担当者の力量が試されます。

 「これで安心して日本を離れることができます」
 先日来のご相談者からご連絡をいただきました。
 事情があってご相談者以外に身寄りのないお父様を残し日本を留守にされることを悩んでいらしたが、紹介した当センターの賛同社の担当者と面談され、ほっと安堵されたご様子です。
 安心して任せられると判断されたようです。

 当センターでは葬儀社を紹介するにあたり、概算の見積りをお取りした後、出来るだけ葬儀社の担当者との面談をお勧めしております。

 概算の見積りだけでは分りにくいことも直にお尋ねされ、祭壇の写真等を見ながら具体的なご相談をされたり、話の転回によっては新たなアドバイスを受けることもできます。
 また、それ以上に担当者の人となりに触れる機会になり、やり直しのきかないご葬儀を安心してお任せできるか否か事前にチェックもできます。

 私自身もご葬儀の立会いに伺うつど、心に残るご葬儀か否かは担当者により左右されることを実感しておりました。

 ご葬儀後にいただいておりますアンケートからも、率直な感想が数多く述べられております。

 「親切丁寧な対応は勿論のこと、ご相談に乗り、親身になってお世話してくれた」
 「気配り上手で丁寧に詳しく教えて頂いた」
 「どの位の人数になるのか分らず、こちらがはっきりした答が出せなくても弔問客数に見合った判断(お清めの数をふやす、クロークの用意、テントを外に張る等)で臨機応変に対応してくれました」
 「何度も人数変更などで連絡してもいつも快く受けていただきました」
 「素人のこちらの質問にも終始きちんと対応して下さり感謝しています。担当者の人となりも誠実で手際よく、かつ親しく会話ができほっとできる方でした」
 「初心者の私共にとても親切にアドバイスしていただき、また、料金的に少しでも無駄のないよう取り計らっていただきました」
 「なによりも参列頂いた人たちからも非常に良い葬儀だったとほめていただいた」
等。
 
 無事お見送りできた安心感をご喪家にどれだけお届けできるか、ハウツウではない担当者の力量が試されます。

会葬者からの「良いお式でした」の一言が最大の供養になるのでは…。

 「自宅の銭湯という特殊な場所でお願いしたにもかかわらず、誰からもお褒めいただけるような素晴らしい式場になりました。担当者の経験の豊富さと、臨機応変の対応力の凄さだと思います」。

 「親戚やお客様からも本当に良い葬儀であったとお褒めの言葉を頂き、さぞかし父もよろこんでいることでしょう」。

 「担当者の誠意ある対応を見て、俺の時もここに頼もうかなという親族もおりました」。

 「葬儀社の担当者より出席人数と予算を鑑みて、自宅での式を提案いただき、お見えになった方々からも良い式だったとのお言葉を頂きました」。

 昨年頂いたアンケートの一部です。
 ご喪家のお立場を思うと、お越し頂いた方々のお気持がどんなだったのか一番気になることではないでしょうか。
 文面からはホッとしたうれしさが滲み出てくるようです。
 いの一番に知らせたいというお気持がダイレクトに伝わってくるようにも感じられます。

 ご葬儀は滞りなく終わったが、お客様に失礼なことはなかったか。
 ご満足いけたのか。
 お父様、お母様とのお約束は守れたか。お立場は大丈夫だったのか・・・。
 気持が動揺している中、果たして十分なお持て成しはできたのか。
 その鍵を握るのは会葬者の「良いお式でした」の一言にあるようです。
 これこそが故人様への最大の供養になるのでは・・・。

ご葬儀の満足度は担当者の腕にかかっているようです。

 当センターではご葬儀の後、一段落された頃を見計らってご依頼者にアンケートをお願いしております。

 我々の反省材料として、また今後のセンターの進め方としての貴重なご意見を沢山頂き、大変感謝しております。
 中でもご葬儀の進行役の担当者に対するご意見はご葬儀の良し悪しを決定付ける程の重要な役割を持っています。

 ご葬儀では葬儀担当者の力量が問われ、質も大きく左右されますし、また担当者とのコミュニケーションも大事な要素になりますので、当センターの事前相談ではお時間が許せば、見積りを検討された後、担当者と会われることをお勧めしております。

