内容をわかりやすくするために・・

 しばらくの間、ライフワークのように手がけていたセンターのサイト内にある「社葬」のページのリニューアル作業ですが、あと少し残っていますがほぼ出来上がりました。
 思った以上に時間がかかり、内容については、作っても作っても代表からのチェックが入るダメだしの連続でしたが、情報の整理や伝わりやすく書くということは難しいけれどとても大事なことだと改めて感じました。

 以前、このブログでライターさんのように文章が上手に分かりやすく書けるようになりたいというようなことを書いたのですが、文章を上手に書くということよりも、その前の段階、情報の整理がうまくいっていないという事に気がつき、また、一から勉強を始めなくては。

 今まで、何も意識せずに本やサイトなど色々と文章を読んではいましたが、たしかに、整理された情報が伝わりやすい表現で書いてあるものは、読んでいて気持ちがいい。逆に、興味がある内容でも、読んでいてもつっかかって読みづらいと感じたものは、整理されていなかったり、文章が難しかったりということだったのか、と改めて考えさせられました。

 センターの相談はメールでのやり取りも多く、ご相談者へ送る返信などには気を使いますが、もっと気をつけられる所があるなと感じています。

 頭の中にある情報を一つ一つ整理するのもなかなか時間がかかりそうですが、常に意識してコツコツやっていこうと思います。

紙の情報整理とデジタルの情報整理

 一年半ぐらい前に相談があった方から、再度、きょう連絡がありました。その時のお話では、お母様が2,3日かもしれないという状況でのご相談でした。すぐに、ご希望内容に合わせて葬儀社を紹介し、直接、社の担当者と話をしてもらい、見積もりも作成いたしました。

 今日の電話では、その後、お母様は持ち直して現在にいたったが、もしかすると近いうちかもしれないということでした。とっておいた見積もりを見ていたが、その中に、「あさがお」の文字があったので、あさがおをネットで検索して、どういうことだったのかと電話してきました。センターからの紹介であったことも、1年以上前だったので忘れていました。

 今日の電話を受けて、当時の相談内容とその後の進捗状況を確認し、紹介の経緯や、紹介社をおすすめした理由、などを説明し、「そういうことでしたね」と安心してもらいました。

 一年以上、やりとりがなくなって、連絡がくることも多くはないですが、まれにあります。そのときに、1年以上前で資料がないのでわかりません、とはしたくないものです。

 昔のように、紙ベースで資料を整理しなければならないような状況であれば、過去の相談案件を探し当てるのにも相当な時間を費やさなければならない場面が多々出てくることになったと思います。

 こういうところは、デジタルの時代になって本当よかったと思います。センターは、相談案件を整理するのに、高度なシステムを構築しているわけではないですが、それでも、電話番号とか、相談者のお名前、担当が誰だったか、いつの相談だったか、どの社の見積もりかなど、少しの情報があれば、それほどの時間もかからずに、相談内容と進捗状況を確認するぐらいのことはできます。
 デジタルの情報は、整理にそれほど力を注がなくても、後で探せるようにさえしておけばいいのもありがたいです。

お盆のお墓参り

 お盆のお墓参りはもう行かれましたか。
 我が家はなかなかお盆の時期に家族の予定が合わず、今年も少し遅れてお参りに行く予定です。
 
 実家の方の霊園は、ずいぶん前から引っ越ししたいね~と言いながら、何年経ったことか。今年は父が一人でお参りに行ったようです。
 早く近くに引っ越しさせてあげたいのですが、なかなかそれも難しく、先送りしている状況で、この先もまだ何年かかかりそうです。

