「パンフレットを送ってもらったが、大丈夫なところかどうか教えてください・・・?」

 「パンフレットを送ってもらったが、その葬儀社が大丈夫なところなのか、お宅で教えてもらえないか」電話口の主は申し訳なさそうな声で尋ねられた。
 インターネットを見てよさそうなところ数社から送ってもらったが、はたしてその社がどのようなところなのか心配になった由。
 お元気なうちにご自分の万が一の時の準備を始めようと取り寄せてみたものの、パンフレットを見ていると、良い事ずくめでどこがどう違うのかも分らなくなってしまったようです。

 当センターはNPO法人ということで、皆様の信頼をいただき、先のような質問を時々いただきます。
 各々の社についてはこちらで知っていることはお話いたしますが、お値段的なことになると一概に言えない場合もあります。
 祭壇のお花ひとつ取っても他社と同じものを使用しているのではありませんので、家電製品のようなお値段の比較は難しいのが現状です。
 また、パンフレットに何十パーセント引きとうたっていると逆に疑い深くなってしまいます。
 そんなに割り引いてもやっていけるのでしたら・・・・。
 以前、割り引き率のことで上司と意見の衝突をし、やめて独立され、それだけは絶対にしないと熱血漢溢れるお話をされた葬儀社の方もいらっしゃるほどです。
 
 ご葬儀は会社の大きさ、お値段の割引率よりも、まずはご自分がどんな葬儀をされたいのかをイメージし、それにあった葬儀社を選ぶことが第1であり、それを実行してくれる担当者選びが重要になってきます。
 パンフレットを頂いたからには、担当者に直接お会いになってお話を伺い、ご要望をしっかり受け入れてくれるかどうか見極める必要があるのでは・・・。
 
 パンフレットから葬儀社選びまで四方山話をしていくうちに混沌としていたご自身のご葬儀のイメージが湧いてきたようです。
「イメージが固まったらもう一度ご相談いたしますのでよろしくお願いします・・・」と受話器を置かれました。

ウイルスバスターにページがブロックされる。

 ここ最近、各ページを見直しながら問題のありそうなところに若干の修正を加えていました。
 昨日、スタッフが載っているページをチェックしようと思って開こうとしたら、

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有害サイトの可能性があります。安全のため、このWebサイトへのアクセスをブロックしました。
信頼性: 警告
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 と表示されるではありませんか。
 正しいページが表示されません。何かの間違いかと思い、いろいろなやり方でページにアクセスしてもやはり同じ表示が出ます。

 たしかに人相の悪そうな顔が並んでいたかもしれませんが、ブロックすることはないだろう! どうなっていることやら?

 原因を考えてみても、わかりそうもないので、とりあえず、

「注意: 上記のURLが誤ってブロックされている場合は、[レポート] をクリックしてトレンドマイクロまでお知らせください。」

 とあったので、そこをクリックして様子を見ることにしました。今朝、確認したら正しいページが表示されていました。

 運よく気がついたからいいようのもの、気がつかなければ、ずっとブロックされっぱなしだったと思うとゾッとします。

矢張り、思い出の家から旅立ちたい・・・。

 ご近所との交流もなく、また義理でお出でいただくのも心苦しいからお身内だけで送りたいと最近では家族葬さらに直葬という形でのお見送りが目立ってきています。
 そんな中「狭い所ですが、できるようでしたら嘗て両親がやっていたお店の土間で葬儀をしたい」とのメールをいただきました。
 但し、祭壇や柩を置く場所を除くと、お見えになる方々がお座りいただくスペースの確保は難しいかもしれないので、まずは葬儀社の方に下見をとのことです。
 
 しかし、町内のお仲間や昔の常連客と最後のお別れの場としては申し分ありません。 都会では少数派なってしまった感のあるご自宅で、しかも仕事場でもあったお店から皆さんに見送っていただけるのは何にもまして幸せなことではないでしょうか。
 
