感謝のことば

 私が相談員として直接ご相談者様との対応をしはじめたころのことです。
 電話口で、お若そうな男性が「葬儀社って紹介してもらえるんですか?」焦った様子で話し始めました。お話しを伺うと、入院していたお母様が退院した翌朝、急逝されたとのこと。
 何をどうしたらいいのか、まったくわからず、たまたまインターネットで見かけた当センターへ電話してみたとのことでした。

 急なことだったので、費用はあまりかけられないということや、そのほかの状況をお聞きした上で、とりあえず、まずはドライアイスの処置をしてもらいましょうということで、一社ご紹介させていただきました。
 
 その後、葬儀社さんから一日葬でのご葬儀になりましたとの報告をいただき、ほっとしたところ、今度はご相談者である息子さんから電話がきました。

 「今朝はどうしたらいいのかわからなくて電話してしまいましたが、本当に助かりました。ありがとうございました。」

 これからご葬儀の準備という慌ただい中、わざわざお礼の電話をいただいたとき、「この仕事に就いてよかった」と心から思ったこと、そして、その時の息子さんの声は今でも忘れていません。

 「ありがとう」という言葉を聞くと、少しは安心されたんだなと思い、また、自分の励みにもなります。
 私自身もたくさんの「ありがとう」を発信していきたいと思っています。

家族葬と御近所づきあい

 先日、ご年配の女性がドアを開けて家に入って行く姿を見かけました。それが特に何ということはなく、普通に見過ごしてしまうような光景だったのですが、その家の前を通りかかった時に、中から「○○さーん、いるー?」という声が聞こえてきました。一緒に歩いていた娘が、「えええええ、今の人、この家の人じゃないの?!」とかなりの勢いでびっくりしています。
 たしかに、娘は生まれた時からマンション暮らしで、共働きの我が家では、娘が小さなころから、戸締りに関してはそれはそれはうるさく教え込んでいたので、他人の家に呼び鈴も鳴らさず勝手に入るという行動に、「この家の人は、なんて不用心なんだろう」と感じたそうです。

 ママが子供のころには、家で留守番をしていると、近所のおばちゃんが勝手に入ってきて「枝豆たくさんゆでたから、おやつに食べな」と、テーブルに置いていってくれたりしてたんだけどね、と話すと、これもまた、「えええええ!信じられない。なんで一人の時に鍵をかけないの?私はママにうるさいほど言われたのに!」と。……確かに。時代や環境がちがいますけど。
 ご近所さんでも、立ち話もすることなく、挨拶だけというご家庭も多いと思います。

 
 以前、「できれば家族だけで見送りたいと思っているのですが、今住んでいるところは、何十年も住んでいるので、隣近所には連絡したほうがいいのでしょうか」というご相談を受けました。
 詳しくお話しをうかがったところ、「昔は近所の方が家に入って一緒にお茶を飲むなどをしていたのですが、最近では、道で会ったときに少し立ち話しをするくらいで、家に上がりこむほどのお付き合いはしていない」とのことでした。お知らせすれば、何人かは来てくださいそうなのですが、できれば、通夜は家族だけ、告別式は一番近しい親族だけにきてもらうようにしたいというご要望でした。

 今は家族葬というかたちの葬儀もかなり浸透しており、理解されている方も増えているでしょうから、ご葬儀を終えてから、道で立ち話でもされたときにお知らせする方法もあるかもしれませんねとお伝えしました。
 その後、ご葬儀の立会いに伺った際にご相談者であるご長女様にお話しをうかがったところ、「家族のみでできて本当によかったです」とおっしゃっていました。

 また、以前伺った斎場でお聞きした話しでは、家族葬20名くらいの予定で準備を進めていたところ、ご遺族のどなたかがうっかり御近所に話してしまったことから、100名以上の規模のご葬儀になってしまったということがあったそうです。半館使用の予定で準備をしていた式場を急遽全館使用に変更し、お料理やお返し物は追加の対応で無事ご葬儀は終えられたそうです。
 しかし、もし、そのうっかりがなかったら、かなりの人数の方がご自宅にお線香をお供えにきてしまい、対応に追われることになってしまったかもしれません。