 お蔭様で、依頼者の担当者についての満足度は高く、ご紹介した甲斐があったとセンターとしても喜ばしい限りです。
 最近のアンケートから満足点をとりあげて見ますと、

 「葬儀の予算、形式、場所等こちらの要望を丁寧に一つひとつ確認いただき、また適切なアドバイスを頂いた。お蔭様で希望どおりの予算に収めることができ、会葬頂いた方からも良い式だったとお言葉を頂きました」

 「細かい点、不明な点、誠実に答えてくれました。また、地方のお寺にも連絡して細かい点まで調べてくれました」

 「家族親族の立場に沿った対応と知識、スタッフ、チームのプロフェッショナル性が満足でした」

 「段取りや予算の話しでこちらの気持を汲んだ対応をして頂いた。質問も多数したが、全て的確に答えていただいた。結果当初の見積りよりも安く済ませることができました」

 「担当の方は非常に気配りのある行き届いた対応を最後までしてくださり、感謝致します」

 「長患い、高齢の母だったこともあり、前々から気持の整理は出来ていて、その気持をよく汲み取っていただき、時には明るい笑顔で対応して頂き、心静かになることができました」と、担当者の誠実ぶりが伝わってくるようなお言葉を数多く頂いております。
 有難うございました。

一声掛ける気配りで…。

 『昨晩はお忙しいところお越し頂き、有難うございました』
 エレベーターを降り、受付に向った老夫婦はお声を掛けられ思わずほっとされ、安心したような和やかな表情を見せていました。
 
 声の主は葬儀の担当者でした。
 緊張のあまり日頃の気配りが出来にくい喪主やご喪家に代わり、担当者は常に俯瞰の目で周囲に気を配り、いち早く対応できる雰囲気を創っておくことが大事なようです。

 特に葬儀・告別式前の緊張した空気の中でお客様をお迎えする一言は、その後の出来不出来にまで大きく左右し兼ねません。
 葬儀に流れを創り、その流れに乗って一気呵成に出棺まで持っていくのは矢張りベテラン担当者に一日の長があるようです。

 同じような1時間のご葬儀でも担当者により、全然違うものになってしまいます。
 ベテラン担当者はいつの間にか、そのリズムを会得されているのでしょう。

10点満点に12点をつけた心意気とは・・・。

 「10点満点12点です」。
 一瞬えっと思わず読み直してしまいました。
 少し前に頂いたアンケートですが、いまだに心に焼き付いています。
 
 「実際は9点といったところですがスタッフの前向きな仕事ぶりと暖かい心遣いに触れ感激しました。若いスタッフの頑張りを見て、経験を積むことで将来はより素晴らしいサービスを提供できると思います。M社が愛される葬儀社として発展することに、期待と励ましの意を込めてプラス3点としました」。

 気が動転してしまい自分のことで手一杯、他人のことまではかまっていられないという状況下でもこんなに広い心で見ていただけるとは・・・。
 本来なら励ましてあげる立場の者が逆にはげまされ、傍で見ている者までも一緒に勇気を貰ったような気持にさせられました。

 ご喪家と直接関わる葬儀社の担当者はご葬儀の演出家として、ご喪家のご要望を把握し、いかにお気持を察してあげられるかが大きな鍵になるようです。

 「家族葬なのでこちらもあまり気を使わずに済むように配慮していただいて満足です」
 「遺体の迎えから、遺族が自宅に戻るまでの一切を礼節ある行き届いた心遣いをしてくださった担当者に心からお礼を申し伝えたい」
 「細部にわたってよく相談に乗ってくれ、遠隔地の菩提寺との話や近辺僧侶との交渉もうまくしてくれました」
 「対応がビジネス的に見えないところと葬儀内容に柔軟に対応していただけた点」
 「対応の迅速さ、心配りどれも満足でした」
 「報道陣への対応が見事でした。お1人で汗だくになって頑張ってくれました」
 担当者の心意気がご喪家に伝わった満足度です。

担当者の心遣いに拍手をおくりたい

 最近は、街を歩いていて「アンケートに協力してもらえませんか?」といういことは、めっきり少なくなってきたように思いますが、それでも何か物を買ったりしますと、後日、「アンケートをお願いします」はしょっちゅうです。

