無事、葬儀が終わりました。

 先日、「無事、葬儀が終わりました。ご紹介いただいた葬儀社の担当者さんは説明書に書いてあった通りの方で、とても良くしていただきました。葬儀の時に担当者の方にもたくさんお礼を言いましたが、あさがおさんか
らも何かの時に感謝していたとお伝えください。」と、ご葬儀を終えた当日にご報告を頂きました。

 ご相談者の方は故人様の知人の方で、心配な状況になった夫の葬儀のことを調べてほしいと、ご対象の方の奥様から依頼を受けたとのことでした。
 子供がいないご夫婦だったため、奥様はご主人様の看病などで忙しいことなどから、葬儀の事を調べる余裕もなかったご様子で、依頼を受けたご相談者はとても重く受け止められていたことと思います。

 詳細をお伺いし、奥様に確認していただきたいことなども含めて数回のやり取りを行い、葬儀社をご紹介、担当者とも直接お会いいただき、奥様ともご相談されて、その社にお決めになり、ご葬儀という流れになりました。

 他家の葬儀について調べ、ご家族に報告する、ということは、とても責任を感じられることだと思いますが、ご相談者の方も、そのご家族に対してお身内のような感覚でお調べになられたことと思います。
 また、それに対応した葬儀社の担当者も、ご相談者・ご家族のお気持ちを汲んで対応していたことと思います。 

 無事に葬儀が終わったとのご報告をいただくと、ほっとした気持ちと同時に、担当した葬儀社さんには「ありがとうございました」という気持ちが湧いてきます。

ご自宅にこだわる想いは・・・。

 「自宅からのご葬儀は私の願いでした」
 ご主人を亡くされた奥様から、先日ご葬儀のご報告をいただきました。
 「区内にも斎場は沢山ありますが、今回は夫と働いて家を建て、この良い環境の所でと私の長年の願いからです」

 以前はご自宅からのお見送りがごく一般的でしたが、昨今は都会を中心に、住宅事情やご近所への配慮、はたまた準備への煩わしさ等、色々と取りざたされ、病院から安置所、斎場、火葬場とのコースがいつの間にか主流を占め、ご家族の思い出が詰まったご自宅の存在が薄くなり、ご葬儀の流れも大分様変わりをしてまいりました。

 それでも、ベテランのご葬儀の担当者の方は「できれば一旦はご自宅の方へ」とアドバイスをされるとのこと。

 以前、ご葬儀の立会いでお伺いした折の「奥様の想い」が思い出されます。
 長患いの末、お亡くなりになられたご主人の長い入院生活を、病院近くのウイークリーマンションで支え続けた奥様は、ご主人とご一緒に1年9ヶ月ぶりにご自宅に戻られ、最初にされたことは、長い間閉めっぱなしになっていた雨戸を明けて、ご主人のご自慢だったお庭を見せてあげられたことでした。
 お疲れのお顔がほっと安堵されたご様子に、お伺いした当方も思わず大きく頷いたものでした。

 ご自宅での御葬儀はご喪家の方々にとりましてご負担とお感じになる方もいらっしゃるようですが、最近も病院でのご逝去後、一旦ご自宅に搬送され、数日間をお過ごしになられた後、ご葬儀は斎場にて執り行われた例もございます。
 ご自宅でお過ごしになられた数日間はご近所の商店街の方々が多数、最後のお別れにお見えになり,にぎやかなお別れとなられたご様子です。
 ご葬儀はお身内だけでしめやかに執り行われたとのご報告をいただいております。

 また、以前いただいたご報告には、ご自宅への想いが綴られておりました。
 「亡くなるずっと前に、病院から安置所へ行く途中で、自宅前を通ってほしいと要望を伝えておりましたが、亡くなった当日、私も家族もそのことをすっかり失念しており、葬儀社さんが思い出して自宅前で暫し停車し、お祈りをしてくれました。元気で帰ってこれなくて・・・悲しいし、無念でしたが、一瞬でも立ち寄って頂けたことで、心が救われた気がします。このタイミングをおいて他になかったですから。また、この際に、足が痛い母を一緒に車に乗せていただき、本当に助かりました」。