 家族葬でとお考えの方は、故人がご近所さんとどのようにお付き合いをしていたのかを知っておくのも大切なことのようです。

喪主のご挨拶

 ご葬儀のお式においてのハイライトは、最後の喪主のご挨拶に関わってくることが意外に多く見受けられるようです。

 少し前のことになりますが、通夜・告別式合わせると永年からの友人400名近くに囲まれたご葬儀も、残すところ喪主のご挨拶のみとなっておりました。
 しかし、この時点ですでに出棺時間は10分程超過していましたが、担当者は何事もないように喪主の奥様にマイクをお預けになりました。

 「これだけは皆様にご報告をしなければ」とばかりに奥様が静かに故人様の病気の経過報告を語り始めると、今までお見舞いを拒まれていた皆様が、一様に胸のつかえが下りたように目を瞬いて頷きあっていらした光景が、昨日のように目に浮かびます。
 皆様のお気持が一瞬の間にひとつになったような空気が広い会場中を覆っていました。

 少し不謹慎な言い方ですが、この奥様のご報告が本日のハイライトで、このご報告のためにご葬儀があったのではと思わせるほどでした。
 後で担当者に伺うと、あえて急がせなかったのはここで奥様の胸のうちを全てお話して頂くことが一番重要なことだと判断し、心ゆくまで奥様に時間をお渡しされたとのこと。
 勿論、そのためには各方面への担当者の事前の配慮があったことは言うまでもありませんが。
 お帰りの皆様の表情と奥様の安堵のご様子は今でも思い出される程です。
 
 「沢山の友人に囲まれて、幸せな人生だったと思います。お父さん長い間ご苦労様でした。旅立ちにあたり乾杯をしますので、皆様今一度グラスを・・・。父の旅立ちに先立ちましてカンパイ!」。
 こちらも喪主の長男のご挨拶です。

 ご会葬の古くからの友人達60名程は白薔薇での献花を済ませ、シャンパングラス片手に献花と同じ白い薔薇に囲まれたお柩を取り囲み、旧交を温めあいながら思い出話に花を咲かせて、故人と最後の晩餐のひとときを過ごしておりました。
 喪主の奥様だけが真紅の薔薇をお持ちになり、ご会葬の方々お一人ずつとお話をされ、最後に真紅の薔薇は故人の胸の上にそっと置かれ、柩に納められました。

 また、喪主のご挨拶に対して御礼の言葉を述べた妹さんも忘れがたい存在です。
 それは複雑なご事情が絡み、何十年目かにお兄様とご対面をされた妹さんの心情が切々と伝わってくるようなご挨拶でした。

 親族を代表して、お手紙持参でお見えになり、柩に入れる前に初めてお目にかかるお義姉様へのお礼として読み上げられました。
 「あんちゃんらしく生きた人生でしたね。両親を早く亡くしたので、いつも心の支えはあんちゃんでした。etc.もう、実家のことは心配しなくても大丈夫です。おねえさん、長い間あんちゃんの面倒を見ていただき、有難うございました」と結ばれた文面に、喪主を務めた奥様の嬉しそうな泣き顔が全てを語っているようにも見え、傍から伺っていても胸が詰るおもいをしたものでした。

 最後のご挨拶の合否は話したい、話しておきたい気持をどれだけ持っているかの一点にのみかかってくるようにも思えますが・・・。

「安心」

 少しリアルなお話しです。
 数年前、義父が亡くなりました。自宅で亡くなったのですが、一人暮らしだったため、検死の結果、身内に気づいてもらえたのは、恐らく死後2日くらい経った時であろうとのことでした。
 比較的早い時期に見つかったことと、季節が真冬だったことから、ほとんど身体に損傷はなかったことが幸いでした。
 このような状況でしたので、葬儀はまず遺族のみで火葬をし、一週間後に親族に来ていただいての「骨葬」というかたちを選択しました。
 義父は兄弟が多いので、きっと、親族からは「なぜ最期に会わせてくれなかったのか」などと言われてしまうだろうなと思い、迷いながらの決断だったのですが、状況が状況だったことから、親族からは、納得するのは難しいけれど、理解はできるということで納めてもらえたようです。
 葬儀は菩提寺で執り行ったため、葬儀後にはそのまま納骨までを終えることができました。
 
