最期のお別れをしたい人は・・。

 少人数の家族葬を想定して準備をしていても、故人様と最期のお別れをしたいご友人や職場の方がご葬儀に参列されることもあります。
 お身内だけでの家族葬を希望され、その想定で準備をしていたところ、実際のご葬儀では故人様のお仕事仲間の方々が故人様との最期のお別れをしたいと葬儀にお越しになり、100名を超えるご葬儀になったという例もあります。

 以前、ご自身が葬儀の一切を仕切らなくてはならない一人娘であるご相談者から、お父様がお亡くなりになり、費用を極力抑えた葬儀を行ないたいとのご相談をいただきました。
 お父様とご親戚との関係もあまりよくわからず、ご相談ではご自身と親戚が来ても多分5名くらいとおっしゃっていましたが、実際には20名程のご親戚と10名ほどの故人様のご友人がご会葬に訪れ、ご葬儀後には「ご会葬の方々も予定より沢山お越し下さり、また立派な葬儀だったと仰っていました。」と、ご報告をいただきました。

 ごくお身内のみでの家族葬を希望される方はとても多くいらっしゃいますし、お身内だけでのご葬儀の方がご家族の負担が軽減されることもあるかと思います。
 義理でご会葬に来ていただくよりは、最初から近親者のみでとお伝えするほうが良い場合もあるかと思いますが、故人様との最期のお別れをしたいと心から望んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

余命を宣告されて、ご相談される方のお気持は・・・。

 1ヶ月程前、ご自宅にお伺いし、万が一の際のご相談をさせて頂いたばかりの方の訃報を、ご紹介した賛同社の担当者から伺い、電話口で思わず言葉に詰まってしまいました。

 お伺いした折、お歳は召していらっしゃいましたが、お顔の血色もよく、お元気そうで、ご相談を実行に移すのはだいぶ先のことになりそうだと勝手に思い込んでおりました。

奥様とご一緒のご相談でしたが、事の深刻さを微塵も感じさせず、「どちらが先にお世話になるかな」と軽愚痴をたたいていらっしゃる光景を拝見しておりましたので、にわかに信じられない思いでした。

以前、名脇役の俳優さんが余命半年であることを明らかにし、残された時間を精一杯生きることをお話され、すでに葬儀社の手配もご自分で済ませていらっしゃることを公表されていましたが、ご自身の最期はご自分のお気持に忠実に、どこまでもご自身の意思を貫きたいと宣言されていたことが思い出されます。

また、てきぱきと明るく張りのある声でご相談を頂いた方の場合は、当初ご両親のご相談かと勘違いする程お元気な御様子でしたが、実際は再入院される直前のお電話でした。
小さなお子様を抱えた、まだ若いお母様からのご相談でしたが、万が一の際に後を託す妹様の為にもとおっしゃるお元気なお声に、ご相談に応じた未熟な当方が逆に励まされる始末でした。
妹様から訃報が届いたのはそれから半年後でした。

皆さん、覚悟を決めるとは言え、現実はどんなお気持だろうか。
お元気な折、ご自身の将来のこととして事前相談をされることと、余命を宣告された後一刻一刻と迫る死を現実なものとして捉え、受け入れざるを得ないお気持ちの差は如何ばかりか。
未熟な当方はまだまだ結論が見出せません。

ご葬儀の仕事に携わり、死についての客観的な言葉は巷に溢れていますが、それが現実になった時、自身の死を直視できるような心境になれるのは、いつになるのだろうか。
まだまだ、先が読めません。

お別れの仕方にも変化の兆しが・・・。

昨年一昨年あたりを境に、都会を中心としたご葬儀の形態も、大分様変わりしてきたように思われます。

従来の仏式・神式等のご葬儀のお式は省いても、故人様とのお別れの時間だけは十分お取りになりたい。
ご高齢の方のご葬儀が増え、故人様のお知り合いも少なくなり、お身内だけで静かにお見送りされたいと、火葬のみの形をご希望される方も増えて参りました。

