ホネになったらどこへ行こうか

「ホネになったらどこへ行こうか」(内藤理恵子著、ゆいぽおと、1200円+税)という本を読みました。

 著者は、1979年生まれで現在、宗教学を研究している人です。本書執筆の一つ目の理由が「少子化、都市化によって、葬儀、お墓の形態が大きく変わりつつある」で誰しもがわかりやすい理由ですが、興味深いのは2番目の理由で「現代日本には「なんとなく死にたい病」が蔓延しているから」だそうです。それを打破するために、「自分がホネになったときのことを考えてほしい」と。

 何はともあれ、ホネと納骨方法という話にとどまらず、ホネと宗教、ホネとスピリチュアル、ホネと魂など、ホネにまつわる様々な話題が取り上げられていて、読み物として面白いエッセーです。

ベテラン担当者はどんな場合でも任せて大丈夫という安心感を与えます。

 ご葬儀はやり直しがきかないものです。その分、色々と予想外のことも起きます。
 出来事には一つ一つ乗り越えていくしかありませんが、ベテランの担当者ともなるとただがむしゃらにぶつかって行くのではなく、、豊富な経験を踏まえて、俯瞰で物事を見ながら、どんな時にどう対処するのがベストなのか判断し、常に自分の中で流れを創っていっているように見受けられます。
 またそれが見る人にとって安心感と写るようです。
 その安心感こそがご喪家にとっては不可欠なものと思われます。
 
 ご親族以外の会葬者数が読み辛く当日まで分からない場合があります。 
 問い合わせやら供花の数やら、もろもろの現象から判断し、様々なシュミレーションを描きながらあたっても予想外のことは起こります。
 予想会葬者150名ほどのご葬儀に通夜客が500名近くいらっしゃったことがありました。
 内200名近くは中高生とそのご父兄の方々で故人のお子さん達の同級生。また親族を除く250名近くが故人の会社関係者とのこと。
 斎場は最大300名ほど収容の会場なので、半数近くの方には寒い戸外でお待ち願い、特に中高生は多少の暖房では効かない寒さに耐えて頂く羽目になってしまいました。引率の先生は生徒達のお食事は結構ですとおっしゃていたのですが、親族側から他のご葬儀の時も頂いたから今日は是非との急な提案をされ担当者は困惑。結果としては、会社関係のかたが殆どお食事をされなかったのでなんとか事なきを得たようです。
 また式場のイスの関係もあり、一般ご焼香も3列しか出来ず、かなりの長時間になってしまったようです。担当者は度重なる難題に少々ばたばたしながらも一生懸命取り組んでいました。このような時ベテランの担当者だったらどう取り組むか色々考えさせられました。
 
 以前、親族10名ほどの無宗教葬をご希望でしたが蓋を開けたら100名近くの会葬者がいらっしゃった時の担当者のことを思い出しました。
 矢張り、通夜前日問い合わせが葬儀社に殺到したので、急遽お食事を30人分に変更。故人はインターネット関係の現役の方でした。あっという間に知れ渡り、通夜客は増えるばかり。さらに都合が悪いことに、式場はお清め所が見渡せるオープンな空間にありました。担当者は会葬者を出来るだけお清め所に行かせない策を練りました。
 幸い無宗教葬なので一般会葬者のご焼香の後も皆さん閉式まで式場にいらっしゃいます。閉式後そのまま棺の蓋を開け、続けて通夜客のためのお別れ会となり、献花をしていただきました。献花のお花も生花の中から切花にして、お一人ずつに手渡され最後のお別れになりました。献花が終ったのはお清めの時間も大分経ってからでした。
 翌日のご葬儀も通夜と同じくらいの会葬者が集まりました。時間の配分を考慮し、ご焼香から最後のお別れ花まで会葬者全員でお一人ずつ手向け、無事定刻5分前には出棺となりました。途中かなり時間が押しても皆さんじっくりとお別れすることが出来ました。気が付くと担当者のペースにはまっていたようです。
 