さり気ない気遣いが、大きな力となります。

 お身内のご不幸で、心が乱れ、不安で押し潰れそうなご家族の方々にとって、平常心を保つことが困難な状況の中、ご葬儀の担当者からさり気なく受ける気遣いが、何にも増して大きな励みとなっているようです。

 今年初めにいただいたアンケートでも、お誕生日間近にお亡くなりになられたお父様を病院から一旦ご自宅にお連れし、ご自宅にて最後のお誕生日をお迎えになられた後、ご葬儀が執り行われる斎場の安置所に移動される際、柩の脇に置かれたケーキが処分されそうになるのを見つけた葬儀社の担当者は、少しでも皆様の思い出となるようにと家族の思いが込められたケーキをカメラに収め、納棺されたお父様のお手元に置かれたとの由。
 最後のお誕生日のケーキはご家族皆様にとりましても、特別なものとなられたご様子です。

 また、お母様を先に亡くされ、お父様のご葬儀を出された1人っ子のご相談者からは、ご葬儀の後、担当者から「心に残るご葬儀だった」とのお手紙を頂き、ご相談する相手もなく「これで良かったのかなと悩んでいた私の気持が少し軽くなったような気がしています。1人っ子の私でしたので、無事父を見送ることが出来たのも、皆様のおかげだと感謝しています」とのご報告をいただいたことが思い出されます。

 さらには、お父様のご葬儀の打ち合わせの時から簡潔で分かりやすい説明をして、親身になって頂いたとご回答いただいたご相談者からは、耳の遠いお母様に聞こえるように話してくれ、他の担当者と打ち合わせ中にも、お母様だけが一人でポツンとしないように常に心掛けて話しかけてくれたのが、当事者のお母様にとって何よりも嬉しかったようですとのご報告もいただいております。

 ご高齢で長患いだったお母様をお見送りするお気持ちの整理は出来ていた、とおっしゃるご相談者からは、ご葬儀の担当者がご喪家のお気持をくみ取って、時には明るい笑顔で対応していただき、心静かになることができましたとのご報告もいただいております。

 小規模なご葬儀が増える中、ご喪家のお気持を汲んだ担当者の気遣いが、より重要視されてきているようです。

音楽葬とお仲間達

 真夜中1時を少し過ぎた頃、お電話をいただきました。
 「先程父が自宅で亡くなり、お医者さんに死亡診断書を書いて頂いたが、葬儀については何も決めてないので、ご推薦頂ける葬儀社の担当者と相談しながら決めていきたい」とのご希望です。
 早速にご要望に見合う地元の賛同社をご紹介し、担当者がご自宅に駆けつけたのはすでに2時を回った頃でした。

 明け方、担当者からその後の経過報告が入り、「色々お伺いしていくうちに、かつてご両親とも音大で教えていらっしゃったとのお話しから、キーボード演奏による1日音楽葬」を提案し、これからそちらの方向で、お話を進めて行くとのこと。

 こころに響く生演奏は、ご会葬の方々にどんなインパクトを与えるのだろうか。
 以前、無宗教葬での音楽葬に立会いでお伺いした折の一体感が思い出されます。

 都内でジャズ喫茶を経営し、お仲間とジャズの演奏をされていたご主人のたっての願いで、奥様は無宗教葬による音楽葬を選ばれましたが、ご主人の御兄弟からは難色を示され、特にお兄様からは大反対とのお言葉をいただいておりました。

 通夜の間中ジャズが流れ、お仲間達は懐かしい写真や品物に触れ、思い出話に花を咲かせておりましたが、感極まったお仲間が我慢できず、持参のトランペットを吹き始めると、他のお仲間達もご一緒にスイングして、ジャズメンらしい最期を締めくくられました。

 ご出棺後のお食事会で、その一部始終をご覧になっていたお兄様が、お仲間を前にして「こんな素晴らしいご葬儀は初めてだった」と号泣されたことが、昨日の様に思い出されます。

 また別のご葬儀では、式場受付け脇に、今にも「やぁ、しばらく・・・」とお声が掛かるのではと思わせる程の微笑みを浮かべ、ワイングラス片手の等身大のパネルが皆様をお出迎えになり、そこにはご自身の感謝の気持ちが綴られておりました。