 アンケートは自分の身において考えてみると面倒なものでもあり、その気持ちにならないとなかなか書きにくいものです。

 ご葬儀が無事終わり、気持ちの整理が出始めた頃、当センターもご依頼者の方々にご葬儀のアンケートをお願いしています。

 皆様お忙しい中にも関わらず、丁寧なご意見、お褒めの言葉、ご希望等率直にお書きいただき、スタッフ一同恐縮しながらも、その心境は通知表を貰う前の小学生のようです。
 アンケートからは思いがけないことも見えてきますし、これからの方向付けにもなり、色々学ばせて頂いております。
 
 中でも直接多く関わった葬儀社の担当者についてのお礼のお言葉にはご紹介してよかったとほっと胸を撫で下ろします。

「母の葬儀を依頼したのですが、遺体に対しても、遺族に対してもスタッフの方々の温かい誠意が伝わってくる葬儀社でした。わからないことだらけの我々に、いつでも携帯で対応してくださったのは助かりました。人の痛みや悲しみをわかってくれるスタッフだったのでとてもよかったです。父の葬儀もお願いしようと思っています。」

 アンケートで知る、担当者の心遣いに思わず拍手をおくりたくなります。

子に先立たれた親の悲しみをも共有してくれそうな女性パワーとは・・・。

 ご葬儀の事前相談を頂いたご本人様のご葬儀から、1ヶ月近くが経とうとしています。
 子に先立たれた親程悲しいことはない
 お母様宛にアンケートをお願いするのをためらっていましたが、意を決して手紙を書き始めた時でした。
 ご相談の電話のベルが鳴ったのは。

 電話の主は13週間目に入った赤ちゃんが死産になってしまったので、亡くなった病院のある火葬場ではなく、都内で火葬にしたいので葬儀社のご紹介をとのご要望でしたが、ご主人の落胆された声のご様子からは、にわかに奥様のことが心配になってきました。

 ご葬儀で、働き盛りの息子さんに先だたれた年老いたご両親から、生後数ヶ月の赤ちゃんの死を受け止めざるを得ない若いパパママまで、納得できないまま気丈に振舞っていらっしゃるご様子を見るのはつらいものがあります。

 こんな時、見たり聞いたりする葬儀社の担当者の気配りぶりにはいつも脱帽です。

 赤ちゃんを亡くされた若いパパとママからは「家族だけで見送り、よくわからないことばかりだったのですが、よく相談にのってくれ、ややおせっかいくらいに親身になってくれ大変感謝しています」とのお手紙もいただいております。

 このような場合に限っての振る舞いぶりは独断と偏見で言いますとベテラン女性担当者に軍配が上がるように思われます。
 ちょっと身びいきの感がありますが、見ていられなくなって余計なお世話を承知で焼くオバサマパワーがこんなところで大いに発揮されているようです。
 悲しみの一部までもドーンと引き受けてくれそうな気配が伝わってくるのでしょうか。
 頼もしいベテラン女性担当者の出番です。

ポピュラーになった家族葬こそ担当者の腕の見せ所です。

 「家族葬」と言う言葉が世間の話題に上るようにやったのはまだそんな前ではないが、いつの間にかごく自然に市民権を得てしまった感があります。
 世間のニーズに前倒しされるように浸透してきたのは世のすう勢で、もはや誰もストップを掛け辛い状況にまで、一般に広まっています。
 少し前までは「家族葬」を希望する要素に費用の面がクローズアップされていましたが、矢張り実際に執り行ってみると、葬儀社の担当者の力量が大きくものをいうようです。
 施行された家族葬の依頼者からのご報告をピックアップしてみると、異口同音に気配りに関心が集中しているようです。

 「父の希望していたシンプルな葬儀を素早く理解して下さり、同じ目線で一緒に考えてくださったおかげで、父らしい葬儀ができました」とおっしゃるのはご家族ご親族15名で1日葬をされた方でした。

 ご家族4名だけからご親戚、親しい友人まで少し広めた葬儀に切り替えた方は「葬儀は密葬でと言い続けた父の言葉は母の身体を気遣ってのこと。病院から安置所に行く途中自宅前を通って欲しい旨伝えてあった通り自宅前で暫し停車し、お祈りしてくれました。その際に足の悪い母を車に乗せ、安置所で打ち合わせを済ませた後、自宅まで送っていただいたり、故人の直筆メッセージを渡したところ、会葬お礼の文面の最後に印刷し、原本は額に入れて安置所に飾ってくれました」と故人を大切に考えてくださっている気持が伝わり、思わず新たな涙を流しましたとご報告いただきました。

