一声掛ける気配りで…。

 『昨晩はお忙しいところお越し頂き、有難うございました』
 エレベーターを降り、受付に向った老夫婦はお声を掛けられ思わずほっとされ、安心したような和やかな表情を見せていました。
 
 声の主は葬儀の担当者でした。
 緊張のあまり日頃の気配りが出来にくい喪主やご喪家に代わり、担当者は常に俯瞰の目で周囲に気を配り、いち早く対応できる雰囲気を創っておくことが大事なようです。

 特に葬儀・告別式前の緊張した空気の中でお客様をお迎えする一言は、その後の出来不出来にまで大きく左右し兼ねません。
 葬儀に流れを創り、その流れに乗って一気呵成に出棺まで持っていくのは矢張りベテラン担当者に一日の長があるようです。

 同じような1時間のご葬儀でも担当者により、全然違うものになってしまいます。
 ベテラン担当者はいつの間にか、そのリズムを会得されているのでしょう。

お勧めのメールバックアップ方法

 先日、知人のパソコンが立ち上がらなくなりました。電源をつけてもいつもの画面が表示されません。原因はハードディスクの故障でした。中に入っていたファイルはすべて使えなくなりました。。今まで受信していたメールを何とか復元できないものかと相談されましたが、記録しているハードディスクが壊れてしまっているので、復元はできません。
外付けのハードディスクなどにファイルをバックアップしていれば、受信メールを復元できたのですが、知人はバックアップをしていませんでした。
こういったトラブルを防ぐためにも、バックアップは欠かせません。
メールの手軽なバックアップ方法としまして、無料でメールアドレスを取得できるGmail、yahooメールへメールを転送することです。
そうすれば、パソコンが壊れて、OutlookExpressなどでメールが見れなくなっても、Gmail、Yahooメールを開けばメールを見ることができますし、送ることもできます。その知人にもこの方法を勧めておきました。

ヘルパーさんの存在が欠かせない時代…。

 最近では新しくオープンした式場、リニューアルされた斎場の目玉としてバリアフリーを謳っているところが多く見受けられます。
 受けての私達もどこかそれだけで安心してしまっている節があるようです。
 しかし、バリアフリーは前提であって、最後は人の力無くして何事も機能しません。

 斎場でのご葬儀が一般化されつつある中で、最後のお別れにご高齢者のご会葬も増えてきています。
 特に近親者の場合、お見送りをされたいお気持はなおさらです。

 先日このお気持を酌んだご葬儀に立会い、胸がいっぱいになると同時に、これからのご葬儀のあり方を痛感させられました。

 お父様がご逝去されたご相談者は、斎場に病身のお母様を車椅子でお連れし、ご一緒に最後のお別れをされました。
 このお母様を支えたのが、ご葬儀関係者の中でヘルパー資格を持った方でした。
 
 お1人では歩行困難なお母様にはお式が始まるまでとお花入れの準備の間は控室でお休みいただき、車椅子への移動、またお手洗い等のお手伝いと手順よく行動されている姿を拝見し、高齢化社会のご葬儀のあり方を目の当たりにしたように感じ入りました。 介護の経験の無いものだけでは難しい状況だったと思います。
 
 ヘルパーさんの存在は葬儀関係者に欠かせない時代に入っていることが実感させられた場面でした。

これからのご葬儀の関心ごとは・・・・。

 早いもので今年も残り1ヶ月を切ってしまいました。
 今年は例年になく各人が今までのご自身を振り返り、これからの生き方を見つめ直すチャンスを与えられた年でもあったように思われます。

 マスコミも「最期をどのように迎えるか、また迎えたいか」の特集を組み、団塊の世代を中心に色々な角度で訴えていました。
 持続的に報道されたおかげ(?)で先送りしていた皆さんの関心も、徐々に高まり浸透しつつあるようです。
 親世代を見送り、子供達にまかせた親世代と違い、自身のことは自分で決めておきたい、またおかざるを得ない方が増えてきています。

 それと同時に、現実問題として各人のご家庭の事情からご葬儀後の問題が出ても、核家族で周りに相談をされる方が見当たらず、途方に暮れるケースも増えてきているようです。

 当センターでも墓石のトラブルをチェックする第3者機関を教えて欲しい、改葬したいが埋葬証明書が取れない等お墓に関する電話を頂くことが度々ありました。
 また、葬儀社をご紹介する中で、ご葬儀後の相談にどれだけ乗って頂けるか等の質問が目立ったのも、今年の傾向かと思います。