 生前からご自身のご葬儀を準備されていた故人様のご意向で、お別れ会という形のピアノ三重奏での音楽葬となりました。

 冒頭からご自身の愛唱歌「愛燦燦」の曲が流れ、歌詞の「人生って不思議なものですね」に会場中が呼応して、思わず口ずさむ一体感が感じられ、「いい日旅立ち」でのお花入れを済ませ、ゴルフ愛好家のご主人が欠かさず観ていたゴルフ番組のテーマ曲に見送られ、火葬場へと向かわれました。

 こころに響く音楽で、最期のお気持をお仲間にお伝えできましたでしょうか・・・。

臨機応変な対応から・・・。

 本年もご自身のご葬儀についてのご相談から、先程お身内の方がご逝去されたが、どこからどのようにしたらよいかと憔悴しきったお声でのご質問まで、様々なお問い合わせをいただきました。

 当センターではご要望に見合う地元の賛同葬儀社をご紹介し、ご希望に応じて見積りをお取りして、センターの見積説明書を添えてお送りした後、ご検討いただき、ご質問等にお答えしておりますが、ご紹介した賛同社の担当者とのご面談後は、主として担当者とのやり取りが中心となります。
 その為、ご相談者と担当者のコミュニケーションの取り方が重要視され、特に少人数の場合は、担当者の臨機応変な対応が、ご葬儀の良し悪しを大きく左右しているように思われます。
 センターでは担当者から報告を逐一受けており、当方が扱った事例の中からもその一例をご紹介できればと存じます。

 ご高齢の方が多い為、ご自宅の近くで御祖父様の時と同じ宗派でのご葬儀を御希望されたお孫さんからは、最後の一晩を皆で見守ってあげたいので、一晩付き合える斎場をお願いしたいとの強いご要望を頂きました。
 担当者は以前ご葬儀を執り行ったお寺の2階大広間が仮宿泊可能なことに思い当たり、ご住職に直談判をされたとのこと。
 しかし、当のお寺は貸式場として公開されておらず、宗派も異なり、主として檀信徒の方のご葬儀を中心に執り行っておりましたので、当初ご住職も戸惑われたご様子でしたが、ご事情を申し上げ、結果ご承諾を得られたとの由。
 ご住職の計らいで、2階大広間にて総勢十数名の方が御祖母様と最後の夜をご一緒され、皆様からご満足頂けた旨のご報告を、後日いただきました。

 また、お食事はお父様のお好みのお料理を、返礼品はご喪家の記念になるものを、ご喪家側でそれぞれご用意され、会社でイベント企画のお仕事をされていらっしゃるお嬢様が、ご葬儀の進行役を希望されたご葬儀もございました。
 ご事情をお伺いした担当者は、脇でアドバイザーとしてのご意見を申し上げるにとどめ、ご葬儀を見守っていく形で式は進行されたとの由。
 柩の上には薔薇の花がお父様の歳の数程咲き誇り、穏やかなジャズの調べが流れる中、無宗教葬での御葬儀は無事執り行われました。
 ご葬儀後「生前父は私の仕事内容が良く分かっていなかったようですが、最後にこれで理解してくれたと思います。有難うございました」と、お嬢様からお父様のご葬儀を取り仕切ったご感想をお話いただいたとのこと。
 担当者からの「これでお父様も安心して旅立たれたのでは・・・」との報告に、ご紹介した当方もほっと安堵した想いがありました。

 当方の担当も本年最後になりました。
 この1年、拙いブログにお目を通していただき、ありがとうございました。
 来年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 少し早めになりますが、
 良いお年を!