 ただ、私の中では、義父のためにも最期はちゃんと親戚にも会わせてあげたかったなと後悔が残っています。突然だったということや普通ではない状況だったということもありますが、日ごろ葬儀関係の仕事をしている私でも当事者になったときに落ち着いて先の状況まで気を配ることは困難でした。

 長い間入院されていて、覚悟はできていたとしても、その時がくると冷静にしていることはとても難しいことだと思います。そんなときに、全てを任せて、葬儀の段取りを仕切ってくれる葬儀社さんを、とても頼もしい、全部やってくれてありがたいとも思うかもしれません。
 ただ、そこに「安心して全てを任せられる」の中の「安心」のキーワードをつけるには、事前に信頼できる葬儀社さんに出会うことが必要になるのではないでしょうか。

 事前に葬儀の相談をするのはあまり気が進まないという方もいらっしゃると思いますが、、信頼できる葬儀社さんに出会うために事前の葬儀相談をすることは、後になって気持ちに少し余裕ができ、安心して見送ってあげられることにつながるのではないかと思います。

お返し物

 会葬返礼品とは、ご葬儀の折に、故人のために足を運んでくださった方へお礼の意味を込めてお渡しするものです。通常は喪家側がお渡ししやすく、また、受け取る側も負担なく受け取れるようなものとして、ミニタオルやハンカチなどが多く利用されているようですが、最近では、御香典を持って来られた方には、ご葬儀の当日に御香典返しとして別の品物をお持ち帰りいただく場合が増えているようです。
 これを「即返し」とも言いますが、ある程度の御香典の額までは一律の品物をお渡しし、高額の御香典をご用意された方には、後日(四十九日後)改めて御香典返しをするという方法です。

 これは、ご喪家の方がご葬儀の後、深い悲しみの中でも手続きやご法要の準備などで忙しい思いをしなくてはいけないので、名簿の整理や御香典返しの手続きなどを簡素化させるためにはよい方法なのかもしれません。
 特に、ご会葬の人数が多ければ多いほど、この方法はご喪家の方にとってその後の作業負担が軽くなるので利用される方が増えてきており、ここ数年のご葬儀にご会葬された方で、このような方法でお返し物を受け取られた方も多いかと思います。

 とはいえ、ご喪家やご親族の考えかた、また、地域性なども考慮しなくてはいけません。
これは、大抵がご葬儀の打ち合わせの際に決めていただくことになりますので、頭の片隅にでも、「こんなやりかたがあるのか」くらいに覚えておいていただければと思います。

エンディングノートの必要性

  「お骨はひとまず預かってほしいと言われ、知り合いのお寺さんに預かって貰っています。ご連絡はまだいただいておりませんが、ご葬儀には菩提寺のご住職もお見えにならず、お父様のご葬儀以来からでしょうか。複雑なご事情があるようです」。
 出張先で急死され東京のご自宅まで搬送いたしましたが、2週間前にお父様が亡くなられたばかりとのことで、直葬という形をとられた方の現況を、葬儀担当者に伺った折の電話口でのやりとりです。

 昔からいつ何時ことが起こるか分らないからと言われながらも、普段多くの人は聞き流し、その場に出くわしてから、初めて事の大変さに気付き、うろたえ、ほぞを噛んだものでした。
 ことに人の死に関する問題は残された方々にも火の粉が降りかかり、取り払うのも大変です。
ご自身のためにも、残された方々のためにもご自身の最期をどのようにされたいのか、してほしいのか、知らせておく必要性がさらに増して来るのではと思われます。

 最近マスコミでもひんぱんに取り上げられて、自分のことは自分で処理できるようにと、万が一の時はどのようにしたいか書置きが出来るエンディングノートの存在がクローズアップされていますが、まだまだ一般的な普及までには至っていないようです。
 自身の死を意識するのは縁起でもないと一蹴する前に、元気だからこそ客観的に書ける要素も多く、後に残された方々が火の粉をかぶらないためにもエンディングノートの存在をアピールし、もっと日常の生活に溶け込ませたいものです。

 「エンディングノート」で思い出すのは昨年秋話題になった同名の映画です。
 
  余命を告げられた、かつての企業戦士が家族に残す遺言状として、自身のエンディングノートを制作して行く過程を、娘さんである監督が絶妙な距離をもって撮影をしていく様は、見る側に生きることの大切さをずっしりと伝えてくれました。