 夫の両親も、私の実家の祖父母も厳しい人ではなかったので、「うまくやっていればOK」と、見守ってくれていると勝手に信じて甘えてしまっていますが。

 もう少し涼しくなってから・・なんて言っていると、すぐお彼岸になってしまいそうなので、今月中には一度お参りに行ってきます。

暑い日が続きます・・

 連日、30度超えの暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんでしょうか。

 
 外出から帰ってきて、涼しい室内に入った瞬間、確かにとても気持ちいいのですが、この温度差が夏バテの原因になるとか。
 電車やバスに乗っても、お店に入っても、家に帰ってきてもこの状態が繰り返されるわけですから、体調が悪くなってしまうのも仕方がないのかもしれません。
 普段から風邪もほとんどひかない健康な私でも、ここ2日程のだるさは自分でも少し心配になるくらいです。
 先日、娘がアルバイト先で軽い熱中症になったようで、もう少しちゃんと体調管理をしなくてはと思います。

 高齢になると「暑い」を感じにくくなるため、自宅にいても熱中症になりやすいと聞いたことがあります。
 高齢の親御さんがいらっしゃる方は心配ですね。
 特に遠方に住んでいるなどの場合、まめに様子を見に行くこともできない方もいらっしゃいますし、近くに住んでいてもなかなか顔を見に行けない状態の方もいらっしゃると思います。
 私も徒歩圏内に高齢の両親がいますが、なかなか顔を出せず・・・。
 「まあ、ちゃんとやってるでしょう」と、勝手に安心していますが、長く住んでいる家でも、周りの環境が変わり、隣近所との交流も薄れているので、やはりたまには顔を出さなくては、と思いました。

 まだ、暑い日が続きそうですので、皆さま、ご自愛ください。

終活。

 終活という言葉が一般的に使われるようになって、積極的に活動されている方がとても多くなってきました。
 終活の中でも、お葬式のことや持ち物やデジタルデータの整理や納骨先についてなどは、遺された家族が困らないようにと、家族の為に進めていらっしゃる方も多いと思います。

 先日、つけっぱなしにしていたテレビで、お墓についての番組が放送されていたので、家事の手を止めて少々見入ってしまいました。
 生前にご自身が将来入るお墓を購入される方も多くいらっしゃるとか。たしかにそのような話しはよく聞きますし、センターへご相談される方の中にも「まだ誰も入っていませんが、○○○寺にお墓を買ってあります。」なども伺うことがあります。
 遺された家族は「用意しておいてくれてありがたかった」と思われる事が多いと思いますし、ご自身が気に入った所に納骨してもらえることは、ご本人にとっても家族にとっても良い事だと思います。

 ただ、私の場合、これを将来、自分もそうしたいと思うかな・・?と考えた時、今の私自身の考えとしては、遺った家族が出来る範囲でやってくれればそれでいいなと。
 そして、私の両親の将来についても、特別に何か「こうしてほしい」というものが無いのなら、出来る範囲で、こちらの都合でやらせてもらいますよ、と思っています。

 以前お邪魔させて頂いた納骨堂のスタッフの方から伺った話しなのですが、ご自身の納骨場所を探して見学に来た方がそこをとても気に入り、生前に購入したのですが、その何年か後に、面倒を見てくれている息子さん家族が遠方に引っ越しをすることになり、そこに納骨してもお参りに行けないからと、やむを得ず、一度も使わずにキャンセルされた方がいらっしゃったそうです。

 このようなことは稀なことなのかもしれませんが、その稀な事が将来の自分の状況に当てはまらない保障はないと思うと、やはり、その時の状況に任せましょうというところに行きついてしまいます。
 私が今の時点で思う事は、遺された家族が葬儀やその後のことについて将来迷わないような方向や、選ぶ方法を伝えておくだけでいいかな、ということです。また、何年かしたら気持ちが変わるかもしれませんが・・・・。

永六輔さんとラジオ

 2年ほど前から、車を運転するときだけでなく、ラジオ専用のポータブルレコーダーで面白そうな番組を録音して聴いています。

 知人から、番組とともに、ある機種の便利な使い方も合わせて教わったのですが、信用のおける人から勧められたものは、すぐ試すというわけで、遅ればせながら、にわかラジオリスナーになりました。
 