  
 
 
 
 

臨機応変に対応できる葬儀担当者とは・・・・。

 葬儀担当者にお会いすると皆さん異口同音に「臨機応変に対応致します」とおっしゃいます。
 待ったなしの現場では経験、知識、気配りあらゆることを総動員してことにあたっても、それでも関係者に満足していただけるか分かりづらいものがあります。
 「臨機応変」も担当者1人の力では処理できないことも発生します。その時の強い味方は周りの関係スタッフです。
 先日ご家族ご親族のみで故人をお見送りした葬儀でも、ちょっとしたハプニングがありました。
 穏やかに和やかに親しい方々だけでお送りする直前、これから出棺という時に喪主の方から一言よろしいでしょうかという申し出がありました。
 「実は母は生前薬の副作用で骨が弱っているのを大変気にしていまして、骨揚げは子供達だけでやってほしいと申しておりました。母のたっての希望どうり我々兄弟だけでやりたいと思いますのでご了解のほどお願いします」
 いきなり話を切り出され、そのまま車中の人となった担当者はどうされたのか後日伺うと、骨揚げはご兄弟以外全部シャットアウトして執り行われたとのこと。
 火葬場の控室で火葬の間まではご一緒され、骨揚げにご兄弟だけ向かわれ残りのご家族ご親族はその間1階のロビーでお待ちいただき、地下駐車場で待機していたマイクロバスの運転手も早めに1階駐車場に入って受け入れ態勢をしてくれたとのことです。
 火葬場は沢山のご喪家が集まりますので、係員や担当者の指示に従って行動をとり、、火葬場にいらっしゃった方には骨を拾って頂くように一連の流れがあります。
 火葬場の係りも葬儀社の担当者も今回のようなケースは始めてだったようです。ご喪家がそれぞれ勝手に行動されては火葬場も大変ですが、これからこういうケースが増えてくるのではと担当者は話していました。
 火葬場の係りの協力ぶり、運転手さんの気遣いなどで突然のご喪家からのご要望を受け入れることができました。担当者の日頃の気配りが功を奏しているようです。
 
 当センターへご喪家から丁寧なお礼の電話があったのは言うまでもありません。

 
 

病院と指定葬儀社は密接な関係?

 東京都が平成13年に調べたアンケート調査によれば、お亡くなりになる人の場所は82%が病院です。また、家族の葬儀のための事前準備をしていない人が64%に達しています。最近の統計はありませんので、具体的数字はありませんが、事前準備をする人が増えてきている傾向にはあると思います。ただ、それでも、事前に準備をしていない場合、現実的に病院指定の葬儀社を利用するかどうかが葬儀社の選択を考える大きなウエイトを占めるということになります。そのときになって、あわただしく自らが探すか、親戚や知人などから葬儀社を紹介されないと、病院の葬儀社に依頼せざるを得ないようになることも多いようです。

 実は、病院指定の葬儀社というのは、搬送契約を結んでいる葬儀社のことです。搬送というのは病院から自宅などへ遺体を運ぶことです。遺体を長く病院におくわけにはいかない(おきたくない)病院と、仕事を取りたい葬儀社の利害が一致して、病院から自宅などへの搬送契約を結んでいます。

 ところが、病院指定の葬儀社はどこでもなれるわけではないのです。いろいろ条件があるわけです。例えば、早く病院から連れ出して欲しいわけですので、病院近くに営業所があり、○○分以内に二人で迎えにこられることなど、いろいろな条件があるわけです。

 葬儀社側にすれば、営業所が近くになければ場所を確保しなければなりませんし、人も待機させておかないといけないわけですから当然コストもかかることになります。
 
 公立の病院などは、条件を満たした業者の中から抽選をしたりしていますが、私立の病院は、諸条件に加え何らかの理由でもって葬儀社が決まります。「指定業者の中には、病院に対し年間1000万円超、かつ、1遺体あたり数万円の金銭を提供しているものがあった」と公正取引委員会が「葬儀サービスの取引実態に関する調査報告書」(2005年7月)の中で指摘していますが、そうしたことがあることは否定できません。