 「長患いで高齢の母のこともあり、気持は整理できていました。その気持を汲み取っていただき、時には明るい笑顔で対応していただき心静かになることができました」とのご報告いただいたのは以前お父様の時、流れの中に身を任せた反省から主体的で行こうと決意された方でした。

 「葬儀社だけでなく担当の方が重要だとつくづく感じております」とご報告いただいた方からは「担当者は何も知らない私に親切丁寧に教えてくれただけではなく、判断する材料をくれたのがよかったです。出席された方にお褒めの言葉を言っていただき家族全員、大変満足しております」との由。
 

「普通」を押し付けず、ご喪家の意向を汲み、同じ目線で一緒に考える担当者とは・・・。

 ご葬儀では同じような内容、同じような規模のものでも担当者の対応の仕方如何ではまったく違ったものになってしまいます。
 それは葬儀後におこなうアンケートやお礼のお手紙からも読み取れます。
 
 中でも多くの方から共通していわれるのは「担当者がなによりも私達の意向を汲んで下さり、それを的確に捉えてことを運んでくださった」とのお言葉。
 また「こちらの主旨を素早く理解してくださり、同じ目線で一緒に考えてくださったと思います。おかげで父らしい葬儀ができました」とご報告いただきますように、まずはご喪家のご要望に耳を傾け、どのような式にされたいのかを汲み取って差し上げることができる担当者かどうかで決まるようです。

 ある担当者の対応ぶりには「こちらの要望を丁寧に聞いてくれ、“普通”を押し付けず、不明な点は教えてくれた」とありました。

 また、具体的には「父は高齢だったこともあり、私達は前から気持の整理は出来ていたと思います。その気持ちをよく汲み取っていただき、時には明るい笑顔で対応していただき、心静かになることができました」とありました。
 別な方からは「遺影用の写真と共にたまたま別な目的で故人が残した直筆のメッセージをお渡ししたところ、会葬御礼の文面の最後に印刷していただき、原本は額に入れて安置所にかざってくれたことも有難かったです」とのエピソードが語られ、「故人を大切に考えてくださっているお気持が伝わり、思わずまた新たな涙を流しました」と担当者の気配りぶりにも感動され様子を知らせてくださいました。
 事ほど左様に、ご葬儀は担当者の腕次第です・・・。

ご葬儀の良し悪しは担当者への信頼感をどの位持てるかが鍵になる

 今日、友人から喪中に付き賀状欠礼の葉書が届きました。
 1ヶ月少し前に友人と会食した時、90歳半ばでお元気すぎる義母様のことをあれこれ話題にしていたばかりなのに・・・。その後、間もなく急変されてしまったご様子。
 事ほど左様に人の死は突然にやってきます。

 ご葬儀は予行練習ができる結婚式と違い、突然訪れる悲報に心の準備もなく、いきなり未知の世界に放り出されるような不安だけが増大してしまいます。
 この漠とした不安を、一枚一枚薄皮を剥ぐように取り去ってくれる役割になるのが葬儀社の担当者です。
 担当者への信頼感が持てるかどうかがご葬儀に大きく影響してくるようです。
 
 ご葬儀後の担当者への評価で、当センターの依頼者からは事前相談の時から何がなんでもやらせてくださいと言った押し売り的なところがなく、1歩引いた立場でのお話に好感がもて、裏方に徹した仕事ぶりに大変助かりましたとのご連絡を頂きました。
 また、別な依頼者からはご要望を丁寧に聞いてくれ、「普通」を押し付けず、ご喪家に合ったご葬儀を提案してくれ、アットホームな雰囲気にホッとされたというお便りも頂きました。
 一方、依頼者から高い評価を頂いている担当者にも各々ご葬儀に対する取り組み方のタイプに違いがあります。
 例えば積極的にリードしていくタイプ、黒子に徹するタイプ、一緒に歩調を合わせるタイプ等それぞれの個性がありますので、ご喪家との相性の良し悪しのようなことも出てきます。
 概算の見積りを取り寄せ、おおよその概略が見えてきましたら、担当者と直接会って面談されることをお勧めします。