 少し前にも、嘗て町の顔の一つでもあった銭湯でのご葬儀を執り行い、関係者皆さんに大いにご満足いただいたケースがありました。
 
「昔から銭湯の家族は銭湯から送るということになっていまして、現代では無理があると承知していますが、家族全員で話し合い、矢張りご近所のお客様を中心に考えて、銭湯で執り行いたい」とのご連絡をいただきました。
 特殊な状況下でのご葬儀になりますので、担当者は入念な打ち合わせをし、依頼者の方にはパーフェクトなご葬儀でしたとお褒めの言葉をいただき、間に入った我々も
ほっとしたのを思い出します。
 一口に銭湯と言っても様々です。
 例えば男湯と女湯を利用して式場とお清め処として使える広さなのか、祭壇を組むのに湯船の上にうまく収まるのか、土足張りにして靴のまま上がっていただいた方がよいのか、脱衣所のロッカーは移動しなければならないか、道路に面した銭湯前に受付テントが張れるスペースがあるのか、式場からお清め処への流れがスムースにいくための要となる番台はあるのか。担当者の臨機応変な対応力で様々な問題をクリアーしての旅立ちとなりました。
 住宅地でのご葬儀が少数派になってしまった昨今、思い出の地からの旅立ちができ、また、お送りすることもできるのはご近所付き合いの濃厚な商店街だけになってしまうのでしょうか。
 
 
 

あなたは最期を何処で過ごしたいですか。

 今年も敬老の日が近づいてきました。
 東京郊外の特別養護老人ホームから敬老の為のイベント「園遊会」の案内が届いています。
 こちらには古くからの友人がお世話になっているので、時々顔を見せに伺っています。
 昨年伺った「園遊会」では広い庭が模擬店や、バチさばきも鮮やかに大太鼓を打ち鳴らす地元の方々との交流でお元気になられた入居者や、そのご家族で埋め尽くされていました。
 久しぶりの団欒の姿に思わずこのまま時間が止まってくれたら・・・と祈るような気持を持たれた方も多いのでは。
 思い出のワンシーンのような光景があちこちで見られました。
 中には色々なご事情で、こちらを終の住家とされる方も多いと伺いました。

 最近は自宅とも病院とも違うこのような介護施設でのみとりも増えつつあるようです。
 先日も当センターの事前相談で「市内の有料老人ホームに入居している父の具合が悪いが、できれば病院ではなくそちらで最期をと思っています。ただ、新しいホームなので出来てからまだ6人ほどの看取りをされただけで、少々不安ですが」というご報告をいただきました。
 
 この方のように、最後までホームで暮らすことを希望される方も増え、ホーム側もその態勢ができるような医療機関との連携を積極的に取り入れてきつつあるとのことです。
 時に医療保険の入院保障の問題等で施設での最期はままならないこともあるようですが、人生のエンディングぐらいは早く自分が決めたところに落着きたいですね。

迷惑メール対策

 メールアドレスをホームページ上に公開しますと、必ずと言っていいほど迷惑なメールが届くようになります。
特に海外からの送信が多く見受けられます。
迷惑メールを防ぐソフトはいろいろありますが、中でも無料で使えるとても良いソフトを発見しました。
そのソフトは「さよなら迷惑メール」です。
http://www.sayonaramail.com/
これはおすすめです。

田舎のご親戚との距離感は大丈夫ですか・・・。

 当センターには葬儀社のご依頼だけではなく、ご葬儀に関する色々なお電話を頂きます。
 時には思わず絶句するようなことから、共感して思わず話し込んでしまうことまで様々です。
 最近少し気になることが相次いでいます。
 都会では家族葬だ、さらには直葬だという傾向が増えてきていますが、田舎のご実家やご親戚の方々も納得されてのことでしょうか。
 直葬でのご家族だけの見送りに、都会の人のやることだから仕方がないと、むりやり納得させていらっしゃらないでしょうか。
 都会に出てきた方のなかにはご近所付き合いは盛んだけれども遠方のご親戚とは疎遠になっているケースがよく見受けられます。
 しかし、田舎の方々はまだまだ地域のご葬儀方法にこだわっていらっしゃる方も多く、都会に出た方も一族のお1人とカウントされていて、現状では双方の温度差が大きいというより、最近は益々開いてきているようにも思われます。