 いずれにしろ、病院指定の葬儀社になるためにはコストがかかる場合があるわけです。こうしたコスト構造が背景にあるため、搬送契約でありながら、強引に葬儀まで結び付けようとする営業になっているのです。
 
 これに対し、公正取引委員会の前掲の報告書の中で、「遺体搬送サービスと併せて、その後の葬儀サービスについても、当該遺体を霊安室に引き留め、説得するなどして、自己との取引を強制的に促すといった事例がみられた。こうした行為は消費者の自主的なサービス選択の自由を侵害し、不公正な取引方法(抱き合わせ販売等)として独占禁止法上問題となる恐れもあることから、事業者はこうした行為を行わないようにすべきである」と注意しています。要するに、搬送する立場を利用して強引に葬儀の営業をするな、ということです。

 もちろん、病院指定の葬儀社が悪い業者と言ってるのではありません。葬儀に関する情報がオープンになってきて、事前準備する人も徐々に多くなってきておりますので、病院指定の葬儀社に依頼する傾向は減少してきているようです。葬儀社もかつてのように何が何でも病院の指定になる、ということではなくて、直接、消費者に支持されるような活動や情報公開をしている葬儀社も増えてきております。消費者からすると非常にいい傾向です。

公営斎場を建てる時には現場の声にも耳を傾けて欲しかった。

 先日千葉県の印西斎場で行われた葬儀に立会いました。
 昨年6月に落成されたばかりの木の柔らかな温もりが感じられる斎場は火葬場併設でこの地区の方々の悲願だったと伺いました。新しい建物はなによりも気持ちのよいものです。
 山の斜面を利用して造られ、1階式場でのご葬儀の後、火葬場の告別ホールでの別れを済ませて、左脇の廊下に出ると外光がまぶしいくらいに感じられ、その明るさは気持ちの切り替えに一役買っているのではと思わせるほどでした。建物を1周して式場手前の階段を降りるとそこは地下であるはずなのに太陽がサンサンとふりそそぐサンルームのような待合ホールで、しばし不思議な錯覚を覚えました。
 さすが新しい斎場だと感心しておりましたが、傍でじっくり観察していると見た目と使い勝手は少々異なるようです。
 出来上がった箱物に対して使用する側の違和感は劇場を始め、よく言われていますが
矢張り現場の声も入れて欲しいものです。
 一見ささいなことでも時として進行に支障をきたすことになりかねません。
 たとえばイスを片付ける時、イスとイスを重ねられません。
 素敵なイスですが、イスをデザインされた方はそのような使われ方まで把握されなかったように思われます。
 告別式が済んで最後のお花入れの儀では棺を真ん中に出して会葬者が周りを取り囲む形になりますので、出来るだけ両サイドのイスを片付けなければなりません。イスを式場外に出せませんので出来るだけ積み重ねて両脇に置き、空間を創ります。ところがそれができないので、あまり空間を期待できません。ご家族だけで花を入れた後、一般会葬者にお花を入れていただく間、ご家族は後ろに待機するはめになったり、会葬者が多い場合は時間が掛かります。喪主のご挨拶の時も、会葬者はロビーにはみ出る形になってしまうようです。
 また、第2、第3式場の業者用駐車場が1つのため、色々な業者がひしめくはめになるようです。通夜の準備時間が短いため尚の事大変そうです。
 ご葬儀から火葬まで建物を1周する形になりますが、足の不自由な方には少々きついように思われます。スマートさを選ぶか難しいところですが・・・。
 
 

社葬は最も個性がきわだつ葬儀です。

 皆さんは社葬のお手伝いをしたことがありますか。
 開式1時間以上前斎場に集合し、社員としてこれから始まる社運を賭けた儀式に緊張の面持ちで臨んだことと思います。
 不慣れな上に会社主体の組織的な儀式となれば表面的で無個性さが目立つように思われがちですが、傍から見ていると意外に個性的な面が浮き彫りになり故人の人となりがでるように思われます。
 というのも永年経営にタッチされたり、ご自身で創業されたりとその社を牽引されてきた方々ですので、会社の空気が故人とイコールになっている場合が多く、強い個性は組織をも包み込んでしまわれているようです。

