突然の雷雨

 この数日間、暑さが急に増してきました。午後には大気の状態が不安定になりやすいことから、急な雷雨や突風に出会ってしまうことも。

 先日、出先で遠くから聞こえる「ゴロゴロ」という雷の音に気付き、外を見ると、自分の家の方向が黒い雲に覆われていました。
 自転車で行動していたのでこれは危ないと思い、急いで帰ったのですが、帰り道はその黒い雲に向かって帰るわけで…。
 途中、何本もの稲妻があちらこちらの避雷針に落ちる光景が見えました。
 家に近づくと、風が強くなり、ついにパラパラと降り出したので、とりあえず買い物もせずにまっすぐ家に帰ったのですが、それから少ししてザーっと雨が降り出しました。
 
 突然の雷雨も心配ですが、熱中症も心配です。
 最近始めたばかりの歩数を増やすためのお散歩も、始めてすぐに暑くなってしまったので、秋までお休みしようと思います。もう少し早くはじめていれば、身体も対応できたのかもしれませんが、今から急に頑張っても身体がついていけません。

 テレビやネットでも、連日、熱中症や突然の雷雨に注意するようにとの記事が目につきます。先ほどは首相官邸からLINEで「熱中症にご注意を」とのコメントが届きました。

 皆様も、十分にご注意ください。

思い出深いお見送りとは・・・。

淡いピンクの柩が女性のお弟子さん達の手により、霊柩車に運び込まれました。
 万雷の拍手の中、静かに霊柩車は動き出します。
 当方も思わず手を合わせ、気持ちの中でご一緒に拍手していました。

 岩波ホールで上映中のドキュメンタリー映画、「そしてAKIKOは・・・ 〜あるダンサーの肖像〜」のアキコ カンダさんの最後のお見送りのご出棺場面でした。

 羽田澄子監督演出の映画は、日本の著名なモダン・ダンサーのアキコ カンダさんが死の直前まで踊り続けた姿を克明にとらえ、ご自身の意思を貫き通した、率直なアキコさんの生き方は観る側に勇気を与え、最後のお見送りの拍手が全てを物語っているようにも思われ、そこにはさわやかな余韻さえ感じられました。

 ご会葬にお見えいただいた方々とって、永遠の別れとなる最後のお見送りは最も印象に残ることの1つです。

 今までご葬儀の立会いにお伺いした中でも、最後のお見送りの良し悪しで、ご葬儀の空気が一変するような場面にも出会いました。
 ご葬儀の時間が押してきて、時間に振り回されているようなご葬儀も時として見受けられますが、ほんの短い時間でも思い出深いお見送りをされる方もいらっしゃいます。

 かつての大学の相撲部の仲間が柩を囲みながら円陣を組んで、涙ながらに歌い踊ってのお見送りがありました。

 通夜の席でご親戚同士が反目し、故人様側だけのご葬儀・告別式になってしまったいきさつを知らされた会社の同僚の方々が、ご出棺の際、思いっきりの万歳を三唱され、重苦しい空気を一変させたお見送りもありました。

 故人様の愛唱歌を生演奏されたご葬儀では、病気を押してまでゴルフに熱中された故人様にちなみ、いつも見ていらしたゴルフ番組のテーマ曲でのご出棺となりました。

 また、故人様の遺言で越路吹雪のライブ盤が終始流れていたご葬儀では、一転してオキナワの「さとうきび畑」の歌が静かに流れる中でのご出棺となり、耳に残るリフレインされた歌声に、見上げた青空のまぶしさとが相まって、万感胸に迫るものを感じたお見送りになりました。

 最後のお別れのお花入れの儀から、喪主様のご会葬の方々へのご挨拶へと続き、霊柩車が動き出すまでのお時間の中、永遠の別れの最後を共有できるお見送りが理想ですが・・・。

歩数計

 健康のために「一日一万歩」とよく聞きますが、普段あまり歩かない私には、一万歩がどのくらいのものなのかよくわからず、少し気になったので、先日スマホの歩数計無料アプリをダウンロードして普段自分がどのくらい歩いているのか計測してみました。

 普段はデスクワークでほとんど歩くことがなく、いったいどのくらい歩いているのだろう、また、家事で稼いだ歩数は運動になっているのだろうか。
 先日の一日家にいた日の歩数は237歩。狭い家ではありますが、家の中で、けっこう動いたなと思った日だったので、この数字にはさすがに焦りました。