 同じ人でも、TVとラジオの出演では、話す内容が違います。違うというよりは、ラジオのほうが何かにつけ拘束が少ないでしょうから、話が面白くなるように思います。
 両方の世界を熟知し活躍している、久米宏さんですが、TVニュースのほうはたまにしかみませんでしたが、ラジオは面白いのでよく聴いてます。

 先週の永六輔さんの訃報に際し、久米さんは、「永六輔さんは、僕の恩人で、先生です。いなくなると、とても困るのです。ですから、永さんはいなくならないのです」とコメントしています。

 永さんは、「テレビの言葉には本音が少ない」と、ラジオの仕事を大切にしていました。そして、ラジオは、想像力によって、より大きな力を持つメディアと位置づけていました。

 昔に比べ、ありあまるコメントや解説、映像、情報、、、、それによって人が賢くなっているかというと疑わしい限りです。情報が多くあることに安心して想像力も発揮しにくいかもしれません。
 ただ、意味のない薄っぺらなコメントや解説、取捨選択された断片的な映像、をいくら集めてみても適切な判断はできそうにありません。想像力で補うしかありません。

 永さんのご冥福をお祈りするとともに、永さんの思いを継ぐような、ラジオ番組が増えることを願わずにいられません。

暑くなってきました。

 暑くなってきました。これから、夏本番に向けて、更に暑くなるわけですが、私は夏の暑さが苦手です。
 これから3か月、エアコンにかかる電気代を心配しながら過ごします。

 ご家族が入院されていたり、ご自宅で看護されている方にとっても、この暑さはかなりこたえるのではないでしょうか。
 
 病院への行き来も連日のこととなると、普段お元気な方でもかなりお疲れになると思います。

 どうか、ご看病をしているご家族の皆様も、ご自身のお身体をご自愛ください。

データの整理

 最近、テレビはあまり見なくなったのですが、たまたま自動で録画されていた中に「デジタル遺品整理」というタイトルの番組があったので見てみました。
 「終活」というワードにひっかかって録画されたようで、終活のなかの一部として取り上げられていました。
 以前、知人が終活セミナーをやるというので、参加させていただきましたが、その時の主なセミナーの内容は「デジタル遺品整理」でした。
 最近はデジタル遺品整理の業者さんも増え、アプリまであるそうで・・・。
  
 今ではほとんどすべての事がIDとパスワードで管理され、また、同じパスワードは流用しないほうがいいなど、自分が登録したパスワードでもつい忘れてしまうことが多々あるわけで、自分が亡くなった後に家族がそれを導き出すのはほぼ無理なことだと思います。

 テレビでは、家族が遺したデジタル遺品が元で起きたトラブルの事例を放送していましたが、普通に考えただけでも、「今、自分が亡くなってしまったらどうなってしまうんだろう?」と思うものはたくさん思い浮かびます。
 やはり、一番有効なのは、大事なIDやパスワードはメモに記しておいて、そのメモのある場所を家族に伝えておく、ということだそうですが、家族に内緒でやっているアレやコレがある方は多そうです。

 何年か前、遠方に住む友人が急逝しました。実際に何度か会った事がありましたが、普段の主なつながりはブログでした。
 彼女はご主人と二人暮らしでしたが、ご主人は彼女がブログをやっていることを知らず、たまたま近くに同じブログ仲間がいて、ご主人も含めて家族ぐるみでお付き合いしていたこともあり、生前、彼女がブログをやっていた事を知らされ、彼女が遺したブログを目にすることができたことをとても喜んでいたそうです。

 これは友人がご主人に隠していたというわけではないものだったので、ご主人も喜ばれていましたが、「家族には見られたくないもの」をパソコンやスマートフォンの中に持っている人も多いのでは・・・。

 テレビやセミナーでも言っていましたが、遺された家族が更に悲しい思いをしないようにしておくことはとても大切だな、と改めて思いました。

式場の使い勝手。

 斎場の見学をさせていただいていますが、「よく使ってくれている葬儀社さんから『こうなっていると使いやすい』とか『ここが使いづらい』とか言われたんですよ」など、葬儀社さんから使い勝手がよくなることを指摘してもらい、改装したというお話しをいくつかの斎場でお聞きすることがありました。