 モーレツサラリーマン時代そのまま全て段取りをしなくては気がすまない主人公は、冷静に病と向き合いながらも、葬儀の段取りを一つひとつ丹念に仕上げていきます。
 実家は仏式ですがお墓は宗教を問わないとのことでキリスト教葬に決めました。
 結婚式以来と軽口をたたきながら式場の下見をされ、こちらを選んだ理由を説明されていました。
 ①好印象だったこと②家から近いこと③リーズナブルであること。
 さらにご葬儀は近親者のみで執り行うことetc。
 死に対して向かい合うことの大切もさることながら、「一人ひとりの死に対する思いへのヒントになるのでは・・・。まさにエンディングノートだ」との思いを強くした映画でした。
また、パンフレットには「この映画を見たら皆エンディングノートを書きたくなるにちがいない」とコメントされた方もいらっしゃいました。

 エンディングノートを活用され、これからのご葬儀は自身の意思をより明確にし、自分流をアピールすることが周りのトラブル防止にも繋がること思われます。

バランスが大事

 ギリシャの再選挙は、緊縮派が勝利宣言を行っていました。今後どのようになっていくのかわかりませんが、ヨーロッパの小国の動向を気にしないといけないような現在の世界のありようは恐ろしい感じがします。

 この地域はよくない、しかし周りを見渡すと、あっちの地域はいい、であれば活路や展望がありそうな感じがしますが、グローバル経済という名のもと、ダメになるときはみんな一緒にダメになるという、一蓮托生性が強まっているのは薄気味悪い。しかも、「風が吹けば桶屋が儲かる」のような世界では、モノやサービス、人の移動にタイムラグも生まれてきますが、金融の連鎖はそれさえ許さないらしい。

 もっとも、あらゆるモノやサービスを安い価格で手に入れられるようになったという恩恵をたっぷり享受しているので、危なさや脆さは仕方がない、±0というところではあるでしょうが。

 グローバル経済の不気味さを醸し出す、今回のギリシャ問題は、ソブリンリスクが発端です。日本も他人事でないのはご承知の通りです。と同時に、他人事でないのは中央集権(ユーロ)と地方分権(ギリシャ)のありようです。今後、どうバランスさせていくのか注意深く洞察することは、日本にも有益だと思います。

一年が経ちました

 つい先日、私がこのブログに登場させていただいてから一年が経ちました。
最初は何をかいたらいいのかよくわからず、当たり障りのないお天気ネタでしばらくの間しのぎ(「お天気シリーズ」と名付けられました。)それに詰まると今度はまた当たり障りのない食べ物ネタ(これは「食べ物シリーズ」となりました。)でつないでいました。

 さすがにこれではよくないと、少しずつご葬儀関連の話題を盛り込み始めたのですが、これもなかなか浮かばず、いつも締め切り日を過ぎてしまい、気持ちの中では常に焦っている状態です。
 毎日ブログをアップしている方、本当に尊敬します。

 今日はご葬儀の立会いに伺いました。行きは、今日のご葬儀のことを考えながら電車に揺られ、帰りは既に締め切りの過ぎているブログのことを考えながら、何かを絞り出さなくてはと必死でした。
 
 そしてやっと見つけたブログ参加一周年というきっかけ。今、とてもホッとしています。
 来年の6月、二周年の際には、2年経ったなんてことを書くのももったいないと思えるほど、頭の中の「あさがおブログのネタ置き場」が満タンになっているように、色々なことに気づいていければいいなと思っています。

地域の葬儀社さんを推薦する理由

 当センターの賛同社をご紹介する折の大きな要素として、ご希望されている地域に拠点があり、その地の斎場に精通した葬儀社のみをお引き合わせしております。

 ご逝去は予測できない事態が多く、お見積りをされたご希望の斎場がかなり先まで塞がり、ご喪家との日程が合わず、急遽変更せざるを得ないこともしばしば出てきます。
 ご指名を受けた葬儀社さんはご希望の斎場に見合う斎場をたちどころに捜し出し、さらにその斎場にも精通していることが大事な要素になってきます。