 翌日は斎場訪問を兼ねて賛同葬儀社さんの会社へおじゃまする日だったので、歩数を稼ぐチャンスの日。歩数計をセットして出掛けました。幸い(?)雨が降っていたので、普段自転車で移動する最寄駅までの道のりも徒歩。電車を乗り継いで、遠くまで行ったので、歩数はけっこう稼げたかも…と、家に帰って見てみると、朝から夕方まで行動していたにも関わらず、8762歩で1万歩には届かず。
 1万歩の壁は、私にとってかなり高いということにやっと気づきました。

 自分で思う「だいたいこれくらい」という感覚が全くあてにならないこともわかったので、歩数計アプリに頼って、これから少しずつ歩数を増やす努力をしてみようと思いました。
 

 暑くなるまでの期間ですが…。

山の上の火葬場

 先日、親戚の葬儀に参列しました。
親戚たちは各方面から葬儀場にかけつけ、久しぶりに会う身内は近況を報告し合っています。故人の思い出話しにも花が咲き、家族葬ならではの、くつろいだ感のある葬儀でした。

首都圏から少しだけ離れた場所だったのですが、告別式が終わり、マイクロバスで火葬場へ。
山に入り、上の方まで登ったあたりだったでしょうか、火葬場は山の中にポツンとありました。おそらく、火葬場に用がある人以外はここまで来ないのではないかと思うような場所です。

駐車場に入り、すぐにある建物の正面にはいきなり火葬炉があります。そこで故人と最期のお別れをするのですが、2つある火葬炉の扉は外からはまる見えの状態です。
火葬は東京の火葬場より時間がかります。休憩室では親戚たちがまた思い出話しをして懐かしみ、こういう時間をゆっくりとれるのもいいものだと思いました。

火葬が済み、収骨の時間です。別室の収骨室などは無く、収骨も外から丸見えの火葬炉の前でした。遺骨が乗っている台はまだ熱く、近づくのも大変なくらいでしたが、火夫さんがゆっくりと遺骨の説明をしてくれました。(つい、夏場は大変そうだなと思ってしまいました)

私たちが収骨していると、他家の方が休憩で散歩をしている姿と出くわしました。先方は気まずそうな顔をして、会釈をしてまた建物の中に入って行きましたが、きっとここではこういうことはよくあることなのでしょう。

都会の設備が整った火葬場を使うのは、安心感があり、時間も短く、忙しい私たちにはよいのもしれませんが、山の中の自然に囲まれた火葬場でゆっくりと最期のお別れができたのは、私にとってよい経験でした。

女性の先駆者の終活はいかに・・・。

梅雨の季節、鎌倉駅前はカラフルな傘のオンパレードです。

 世界遺産への落選騒動からか普段のおば様達のかしましい声に交じり、外国からのお客様も目立ち始め、駅中のテンションはさらにエスカレートしているようです。
 駅に降り立った人は皆一様にこのテンションに巻き込まれ、雑踏の中でも笑顔がはじけ、他の駅では見られない一味違う空気を楽しんでいるようにも思われます。

 その雑踏に身をおく当方も元気を貰いに月に一度の鎌倉詣でをしています。
 詣で先の料理教室では人生の大先輩達とも肩を並べてお味見にいそしんでいます。

 大先輩達は働く女性の先駆者で日本初の何々の肩書きを持つような方々ですが、ことお料理に関しては対等です。
 仕事を離れた天真爛漫な姿を見ているだけで1ヶ月分の元気をいただいております。

 その先輩達は永年お仕事に没頭され、今なお現役で続けておられますが、ご高齢でお1人住まいの方も多く、これから立ち向かう問題も様々な方向から出てくるでしょうが、これまで築いてきた、年齢に負けない精神力とパワフルさで、一つひとつをクリアして行く様をお手本として見せていただけるのではと期待しています。

 そして人生最後のエンディングをどのようにまとめていかれるのか

 終活という言葉がマスコミで取り上げられ、早3年。
 まだまだ現実的には話題先行型ですが、先輩はどんな終活を実行されるのか。

 お料理を介してお会いできた人生の先輩のこれからに注目していきたいと思います。

 先輩、よろしくお願いいたします!