 葬儀社さんは多くの式場を使っているので、とても参考になる意見のようです。

 先日伺った斎場では、式場の出入り口がひとつしかなかったころ、葬儀社さんから、「出入り口がもうひとつあるとお清め所への流れがよくなる」との意見から、式場の横にもうひとつ出入り口を作ったそうです。
 また、他の斎場では、3階に大きめの式場、2階にその式場用の会食所と、フロアが別れていたところ、会食所にしているフロアに小さめの式場があると、小規模な家族葬に使いやすくなるという意見から、2階を小規模な式場と会食所に変更したところ、今ではその2階部分が一番使用されているとのこと。

 昨年、古くからあった式場を建て替えてリニューアルしたばかりの式場にお邪魔した際に、式場の関係者の方から話しを伺おうとしたところ、先方から「どこか使いにくいようなところは無いですか?」と。
 葬儀社さんから、「大式場と小式場の間隔が狭いのでお互いの音が聞こえてしまう」という意見があったとのこと。
 そこで、改修するのは難しいので、防音のパーテーションを注文したそうです。

 式場側も、葬儀社さんも、葬儀をされる方の側に立って、ご葬儀というお辛い場であるからこそ、少しでも快適に過ごして頂きたいという想いが伝わります。

志し半ばの死

先日、夜遅く、海外に単身赴任中のご主人が、赴任先のご自宅で亡くなられ、身柄は現地警察の方にお預け状態で、現時点では帰国の目処が立っていないが、ご遺体を日本に搬送するには成田空港にお迎えに上がり、ご自宅まで搬送する葬儀社さんを決めなくてはいけないので、取り急ぎご相談をされたいとのお電話をいただきました。

 ご心配なご様子が電話口まで伝わり、咄嗟のこと故、お慰めの言葉も見つかりませんが、時間は待ってはくれません。
 ご会葬の方々は会社関係者が多いとのことで、ご葬儀の場所を都内の会社近くにされるか、郊外のご自宅近くでされるか、又どのような形でのご葬儀を御希望なのかをお伺いし、お分かりになる範囲でご葬儀の内容等もお尋ねして、ご要望に合うと思われますセンターの賛同社を複数ご紹介し、担当者から直接ご連絡を差し上げる旨申し上げたところ、これから会社の関係者との打ち合わせに入りますので、○○時以降によろしくお願いしますとの気丈なお言葉をいただき、お気持も少し整理できたご様子が伺われ、ホッとさせられました。

 多くの企業戦士の先輩、友人に見守られ、静かに旅立たれたご様子ですが、志半ばのまだこれからという方が道を絶たれる無念さも伝わってくるようなご葬儀でした。

 時を同じくして、実家から梅の実をお送りし、友人から頂いたそのご報告の電話には、こちらも思わず絶句してしまいました。

 「実は梅の実を送って頂いた日が、主人の葬儀の日だったの。あまりに急なこと故 、家族・親族だけで見送ったので、ご連絡が遅くなってごめんなさい」

 数ヶ月前にお会いした時には、ご夫妻とも元気はつらつで、仕事をバリバリこなしているご様子に、あちこち身体の痛みを訴えている身としては、うらやましい限りと思っていた矢先のことゆえ、咄嗟に返す言葉も見つかりません。
  
 「これから一段落すると一気に疲れが出るから、何時でも構わないからお電話くださいね・・・」
 慰めの言葉になっていませんが、「友人として支えになってあげなくては」との気持ちだけが、先走ってしまいます。

 寿命が延びたと言われ、女性は世界一、男性も世界有数の長寿国日本とまで言われていますが、突然道を絶ち切られる企業戦士のお気持ちは如何ばかりでしょうか。

 ご冥福をお祈り申し上げるのみです。