 今までご葬儀だけを担当されていた葬儀社さんも、ご葬儀後のフォローに力を入れる社が増えて、専属のアドバイザーを置くところもでてきています。
 葬儀担当者はかつての村の長の役目も担って益々「究極のサービス」を提供し、来年以降、人々の関心もそちら方向により拍車が掛かるように見受けられます。

ご葬儀の関心ごととは…

 早いもので今年も残り1ヶ月を切ってしまいました。
 今年は例年になく各人が今までのご自身を振り返り、これからの生き方を見つめ直すチャンスを与えられた年でもあったように思われます。

 マスコミも「最期をどのように迎えるか、また迎えたいか」の特集を組み、団塊の世代を中心に色々な角度で訴えていました。
 持続的に報道されたおかげ(?)で先送りしていた皆さんの関心も、徐々に高まり浸透しつつあるようです。
 親世代を見送り、子供達にまかせた親世代と違い、自身のことは自分で決めておきたい、またおかざるを得ない方が増えてきています。

 それと同時に、現実問題として各人のご家庭の事情からご葬儀後の問題が出ても、核家族で周りに相談をされる方が見当たらず、途方に暮れるケースも増えてきているようです。

 当センターでも墓石のトラブルをチェックする第3者機関を教えて欲しい、改葬したいが埋葬証明書が取れない等お墓に関する電話を頂くことが度々ありました。
 また、葬儀社をご紹介する中で、ご葬儀後の相談にどれだけ乗って頂けるか等の質問が目立ったのも、今年の傾向かと思います。

 今までご葬儀だけを担当されていた葬儀社さんも、ご葬儀後のフォローに力を入れる社が増えて、専属のアドバイザーを置くところもでてきています。
 葬儀担当者はかつての村の長の役目も担って益々「究極のサービス」を提供し、来年以降、人々の関心もそちら方向により拍車が掛かるように見受けられます。

ブログ開設しました。

 あさがお葬儀社紹介センターができてから早いもので8年がたとうとしています。

 センターをどういう仕組みにすれば、依頼者にとってより満足の高いものになるのか、と試行錯誤を繰り返しながら、そして着実に成長しながら、これまで1000件以上の葬儀のお手伝いをさせてもらいました。

 センターができた当時に比べ、葬儀や葬儀社、斎場に関する情報もインターネットで探せば、だいぶ収集できるような状況になってきました。ただ、それらのほとんどの情報は表面的なものが多いようです。判断するのに役立つ情報というのは、というより、判断に役立つようにという強い意図でもって作られているホームページはなかなかお目にかかれません。

 このたび、川崎市消費者行政センターと、消費者支援協定を締結しましたことを機会に、「川崎市支援協定の葬儀社紹介員のサポート日記」を開設し、われわれの活動の一端を知ってもらうことを通して、葬儀や葬儀社に対して、よりよい判断ができるよう、少しでも役立つようであれば幸いです。

Apple Care

 先日iPadを充電していた時のことです。始めは充電マークが表示されていたのですが、気がつくとitunesに接続を促す画面が表示されていました。画面の指示通り、itunesに接続すると「復元」してくださいという警告が・・・。復元を実行すると、蓄積したデータがすべて消去され、出荷初期の状態に戻ってしまいます。でもバックアップを取っていたので、復元してからバックアップファイルを呼び出し、最近まで使っていた状態に戻せるので、不安もなく復元を実行しました。復元が始まり、画面の指示に従い待っていると、「不明なエラーが発生しました(1013)」と警告が表示されました。早速、復元エラーの原因を探るためgoogleで検索をし、いろいろと試しますがダメ、Appleのホームページで調べてみると対処方法が記載されていましたが、こちらもダメ。自分ではお手上げでしたので、Appleのオンライン修理サービスを利用することにしました。こちらは製品の製造番号を入れないと、サポートの電話番号が表示されません。表示された番号に電話をすると、とても丁寧に案内していただけます。ただ、案内していただいたことはすでに試していました。。結局、本体をアップルに送ることになり、修理ではなく新品に交換となりました。発送から到着まではおよそ1週間くらいで、帰ってきたiPadには何もデータが入っていません。早速itunesにつなぎ、バックアップファイルから復元し、壊れる手前の使用状態に戻せました。こまめなバックアップは大切ですね。

今年は終活ブームとも言われていますが・・・?