自己流解釈にはやはり限界が

 先週、法務局で登記を行ってきました。NPOも登記が必要な法人なので、2年ごとに理事の任期が終わるごとに、登記し直していく必要があります。

 10年ほど前に設立した当時は、登記するにしても登記の仕方の情報があまりなかったので、素人の人が登記に苦労した話をインターネットで集めて参考にし、書類を作成して法務局に何回か足を運んだりしました。たしか2回ぐらいダメ出しをうけたような記憶がありますが、相談しても、ここは素人がくるようなところじゃない、ぐらいの感じで、そっけない対応されたのを思い出します。
 
 NPOだからか、NPOは外部の専門家に登記を頼まない場合が多いのかわかりませんが、いまは、いたって親切な対応で教えてくれます。対応が親切なだけでなく、法務省のホームページでは、登記の仕方や書類の書き方、どんな書類が必要なのかまで、詳しく見ることができます。

 今回は、このホームページを参考に資料をそろえ、1回でけりをつけるべく臨んだのですが、ダメ出しをされて、結局2回行く羽目になりました。
 実は昨年4月に、NPO法が改正されて、代表権を有しない理事について代表権喪失の登記をしなければいけませんでした(6か月以内に。すみません、やってませんでした)。
 代表権喪失登記と、2年に一回の登記も一緒にやってしまえ、と虫のいいやり方で臨んだ結果、ダメ出しを受けた次第です。自己流解釈のどこがダメだったのか、順をおって説明してもらったので、何となく登記の論理みたいなものを微かに感じ取った気がしました。よい経験でした。

気分転換

 昨日は月2回のペースで通っている趣味のキルト教室の日でした。
教室でいつもお世話になっている先輩は、ここ数カ月、体調が悪く下を向いて細かい作業をすることができない状態なのですが、昨日も教室をお休みすることなく、体調が悪くても楽しみのひとつとして通っているそうです。

 そんな先輩のために先生は、根を詰めなくても手軽ですぐに出来上がるミシンで作る小物を教えているのですが、それもなかなか楽しそう。
 キルトのように一つの作品を長い時間、手間暇をかけて作るものとはまた違った、出来上がった達成感をすぐに体験できるのがいいようです。

 先輩は、一年ほど前に自宅でミシンを買ったと言っていたのですが、ミシンを使うのが苦手だったり、やり始めることが億劫だったりで、買った時のままずっと箱から出さずにしまいこんでいたとか。
 今回、簡単に作れる小物を覚えたことで、そのミシンはやっと陽の目を見ることができ、空いた時間で気軽に小物作りを楽しんでいるそうです。家族やお友達へのプレゼントにして、喜ばれているとのことで、生地を買うのが追いつかないくらいだと言っていました。

 自分が苦手だと思っていることは、なかなか始めることができず、できることならやりたくないと思いがちですが、なにかのきっかけで、逆にどっぷりとはまり込んでしまうこともあるんだな、と思いました。
 私も隣でレシピを盗み聞きしていたので、気分転換にひとつ、作ってみようかなと思います。

お参りに行きやすい距離

 数年前、私の実家から自転車で行ける距離のところに新しく室内霊園ができました。

 当時、石材屋さんの営業の方からパンフレットをもらったときには「綺麗な霊園ができた」くらいにしか思わなかったのですが、それから数年経った今、見学に行ってみようかという気になっています。

 私の実家のお墓は、自然に囲まれた霊園墓地にあります。私が幼少のころ、祖母が亡くなったのをきっかけに、父が購入しました。
 それを機に、奈良の田舎のお墓に納骨してあった祖父の遺骨もその霊園に引っ越してきました。

 その霊園の周りは、山あり川あり、それはそれは自然を満喫できる場所にあるので、いつもお弁当を持って出かけ、子供だった私たち姉妹にとってはレジャーの感覚のお墓参りでしたが、家から霊園までは車で約2時間。近隣にも大きな霊園があるので、お彼岸時期には渋滞に巻き込まれ、更に時間がかかります。
 今になって、父に何故そこにお墓を買ったのかと聞いてみると、父にとってもレジャー感覚でお墓参りに行ける場所だったからとのこと。
 子供たちが大人になって家を出た今、高齢の父母が2人でお参りに行くのは、やはり遠く感じるそうです。