選んだ理由

 今年もご葬儀を通して、多くのご相談者からご意見をお伺い致しました。
 初めて喪主になられた方も多く、どこからどのように始めたらよいのか、不安でいっぱいとおっしゃった方からは「核家族ということで、何も知らない状態でした。事前に相談出来、葬儀と言うものをおしえていただきました。何も知らないのは恥ずかしい事ではないということです」とご葬儀後のお気持が綴られておりました。

 また、「初めての喪主と言う立場で不安しかありませんでしたが、父が亡くなった当日の打ち合わせで、不安はほぼ解消しました。担当者の方を信頼していれば大丈夫と思えたからでした。単なる仕事としてだけでなく、故人や遺族への想いをとても大切にして頂いていることが伝わり、親族からも良い葬儀、良い葬儀社さんだったねと何度も言葉を掛けられました」と安堵感いっぱいのアンケートも頂きました。

 やり直しがきかないご葬儀で、初めに葬儀社を決めるにあたり、ご相談者から様々なご意見をお伺いしておりますが、異口同音におっしゃる中でも「安心」の言葉と想いが筆頭に挙げられ、最初のお問い合わせの対応で安心できるか否かが、その後のご葬儀の流れを大きく左右しているように思われます。

 「最初の電話対応から安心できる対応を頂き、初めてのことでしたが、一つ一つ丁寧に説明して頂き、故人のイメージに合った素敵な葬儀ができ、感謝しています」。

 「事前相談の際親切丁寧に教えて下さり、不安が亡くなりました。葬儀の際には細かい気配り、アドバイスを頂いて、最後まで滞りなく進めることができました」。

 「最初の電話でこちらの希望を丁寧に聞いて下さり、頼りになりそうだ」と感じて依頼をされた方からは「他社さんは事務的な受け答えでしたが、ご葬儀をお願いした担当者はオプションについて、これは十分、これは必要ないと正直に言っていただき助かりました」等、担当者との出会いも安心材料の一つです。
 
 巷では、ご葬儀の良し悪しはご葬儀前に決まるとも言われております。
 少しでもご納得がいくご葬儀が執り行えますよう、これからも出来るだけ援護射撃をして参りたいと存じます。

 「分相応で温かい式が挙げられたと思います。担当者からの細かいアドバイスや心配りに安心して式に臨めました。ネットで検索しただけではめぐり会えなかったと思うので、紹介してくださったセンターにも、とても感謝しております」との励みのお言葉も頂いております。

 ありがとうございました。
 センターのスタッフ一同からもお礼申し上げます。
 

始まりはご喪家と同じ目線に立つことから。

 今年も早1ヶ月を切ってしまいました。
 当センターも皆様からご相談を頂き、少しでもお気持にそったご葬儀に近づける様、ご要望に適していると思われる、各地元の賛同社をご紹介させていただいております。

 特に最近はお身内を中心とされたこぢんまり葬のご相談も多く頂き、センターがご紹介する賛同社の担当者の活躍ぶりが目を引いております。

 ご葬儀の良し悪しは、担当者がご相談者からご希望をお聞きしてお気持を汲み、どれだけご相談者を始めとする喪家の方々と同じ目線に立って、ご葬儀を執り行えるかが大きな鍵となるようです。

 時には時間を選ばず、深夜に事後のご相談を頂き、ご家族の皆様のお疲れもピークに達しているところに、ご紹介した担当者がいきなり登場と言う形もございます。

 翌日を待たずに、病院から深夜の搬送をされた担当者からの報告では、故人様を自社安置所にお預かりし、お疲れの御家族の皆様に、まずは一旦ご自宅でお休み頂いたとの由。

 翌朝、安置所に皆様が再びお集まりになられる中、担当者の手で目や口を閉じ、お顔を整えて髭剃りをして差し上げると、みるみるお元気な頃のお父様をほうふつとさせ、大変喜ばれて、ご喪家との距離も一気に縮まった感があったとのこと。

 その後に続く納棺の儀では、故人様との最期のお別れを、あえてご家族皆様の手を煩わせた形で執り行い、予算を出来るだけ抑えたいご喪家の意を酌み、さっそく午後から市営斎場の霊安室に移動し、その柔軟な対応ぶりにご喪家の方々の信頼ぶりも厚く、担当者がご葬儀後にお伺いした際、「今度ご葬儀が有ったら、いの一番に推薦しますよ」と口々にお声を掛けていただいたとのことです。

 お1人お1人、様々に条件も違い、初めてご喪家の立場に立ち、どこから手を付けてよいのか戸惑われる方も多く、一つひとつ担当者とご相談しながら決めていきたいとのご要望も多く頂いております。