 数日前の昼下がり、ちょっと一息ついた時に頂いたお電話は「茅ヶ崎で浄土宗のお寺さんを紹介してください」とのことでした。
 「申し訳ございませんが、こちらは葬儀社をご紹介する所で、お寺さんは直接ご紹介しておりませんが、どういったご事情でお寺さんが必要でしょうか」
 首をかしげながらお尋ねすると、電話口の方は「主人のお葬式であげて頂いたお経が間違っていたんです。49日は本来の浄土宗であげたいんです。お葬式の時はゴタゴタしていて宗派が分らず葬儀社に適当にお願いしたのですが、親戚の指摘で間違いだと分りました」。
 「少々ばつが悪くても施行していただいた葬儀社さんに正直にお話され、改めてご紹介を頂くのがよろしいのでは・・・」。
 「そうですよね。思い切って話してみます。」電話口の声は心なしかほっとされていました。

 また、先日、一旦決めた市営斎場をキャンセルして、慌てて別な斎場を別な日に確保するというハプニングがありました。
 4~5日待ちが当たり前と言われている火葬場併設の斎場でしたが、通夜が友引の日に当たりました。
 これが田舎のご親戚では大問題になって、出席拒否をされてしまったようです。
 しかし、喪主が仕事を空けられる時間は限られています。
 急遽、変更され事なきを得ましたが、お呼びするご親戚やご実家近辺の葬儀事情も考慮する必要があるようです。
 時には一歩引いて距離感を確かめることも大切なのでは・・・・。
 

エンディングノートを書きたいので地元の葬儀社を紹介して・・・。

 「子供達に渡すエンディングノートを書きたいので、地元の推薦できる葬儀社を教えてください」
 80歳のご主人と75歳のご自分のエンディングノートを思い立って、葬儀社に相談しながら一つひとつご葬儀のことを決めていきたいと電話口の声の主は緊張気味に話されました。
 ここ1~2年マスコミでも取り上げられ、中高年には特に話題になっているようですが、実際に書いていらっしゃる方はまだまだ少数のようです。
 それでも近年のお葬式事情も様変わりしている中、元気で余裕のあるうちにご自分の希望を書きとめておきたいと、エンディングノートへの期待感も膨らんできています。
 
 エンディングノートとは万が一の時や自分での判断力を失った時のために、伝えるべきことを書き留めておくノートですので遺言書のような法的な拘束力はありませんが、残されたご家族や周りの方々がどうすればよいのかの手がかりになります。
 ご葬儀に関してはどのようにしたいのか。葬儀社、宗教、戒名、祭壇、お料理、柩、ラストメイク、骨壷、お香典etc. 一つひとつご自分の気持を伝えておきましょう。
 但し、ご葬儀を執り行うのは残された方々ですので、書いただけではほんとうにやっていただけるのか少々不安にもなってきます。
 疑問を感じたら、葬儀社に生前予約をされておかれるのも一考だと思います。
 また、直葬だ、無宗教葬だというような、周りの方々のご理解を得る必要のある場合はあらかじめ希望を伝えて協力を得ておく必要もあるようです。
 ノートにはご葬儀だけではなく、老後の介護、終末医療、献体、お墓、財産、保険、ご親戚との付き合い方等。どの様にしたいのか、
 抱える問題は山ほどありますが、自分自身が整理され、これからの生き方も積極的になれると書いているうちに気が付きました。
 能書を並べている間があったら、私も将来のために書いておかなくてはと・・・。

ホームページの表示

 このブログを見られている方は、ブラウザ(ホームページを閲覧するソフト)でホームページを表示され閲覧されています。
このブラウザにはいろいろな種類がありますが、一般的なブラウザは「インターネットエクスプローラー」になります。このインターネットエクスプローラーは略してIEと呼ばれています。

IEはバージョンがありまして、最新のバージョンはver.8になります。
現在のスタンダードはver.7で、ver.6は使われている方がだいぶ少なくなってきました。このバージョンの違いは、バージョンが新しくなる毎に、使い勝手が良くなってきて高機能になっています。

ただ、ホームページ作成者としては、少し困る部分があります。
それは、バージョンが変わるごとにホームページの表示方法が少し異なってしまう問題です。

現在のホームページは、簡単に言いますと「文言のファイル」+「デザインのファイル」と分かれていて、これをブラウザで見ると2つのファイルが合わさって表示されます。
「デザインのファイル」がブラウザにより異なった読み方をするため、見ている人の環境によって表示がおかしくなったりする場合があります。


↑IEの8には「互換表示」という機能がついています。
右側3つのボタンが並んでいる中の左側のボタンが互換表示になります。

IEの8をお使いの方で、今まではちゃんと表示されていたのに、ver.8にしてからホームページの表示が崩れるようになった場合は、このボタンを押してみてください。

女友達のつぶやきetc.

