用しましたが、お清め所、親族控室2間と設備が整って15万円はお手ごろではないかと葬儀社の担当者も推薦していました。また祭壇も15万円の黒塗りのものを使用し、祭壇上に白とピンクを基調にした花をあしらい両サイドの供花とのバランスもよく工夫され、配置されていました。特に黒塗りの祭壇は花をより際立たせて見せるようです。

 返礼品も即日返しにして、通常は2,500円位の品+タオルというスタイルが多いですが、今回は3,000円のもの一品にしました。

 ご住職の読経が始まって、5分後位から喪主、親族のご焼香に移りました。お一人ずつのご焼香は祭壇の写真とゆっくり対話しているようでもあり、悲しみの中にもお身内だけの温かさ、やさしさが感じられました。

※永昌寺会館の斎場案内は、永昌寺会館のページになります。

菩提寺を利用せず、桐ヶ谷斎場であえて葬儀をした事例

 桐ヶ谷斎場の雪の間を使用の一般葬(会葬者通夜150名、告別式60名)に立ち会いました。

 依頼者から電話連絡があったのは事後でした。故人は依頼者のお母様。依頼者の要望で葬儀社側には搬送のみの場合もありうることを連絡し、とりあえずご自宅に搬送してもらいました。先方はインターネットで当方が連絡した葬儀社をチエックし、担当者と話し合い、決められました。

 桐ヶ谷斎場はご喪家の要望です。菩提寺は式場を所有し、かなり格式があり、お寺サイドで執り行われると、高くつきそうなので、ご喪家側としてはまず式場を菩提寺と切り離し、葬儀社も菩提寺の紹介ではなく、ご自分たちで決めたかったようです。

 葬儀社の担当者もそのあたりのことを考慮し、菩提寺サイドとの打ち合わせに気を使ったと言います。「今回はお寺さんのご要望にのっとって、きちんとやることを心がけます」と菩提寺とご葬家、双方への気配りの程を見せていました。

 菩提寺からはご住職はじめ3人程いらっしゃって、戒名からも格式が高い葬儀でしたが、依頼者は施行の一連の流れをよく研究されていたようでした。

 読経が始まって10分後、家族親族の前に、一般会葬者のご焼香が始まり、ご焼香を済ませた会葬者は出棺までのあいだロビーでお待ちいただくことになりました。30分近く待つことになりましたが、故人との最後は親族に続き一般会葬者の方々もお別れに参加されました。最後の別れは喪家サイドのご意向に左右されますが、できれば会葬者全員でしてあげられたらと思います。

 故人のご兄弟からは分骨容器の用意と、少しお骨の欠片をとの希望がありました。

※桐ヶ谷斎場の斎場案内は、桐ヶ谷斎場のページになります。

多目的ホール・しの田会館での家族葬に立ち会いました。

ご依頼者から電話があったのは事後でした。紹介した葬儀社は「みのり台に、しの田会館という式場がある」と電話で申し上げたようです。数年前にお父様を見送った時かなりな散財をしたことで、予算を気にしていました。紹介した葬儀社の費用の説明に安心し、そこに決められました。依頼者(喪主)の方が転勤で地方在住のため急いでいましたが、翌日通夜とスムースに運ばれ、また、年配のご兄弟からは駅から近くて、良いところを紹介していただいてと喜ばれたようです。

 葬儀は、花祭壇で会葬者は通夜14名、告別式10名の親族のみの家族葬でした。 葬儀社は決まった予算の中、マイクロバス代が無料になるので、その分にあと5万円プラスして、棺を1段上の布張りになさってはどうですかと提案しました。

 住職は菩提寺よりお願いしました。御焼香の後、しばらくして繰り上げの初七日の法要が続きます。葬儀が終わりイスを片付け棺に入れるお別れ花を千切っている時、急に祭壇前で全員の写真を撮りたいと申し出があり、あわててイスを出すというハプニングがありました。かなりちぎった後でしたが皆さん気にしない様子で写真に納まり、悲しみの中にもお身内だけの和やかな式が続きました。