従来型の画一的なご葬儀ではなく、我が家流のお見送りをされたいとのご要望に、葬儀社さんの方でも、限られたご予算の中で、ご喪家のご希望にどれだけ近づけられるか、通り一遍ではない、臨機応変な対応が求められてきているようにも思われます。

お式を省いた直葬の場合、火葬場ではすでにご葬儀でお別れされていることが前提になっており、炉前でのお別れの時間は5〜10分程しか取れないのが現状ですので、自社安置所で調整をし、お弁当持ち込みで火葬前日に1時間ゆっくりお別れの時間をお取りする社、また、ゆっくりお時間を取って柩に最後のお花入れをご希望の方には、火葬当日、火葬場に向かう前、柩を自社式場にご安置し、こちらにて心ゆくまでお花入れをしていただく社等、積極的にご要望を取り入れている社も増えて参りました。

小規模な葬儀社さんでも、ご要望に応じて他家のご面会に支障がないことを考慮した上で、火葬日前日お身内の方に2階の待合室へお集まりいただき、皆さま交代で1階の霊安室にて日長一日心ゆくまでお別れをされ、大変感謝された例もございます。

ご葬儀前日安置所にてお母様と時間をかけてゆっくりとお別れをされた姉妹の方の場合は、翌朝火葬場に急遽叔母様夫婦がお越しになりましたので、お時間の許す限り叔母様夫婦にお別れのお時間を差し上げることが出来、ご満足のいくお別れになれたとのご報告も頂きました。

お別れの仕方も、時代と共に変化の兆しを見せつつあるようです。

思い出

 「良かったと思って頂けたことがうれしくて、思わず返信してしまいましたが、こちらへの返信は不要です」いただいたアンケートにお礼状をお出しした方から、但し書きの返信をいただきました。

 「涙も笑いもあるご葬儀でした。看病の流れのままに危篤状態を経て葬儀に突入しつつも、『残された家族がどれだけ気持ちに余裕をもっていられるか』で、参りたい人の気持ちを受け止めるかが決まると実感いたしました。すべてが過ぎ去る前にそう気付かされたお蔭で、皆さんにも私達家族にも一生の悔いが残らずに済んだわけです」。

 昨今はお見送り方も様々な様相を呈し、ご葬儀のお式はせずに火葬のみの直葬をご希望される方も大分増えて参りましたが、まだまだ上記のような方もいらっしゃいます。

 ご相談者は当初御家族4名様のみでのお見送りをご希望されており、当のお父様も病院のお見舞いに日参されているお母様のお身体を気遣って、ご自身の葬儀は「密葬でな。参ってくれる人が一人増えれば増える程、あんたが疲れるんだから・・・。最期は家族だけで静かに見送ってほしい」と言い続けていました。

 しかしながら、ご相談者は当センターのホームページに記載されておりました「お参りしたい人の気持ちを汲んであげることも大切」のくだりがずっと頭の片隅にこびりついていらっしゃったとの由。

 センターとのやり取りの中、一方で近親者との率直なお気持を伺っていくうちに、「父には申し訳ありませんが、結局は私たちがどれだけその人たちの気持ちを受け止められるかということのような気がします」とご相談者のお気持も次第に傾いてきたご様子が伺えました。

 3ヶ月後のご葬儀にはご親族の方々が多数お見えになり、通夜の晩は斎場の大広間に皆さまで雑魚寝をされ、久しぶりにお会いされた方々にとって合宿所のような一晩となり、思い出深く心に刻まれた御様子で、翌朝、バケツリレーのようにして、お布団の山が大広間に次々と築かれていくのは圧巻でしたとのご報告を伺いました。

 「結果的に『お見舞いも拒否され、最後のお別れも出来ないなんて、辛すぎる』との親戚の言葉に『どうぞ、お願いします。来てください』と言えたのが、一生の悔いを残さずに済みました。ありがとうございました」といただいた返信に綴られておりました。