 先日立会いましたお別れ会は豪放磊落でならした弁護士さんでした。
 ご葬儀は思い出コーナーやお食事、返礼品の類は一切ありませんでしたが、多くの先輩後輩に慕われた故人の想いが集まった参列者に十分伝わった式になったように思われました。
 シンプルであるゆえに最後のお別れに集まった方々と故人との繋がりがすっきりと浮き出たご葬儀になったようです。

 護国寺で行われましたお別れ会の場合は故人の墨絵、油絵、写真等の作品がロビーいっぱいに飾られている中、社員一同一丸となってきびきびと動いている様は傍から見ていてもよく分かりました。
 創業者が亡くなられ、長男への引継ぎ最中で当日は大切なお披露目の日でもあるわけです。関連会社にあいさつ回りの間をぬって行われた葬儀社との打ち合わせの中にもこれからの新体制の会社をいかにアピールすることができるか気にかかっていらっしゃるご様子。先代社長に成り代わって100名の社員が総出で新社長をバックアップしながら、団結力の強さを見せた葬儀になりました。

 社葬とは威厳をもって静々と進行するものだと言われるが、故人の個性が際立つ葬儀
でもある。

 

学友の弔辞からお孫さんの手紙まで肉声は強力な演出です

 斎場での葬儀・告別式は通常1時間を予定している場合が殆どです。
 この1時間の中に繰り上げ初七日法要、柩にお花を手向けるお別れの儀まで含めると時間一杯になってしまいますが、時には開式を5分早めて生前故人と交わりの深かった方々に弔辞を述べて頂くことがあります。お孫さんの手紙の朗読だったりもします。
 
 そのわずかな時間が会葬者にとって不慣れな読経をじっと聞いている緊張感のなかで唯一ほっとする場面でもあります。
 同時に故人を会葬者全員で偲ぶという一体感が生まれ、式場全体の空気も前後では変わってくるように思われます。
 社葬の弔辞のようなどちらかといえば公的なものであっても、内輪の式でのほのぼのとしたお孫さんのお話からでも故人の人となりが垣間見られ、会葬者各人の想いと重なって密度の濃いお見送りになるようです。
 
 以前事情があり、故人のご実家からは妹さん一人がお見えになったご葬儀の終盤「突然ですが別れの手紙を書いてきたので読ませていただいてよろしいですか」と遠慮がちに立ち上がりお話になりました。
 「あんちゃんらしく生きた人生でしたね。父も母も早く亡くなったのであんちゃんにぶらさがってました。いつも心の支えはあんちゃんでした。二人の娘も私があんちゃんと言っているので伯父さんではなくあんちゃんでした。やっと実家の重圧から解き放されましたね。実家のお墓は弟が守っていきます。あんちゃんは幸せ者でした。安らかに眠ってください。義姉さん、有難うございました」
 最後のお花入れの儀では出席者一同泣き笑いながら和やかな出棺となりました。
 

見積もりの書き方は、葬儀社の特徴を表す一つの指標

 見積もりを複数社から取るとわかるのですが、葬儀社によって見積書の書き方はバラバラです。仮に施行する内容がまったく同じだとしても、葬儀社によって項目の書き方に違いがあります。(現実的には、今後も統一されるということはありません)