 住職の読経中、住職の奥様の病気の具合が急変したとの電話が入り、葬儀社の担当者は「初七日の法要も終わったことですし、ご住職にお帰り願ったらどうですか。(生きているうちに)奥様とお会いした方がよろしいのではと、ご住職に申し上げたらどうでしょうか」と喪主の方に勧めてみたとの事でした。ベテラン担当者の一つひとつの気配りがご喪家との信頼感を生むようです。

※しの田会館の斎場案内は、しの田会館のページになります。

実相会館における会社役員の方の葬儀

 実相会館の別館たちばなでの通夜に立ち会いました。

 故人は会社役員の方で会葬者200余名の大半は会社関係の方々でした。ご喪家からは火葬場併設のところではなく、お寺さんの雰囲気の斎場でやりたい。故人の立場上恥ずかしくないものにしたい。会社関係者が多いので都心の式場を希望。霊柩車は白木の外車が良い。菩提寺よりご住職以下2人で読経してほしい等のご要望がありました。

 依頼者のご自宅方面の葬儀社で都内近郊を主としていましたが、今回はあえて都心をご希望なさったので担当者は候補地を集め、最終的に2ヶ所にしぼりましたが片方がふさがっていましたのでこちらに決めたいきさつがあります。

 依頼者は故人の奥様で葬儀社も女性の担当者でしたので細かなことも言いやすく、色々頼みやすくよかったですとのことでした。最初の打ち合わせより1ヶ月近くの期間がありましたのでスムースに十分な話し合いができたようです。

 地方からいらっしゃったご親族のなかには色々と注文があり、一般会葬者のご焼香の時は喪主が立ってお迎えするのが筋と強く主張されましたが、式場が狭いのでご焼香の時のみ喪主の席と焼香台近くの席をかわり、喪主の方には着席のままご挨拶していただきました。供花の並べ方も地方によって違いがありますが、ここは東京流を押し通し喪主花を一番内側に置くやり方にしてもらいました。

 境内にテントを張り、受付はテント内で、ご焼香は人数が多いので5列ずつ行われました。

  お清め所は2階ですが、エレベーターがなく階段だけなので車椅子の方は、係りの者が車ごと持ち上げて移動する形になりました。

※実相会館の斎場案内は、実相会館のページになります。

200608121715

 なぎさ会館で施行された、会葬者30名程の葬儀告別式に立ち会いました。

 見積りの段階では臨海斎場が第1候補でしたが臨海、桐ヶ谷斎場共混み合い、日程が長引くためなぎさ会館に決めました。

 依頼者の方は以前の葬儀でかなりの高額を支払い、その辺りを気になさっていらしたようですが、今回の葬儀社の担当者の説明を聞き、安心なさったようです。一般葬の格安プランのコースでしたが、葬儀社の方の事情で(告別式の日に別の通夜があり、そちらで使うため)、1ランク上の祭壇を用意しました。勿論コース料金は見積りどうりですが、供花もひまわりやピンクの彩りがはなやかで全体的にかなり立派なものになったようです。

 交通事情を考慮し、臨海斎場での火葬に間に合うようにと定刻10分前にご住職了解のもとに葬儀・告別式を開始しました。

 最後のお別れの儀式に入る前、準備のため会葬者は一旦席を立ち、式場外でしばらくお待ちいただく場合が多いのですが、葬儀社の担当者は「式場が広いのでこのままイスにお座りいただいて、トイレ等に行かれる方はどうぞ」と案内された。

 皆さん一様にホッとした表情をみせ、喪主の方にご挨拶されていました。間もなく、まだ後方で係りの方が花をつんでいる最中ですが、かまわず担当者は「故人の身の回りのものをご家族の方々が入れてやってください。最後ですから声をかけてお花を沢山入れてください」と一人一人に手渡していきました。係りの方はどんどんちぎっていく、会葬者は受け取って柩に入れていく。この両者の微妙なタイミングがラフで、自然な感じにおこなわれているようでした。ドタバタしてしまうのではなく、アットホームな雰囲気にもっていく。傍からうかがっていると、ご喪家の方々が形式ばらないで気持をより素直に持っていけるような配慮のようにも見えました。霊柩車は定刻5分前に出発しました。

 ※なぎさ会館の斎場案内は、なぎさ会館のページになります。