 15年ほど前までは、2カ月に1回ほどのペースでお参りに行っていましたが、ここ数年は、年に3回、2回のお彼岸とお盆だけになってきたそうで、昨年にはついに春のお彼岸しか行けなかったとか。
 両親も高齢になり、父の運転も心配になってきたので、あまり顔を出せなくなっても、きっと祖父母は許してくれるでしょう。

 そんな矢先、先日、地元の郵便局で例の室内霊園のパンフレットが置いてあるのが目に入りました。
 持ち帰って、今度はじっくり読みました。

 祖父にとっては2度目の改葬になるので、「落ち着かない」と、怒られそうですが、きっと年に数回しか行けないレジャー感覚のお参りよりも、お散歩感覚でまめにお参りしにきてもらったほうがいいのでは?と、遺された者の勝手な解釈で、お引越しの方向で話が進みはじめました。

最新のものがいいとは限らない

 最近まで、事務所の電話回線の中に、1回線だけアナログがあったのですが、それをやめてすべて光回線に統合しました。

 アナログ回線は停電時も使えるというメリットがあります。ただ、今の電話機は留守番機能など色々な機能がついていて電気がないと使えないものが多いので、停電用に、電気がなくても通話できる電話機を別に用意しておかないといけません。
 ながいことアナログ1回線も保持してきましたが、代替手段やらコストのメリットを踏まえると光回線にしてもよさそうなので、そうしました。

 ともあれ、われわれ紹介センターや葬儀屋さんにとって電話は生命線でもあります。このため、多くの葬儀社さんにとって欠かせないのが転送という機能になります。24時間ひとつの固定電話の前にスタッフがいられるという状況がない場合は、転送という機能を利用することになります。他の場所の固定電話や携帯に転送するという感じです。

 固定電話への転送は問題ないのですが、携帯・スマホへの転送は気を遣うことになります。電波状況などが悪ければ、つながらず通話できないという状況も生まれてしまいますから。

 なので、携帯への転送を利用している葬儀屋さんは切実さがあるので、この場所は電波状況がよくないとか、このエリアはどのキャリアが通じやすいとか、この機種がいいとか、ダメだとか・・・などよく知っています。

 最近のホットな話題では、スマホ関連です。現状、スマホを転送先にするのはリスクがありますが、それでもそうせざるを得ない状況の時には、できるだけバッテリー消費を少なくさせて長持ちさせる方法はこうだとか、「圏外着信お知らせメール」を利用していれば最悪すぐ折り返し電話ができるとか、LTEはつながりにくいので(何のために高いお金を払ってLTEにしたのか分からなくなってしまいますが)常時3Gに設定しておくとか・・・・です。

 つい最新のものにつられてしまいますが、いい面ばかりではないところが面白いところです。

大型連休

 ゴールデンウィークも最終日になりました。今年のゴールデンウィークは、首都圏では天気にも恵まれて、気分良く過ごすことができました。
 
 私も2日間お休みをいただき、大混雑は覚悟のうえで1日目のお休みに、東京ディズニーシーに行ってきました。舞浜駅から見えたディズニーランドの入口はあふれんばかりの人で埋め尽くされている状況でしたが、シーの方はそこまで混雑することはなく、自分の行きたい方向には自由に進むことができるくらいの混雑度で、並ぶことに慣れている私たち母娘にとっては全く苦にならず、快適に過ごせました。
 一方、偶然、知り合いが同日にディズニーランドにいたそうなのですが、こちらの方は、入園制限はかからなかったものの、人の流れに乗らないと前に進むことができないくらいの大混雑だったそうです。

 お休み2日目は、友人と3月にオープンしたばかりの、丸の内KITTEに行ってきました。こちらは思った以上に大混雑していて、エスカレーターやエレベーターを利用するにも行列に並ばなくてはならないほど。ちょうどお昼時だったこともあり、飲食店も全て行列ができていました。
 KITTE内を一通り見て歩き、丸の内の他のビル内にあるレストランでランチをとることにしたのですが、東京駅を少し離れると、人の数もぐっと少なくなり、いつもの休日のオフィス街という雰囲気でした。

 普段の休日ではなかなか行こうと思わない首都圏の観光スポットですが、ゴールデンウィークなどの大型連休がかもしだす雰囲気は混雑するとわかっていても出かけたくなる気分にさせてくれるようです。