 

ワンクッション欲しい最後のお別れ

 葬儀・告別式を省いた直葬の場合、最後のお別れは多くの場合、炉前での5分~10分程度になります。
 お気持の中では心の準備をしてきたつもりでも、火葬場という雰囲気の中で、いきなり目の前に柩が置かれ、蓋が開き、係りの方の言われるままに柩にお花を手向け、やがて「最後のお別れとなりますが、よろしいでしょうか」との問いに、お気持も揺らぎ、ご返事をためらう向きも多いかと存じます。

 そんな戸惑いの中、ご喪家それぞれのご事情で葬儀・告別式は難しいが、お別れだけはゆっくりされたい。
 炉前でいきなりではなく、どこかでワンクッション置いたお別れがしたい、と思われる方も年々増えて来ています。
 最近ではそれに呼応するかのように、葬儀社さんの方でもできるだけご要望にお答えできるようにと、臨機応変な対応がとられ、様々な工夫がされつつあるようです。

 「丁度その日は霊安室で他家のご面会がなかったものでしたので、皆さん日長1日いらっしゃいましたね」
自社安置所を開放された担当者の弁でした。
 定員5~6人でいっぱいの安置室でしたが、火葬前日20名近くのご家族ご親族がお見えになり、2階の休憩室でお待ちになりながら、交代でご面会されていらっしゃったとのこと。
 後日頂いたアンケートでは、感謝のお言葉が綴られていたのは言うまでもありません。

 また、直葬の場合、安置所にて火葬前日に2時間程ゆっくりとお別れができる場を提供している社もございます。
 こちらではご安置中ご家族の方が毎日お見えになられ、火葬前日にはご親族の方も含めて、お食事持参で最後のお別れをされた方もいらっしゃったとの由。

 一方、自社斎場を所有している葬儀社さんの中には、御出棺前、空いている式場に柩を運び、そちらでゆっくり柩へのお花入れをされ、最後のお別れが可能な社もございます。
 
 最後のお別れに理解を深める葬儀社さんの中には、火葬のみにもかかわらず、ご自宅の和室にご安置されているように、火葬前日「付き添い安置」という形をとり、お線香をあげて1晩中付き添い、最後の夜を自由にお別れができるところもございます。

 まだまだ地域により様々な条件がありますが、少しでも悔いのないお別れができることを望みます。

直葬でもゆっくりお別れができる方法とは・・・。

 「霊柩車だけお借りできますか・・・」
 深夜、戸惑いのお電話を頂きました。
 思わずご事情をお伺いしたところ、お身内の方がご逝去され、火葬のみをご希望とのことで、ご葬儀をされないので葬儀社さんを頼まずに、ご喪家の方々がご遺体を火葬場に搬送すれば、その後のことは全て火葬場にお任せできるのではと思われていらっしゃるご様子です。

 直葬の場合も通常のお式をされる場合と同様に、葬儀社さんの方で搬送から火葬が終わるまで、また役所の手続き等も含め全て執り行っていただける旨御説明をし、地元の賛同社をご紹介させていただきました。
 電話口のお声も少し落ち着かれたご様子です。

 ご葬儀のお式を省くことは分かっていても、現状の認識はまだまだのようですが、夫々のご家庭の事情やご喪家のご要望で直葬をご希望の方は確実に増えてきているようです。

 それに伴い、最近は執り行う側も臨機応変な対応が垣間見られるようになってまいりました。
 ゆっくりお別れができないという直葬の難点も、ニーズに合わせた工夫が施されつつあるようです。
 当方がご相談をお受けした中でも目につくようになりました。

 当初、関西のご実家で本葬を執り行い、こちらではご家族・ご親族のみの家族葬でお見送りされるご予定でしたが、式場は8日先まで塞がっており、火葬だけでしたら2日後の朝9時台の枠に空きがあるとの情報を得たご相談者は、急遽日にち優先で火葬のみに変更をご希望になりました。