 なので、一見すると非常にわかりづらく感じられるのですが、大枠をおさえて、次のように整理して考えるとわかりやすいです。

 葬儀費用は、仏式の場合、大別すると、1・葬儀一式(葬儀に関わる基本のもの)、2・飲食、3・お布施、4・香典返し、になります。

1、葬儀一式(葬儀に関わる基本のものです)
・葬儀関係  祭壇、棺、飾りつけ、遺影、ドライアイス、焼香用具、白木位牌、受付設備、看板、枕・後飾り、骨壷、喪主花、遺体保管料、会葬礼状、役所手続き代行など
・火葬場関係  火葬料、待合室費
・車両関係 寝台車、霊柩車、マイクロバス、ハイヤー
斎場関係 式場使用料
・返礼品関係 会葬御礼品、(後日、香典返しをしないで、式当日、香典返しをする場合もあります。その場合、4の「香典返し」は必要ありません)
・そのほか 心づけなど

2、飲食
通夜ぶるまいと、精進落し、飲物などです。

3、お布施
読経や戒名に対するものです。

4、香典返し

 ちなみに、当センターでは、見積もりの書き方の違いを、各社の特徴を表す一つの指標であるととらえています。要するに、各社の意識のあり方を現わしているものだと思うのです。

 

葬儀の良し悪しは葬儀社の担当者の気配りが左右する

 以前、葬儀社訪問をしていた時、担当者から印象的な話を伺ったことがありました。
 国鉄に永年勤務されていた方のご葬儀の時、音響設備のある斎場でしたのでD51の音を最後「ご出棺です。ポー」と流した途端、会場中に号泣が響き渡ったとのことでした。
 
 また、船のドクターを永年おやりになっていた方の場合は船をイメージした花祭壇を創りました。二人の思い出の写真を飾るのは生々過ぎてとおっしゃる奥様のご要望にベテラン担当者は船の写真を預かり、花屋さんに相談されたようです。通夜当日お集まり頂いた嘗ての船の仲間はあっと驚いて、大感激されたそうです。
 
 私が伺ったご葬儀では故人の女学校時代からの友人が多数参列されていました。
 喪主のご主人はご挨拶で「60年の長きを仲良くしていただき有難うございました」としめくくられました。
 告別式が終り、これから最後のお別れの儀が始まります。
 中央に出した柩の斜め前にはテーブルが置かれ、ブルーのテーブルクロスの上には微笑んでいる赤い服の奥様の遺影が飾られていました。
 小さなお花に囲まれた遺影は、正に皆さんをお迎えしているように並べられています。
 通常荷物の置き場となっているテーブルもちょとした心遣いで会葬者の心を掴んでしまう小道具になりました。
 葬儀社の担当者の気配り具合がこれからの葬儀にはより一層欠かせない大切な要素になるようです。
 
 
 
 
 

分かりやすく解説しながら読経されるご住職

 通夜、葬儀、告別式、初七日法要と続く読経は信仰心のある方等を別にして、初めての経験という方も多いのではないでしょうか。
 まして子供達にとってはちんぷんかんぷんで、大人に混じって神妙な顔をして、ひたすら時間をやり過ごすのを待つことになってしまいます。
 昨年末、伺ったご葬儀ではご住職が一つひとつ丁寧に説明してから読経が始められました。
 定刻、席に着かれたご住職は「ご一緒にお勤め願いたいと思いますので、お配りした紙を見ながら木魚と一緒に般若心経を斉唱しましょう」まずはいきなり声を出すことで儀式の緊張感が和らぎ会場に一体感が生まれてきました。
 「仏様と一体になっていただくことを成仏と言いますが、まずは仏様とお弟子の約束を結んでいただきます」。
 1時間近くの儀式が斉唱、合掌、礼拝、般若心経と参加型になり、時間が足りなく感じるくらいでした、 

 「葬儀が終った時、私共もしばらくの準備が必要で、この世とあの世の間には49日間ほど掛かります。旅支度の49日間怪我が無いようにと死装束と一緒にわらじを入れてやります」
 お子さん達にも湯灌や納棺の儀を見せながら、分かりやすく説明されとても喜ばれたそうです。
 家族を中心にしたご葬儀がふえている関係もあり、お子さん達も参列されるケースが増えています。
 ご住職自ら説明されることでお子さんだけでなく、会葬者全員が葬儀という儀式の意味合いを理解されたようです。