 ご相談者と担当者双方のコミュニケーションがどれだけとれるか、双方をマッチングする我々センターの責任も重大です。

担当者の目配り、気配り、心配り

 「晩年、父は病の連続で苦しい人生になり、医者にも恵まれず、大変な思いをしてきましたが、最後に良い葬儀社さんと良いご住職に恵まれたのも、まじめ一筋の父の人徳だったのかな…と思っております。まだまだやることは山ほど残っておりますが、告別式は無事終わりました」
 「母は担当者様を大変気に入り、良い葬儀社さんだったわとご近所の人たちに言っておくわねと申しておりました」
 ご葬儀後に頂いたお礼の文面はまだまだ続きます。
 
 初めてのご葬儀で、不安と戸惑いの多いご喪家の方々にとって、ご葬儀担当者の存在がよりクローズアップされてきています。
 最近は家族葬を中心とした内輪でのご葬儀が増えるに従い、地域のご葬儀経験者も少なくなり、担当者のアドバイス如何でご葬儀の良し悪しが決ってしまうとまで言われています。
 
 ご葬儀後のアンケートでも担当者の目配り、気配り、心配りが多く語られるようになってきています。
 「分からないことはすぐその場で回答。電話携帯もすぐつながるので心強かったです」。
 「何でも相談に乗ってくれ、遺族の気持ちになって対応してくれました」。
 「こちらの主旨を素早く理解してくださり、同じ目線で一緒に考えてくださったと思います。こちらの要望に全て答えていただきました」。

 先日頂いたアンケートでも、担当者の詳細な説明と親切な対応ぶりに感謝され、お知り合いに是非お勧めしたいとの回答を頂いております。
 
 当の担当者に伺うと、ご葬儀と言う特別な状況下で漠とした不安を抱え、お気持もなかなか定まらない中、一度に説明してもご喪家の方々にご理解いただくのが難しい場合もありますので、必要なものを一つひとつ何時までに決めなければいけないか、はたまた何時までに揃えて提出するかのスケジュール表をお渡しして、その都度説明されているとの由。

 アンケートと一緒に送られてきたご相談者からのお手紙には、「心に残るご葬儀だったと担当者からお手紙を頂き、これで良かったのかなと悩んでいた私の気持ちが、少し軽くなったような気がします。1人っ子の私でしたので、無事父を見送ることが出来、皆様のおかげだと感謝しています」とご葬儀後の心境が綴られておりました。

担当者の活躍ぶりに期待する

 「これは無くても大丈夫です 」「お話を伺うとこのレベルで十分です」との適切なアドバイスを担当者から頂き、運よく希望の日時にご葬儀が予約出来、リーズナブルな費用で立派なご葬儀を執り行うことができました。

 ご葬儀後のお忙しい中、ご相談者から早速にいただいた礼状の一文です。

 当センターではご相談者からご希望をお伺いし、ご要望に適した地元の賛同葬儀社さんをご紹介し、お見積りをお取りすることからお勧めしておりますが、ご葬儀は初めてのことで、どれをどのようにしたいかもわからないので、まずは葬儀社さんにお話をお伺いしてから、どのようなご葬儀にするかを決め、それから改めて概算の見積りをお取りになりたいとのご希望も最近は度々いただきます。

 核家族単位になって久しく、昔の様にまわりにご葬儀についてご相談する適当な方が見当たらず、一方ネットでは葬儀社さんの宣伝合戦のように、様々な情報が飛び交っており、情報集めをされると益々混乱されてしまうとの声もよく耳にします。

 当センターでは地元に詳しい賛同社さんをご紹介しておりますが、最近は特に地元で小規模ですが、小規模な故に臨機応変に対応できる担当者さんの活躍ぶりが目立っております。

 ご葬儀後に頂くアンケートでも、その対応ぶりが大いに語られております。

 「必要なことを必要な時期に的確にアドバイスをしていただき、指揮して頂いたので助かりました」。

 また、ご相談者のご要望を聞いて、「押し付けることなく、一生懸命動いて下さいました。小さな葬儀でしたが、軽んじたとこなく感謝します」。

 「分からないことを聞くと、きちんと答えてくれるので、安心してお願いすることが出来ました。ご葬儀の前後のフォローも行き届き、ご葬儀そのものも大変満足いくものでした」との由。