 ところが20名近くのご親族の方々にとって、炉前のみのお別れはあまりにも短すぎるとのことで、ご葬儀の担当者は急遽自社の安置所を火葬前日に解放し、当日お集まりいただいたご親族の方々は2階休憩室でお待ちになりながら、定員5~6名の安置室に交代で出向き、心ゆくまで日長ゆっくりとお別れをされたとの報告を受けております。

 また、直葬をご希望の方のために、自社安置所でゆっくりとお別れのお時間が取れる葬儀社さんの存在も目立ってきているようです。

 直葬をご希望になり、お母様と姉妹だけでお父様をお見送りされるご予定でいらっしゃったご相談者から大いに感謝されたことがございました。
 火葬当日、突然でしたが、2組の叔父様御夫婦と従妹様のご列席を頂いたとのこと。
 お母様とご相談者姉妹は前日にご家族だけで霊安室にお花を飾り、ゆっくりとお父様とお過ごしになられ、お別れができておりましたので、慌てることなく、火葬場の炉前での時間は、駆け付けてくれたご親族の為に時間を譲ることができましたとのご報告をいただきました。
 「霊安室併設の葬儀社さんをご紹介くださったことはとても大きかったです」
 ほっと一安心されたご様子が、目に浮かびます。

最期のお別れ。

 少人数の家族葬を想定して準備をしていても、故人様と最期のお別れをしたいご友人や職場の方がご葬儀に参列されることもあります。
 お身内のみでの家族葬を希望され、その想定で準備をしていたところ、実際のご葬儀では故人様のお仕事仲間の方々が故人様との最期のお別れをしに訪れ、100名を超えるご葬儀になったという例もあります。

 先日、ご自身が葬儀の一切を仕切らなくてはならない一人娘であるご相談者から、お父様がお亡くなりになり、費用を極力抑えた葬儀を行ないたいとのご相談をいただきました。
 お父様とご親戚との関係もあまりよくわからず、ご相談ではご自身と親戚が来ても多分5名くらいとおっしゃっていましたが、実際には20名程のご親戚と10名ほどの故人様のご友人がご会葬に訪れ、ご葬儀後には「ご会葬の方々も予定より沢山お越し下さり、また立派な葬儀だったと仰っていました。」と、ご報告をいただきました。

 ごくお身内のみでの家族葬を希望される方はとても多くいらっしゃいますし、お身内だけでのご葬儀の方がご家族の負担も軽減されることと思います。
 義理でご会葬に来ていただくよりは、最初から近親者のみでとお伝えするほうが良い場合もあるかと思いますが、故人様との最期のお別れをしたいと心から望んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

ご葬儀での形式とは・・・。

先日、ご葬儀の前にお伺いする場合、ご喪家にどのようにご挨拶すればよろしいでしょうかとのお問い合わせをいただきました。
 妹さんの御主人のお父様がお亡くなりになられ、明日ご自宅に手土産持参で弔問に伺いますが、喪主に当たられる妹さんの義母様には、どのようなお言葉を掛ければよろしいかとのご質問でした。
 故人様とは特に生前親しい間柄ではなく、むしろ面識もあまりなかった方ですが、納棺まで立ち会われるとのお話です。

 通常、納棺はご遺族やごく親しい近親者のみで執り行われることが多いと伺っておりますが、地方により、またそれぞれのご家庭のご事情もございますので、一律に面識が薄い方の納棺にまで立ち会う必要性を問いただす訳にもいかず、まずはごく一般的なお悔やみのお言葉をお話申し上げました。
 しかし、ご相談者はその後の具体的なお言葉が知りたいとのこと。

 一通りのお悔やみのお言葉の後は、その場の状況に立たないと難しく、親しい間柄でしたら、これから執り行われる通夜・ご葬儀でのお手伝い事を、お尋ねになられることもできますが、ご相談者の立場では、取り方によっては取って付けた様な言い回しになりかねないので、間に入っていらっしゃる妹様に後はお任せし、必要以上のお話を避け、ご喪家も大変な折ですので、長居はしないように気をつけることを申し上げました。

