斎場選びには“清潔” の2文字が重要です。

 当センターの賛同社のホームページに気配りや心配りと同様に重要なこととして 、“清潔”の2文字が挙げられているのを見て、ほっと嬉しくなりました。

というのも、ご葬儀の立会いで各斎場に伺っているうちに、「清潔」であることが斎場の重要なポイントの一つであることを実感したからです。

 先日も、伺った斎場では和室のお清め所・控室とも思わずその場に暫し留まり一服お茶を頂きたくなるような趣がありました。
 日当たりが良く、繊細な細工が施されたお部屋というだけではないようです。
 担当の方は「バブルの頃に建てられたので贅沢に創られていますが、それに恥じずにお掃除は徹底してやっています。お蔭様でお客様にも大変好評です」とおっしゃっていました。

 以前、こぢんまりした年期の入った会館に伺った時も「何と言ってもここは清潔ですよ。ゴミ箱からトイレ、台所の隅々まで管理人さんの掃除が行き届いていて、気持がいいですよ」と開口一番、葬儀社のベテランの担当者から太鼓判を押されたこともありました。

 また、区指定の斎場ではお客様を見送った後、女性スタッフがエプロン姿になり一斉にお掃除に取り掛かり、「毎回ごとに徹底的にお掃除をしてきれいにしていることが、こちらの特徴です」と手を休めず笑顔で語っていたのが印象的でした。

 センターが行っているアンケートでもお掃除が行き届いている斎場、意に反して立派な建物なのに控室の隅のゴミが最後まで気になった斎場など、高い関心が寄せられています。気配りや心配りに通じます。

 「掃き清める」と言う言葉があるくらい、お掃除が隅々まで行き渡っているかどうかが大きな決め手になるようです。

 ご遺族にとってはかけがえのない方をお見送りする大切な場所です。

 斎場を見学される場合は予算や建物だけではなく“清潔”の2文字もお忘れないように・・・。

沢田公園


 先日、西伊豆の仁科にある沢田公園へ行ってきました。
駐車場に車を停めて園内に入っていくと、足湯の施設を発見。
自由に浸かっていいそうで、数名が浸かっていらっしゃいました。
足湯は遠慮して、さらに園内の奥へ進みました。
右側にある山の斜面を見ると、遊歩道らしき道が山頂まで続いているように見えます。
園内奥で海を見て引き返すつもりでしたが、せっかくなので登ってみることに。
遊歩道を山頂へ向かって歩いていると、河津桜を発見。きれいに開花していました。
山頂に辿り着くと、さらに遊歩道が続いています。
どこまで続いているかわからない遊歩道をひたすら歩いていると、となりのトトロに出てきそうなスポットが・・、ひと気がありません。
そこからしばらく歩き続けると、「亀甲岩」(かめごいわ)に到着しました。
ここが終着点なのでしょうか。
そこで海を見渡して引き返えしました。
暖かくなったら、もう一度行きたいスポットです。

心に残ったご出棺は・・・。

 通常1時間の葬儀・告別式もそれぞれ事情で時間が押して最後は秒刻みになり、ともするとあわただしい中のご出棺に相成るケースが多々見受けられます。
 しかし、このご出棺こそが心に残るご葬儀になるか否かの決め手にもなるようです。
 静々と執り行われるご葬儀も最後の最後にクライマックスがもたらされ、ご会葬の方々の心にその余韻が長く残るからでしょうか。

 先日のご葬儀では、出棺に際し大学柔道部のかつての仲間が大勢集まり、円陣を組み部歌で送り出す姿は圧巻で、故人には最高のプレゼントになったのではないでしょうか。

 また、終わり良ければ全て良しということではありませんが、以前、通夜の席でもめ事があり、大方のご親族によるご葬儀ボイコットというハプニングがありました。
 しかし、出棺の際、長年苦楽を共にした仕事仲間が口々に「○○ちゃん、ありがとう、ありがとう」と叫ぶやいなや、今までの重い空気が一変し、和やかなお見送りができたことが思い出されます。

 ジャズ、越路吹雪のライブ盤と大音量の音楽を流し続けた無宗教葬では、ご出棺に際しての最後の曲は一転してクラシック歌手による「さとうきび畑」でした。
 静かに流れる歌声は仰ぎ見た真っ青な空に突き刺さり、心の中まで響き渡って胸に迫ってくるようです。
 「ざわわ ざわわ」のリフレインがいつまでも耳に響いていました。

手紙に託す故人への思いは格別です。

 告別式が無事終了し、最後のお別れの儀では柩に通常故人愛用のものが入れられますが、時として、特別かかわりのあった方からのお手紙も入れられます。
 とりわけこのお手紙の存在は格別なもので、故人の人生が浮き彫りにされ、列席された方々も万感胸に迫るものがあるようです。

 先日立会いに伺った現役サラリーマンの方のご葬儀では、小学生の次男のお手紙が故人の胸にそっと置かれました。
 「お父さんへ。2週間頑張ってくれて有難う。天国のおじいちゃんと仲良くね」
 お父さんとの約束、楽しかった思い出を語る坊やの声は、悲しみ以上に決意を表わしているようでした。