 女性週刊誌にも最近は「婚活」ならぬ「終活」という言葉が飛び交っています。

 読んで字のごとく人生最期をどの様にしたいのか、自分の最期は自分で決めたい。
今年はこの「終活」が1つのブームとさえ言われるようになりました。
 特に雑誌を始めとするマスコミでの取り扱われ方には、今まである意味見向きもされなかっただけに、戸惑いをも感じるくらいです。
  このブームに眉をひそめる向きもあると思いますが、いずれブームが去っても後にエキスが残り、新たな広がりを見せてくれるものと期待しています。

 先日、知人からのご紹介とのことでご連絡を頂いた方は、ご自身の最期を直葬にしたいのでまずは見積りをとのご希望でした。
 見積りは納得のいくまで検討し、出来るだけご自分の生き方にそったものにしたいご意向でした。

 丁度2年程前、直葬という言葉が度々マスコミに取り上げられた頃、ご年配の方から「自分は無宗教だし、お墓はすでに霊園に用意してあるので、先日の新聞を見てこれだと思ってお電話しました」とご連絡いただきました。
 事前のご予約で直葬の概算見積をお取りした後、妹さんからもご連絡頂きました。
 ご主人はすでにお亡くなりになり、近県の霊園にお入りになっていらっしゃるので、お兄様同様直葬でのお見積りを希望され、息子さんたちに託したいとのことでした。

 暫くして今度はお2人の友人の方からもご連絡を頂き、それぞれの地域の当センターの賛同社から生前予約の見積りをお取り致しました。
 今回の方もこの方々とお知り合いの方のようです。
 皆様ご高齢の方々ですが、ゆるぎないご自身の生き方をされていらっしゃるのがよく分りました。
 後に続く私たちは言葉だけが勝手に1人歩きしないようしっかり見張っていなければ・・・。

思わず「良いご葬儀だったね」と言われるには・・・

 『良いご葬儀だったね』お見送りされた後のベテラン担当者の一言に、ホッとすると同時に思わず大きく頷いていました。
 ご葬儀をつつがなく終えるだけでなく、幸せなお見送りができる空気に包まれるかどうかが大きな鍵になるようです。

 一気に40年前にタイムトンネルしたおじさん達はスクラムを組んで面倒見の良かった先輩の柩を取り囲み、溢れる涙を拭おうともせず蛮声を張り上げ部歌でお見送りしていました。
 そこには穏やかな空気が流れていました。

 最近立会いに伺ったご葬儀で同じような空気に出会いました。
 ずっと独身を通された叔母様を6人の甥御さんと姪御さんがご親族を束ねてお見送りされたご葬儀は、悲しみの中にもどこか気持が和むようなゆったりした時間が流れていました。
 6人のパイプ役をはたしてきた伯母様はお1人お一人それぞれにとって如何に大切な存在であったか、喪主である甥御さんがご挨拶でご紹介されていました。
 6人の輪が幾重にも広がりをみせ、周りを幸せな気持にさせてくれるように感じられます。
 皆さんご一緒に仲良くお見送りされている後から私もそっと声を掛けてあげたくなりました。
 良いご葬儀でしたね・・・と。

お布施の理論とボージョレー・ヌーヴォー

 お布施の金額は、「お経の長さや、木魚をポコポコとたたく労働量で決まるわけではなく、えらい坊さんにはたくさん出すのが普通であり、金持ちもたくさん出さないと格好がつかない」というのが、今年7月に他界された梅棹忠夫さんの「お布施の理論」です。

 もっともこれは、お布施を象徴的な例として述べているのではあります。何の象徴かというと情報財です。原価不明で、その量を測定することも難しいし、需要や供給の量もわからない、情報財というものについてです。

 お布施の金額が「お経を読むお坊さんの格」と「お布施を支払う檀家の格」によって決まるように、情報財の価値もこれとほぼ同じ仕組みで決まるということを解き明かしています。

 お経のように形もなく目に見えないものだけが情報財ではありません。情報化社会においては、消費財においてさえ、情報的な側面が、それ以外の側面よりも商品の価値を大きく左右したりします。情報的な側面とは、たとえば、広告によって付加される商品のイメージやブランドのイメージ、商品のデザインなど様々です。

 今朝、テレビのワイドショーを見ていて、重要文化財の釈迦如来像を借金の担保にした京都の寺院が取り上げられていたのと、今日解禁になったボージョレー・ヌーヴォーの騒ぎをみて、なぜか、お布施の理論を思い起こしました。