 ご葬儀のしきたりは色々ありますが、ご喪家側の受け取り方は様々だと思います。
 ご葬儀が円滑に進み、ご喪家に失礼の無いようにすることは大切ですが、ともすると、慣れないあまりに形式に捕らわれすぎてしまいがちではないでしょうか。

 ご葬儀ではご喪家のご挨拶に始まり、ご会葬御礼のお言葉まで、また弔問・ご会葬の方々のご挨拶等、様々なお言葉がございますが、心に残るお言葉は、必ずしも形式に則ったものとは限りません。
 以前立会いにお伺いして、今でも心に焼き付いている喪主のご挨拶もその一つです。

 ご出棺に先立つご挨拶の代わりに、長患いの末ご逝去されたご主人の病状を克明にお話された奥様の、これを話さずしてご葬儀は終わらないとばかりの迫力ぶりは、100名余りのご会葬の方々をその場に釘づけし、しばしの時間延長も忘れさせる程でした。

 お帰りになられる皆様の表情からは、一様に晴々とご納得されたご様子が伺え、端でご一緒にお話をお伺いした当方も、思わず大きな深呼吸をした思い出がございます。

享年106歳

 「お骨上げの時に係りの方から、ご高齢の方でこんなにしっかりしたお骨は初めてだ、とまでおっしゃっていただきました。お骨も沢山あり、母は本当に丈夫だったようです」。
 ご葬儀の翌日、早速にご相談者からお電話にてご報告をいただきました。

 前回のブログで7年前に見積りをお取りした方のことに触れましたが、実は新たにお見積りをお取りになられ、葬儀社の担当者と詳しいお話し合いをされた日の夕方、ご紹介した当方にご逝去の報が届きました。

 享年106歳とのこと。

 ご家族が見守る中、静かに炎が燃え尽きるように逝かれたお母様ですが、ご相談者は最後まで御自宅でお世話することを選択され、覚悟はされていらっしゃったとは言え、特にお亡くなりになられた5日ほど前からのお気持の整理が大変だったと伺いました。

 年齢に関係なく、いつか必ず訪れるお別れに、正面から向き合うお気持の揺れはいかばかりか。
 多くはお話されませんでしたが、お声から自分なりに学ばせていただきました。
 他人が大往生と言う言葉は使えませんが、勝手にお身内の気持になって、あれこれと推し量っております。

 天寿を全うされたお母様は最後まで気配りをされ、大雪の大変な時期をずらして、ご葬儀当日は快晴であたたかな日差しのもと旅立たれ、ご参列の皆様も大変お喜びになられたとのこと。

 ご連絡をいただき、ご長寿のお母様に少しでもあやからなくてはと、久しぶりの風邪で寝込んでいた身が、少ししゃんとしてきました。
 ご長寿で思い出しました。
 6年程前、101歳で旅立たれたお祝いとして、紅白のタオルをご喪家からお裾分けいただいたことを・・・。

思い出コーナー

 ご喪家のご要望で生前故人が愛用したものや趣味の作品、家族との思い出の写真を式場のコーナーに飾り、葬儀に出席していただいた友人知人に見ていただくことがよくございます。

 通夜や葬儀の始まる前、悲しみの中にもそのコーナーの周りはおしゃべりと時には笑い声さえ聞えます 生前、なかなかお会いできなかった故人との思い出が、1枚の写真を巡ってよみがえって来るようです.
 1枚1枚の写真はごく普通の家族のスナップ写真であっても、その時代に関わった友人にとって貴重な最後の1枚になります。

コーナーの作成は葬儀社のほうで全てやる場合と、ご家族の皆様に手伝ってもらい、少しでも自分達の葬儀である実感を味わっていただくやり方があります。

 思い出コーナーは普段なかなかお会いできないご親族や会葬者との会話のきっかけにもなるようです。