 また、3年ほど前のご葬儀になりますが、ご事情で数十年ぶりにお会いされた妹さんがお兄様宛てに書かれた手紙は妹さんの声と共に思い出されます。
 「あんちゃんらしく生きた人生でしたね。
 父も母も早く亡くなったのであんちゃんにぶらさがっていました。いつも心の支えはあんちゃんでした。
 やっと○○家の重圧から解放されましたね。一宮のお墓は弟の○○が守っていきます。あんちゃんは幸せ者でした。ありがとう。安らかに眠ってください」

 耳にピアスをした若者が喪主を務められたご葬儀では、故人の妹さんからの手紙が拝読されました。
 ご事情でご葬儀に間に合わない為、遠い沖縄の空の下で綴られた弔文はお兄様への思いと最後のお別れができないもどかしさであふれ、列席された方々は涙をぬぐう間もないほどでした。
 とりわけ泣きはらした喪主の姿が印象的でした。

やっちゃいました。


 先日、ファーストフード店でお茶を飲みながら雑談をしている最中にiphoneを床に落としてしまいました。本体にはカバーをしている、椅子の腰掛ぐらいからの高さだったので大丈夫だろうと思い、拾い上げてみると・・、なんと画面が割れてしまっていました。
恐る恐るその割れた画面に触れてスライドをしてみると、動作は問題ありません。
しかし視認性に難があるため、修理をお願いしようとsoftbankショップへ。
店員さんに本体を見せてみると曇り顔・・。
修理というよりも本体ごと交換になるそうで、約3万円かかるそうです。
パネルの交換だけで済むのに、本体ごと交換しなければならないのはもったいないと思い、インターネットで「iphone+修理」で検索。
私と同じように、パネルを割られた方のブログ記事が目立ちます・・。
検索結果の中にはパーツを購入して、自分でなおしている方もいます。
自分でなおしてみようとも思いましたが、今回は修理屋さんに依頼することにしました。
約9,000円でパネルを交換してもらえます。
精密機器の取扱いにはくれぐれも注意しましょう。

柩を祭壇前に置くのはルール違反か・・・?

 仏式のご葬儀に立ち会って祭壇の前に柩が置かれているのをごく普通の光景のように捉えていましたが、柩は祭壇の後の高い位置に安置されるのが正式だそうです。

 しかし現実、斎場の祭壇スペースの問題や会葬者の方々が故人とのご対面を希望され、柩に近寄ってご面会し易いようにするために、祭壇の前に置かれるケースが多くなってきているのも事実です。

 以前ですと、ご自宅での葬儀・告別式が多く、ご面会はご家族・ご親族に限られ、すでに納棺の前にお会いされていて、後はご出棺前に最後のお別れをされるだけでしたので、最近のようなご対面のために気遣う必要なかったとお聞きしました。

 一方、斎場の祭壇両脇は供花が並び、祭壇後にご安置するスペースの確保も難しい状態では、前にご安置せざるをえない状況もあります。
 さらに、宗派を問わない生花祭壇の普及が輪を掛けているようにも思われます。
 別な見方をすれば、柩を生花祭壇の前に出して、むしろ、宗教色を薄め、故人を中心としたアットホームな雰囲気のご葬儀を希望されていく傾向が見受けられるようです。
 
 それでも祭壇の最上段に飾られたご本尊の前に柩を置くのは本末転倒ではないかと読経されるご住職から苦言を呈されそうですが・・・。

弔電は残された家族の癒しにもなります・・・。

 電話口で「○○さんのご葬儀は何時からですか」といきなり聞かれることが度々あります。
 えぇ・・何かの間違いでは・・・? 気を取り直して事情を伺うと、弔電を打ちたいのでお式の時間が知りたいとのこと。慣れないことで戸惑われていらっしゃるようです。
 そういえば、最近では日常生活に電報を打つ機会なんてめったにお目にかかりません。
ましてご葬儀のように特殊な状況下ではどんな文面にしたらよいのか、迷ったあげく、差し出された例文をそのまま引用されるケースが多く見受けられるようです。

 というのも、今まで多くのご葬儀に立会いましたが、ご葬儀には弔電は付き物とばかりに用意された儀礼的な文面ばかりが目立ち、あまり思いやりが感じられませんでした。
 いつの間にか弔電は葬儀・告別式が終ってほっとした会場の空気の中で、おもむろに司会者が読み上げる、一つの儀式という認識位しかもてなくなっていました。
公的な社葬や合同葬ならいざ知らず、家族葬のような内々のご葬儀まで同じで、その部分だけを妙によそよそしく感じていました。

 そんな折、立ち会ったご葬儀で菩提寺のご住職の読経が通常より10分ほど長引くことが分り、急遽ご喪家の了解のもと、弔電を全てカットすることになりました。
 葬儀・告別式が無事終り、安堵の空気が流れるも、いつもの弔電は読まれません。
 最後のお花入れの儀とあわただしく移行していきます。
 故人やご喪家の方々への哀悼の辞を表する間がなく、お別れの儀をしていても、何か忘れ物をしたような錯覚を覚え、少々慌てました。
 思いがけないところで弔電の役目を見つけ、弔電のよさも少し見直しました。