 癌の転移を心配していた友人は2ヶ月近くの検査からようやく開放され、さすがにほっとした様子。
 久しぶりの笑顔に一安心。
 お互いの近況報告で始まる挨拶もいつの頃からか定番化してしまったようです。
 
 介護問題から100歳で大往生された知人のお母様の話までエトセトラ、エトセトラ。
 このお母様はご家族・ご親族の方々が見守る中静かに眠るように永眠され、看取った人達が皆幸せな気持ちにさせられたと聞かされ、友人は若くして亡くなられたご両親を思い、にわかに我が身の行く末が気がかりなってきた模様です。
 
 ご両親の兄弟もすでに他界され、姉妹2人だけの生活は一見快適ですが周りを見渡してどちらかがいなくなった場合も考慮する必要を感じ始めたようです。
 1人になった場合、本人に代わって生活にかかわる手続きをして貰える成年後見制度の利用を妹さん共々考慮中とのこと。友人の様に親・姉妹がいなくなった場合は後見してくれる人を前もって自分で選んでおく任意後見になるようです。

 次なる問題は姉妹だけの為お墓の管理をどうするか。ご両親と自分達のお墓の行く末は・・・。これは永代供養をお願いすることになるでしょう。
 早速取り寄せた永代供養墓のパンフレットでは33回忌まで供養・管理され、以降は一部を供養塔に納骨され、残りのご遺骨は合葬区画に埋葬し合同で供養され、お1人60万円ほど掛かるとのこと。両親の墓も移して〆て4人で240万円・・・。
 女友達の呟きはまだまだ続くようです・・・。

思い込み、恐るべし

 最先端の情報機器を使いこなす(二)さん(ホームページを管理しています)の話は、情報機器に疎い私には刺激的です。数か月前にモバイルスイカを利用するようになったのもその影響です。
 それまでは、駅についてまずすることと言えば、発券機の上にある路線図を見て料金を確認して財布から小銭を出して切符を買う・・・。
 今考えれば、なんて面倒くさいことをしていたものか!

 数日前、お盆のとき故郷での同窓会に行きました。大宮駅の新幹線の改札口でもいつものように携帯をかざしました。

 あれ? ゲートが開かない??

 改札口にいた年配の駅員さんに聞くと 携帯を調べて、モバイルスイカのマニュアルを見ながら格闘してくれていますが、5分、10分と時間が過ぎるのが気にかかります。
 その様子を見ていて、どうやら新幹線は何か特別な初期設定をしておかなければいけないようだ?
「すみません、そのマニュアル貸してもらえますか」
 年配の駅員さんより、自分でやったほうが早いと思い借りたはいいが、人のことは言えず20分ほど、初期設定はどうやるのかなどといろいろ格闘してもダメでした。現金で切符を買ってしまおうかとも思いましたが、こうなったら意地です。解決するまでがんばるぞ。

「新幹線の改札を通るための何らかの初期設定をする ⇒ そうすれば、在来線のように自由に改札口を出入りできる ⇒ 適当な自由席に乗る ⇒ チャージしてある金額から乗った分だけ精算される」というのが何の疑いもなく勝手に持っていた思い込みです。

 そこで、そもそも、まず、年配の駅員さんに、モバイルスイカで新幹線に乗るのは初めてのことや、上記の私の持っている思い込みを伝えてみました。駅員さんにしてみても、私が、どういう使い方をし、どれくらいの知識をもっているのかを知れば、どこが障害になっているのか捜し当てる参考になるかもしれません。
 しかしながら、やはり年配の駅員さんは困った顔です。
 しかしながら、天は私を見放しませんでした。しかも、若い女性の微笑みをともなって・・・。
 近くで聞いていた若い女性の駅員さんが、この思い込みは間違っていて、モバイルスイカで新幹線に乗るには、列車指定で指定席をまず購入する必要がある(もちろん携帯の操作で)、しかし、指定料金はかからず、チャージ金からは決裁されない・・・などなど。
 予定していたより40分も遅く乗りこみましたが、無事解決した次第です。

 何はともあれ、10分ほど遅れたのにもかかわらず、乾杯を待っていてくれた同窓生たちのやさしさが心にしみました。