 先日ご葬儀の立会いでお会いした葬儀社の担当者はご相談者の希望されている地域で生まれ育ち、以前に在籍された社でもその区域を長年担当されていた方でした。

 ご紹介した依頼者が出した条件の中で「どの斎場が一番適しているか、また日にちが合わなかった場合にはどこが適当か、どのようにすればご希望に添えるか、地域のことは隅々まで頭の中にインプットされていますので、臨機応変に対応でき、細かなことまで調整できるのも強みです」とお話されていました。

 費用をできるだけ抑えたいご相談者に合わせて、先に検討されていた火葬場併設の斎場と比較しどの位抑えることができるか、またお客様をお迎えするのにふさわしい斎場か否か、あらゆる角度からご要望に近づけ、後日大変喜んでいただけたと伺いました。

 担当者が選んだのはお寺の古い会館でしたが、隅々まで消毒液を使って掃き清められた貸斎場ではお寺の境内という立地条件もあり、こぢんまりした中にも落着いたご葬儀を執り行うことができました。
 価格もリーズナブルで表立ってパンフレットにはうたっておりませんが、お願いしてご遺体を本堂脇のお部屋に通夜当日まで無料でご安置いただけました。
 結果、火葬場へのマイクロバス、霊柩車代等を加算してもかなり費用を抑えることが可能になり、細やかな気配りで、地元の状況をよく把握している強みが発揮されたようです。

 それぞれの葬儀社の方々もご葬儀のプロとして、広範囲の区域を網羅できるように一応の知識を身につけ、訓練されていらっしゃいますが、遠方の場合は細かな情報まではなかなか把握しきれずに、時として小さな穴から水が洩れるような場面も耳にいたします。

 先日も神奈川の葬儀社の方が東京でご葬儀を執り行った際に、東京の斎場では禁止されている看板を地元でのご葬儀と同じようになにげなく出してしまい、あわてて撤去するはめになり、看板を出すことを希望されていたご喪家は困惑され、ちょっとしたトラブルになってしまったことをお聞きしました。

 また、山の手の葬儀社さんが下町のお寺の貸斎場でご葬儀を取り扱った際には、ガードマンを雇って欲しいとの要請が最終見積りを取った後で分り、その分予算オーバーになってしまい、ご喪家にご迷惑をかけてしまったことも聞き及んでいます。

 斎場指定の料理屋さんがあることに気が付かずにいつものように見積りを作成し、通夜当日に判明して急遽斎場指定の料理屋さんにお願いするはめになりましたが、結果見積りよりも高い飲食代になってしまった例など、常に精通している斎場ではありえないミスも時として起こってしまうようです。

 ご紹介する立場といたしましては、先ずご希望の地域の葬儀社さんから見積りを取り、皆様でそれを検討されて、出来るだけ担当者と面談されることを希望いたします。
担当者とのコミュニケーションがはかれ、より深く臨機応変な対応が期待できますので・・・。

伝わる文章を書く。

 私は今、ホームページ用の原稿を作ることに頭を悩まされています。
 センターのサイトに訪問してくださった多くの人が、正しい情報を分りやすく、読みやすく、また、記憶に残してもらえるような、伝えるための文章を作るのというのは簡単なことではないと実感しているところです。

 「文章力」という言葉を最近気にするようになりました。ビジネス本でも「文章力」をテーマにした本がたくさんあるように、仕事をする上では、多くの職種で必要な「力」なのだろうと感じています。

 私にとって「文章力」は、今まで「苦手だな…」と思いつつもなんとか普通にやってきたことが、実は奥が深く、まだまだ勉強が足りていなかったと思わされたことのひとつです。

 「よし!これで完璧!」と思って提出した原稿に、大量のダメ出しがつくと、正直、かなりへこみます。しかし、後で読み返すと、なるほど、ダメ出しの意味がよくわかる。(どうしてもわからない時もありますが…)
 自分が作った文章をあたためておいて、少し時間が経った頃に読み返すと、よくないところが見えてくる、ということも最近学びました。

 苦手意識を克服するには、まだ時間がかかりそうですが、頭は使わないと脳の機能が衰えると、先日何かの記事で読んだので、「文章力」の勉強も頑張って、いつか「得意な分野」に入れられるようにしたいものです。