週刊誌の葬儀特集サイクル

 先日、とある紹介葬儀社の方から「今週の週刊ダイヤモンドを見ましたか?」と連絡がありました。
 「見出しぐらいはざっと眺めたように思いますが、何か載っていますか?」
 「弊社が、都道府県別の葬儀社対応安心度ランキングに入りました!」と喜んで伝えています。
 「それは見逃していました、失礼しました。確認しておきます。」

 明くる日の朝刊の週刊ダイヤモンドの雑誌広告を見ると「安心できる葬儀 ~おカネ・手続き・作法まで完全網羅」という特集が組まれていて、その中に全国390葬儀社の対応安心度ランキングが載っていました。

 発売前に読むことなんかできるわけないだろう! とは少しだけしか思いませんでしたが、そういえば、週刊ダイヤモンドは少し前にも葬儀の特集が組まれていたような記憶があります。

 積ん読してあった中から、探し当てると、2009年1月24日号です。一年前だったので少し前とはいえないかもしれませんが、「最新調査 寺・墓・葬儀にかかるカネ ~供養の値段はなぜ高い? 業界構造を徹底解明!」とやっています。
 ついでにその前は、2008年4月12日号で「後悔しない老後」特集の中で「葬儀・お墓」として小特集が組まれています。

 特集が繰り返されるのは、読者からの反応が良いということの証です。少し調べてみますと、2009年度の週刊ダイヤモンドの中での、書店売り上げランキングで「寺・墓・葬儀にかかるカネ」は3位に入っています。2008年度で「後悔しない老後」は5位です。やはり、好評な特集のようです。

 それはさておき、もっと興味深かったのは、2009年度の週刊ダイヤモンドの中での、書店売り上げランキングの特集内容です
1、新宗教 巨大ビジネスの全貌
2、総予測2009
3、寺・墓・葬儀にかかるカネ
4、脱出! 介護地獄
5、まだまだあった保険のムダ

 といった次第で、現在の2つの大きな流れは「ブラックボックスをぶち壊せ型」と「悲観型」と言えるのではいでしょうか。

ご葬儀の形式は変われども、血のつながりは別格です・・・。

 当センターでは依頼者からメールや電話で事前のご相談を受け、やりとりをさせていただいた後、ご希望の方法でセンターの賛同社をご紹介しておりますが、時としてやりとりの途中で依頼者から突然お詫びの連絡を頂くこともあります。

 それは、身近な方が途方に暮れている姿を見るに見兼ねて、周りの方がご相談を持ちかけてきた時などにみられるようです。
 依頼者の方から実の兄弟同然の付き合いをしてきた妹さんのご主人が危ない状態なので、疲労困憊の妹さんに代わってご相談したいとのご連絡を頂きました。
 しかし、メールでのやり取りの途中でご主人のご兄弟、ご親戚筋から異論が出てきたようです。
 間に入った妹さんが動揺してしまっているのでこのご相談はしばらく中断させてほしいとの申し出を受けましたが、後日丁重なお詫びのご連絡を頂きました。
 よかれと思ってしたことが、周りを混乱させてしまい、血のつながりの無い者が勝手にことを進めて・・・ということになってしまったようです。

 ベテランの葬儀社の担当者が以前話していたことを思い出しました。
 「なにしろ、お嫁さんは嫁ぎ先のことには口を挟まないのが鉄則よ」
 ご主人のことでも奥様の一存だけでは難しいようですね。
 まして、どんなに親しいとはいえ門外漢においておやです。
 ご葬儀の形式は家族葬だ、直葬だと変わってきても、中を流れる血のつながりは別格のようです。

便りの無いのは良い知らせ・・・?

麦藁帽子をかぶった白い服の少女がスケッチブックを片手にお花畑をゆっくりと歩いています。
小さな絵葉書の中の少女は後姿でもその凛とした空気が伝わってきます。
手元の絵葉書は2年程前に生前相談の折、いただいた方の自画像かもしれません。
お手紙でのやりとりに、その少女の姿がダブって見えました。
 以後、まだお便りは頂いておりません。お元気な証拠だと思います。

「その時は自分自身がもうすでに一生が終って何一つ そのことにたずさわることもございませんわけですのに、客観的に冷静に考えられまして、妙にすっきりいたしました。」
 お見積りを取り、生前予約をされた時のお手紙の一部です。
ご自身の生き方を問い、最期をどうされたいのかをお決めになることでそれがバネになって残された時間をお元気に過ごされていらっしゃるのでは・・・。

 この方のように最期をどのようにされたいのか身の処し方をご自分で決められ、自身のご葬儀のご希望を相談される方がポツポツと増えてきています。
 70代を中心に、まだまだお元気なうちにと80代、親を見送り還暦を迎えた団塊世代まで。
 それでも以前30歳の方のご相談には、さすがの担当者も「僕の方が先に逝ってしまうよ」と絶句されていましたが・・・。