 担当者さんの奮闘ぶりが、目に見えるようです。

 中には、妹様と宗教に対する考え方が違うために、どのようなご葬儀にするか対立されていましたが、「担当者に妥協案を見つけてもらいとても感謝しています」とのお言葉もいただいております。

 ご喪家それぞれのご事情もある中で、ご相談者からは皆様一様に、細かいアドバイスや心配りに安心して式に臨むことが出来、特にネットで検索しただけではめぐり会えなかったであろう担当者にお会いできたことに、感謝の言葉が多く寄せられています。

 冒頭のご相談者からも「当分、葬儀社さんのお世話にはなりたくありませんが、もう1度利用したいかと言われれば、Yesです」とのお言葉をいただいております。

ご喪家にとって、良いご葬儀とは・・・。

  ご葬儀の良し悪しは、ご喪家と担当者とのコミュニケーションの取り方で決まるとまで言われます。

 ジャズの曲が緩やかに流れる中、柩を囲み静かなひとときが過ぎていきました。
 60歳で他界されたご主人の柩の蓋いっぱいに、歳の数だけ鮮やかな黄色の薔薇が咲き誇っていました。
 60本の薔薇の花は、お誕生日毎にお歳の数だけプレゼントされていた、奥様からの最後の贈り物でもありました。

 当初ご相談を頂いた折、葬儀社さんのホームページを見ても、どの社が良いのか分からなくて、と困惑されたご様子でしたが、ご紹介した賛同社の担当者との話し合いで、お食事と返礼品はご喪家側でご主人のお好みのお料理とご喪家の記念になるものをご用意され、ひとり娘のお嬢さんのたっての願いで、イベント企画のお仕事をされているお嬢さんがご葬儀の進行役を務めることになりました。

 無宗教葬にて執り行われたご葬儀はご喪家先行型で、担当者はあえて脇でアドバイザーとしての意見を申し上げるにとどめ、見守っていく形での進行となりました。

 「生前父は私の仕事内容が良く分かっていなかったようですが、最後にこれで理解してくれたと思います」。
 ご出棺後、お父様のご葬儀を取り仕切った感想を、感無量の面持ちで、担当者にお話しされたとのことです。

 同じ頃、当センターにご相談される前に火葬場併設の斎場にお伺いして、断られたとのご相談をいただきました。
 ご相談者であるお孫さんの一番の願いは、家族の一員として、御祖母様を最後の一晩皆で見守ってあげたいとのこと。

 斎場サイドでは式場控室和室部分で4〜5名様でしたら仮宿泊は可能ですが、柩の置かれている式場は防火対策上、夜9時以降お線香をあげられず、また防犯上施錠をしてしまうので、一晩付き添うことはできないとのお話しです。

 ご家族、ご親族だけで30名程。全員は無理としても、出来るだけ多くの方が付き添え、しかもご高齢者が多いとのことで、ご自宅近くに限定され、祖父様の時と同じ曹洞宗でのご葬儀を御希望されるという難しい条件でしたが、ご紹介した社の担当者は心当たりがあるとのことで、区内のお寺を推薦されました。

 本堂にてご葬儀を執り行い、2階にはお清め室に使われる大広間が2室あり、こちらでの仮宿泊が可能とのこと。

 しかしながら、こちらは貸式場として公開されておらず、浄土真宗大谷派で檀信徒の方々のご葬儀を中心に執り行っており、ご喪家では当初宗派が異なることに戸惑われたご様子でしたが、担当者はお寺に直談判をされ、是非にとご事情を申し上げたところ、ご住職の計らいで2階大広間にて一晩御祖母様と御一緒にお過ごしになられ、翌日無事本堂にてご葬儀を終えることが出来ました。

 ご葬儀に立会いでお伺いした折、担当者に全幅の信頼を寄せていらっしゃるご相談者をお見かけすると、双方のコミュニケーションがどの位取られているかが分かり、その度、今回も良いご葬儀になったのではと実感させられたものでした。